金の卵を産むガチョウの育て方と職人問題Q&A@TOTO東京セミナー

3月3日 晴れ

 

残念な真実の瞬間。

今朝は横浜の安ホテルというか、旅館からスタート。
朝から綱島のクライアントのお店に現場打ち合わせに行くのに昨日は敦賀から移動、新幹線の中で慌ててホテルをとったら古い旅館をリノベーションしたのでしょうが、サイトで見た印象とびっくりするくらいイメージの違う昭和な宿で、安いわけでもないし、寒いし、狭いし、古いし、親切でもないし、4階までエレベーターなしの和室。アピールしたい一部分だけを切り取ってイメージを伝えるインターネットの怖さを思い知りました。(笑)
しかし、実際の宿泊こそがその宿にとっては真実の瞬間、私はもう2度とリピートすることはないと思いますが、ネット上で公開しているいい感じの写真と印象だけではなく、サービスなり、価格なり、何か次に繋がる強みを見出してもらいたいと思います。(苦笑)せっかく、(私が宿泊してみようかと思う位、)いいものを持っているのにもったいない。。

 

 

TOTO東京セミナー。

綱島での打ち合わせを終えて昼からは東京、新宿に移動。
新宿駅前のたいそう立派なビルにあるTOTO社の大会議室で開催された研修会にて講師を務めました。
関東圏のTOTOリモデルクラブのメンバー向けに配信された今回の募集では、遠く山形、仙台、福島、長野、大阪等々遠方から多くの方にお集まり頂き、4時間にも渡る長時間のセミナーにもかかわらず、皆さん最後まで一睡もせずに(笑)熱心にお聞き下さいました。

 

ガチョウ理論。

私の話は今回もいつもと同じ、職人の育成が切り口ではありましたが、原理原則のマーケティング論を展開です。あらゆる成果は目標達成能力を高めなければ手に入らない、そして目標達成能力という影響力を高めるにはコツコツした習慣を繰り返すのが遠回りのようで実は近道であり、マーケティングという自然に儲かるシクミは目的意識をしっかりと見据えた習慣に支えられるというガチョウを育てなければ金の卵は手に入らないと、いつものガチョウ理論です。

今回ご参加された方は皆さん職人の育成を手がけられている、もしくはこれから育成する決意を持たれた方ばかりで、私の当たり前の話の積み重ねにウンウンと大きく頷きながら熱心に聞いてくださいました。

 

逆説からの脱却。

特に、事業計画の策定を売り上げ目標からスタートして最後に人材に降ろしてくる、現在ほとんどの会社が採用している方式が、実は逆説であり、本来、原理原則に則って考えるならば、人材の力量に合わせて売り上げが弾き出されるはずで、採用計画や教育計画があってこその利益設定や売り上げ目標が決まってくるはずだと言うパラダイムシフトの話には大きく反応をしていただいておりました。(笑)

逆説は所詮逆説。私たちのような労働集約型の事業所は地に足つけて人づくりから地道に積み上げて行くしかないと思います。まず結果(売上高)ありき、人が増えまいと、スキルの向上がなかろうと、とにかく売り上げ目標は昨年よりも高めに設定して、後付けでやり方を考えるなんて、馬鹿げているのをご理解頂けたかと思います。

 

 

未来への扉は第二領域にあり!

ご参加いただいた皆様には、すぐに成果が現れず、地道地味なな取り組みではありますが確実に未来を標榜できる習慣化とセットのマーケティングに早速取り組んでいただくければ幸いです。第二領域と呼ばれる、緊急性の無い、しかし重要なことに取り組むことこそ、目先ではなく、未来を作る活動となりはずです。
本日、長時間にわたりお付き合いいただきました皆様ありがとうございました。

また、ちゃっかり書籍のご紹介と、東京開催の研修募集の告知もさせていただき、持参した書籍は完売、 早速研修にもお申し込みをいただけると覚書もいただきました。

ご縁に心から感謝いたします。(笑)

 

事前アンケートでの質問にお答えします。

せっかく、事前のアンケートにお答え頂いていたにも拘らず、セミナーの中で頂いたご質問にお答えできなかったので、以下にQ&Aを記載しておきます。あくまでも私の経験則と考え方なので、正解かどうかはわかりませんが、ご参考にして頂ければ幸いです。

Q:職人の定着率は良いが、新しい世代へ同じ志でやってもらえる若手の採用と教育方法

A:社長の熱い志を伝える場を持つことからだと思います。アウトプットしなければせっかくの志も伝わりませんし、それができれば志を共にする若手が集まってくる、もしくは紹介者が現れるのでは無いでしょうか。

Q:中々、求人を出しても応募してこない。どうしたら応募してもらえるようになるのか?

A:就職先を探している職人は皆無です。一から育てるしかないと思っています。

Q:職人を含む全員営業を行っているが、本気になって営業活動をしてもらえない、どうしたら・・・?

A:なんのために営業をするのか?という目的意識を再度確認して見られては如何でしょうか。成果がでなければ、自分たちの生活も良くならない、もしくは結果を叩き出せればそれが自らに返ってくることを理解頂くべきだと思います。

Q:木工事職人不足で困っています。多能工の職人さんを希望し探そうと思っています。

A:今後ますます多能工の職人さんを探しても採用は難しくなるばかりだと思います。育てることをオススメします。こんな研修期間もありますよ。→リフォーマー専門学校

Q:自社職人がいる強みを生かす方法を知りたい

A:職人にどんどん顧客接点で活躍する場を作ってあげてください。強みが伝わるはずですし、コミュニケーション能力がアップすればさらに強みが増すと思います。

Q:自社職人を育成するには、どうしたらよいのか

A:まずは育成を担当する職人との目的意識の共有、そして役割に応じたマーケティングアクションの実践を全員で行うことが必要だと思います。

Q:大工仕事だけでなく、施工管理などを含めた社員大工を育てたいが、どのような所から採用すれば良いか判らない。

A:関東では子供へのアンケートで大工は7位に入っています。高校、専門学校、大学は問いませんが若者が魅力を感じ、親御さんも納得するような労働環境、雇用制度、キャリアプランを整え、新卒採用に取り組まれることをオススメします。

Q:若い大工の確保が難しい

A:育てましょう!

Q:求人を出してもこない。職人の高齢化になってきている。

A:一から育てましょう!

Q:若い人を採用して育てて行くために、どうすれば魅力ある仕事とできますか?

A:まずは他業種に負けない就業規則、賃金規定、保証制度、キャリアプランを整えることから、従業員さんと共有、共感してもらえる理念の策定、顧客接点への露出を増やすことで顧客の喜びを肌で感じ、やりがいと魅力を感じてもらえるようになるのではないでしょうか。

 

以上、ご参考にして頂ければ幸いですし、もう少し詳しく説明が必要ならばお気軽に高橋までメールもしくはメッセージを頂ければと存じます。(^ ^)

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