投稿者「高橋 剛志」のアーカイブ

風の時代に対する誤解 #自己正当化と都合解釈

令和3年1月23日雨

設計の日

昨日の朝から降り出した雨は季節はずれの長雨になり今日も1日中振り続きました。今日は1日中事務所にこもって珍しく設計チームのサポートをすべく、CADを立ち上げて店舗の納まり図面や、新築の構造図等、(簡単な)図面を描き続けました。設計自体はそんなに得意ではないし、ずっと設計業務に携わって熱心に勉強している設計チームの担当者の方が間違いなく私よりセンスは良いのでしょうが、開口部の内法を揃えるとか、製材されてくる構造材の寸法に合わせて建物の架構を考えるとか、現場での経験を積んだ大工上がりの視点でアドバイスをしておきました。たまにやってみると完成をイメージしながら図面を書く作業は楽しいものです。

目指すべきは真の価値創造

夕方からは同業の若手経営者と(これも珍しく)サシ飲みで語り合うべく明石の老舗寿司店へと足を運びました。私は全国や地域の事業者団体に数多く参加しており、50歳も半ば近くになった年齢的なものあり、そのうちいくつかは会長職や副会長など運営側の役を拝命しています。商圏が重なる同業者とも「我々が目指すべきは競合他社を蹴落して、自社の受注を取りまくることではなく、真の顧客満足であるべきだ。」との考え方をもとに、近くの工務店やリフォーム会社とも競合として敵対視するのではなく、切磋琢磨しながら共に成長すべく、忌憚なくなんでもいい合える関係を長年築いてきました。そんな立場的な視点から今日はどうしても聞いて(言って)おきたいことがあり、年下の若手経営者を私の方から食事に誘いました。

地産地消の啓蒙活動

実は私、数年前に兵庫県の林務課から地域木材活用の啓蒙団体の運営を委譲されて代表を務めています。その運営資金の捻出のために第三者的な立ち位置で、建築知識のある事務局担当者による地元産財の活用とともに、地域で活躍する安心安全な住宅を適正な価格で請負い、工事を行っている工務店を紹介する仕組みを構築してきました。工務店でありながら、同業他社を紹介する仕組みを作ってきたと言うのは少しおかしな話ではありますが、規格化された大して性能も高くない住宅を注文建築だと言って高額で販売する営業会社である大手ハウスメーカーに比べて、資金力が脆弱で宣伝広告やプロモーション、莫大な費用をかけ続けて住宅総合展示場にモデルハウスを出店するなどの集客は出来ないけど、ハウスメーカーよりもずっと顧客に寄り添い、丁寧な良い家づくりができる工務店さんを多くの人に知ってもらいたいと思ってその団体を運営しています。

ボランティアじゃ無くミッション

ちなみに、私のような工務店経営者が代表務める工務店を紹介する団体で、私が自社の受注をとってしまっては、公平性が担保できないと言うことで、弊社はその団体からの紹介先として外しています。何年にも渡って1円の見返りもない事業に時間とお金を使い続けているのは、正直ばかばかしい話ではありますが、業界全体が少しでも良くなれば良いと思いますしし、何より夢のマイホームを取得しても後悔する人が後を絶たない現状を、モノづくりを生業にしている一人の設計士であり職人としての観点から改善できれば良いと思っています。住宅は人生を作る環境であり、建築にはものすごい力があると信じているからです。そして、私が創業以来からのミッションに掲げる職人の地位向上は、まず工務店が安定経営の基盤を整えて人材育成に取り組んでもらうことが不可欠で、そこには理解ある見込み客の集客が欠かせないと思うからで、ボランティア活動では無くミッションです。

人材育成の為の環境整備

そんな私の立場的なこともあり、余計なおせっかいとは思いつつも、メンバーの経営者向けにアドバイスやワークショップを開催したり、ときには厳しい批判をすることも少なからずあります。その根底にあるのは、自分だけが良ければ良いのじゃないってことと、住宅事業に携わるには常に今だけではなく、長期的な視野に立って経営を行わなければならないと言うこと、そして、事業を成り立たせる売り上げ利益は非常に重要ですが、同時にそれを継続させるための人材育成に取り組み金額だけでは計れない価値を想像するべきだと言うことです。特に、ものづくりの本質である作り手の育成は大きな先行投資が必要なだけに長期的なビジョンとともに覚悟を持って向き合わなければ絶対に前に進みません。一般社団法人職人起業塾で建築実務者向けの研修事業を行なっていることもあり、そこに取り組んで貰える状態を整えるお手伝いをしたいと思っています。

世の中はすべからず表裏一体

新型コロナによるパンデミックを機に、世界中の価値観がひっくり返り、風の時代になったと言われます。ロジックではなく感性重視の時代とのことですが、それは思いつきばったり、気の向くまま、嫌な面倒なことから逃げる、好きな事だけをやってればイイ、個人主義を貫く、周りへの影響を顧みない、今だけ良ければイイ、金だけ儲かればイイ、自分だけ良ければイイと言った価値観が正当化される時代という意味では決して有りません。むしろ、自由は責任とセットだと言われますし、自由を手に入れるためには力を身につける必要があるのは時代に関係無く通ずる真理です。世の中はすべからず表裏一体だと考えれば、風の時代にこそ、根本的な部分についての確固たるロジックとその理論を口先だけでは無く行動で示す信頼性が重要になったと言えると思うのです。今夜、次世代を担ってくれると期待を寄せている若手工務店経営者にはそんな在り方を今一度見直し、面倒で苦手な事から逃げるのは金輪際やめにして圧倒的な信頼性を持って工務店業界を盛り上げてくれ!と強い口調で言っておきました。もちろん、自戒を込めて。こんな一見無駄な事の積み重ねが、きっと、少しずつ四方良しの世界に近づいていくのだと信じつつ。(笑)


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同じ資金計画で中古リフォームから新築? #卓越の戦略

令和3年1月22日雨

記念日決め放題。

いい夫婦の日と言えば11月22日と思ってましたが、1月22日もどうやらいい夫婦の日らしくて、〇〇の日と言う記念日は思いついた人が勝手に作りたい放題なんだと改めて。ついでになぜかカレーの日でもあるらしく、今日のランチは自作のカレー。ではなく、少し悲しい気分になりつつも、大好きなカレーカップヌードルをすすってしまいました。深い意味があるなしにかかわらず、単純に記念日だと言うだけで何かしら人の行動を促すもの、私も何か語呂合わせを考えて何とか記念日を作ってみようかと思ってしまいました。と言っても、あまりいいのが思いつかないので、社内でスタッフに募集してみたいと思います。

何を伝えるかよりもどう伝えるか。

金曜日は朝活の日では無いのですが、スタッフ佐藤君が参加しているBNIアルバトロスチャプターでメインプレゼンテーションの担当が彼に回ってきて、昨年末まで私が主催する一般社団法人職人起業塾で行っていたリーダーシップ研修の内容から「事業の棚卸しと細分化したマインドマップをもとにプレゼンテーションを行います。」と彼に報告を受け、興味があったので私もゲストとして参加させてもらいました。口下手の佐藤君にしては、(結構練習したのでしょうが、笑)なかなかしっかりと私たちの新しい事業内容について説明をしておりました。ただ、今は風の時代、何を伝えるかも大事ですがどのように感情に訴えて聴き手に伝えるかが非常に重要です。上手に話すことに集中し過ぎて、熱い思い、パッションが伝わりにくくなってしまっていたのが少し残念でしたが、我々の事業の目的をよく理解してくれている感じが伝わり、わたし的には合格点をあげたいと思います。(笑)

契約とは約束。

朝活の後は今年初めてとなる新築工事の契約に設計担当のまゆみさんに同行して、設計事務所としての重要事項説明(一応、管理建築士です。)と、工事請負契約書の約款についての説明をさせて貰いました。資金計画と土地探しを終えて、設計、プランニングの段階になるとほぼ私はノータッチで設計スタッフと大工スタッフに任せてしまうのですが、これから始まるお客様との長いお付き合いの節目となる契約にはできる限り立ち会わせてもらうようにしています。スタッフとともに誠意を持って理想の暮らしづくりに精一杯の努力をいたします。との思いを込めて、末長いお付き合いを約束して契約書を締結してきました。

信頼関係からのスタート。

私たちつむぎ建築舎は、一切の宣伝広告を行っておらず、基本的にご紹介とリピートのお客様だけで事業を成り立たせています。ごく稀にホームページからの問い合わせもありますが、検索で上位に表示されるSEO対策も随分前に切っておりますし、ブログでの情報発信はしていますが、インターネット上のプロモーションも一切行っておりません。京都のお茶屋さんのように一見さんお断りと言うわけではありませんが、ご縁を頂く当初の段階から信頼関係の構築ができやすい方と仕事をしたいと言う思いがあり、とにかく工事を終えてお引き渡しする際、その後のお付き合いを通してご縁をいただいた方にご納得、ご満足頂いて、つい知り合いに紹介したくなるように、現場での顧客満足を最大限まで高めるようにスタッフとともに様々な努力を重ねています。

同業者からの紹介

紹介で生業を成り立たせているので当然ですが、いろんな方からお客様をご紹介いただきます。本日ご契約いただいた方は、いつもとは少し毛色が違い同業者の工務店さんからご紹介してもらいました。紹介してくれた工務店さんは私が主催する塾の塾生でもあり、数年前から新人営業マンの彼に資金計画の組み立て方からマーケティングまでさまざまなレクチャーをしてきたこともあり、自分が忙しすぎて対応できないこともあって弊社のスタッフに連絡をくれたようです。ただ、紹介された当初は新築ではなく中古物件の一戸建てを買ってリフォームをして住み変える計画になっており、ほぼ決めかけていると言う候補の中古物件の調査に行ったのがきっかけです。

中古を買ってリノベーションの是非。

近年、中古物件を買ってリノベーションするのが少しブームになったこともあり、新築にこだわらず住み替えの中古物件を探される方も多くなってきました。私もよくそんな相談を受けるのですが、十中八九、物件購入をお勧めしません。とアドバイスしてしまうのが実際で、中古物件を購入してリノベーションしましょうと実務に進むのはほんの稀な案件のみです。正直なところ、私としては目の前に仕事がぶら下がっているのにそれをなくしてしまうような選択は、少し残念ではありますが、長い視点で物件の価値を見たり、耐震や断熱の性能面とイニシャルコストだけではなくランニングコストや、住宅ローンの適用金利など、トータルコストを考えると、やめておきましょうとアドバイスする結果になってしまいがちです。仲介をされる不動産屋さんには随分と嫌われますが、良心に従った結果ですので致し方ありません。(笑)

ご縁に感謝。

今回ご契約となったお客様も、結果的に(ほぼ決めかけていた)築浅の中古物件を買ってリフォームをするのをやめて、神戸市から外れた少し西にエリアを変更して広めの土地に必要な間取りを兼ね備えたコンパクトな新築住宅のプランに変更することになりました。全体の資金計画的には、国交省の補助金の活用などもご提案したこともあり、中古物件を購入するのとほぼ同じ金額ではるかに使いやすい、住みやすい家が出来上がると随分とお客様には喜んでいただいています。契約後に、「当初出会った頃のリフォームプランから考えるとずいぶん大きな変更になりましたね」と申し上げると、「本当にあなた達に出会えて良かった」と嬉しい言葉をいただくことができました。ご紹介いただいた工務店さんにもきっと喜んでもらえると思います。(笑)

目指すのは四方良しの世界。

私たちが信奉する原理原則に則ったマーケティング理論を如実に表す「卓越の戦略」と言うものがあります。それは戦略というよりも世界ナンバーワンマーケターと言われていたジェイエイブラハム氏が提唱した「あり方」で、株式総額を含めて押しも押されぬ世界一のブランドApple社も取り入れているその戦略(在り方)の中に、「まだ顕在化していない顧客の真のニーズを汲み取り導くリーダーとなる」と言う一文があります。私たちはプロフェッショナルとしてお客様に言われたことをそのまま鵜呑みにして行うだけではなく、本質的な願望や要望を汲み取り、それを実現するための提案をできなければならなくて、出来る限り綿密なコミニケーションとUX的な観察・調査を行うことで、潜在的に眠っているニーズを汲み取り、それを実現して初めて事業の目的に沿った仕事ができると思っています。そんな思いをプランを作る設計担当から実際に現場でものづくりを行う大工、そしてアフターフォローを行う担当者までの全員で共有して初めて工務店としての強み、存在意義を発揮できると思っています。また一歩、四方良しの世界の実現に近づけたような気がした良い1日でした。(笑)


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言ったもん勝ちの世界の終焉 #本物の時代

令和3年1月21日晴れ

新大統領就任。

雨降って地固まる。と言う表現が適当かどうかは分かりませんが、とにかく大きな混乱もなくアメリカはバイデン新大統領に政権が移行しました。ここ数日、アメリカ大統領就任までにクーデターまがいの大きな波乱があるとあちこちで耳にして、これをみたほうがいいと紹介されるYouTubeを見てみると、これが真実だ!との触れ込みでバイデン新大統領こそが巨大な悪の中枢で、トランプ元大統領は長年不正を続けてきた闇の組織を暴く正義のヒーローの扱いになっている動画がたくさんでした。一昨日配信された動画にはメキシコとカナダの国境から250,000人の人民解放軍が国境を越えて侵攻したとの情報を大手メディアは隠しているが真実だ、いよいよ戦争が始まったのだ。と気勢を上げる方までおられました。それはないやろう〜、と、その動画を見て私は一気に冷めてしまいましたが、少なからずバイデン新大統領に選挙戦での不正があったと思っている方はきっと今でも多くいるし、これからまだ不安定な政治状況が続くと言う話題はネットの中で拡散され続けるんだと思います。

沈黙は金か?

中国の古いことわざで雄弁は銀、沈黙は金と言うものがあります。私は20年以上建築会社の経営を続けてきて、ペラペラと必要以上によくしゃべる男がいかに信用できないかと言う事例を数多く体験し、言葉ではなく行動でしか人を評価してはいけないことを骨身に染みて知っています。なので、上述の沈黙(してても行動で示せる人)は金、と言う価値観が人を見るとき、評価するときの根本にあります。もともとのことわざの意味合いとは少しズレるかもですが、言ったもん勝ちの世界にだけは絶対になってはいけないと思っています。しかし、インターネットの発達で誰もが自分のメディアを持ち、自由に情報発信できるようになった今の世の中では、フェイクニュースが蔓延しているだけでなく、少なからずオーバートークやポジショントーク(自分に有利なロジックを並べる)がそこここに散見されます。今は、言ったもん勝ちの世の中になってしまったと少なからず嘆いています。

メッキだらけの世界。

しかし、薄っぺらいメッキは必ず剥げるのは物事の理。今は時代の大きな変化の過渡期にあり、大容量のデーター通信が誰にでも簡単にできる様になった事でブレイクしたYouTubeが目新しいこともあり、大きな人気を博して情報配信による認知拡大、集客ツールとしてもてはやされています。アメリカ大統領選挙にまつわるフェイクニュースが繰り返し拡散された事でもわかる様にYouTubeこそ言ったもん勝ちの最たるメディアになっていると思います。フェイクニュースもまさかここまで嘘を堂々と言わんやろーと思うくらい堂々と繰り替えされると、だんだんとそうかしら?と思ってしまうのは人間の心理の怖いところですが、これはフェイクニュースだけではなく、利益誘導のためのボジショントークでも同じで、建築業界でも専門家として一般消費者に正しい知識を身につけてもらいたいとの思いで客観的事実を配信している様でも、結局それが自社にとって都合のいい側面だけを述べてしまっている動画の多い事に少しうんざりしています。

言ったもん勝ち、やったもん勝ち。

今日、紹介で相談に来られたお客様は一年ほど前に新築で夢のマイホームを手に入れられた方でしたが、予定していた二期工事を新築を発注した施工業者には頼みたくないと、私たちのところにお越しになりました。話を聞くと、その業者の経営者は契約するまでの態度と契約後のそれとは全く180度変わり、細かなニーズをくみ取って一緒に満足できる家づくりを行います、とか、家は出来上がってからのメンテナンスも重要です、頻繁にコミュニケーションをとって、維持管理をしていきましょう、などと耳障りのいい事を並べていたにもかかわらず、結果的には電話をかけてもメールを送っても返信もなく全く連絡を取り合わない様になってしまったとのことでした。私としては双方のお話を聞いたわけではないし、同業者のことをジャッジする立場ではありませんが、同じ建築業者として、住まい手側の契約の履行(請求通りの代金の支払い)が誠実に行われたのであれば、長年に渡って責任をとる義務があると思います。これもまるで言ったもん勝ち、やったもん勝ちの世界です。

本物の時代がやってくる。

私が原理原則に則った経営を行う古典的マーケティングを学び出した15年前に、まず始めにやり方では無く在り方を学び、自ら正せと当時まだご存命だったメンターに教わりました。そして、まず作ったのは、私たちが何の為に、どの様な想いでこの事業に取り組んでいるかをリアルな自己開示と共に言葉に表す事と、それを言葉だけでは無く、仕組みに組み込んで実業で必ず実現できる体制(状態)づくりでした。この地道な取り組みこそが、自分から売り込む事なく安定的な売り上げ、利益を上げ続け、事業を存続させる力でありロジック(マーケティング)だと教わりました。その時の文面は今は新しくなった株式会社四方継のHPからは見ることが出来なくなっていますが、その文末に私が書いていたのは「本物に時代がもうすぐやってきます!」との言葉でした。現在の言ったもん勝ちが蔓延る風潮に抗う意味を込めて、初心を忘れることがない様に近いうちに社名等の修正を行ってからHPに戻してもらおうと思います。当たり前のことが当たり前に為す人と人との繋がりこそが四方良しの世界を作ると信じてやみません。以下に、創業の想いの文章を改めて再掲しておきます。

ご縁を頂いたあなた様へ

私のことについて。

はじめまして、すみれ建築工房の代表取締役 高橋剛志と申します。初めてのご挨拶として自己紹介がてら、少しだけお話をさせて頂いてもよろしいでしょうか。
私は生まれも育ちも、今までの人生のほとんどをこの地で過ごして来た、根っからの神戸っ子です。その性分と言いますか、特徴はと言いますと、片田舎の小都市であるにも拘らず、古くから港町として栄えて新しいもの、珍しいものを早くから取り入れてきたことの名残りが街の随所に見られるように、異文化を柔軟に受け入れることだと思っております。目新しいものにはなんでも興味を持って、すぐに飛びつく、と言ったあまり良くないような風にも言われますが、本当に価値があるものか?使えるものなのか?広く受け入れられて定着するものなのか?と言った、本質に目を向けて判断するバランス感覚は知らず知らずのうちに養われてきた様に思います。関西に在って、大阪のような経済の中心でもなく、京都のような歴史の中心、表舞台だったような風格もなく、港が栄えたことによって幾ばくかの産業をもたらされただけの小さな町はとても窮屈な感じがして、若い頃はあまり魅力的には感じずにこの地から離れて暮らすことを選んだこともありました。しかし、離れてみると、住んでいた時には感じなかった良さが見えてくるもので、神戸の小さい町特有の仲間意識や、海と山がいつもそばにあり気軽に自然に親しめるロケーションが実は好きでたまらないということに気付き、何年も経たずにこの神戸の地に舞い戻ってくることになりました。

被災地での経験。

神戸に帰ってきてからの私は様々な仕事につきました。学歴も、資金も、コネクションも持たない自分が将来を切り開いていく方法を懸命に考えました。そして、たどり着いたのは、ありきたりですがやはり手に職をつけるということでした。それからは大工の見習いとして小さな工務店に働きながら、将来の独立を夢みて独学で建築の勉強をする日々が続き、数年後には建築士の資格を取得することができました。そして、奇しくもその翌年に、あの大震災が起こったのです。その時、私も被災者の中の一人でした。水道もガスも一月以上復旧せずに、神戸市外の親戚の家までお風呂を使わせてもらいに通いました。母親が住んでいた団地は玄関ドアの開閉が出来ないほどの損傷を受けて、全壊の判定を受けましたし、震災の当日に見舞いに行った長田地区の友達や知り合いの家や事務所は瓦礫の山と化していました。あの地震でたくさんの方が尊い命を亡くされ、神戸の経済が壊滅的な打撃を受けたのはご存知の通りです。実は、震災前の神戸の建築業界は構造不況とも言える大不況の真っ只中にありました、小さな工務店などは息も絶え絶えな状態のところが本当に沢山ありました。それがあの震災を期に、捌き切れないほどの仕事が突然舞い込んできて、神戸の建築に携わる者全員が息を吹き返したのもまた事実なのです。まずは仮設住宅の建設、次には膨大な数の倒壊した家屋の解体撤去、そして街が少し落ち着くと資金がある人は我先にと新しい家を建てたり被害にあった部分を直したりしました。私はその頃はまだ大工職人として工務店に勤めておりましたので、休みも無くがむしゃらに働くだけだったのですが、今考えると、そんな中でより忙しくしている会社に転職をしたりもして、独立への基礎を固めた時期でもあったようです。私の人生もあの地震で大きく変わったのは否定することは出来ません。『すみれ建築工房は、阪神・淡路大震災がきっかけで出来た工務店である。』というのもまた事実なのです。

私たちの存在意義。

私たちはとても小さな会社ではありますが、その誕生のきっかけの底辺に神戸の人たちの大きな悲しみがある以上、ほんのちっぽけなことでも、何かお返しをしなければならないと考えます。そして、その悲しみの原因は天災だけではなかったのです。震災後、私たちは瓦礫の山になった住宅を押し分けるようにして家を建てていきましたが、倒壊しなかった家というのは特別な構造の住宅では決してありませんでした。現在では震災の教訓を生かして建築基準法は改正され、検査での技術的な水準は大きな進歩をしましたが、その当時でも、昭和56年に制定された新耐震基準と言うものがありました。実際、倒壊した建物のほとんどがその基準を満たしていなかったのですが、それはただ、築年数が古かったというだけの理由ではなく、構造的な根拠を持たない建築業者や大工が安易にリフォーム・増改築を行ったことに起因して壊れてしまった建物も沢山あったのです。それは完全に旧態依然の悪しき慣習にどっぷりと浸かった建築業者による人災だったのです。震災の復興事業は誰が想像したよりも早く進みました。しかし、それは表面上だけで、被害が大きかった地域に少し入ると基礎だけが残されて、更地にもならずに放置されたままになっている土地が未だ随所に見られます。それと同じように日本全国から建築業者が集まってドサクサの中で行われていた建築の震災復旧では、実は表面上だけの繕いに終始して、本質的な問題解決をなされないままになっている建物もいまだに多くあるようです。震災前までの長年の間、神戸の産業の中心だった港湾関係の活気は震災前の面影には戻りません。真の震災復興と言うのはありえない、と言っていいほどあの地震は取り返しのつかないほどの深い爪あとを神戸に残して行きました。そんな表面的な震災復興が終ったタイミングで創業した私たちは自分たちの存在意義を考えます。建物の作り手として、設計者として、建設業者として、人として、何のために存在しているのか、何のために存在を許されているのか、その答えを探すことが、神戸で震災後に生まれた建築業者としての事業そのものであると考えております。
・私たちは、お客様の命をお預かりしていることを、認識しています。
・私たちは、お客様の生活の基盤を作るお手伝いをしていることを理解しています。
・私たちは、お客様の楽しく、明るい、幸せな家庭を築くために神戸の地で建築の仕事を続けていきます。

ご縁を頂いた方との約束。

小さな町神戸で、私をはじめ、すみれ建築工房のスタッフ一同は、生涯をかけて、私たちに関わって頂く、すべての方々の楽しく心地よい暮らしと、安心と安全の住まい、そして明るい未来に向かえる生活の基盤つくりのお手伝いに情熱を傾けることを決意すると共に、固く約束致します。この約束を守ること、この約束を継続し続けることが私たちの存在意義となって行くのだと思います。そして、この約束を守るために、私たちは考えうること全てに取り組んでいきます。まずは、はじめの接客窓口からご希望を真摯に伺うヒアリング。そして設計、プランニング、積算、見積りを一貫して行える設計部門の内製化と、スキルの向上への絶え間ない努力。次に、思いをカタチに具体化する、建築現場での作業を自社の社員で行う内製化と、技術基準の平準化、そして厳正な社内検査による品質の確保。工事が終わってからも、普段からお住まいに関するあらゆる問題点をいち早く解消出来る様に、常時専任の担当者が半年に一度以上の頻度で定期的に無料メンテナンスに巡回する仕組みも構築してきました。私たちはとてもちっぽけな会社ではありますが、ものづくりを自らの手で行うことにより、私たちと関わり合いを頂く皆様に安心・安全・ココチよい、を確実にお渡しすべく、固い志をもってこの神戸の地にゆっくりと、そしてじっくりと根を張ってきました。あなたさまが私の思いを聞いて下さったこと、そして、このような出会いがあったことに心から感謝致します。ありがとうございます、そして今度は私たちにあなたさまの思いを是非お聞かせください。ホンモノの時代がもうすぐきっとやって来ます!


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読んでから行くか、行ってから読むか。#お伊勢さん詣 #神話の世界

令和3年1月20日快晴

禍福糾える縄の如し。

昨日から伊勢に来ています。毎年、新年の松の内が明ける頃に、松坂で建築・不動産事業を営まれている上月社長にアテンド頂いて信心深い同業の仲間と一緒にお参りさせて頂いている伊勢神宮に今年も無事にお詣りすることが出来ました。例年は地元伊勢のカリスマ現地ガイドさんの説明を受けながらの参拝なのですが、新型コロナの影響でボランティアガイドの活動も止められているらしく、今回は以前にガイドさんにお聞きした説明を皆で復習しながら外宮、正宮、別宮を回ることになりました。伊勢神宮の鳥居にはなぜ〆縄が無いのか?など、鳥居をくぐる前から足を止めて丁寧に説明してくださったガイドさんがいなかった分、今回は例年に比べて参拝が早く進み、今まで立ち寄れなかった別宮にもお詣りする事が出来たのは瓢簞から駒?災い転じて福と成す?的な感じでとても良かったです。

別宮コンプリート!

ちなみに、今回の参拝でお参りしたのは、内宮(皇大神官)の別宮では荒祭宮、月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮・瀧原宮、瀧原並宮、倭姫宮、風日祈宮。外宮(豊受大新宮)の別宮では多賀宮、土宮、月夜見宮、風宮と格が高いとされる別宮をほぼコンプリート出来たのはとても嬉しい誤算でした。特に、正宮(内宮)から車で30分以上離れているにも関わらず毎年必ず立ち寄るゼロ磁場のパワースポットとして有名な瀧原宮の前に、この地に天照大御神が祀られるきっかけとなった倭姫のエピソードが絵で紹介されているのを見ていたその倭姫を祀られている別宮に足を運べたことで神話の世界がより身近に感じる事が出来たのは大きな収穫でした。

無宗教ですが。。

実は私、毎月御朔日に近所の氏神様にお参りに行ったり、神道において最高神と言われる天照大御神を祀っている伊勢神宮に毎年通ったり、初詣は日本最古の神社とも言われる大神神社に詣ったり、日本でもっとも高い霊場であり、神社がある富士山に10年間続けて登拝したりしておりますが、普段からがっつりと神道を宗教として認識し、信者として過ごしている訳ではありません。「あなたの帰依する宗教は?」と質問されたら「残念ながら無宗教なんです、」と答えています。ただ、日本人としてふつーの感覚で八百万の神の存在をさほど意識する訳でもなく、そもそも在るものとして当たり前に認識しているというのが正直なところです。神道系でも天理教や金光教など、熱心に活動されている方からすると信仰しているとは言えない頼りなさですが、世の中には自分自身の力ではなんとも出来ない事がたくさんある認識は持っていて、八百万の神に対して畏敬の念を持って向き合うようにしている次第です。

薄い様で深い日本人の宗教観。

ちなみに、宗教色の強い国と言えばやはりイスラム諸国だと思いますが、イスラム教徒がモスクに礼拝に行く数よりも日本人が神社に足を運ぶ数の方が何倍も多いと言われます。日本人ほど宗教に関心が薄い国民は世界に無いと言われることもありますが、実は古代から連綿と続いてきた日本人の宗教観は八百万の神と言われるほどの多神教であるが故、表面的な意識をしないまま、全国民と行っても過言でないくらいに広く、そして奥深くまで浸透しているのかも知れません。自然な感覚で日本中どこにでもある神社に立ち寄る度に、感謝を胸に、願望やそれについての決意を空で唱えるのは日本人なら誰しも違和感を感じないと思います。そんな神と自然と人間との緩やかで実は固く結ばれている関係が世界に誇れる日本人らしさを形成しているのではないかと思っています。

神の存在。

そんな、あまり熱心ではない私の信仰(というのもおこがましい?)ですが、年々歳を重ねる毎に興味が湧いてきて、少しずつではありますが信仰心が芽生えてきている様に思います。だからこそ、三輪山や富士山に登拝したり、伊勢神宮に通ったりするのですが、その様な経験を積み重ねる度に神の存在を感じる事が多くなりました。昨年から通い出した屋久島は半分は屋久島で作られる屋久島の杉で作ったフローリングなどの製品の販売・流通を通しての仕事で、地域活性化の為に山と街を繋げる取り組みの一環ですが、あと半分は九州の山岳信仰のメッカの屋久島にお詣りに行っているというのが正直なところです。屋久島の森に入って樹齢7千年と言われる縄文杉に代表される樹齢1000年を優に超える屋久杉や太鼓岩と言われる巨岩に向き合う事で間違いなく何か目に見えない力を与えられていると感じます。若干、スピ系のノリなのは否めませんが、目に見える事より目に見えない事の方が圧倒的に多いのも真理だと思っています。

アマテラスの暗号

そんなこんなですっかり他力本願な考えが染み込んでいる私ですが、この数年、大好きな歴史小説のジャンルも戦国時代一辺倒から神話系にまつわる本を読む事がとても多くなっています。衝撃的に面白く、のめり込んだのは高橋克彦さんの「竜の柩」で古代日本と世界最古の文明と言われるシュメールが繋がっていたと言うトンデモ系ではありますが、あながち単なるフィクションじゃないのでは?と思えて、その後、関係する九州の宇佐神社や国東半島の聖地巡礼まで行ってしまったくらいです。(笑)そして、今回のお伊勢さん参りに合わせて読んだのが「アマテラスの暗号」で、ダビンチコードを凌ぐ名作と書かれた帯に惹かれて手に取りましたが、非常に面白く、伊勢神宮参拝の楽しみが倍増しました。映画と原作の関係の様に、読んでから行くか、行ってから読むかの悩ましい問題は(繰り返しお参りに行くなら)関係なく、ずっと楽しめる視点を持つ様にできる良書です。お伊勢さん詣でに行かれる方は是非読んでみてください。強くお勧めします。(笑)
こちらからどうぞ→https://honto.jp/netstore/pd-book_30406878.html


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フツーの感覚。#アメリカ非常事態宣言の行方


令和3年1月19日 曇り

重要緊急案件。

松坂に来ています。すっかり毎年の恒例行事となった、松坂の経営者仲間の上月社長にアテンド頂いての伊勢神宮参拝に今年も参加すべく松坂駅近くのホテルに前乗りしました。県を跨ぐ移動、不要不急の外出を自粛する様にとの井戸知事からのお達しで、緊急事態宣言下の兵庫県ではありますが、一年に一度しか無い外宮、内宮、そして数々の別宮を一気にお参り出来る貴重な機会なので、絶対に感染しない、させない様に感染対策に万全を期して参拝に来ることにしました。そもそも、日本の最高神と言われるアマテラスの大神に四方良し成就の本願を祈るのは非常に重要ですし、毎年の習慣は欠かさず重ねてこそ習慣、重要緊急な案件です。(^^)

コロナの地域格差

夕方からは松坂に集まられた久しぶりに会う遠方から来られた経営者仲間と食事をしながら、近況報告しあったり情報交換の時間を持ちました。話題の中心はやっぱりコロナによる影響と厳しい環境をどの様に切り抜けるかの情報交換となりましたが、私が改めて強く感じたのはコロナに対する意識は(当たり前ですが)地方によって大きく違うことで、メディアでは毎日、これでもかというくらい医療壊滅だとの危機を伝え続けていますが、コロナに対する認識は日本全国同じじゃないし、感染者数が少ない地域は全く他人事としてしか捉えられていない様でした。地方都市の首長が大人数の会合に出席したと叩かれていますが、本人には全く悪びれた様子も無いのも致し方ないと思った次第です。

事実は小説より奇なり?!

コロナ以外の話題としては、非常事態が発令されたワシントンでいよいよ明日に迫ったアメリカ大統領の政権移行が平和裏に終わるか、それともネット上を大いに賑わしている様にトランプ側がバイデン側を一斉検挙して負けたはずの政権を維持して闇の組織を暴くか?でした。トランプ大統領はそもそも軍部の中枢と深く関わっており、大統領就任式の警備と称して展開した州兵は実はバイデン一派の検挙の為に市中に繰り出しているのだとのまことしやかな情報が流れ、そんなことないやろー、と思いつつも事実は小説よりも奇なりって事もあるし、もしかすると、と思ってしまう人も少なくない様でした。

日本ユダヤ道祖説

今回、お伊勢さん参りに行く道すがら私が読んでいた本「アマテラスの暗号」は「日本人、ユダヤ人同祖説」をテーマに扱っていて、小説ではありますが、実際に学術的にも認められている事実も織り交ぜられており、どこまでがフィクションでどこからが本当のことなのか、読み進める内にさっぱり分からなくなってしまいました。以前から日本人とユダヤ人の共通点は数多く指摘されておりましたが、私は縄文時代に遡って祖先が同じって可能性くらいは有るよねー、程度に思っていました。この本を読み進めていく内に、今後イスラエルやロスチャイルド家をはじめとする西欧のユダヤ系財閥との関係が劇的に変わるとんでもない事実が明らかになったのではないか、なんて思いはじめてしまいました。(笑)

緊急事態よりも非常事態。

いわゆるトンデモ系と呼ばれる陰謀論や神話に隠された秘密、徳川埋蔵金等々歴史に残された暗号を読み解くのはロマンがあるし、ワクワクします。明日の大統領就任式を控え、アメリカで軍部主導の大々的な新政権関係者の一斉検挙が始まるとの噂も、それを信じている人は現代の大手メディアは悪の中枢に抱え込まれて真実を一切伝えないと言って仕事も手につかないくらい、YouTubeの関連動画を見漁っておられます。私としては可能性がゼロとは言いませんが、確かなエビデンスを示されたとしても盲信する事なく、(楽しむのは自由ですが、)フツーの感覚で対応するのが一番だと思います。

フェイクニュースの温床

ただ、スマートフォンの普及によって一気に加速して世界が一変した情報革命は、ここに来て大容量通信スムーズになったのを受けて、Twitter、ブログ、メルマガ、Instagramとトレンドの変遷を重ねてきた挙句、テキストを読まなくて良い、簡単手軽にしかもわかりやすい情報収集が出来るYouTubeが主役に躍り出ました。そこで配信されている情報は玉石混交で言ったもんがちの世界になっているのが現状で完全にフェイクニュースの温床になってしまっています。少々無茶な事を言っても、世界に公開しているメディアだけになんとなく信じてしまいそうになるのはこれ迄のTVであからさまな嘘情報が流されなかったからかも知れません。

さすがに無いわー。

明日の大統領就任式については、実は私もひょっとしたら、ひょっとするかも、と思っていたのですが、昨日、知り合いからわざわざ情報提供を受けて観たYouTubeで「カナダとメキシコの国境から中国の人民解放軍がアメリカ国内に侵攻した、実質戦争が始まったのだ!」って配信されているのを見て流石にこれはないわ。と一気に冷めてしまいました。その動画を紹介してくれた方にもその様に返信しておきましたが、その方は「フェイクだったらいいんだけど〜」と、どちらかと言うと信じちゃってる方に傾いておられました。ま、全ては明日はっきりとするのでしょうが、今回のアメリカ大統領選のドタバタ劇で明らかになったのは、私達が認識しているよりも遥かにインターネットの中はフェイクだらけ混沌としており、性善説で見ることが出来ないくらいになっているという事実です。

フェイクニュースとポジショントークが大前提

厄介なのは、日本ユダヤ道祖説の様に、もしくはアメリカ大統領選でのバイデン候補(だけでなくトランプも?)の不正があったなど真実と想像や予測が混在し本当の事と嘘がはっきりと切り分けられない事です。一つのニュースソースの中に多少なりとも真実の側面がある事が殆どで確かなエビデンスを示された上でフェイクを乗せるとつい信じてしまいそうになるのは人の性、あからさまな嘘を積み重ねる単純なフェイクニュースの方が既に珍しくなっている様に感じます。また、フェイクでなくても情報発信という名のポジショントークが非常に多く、事実を積み重ねてはいるものの、完全に客観的な分析だけでは終わらずに配信者の利益を誘導する動画になってしまうのは、無料での動画制作、配信を行う元々の動機な訳で、それを悪だとは言いませんが観る側は前提として認識しておく必要があります。とにかく、面倒な時代になったものです。やっぱり、インターネットに頼らず、信頼出来る人と人の繋がりで渡っていきたいものです。

 

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ここは今から倫理です。#職場の教養の活用法

令和3年1月18日晴れ

あの日を忘れない。

ポカポカと暖かい日差しの差す1週間のスタートになりました。昨日は神戸の建築に携わる者には忘れることができない1.17、阪神淡路大震災から26年を迎えたということで、京都の新選組ゆかりの壬生寺で追悼式典と虹と絆と未来のコンサートがあり参加してきました。神戸はさほど冷え込みませんでしたが、1時間強の短い時間のコンサートの間、小雨がパラついたりみぞれが降ったりと非常に寒く、京都の冬は厳しいとよく言われるのを体感してきました。震えながら聴いたピアノとバイオリンとチェロの三重奏は震災からの復興をテーマに作られた楽曲で非常に感動的で、収益を無視してこのような取り組みを継続的に行われている音楽家の方、そして主催者の皆様の熱く高い志に甚く感動してきました。ご縁をいただけたことに感謝です。

サラメシの日。

今日は年明けはじめての設計チームでのミーティングがあり、オリジナル造作キッチンのショールームが完成して初めてと言うこともあり、デザインの使い勝手の検証、実際に使ってみての経験則の積み重ねをこれから行うにあたり、私がスパイスカレーを作って振る舞うことにしました。予定では、ちゃんとスパイスを買ってきて調合して味付けをするつもりでしたが、先週大阪のショコラッタさんに打ち合わせに行った際、無添加の「カレーの壺」なるスパイスペーストを販売されているのを見つけて、今回はこれでいこう!とつい購入してしまったので、少しインスタントな感じのスパイスカレーになってしまいました。それでも、最近流行のレンコンを具に入れてみるなど、それなりに頑張ってみたところ、設計チームの面々からは75点から90点、平均85点位のそこそこの評価をもらうことができすっかりご満悦です。ちなみに、自己評価では辛さが足りず65点でした。次回は本格スパイスカレーにチャレンジしてみたいと思います。(笑)

ここは今から倫理です。

話は変わって、先日、夜中になんとなくついていたテレビを見ていると、「ここは今から倫理です。」と言うドラマの第一回目が放映されていました。倫理法人会の会員として愚直に倫理を学び続けている私としては興味をそそられてつい見入ってしまいました。それは高校の選択科目の倫理の時間を担当する教師が主人公のドラマで、生徒間で起こるいじめや不純異性交遊?の問題を皮切りに、実際に起こる出来事において倫理について学ぶといった内容で、倫理というのが取り立てて改まって学ぶ学問ではなく、普段の生活に密着し、常に関係していることを示唆しているドラマになっておりました。調べてみると『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018』ネクストブレイク部門2位を受賞した人気漫画が原作の様で、意外と地味で真面目なストーリーが若者に受け入れられているのだと少し嬉しくなりました。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

そのドラマの中で、いじめられっ子だった少年が、友達や教師も含めて誰にも助けられなかった自分の辛かった体験をもとに、いじめられっ子に寄り添う教師になりたいと志し、倫理の時間を選択するのですが、その山田裕貴くん演じる倫理の教師が学校から少し離れた喫煙所でタバコを吸うのを目撃し、いじめられっ子にタバコの火を押し付けられそうになった記憶がフラッシュバックして、一気に嫌いになってしまうと言うシーンがありました。また他の教師が学校の敷地外の喫煙所でタバコを吸う主役の教師に対して厳しく非難するシーンがあり、生徒も同調してしまいます。私も愛煙家の端くれで、節度ある喫煙を心がけておりますが、法的に認められ、制限されていないところでタバコを吸っても見ているだけで嫌な思いをする人がいるし、よく無いこととの認識をされる時代の流れを感じてしまいました。喫煙人口の減少と共に、その風潮は加速して行くのでしょうが、倫理の教師にタバコを吸わす設定は悪く無いねー、なんて思ってみていました。

善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん

ドラマも終盤になって、その生徒が「僕はいじめられっ子に寄り添う教師になりたいんです!」と告白した際、倫理の先生が返したのは「いじめられっ子にも、いじめっ子にも誰にでも寄り添い、生徒を信じる教師になってもらいたい」との言葉で、それに続けて老子の残した格言を口にします。「善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん 」要するに、戦争も正義と正義の戦いと言いますが、人それぞれに正義を持っており、その考えを否定するものを悪と捉えると、世の中は諍いばかりが蔓延する、自分の正義を振りかざし、相手に押し付けたり、攻撃するのではなく、相手の考え方に耳を傾け、お互いの理解を深める努力をしなければこの世の中は一向に良くならないことを示唆しました。そして、タバコの一件を通して一つの事象を見て全てを否定する、十把一絡げ的に各論と総論を切り分けられなくなると、理性的なまともな話し合いはできなくなるのを示唆していた様でした。

倫理の時間。

実は今年になって私が毎朝取り組んでいるのは、倫理法人会に参加するともれなく配布される日めくりの小冊子「職場の教養」にある文章を読んで感想をスタッフ全員に個別にチャットで送り合うプチ文通です。熱心に感想を毎日書いて返してくれるスタッフもいれば、スルーしたままの人もおりますが、送るのは自分の課題なのでそれは別によくて、スタッフには少しでも心を磨く、倫理の時間を持ってもらえたらと思っています。ちなみに、昨日、その職場の教養に書いてあった文章は以下のようなものです。

2021/01/17 良薬は囗に苦し
Kさんは仕事柄、人前に出て話す機会が多くあります。その際に、いつも心がけていることがあります。そのきっかけは、Kさんがまだ新人の頃に、話し終わった後、ある先輩に言われた言葉でした。「あなたの話し方は、はきはきしていて気持ちがいい。だけど、はっきりものを言う話し方を、《怖い》とか《厳しい》と感じる人もいるかもしれないわ」。その言葉にKさんは、《そんなことを言われるなんて〉と落ち込んでしまいました。この件を職場の先輩に相談すると、「「良薬は口に苦し」というじゃないか。よく効く薬は苦くて飲みにくい。つまり、よい忠告は聞くのがつらいが、その言葉は身に染みてためになる、ということだよ」とアドバイスをもらいました。
中には、受け入れ難い、指摘や忠告もあるでしょう。そのような時には、相手はよかれと思って言ってくれたのだと、捉え方を変えてみる柔軟さが必要です。Kさんはそれから、人前で話す時には意識して口調を柔らかくし、表情も明るくするように努めています。

今日の心がけ◆忠告に耳を傾けましょう

倫理とは実践が全て。

この文章に対して、私がスタッフに送ったのは、『「善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん 」と言う老子の言葉がありますが、正しいことは人それぞれ、自分の正義を盲信することなく常に人からの忠告、諫言、苦言には謙虚に耳を傾ける姿勢を持ちたいものです。』とドラマ倫理の時間で出てきた老子の言葉を引用しておきました。このように朝の少しの時間に倫理について考える時間を持ったからといって、人の行動や態度があっという間に変わったりする事は無いかもしれません。しかし、倫理とは本を読んだり講演を聞いたりして学ぶものではなく、日常の生活の中で起こる些細な出来事に対して小さな選択を行う際に、今、金、自分がよかったら良いと言う選択ではなく、未来につながる、価値のある、人様の為になる方向に一歩足を踏み出せるかどうかだと思うのです。日常の何気ない仕事の時間も、少しの意識をするだけで倫理の時間になると思うのです。

目に見えないものの代表は『心』

目に見えるものではなく、目に見えないものが価値を持つと言われる今の風の時代、目に見えないものの代表格は心であり、その心が作る状態です。先行き不透明で混迷を極めるこれからの時代を乗り越えていくために、私たちが行うべきはスタッフとともに自分自身が心を磨き、状態を整える意識を持って周りの人に少しでも良くなってもらうための行動を常に選択できるようになることだと思っています。NHKのテレビドラマで「倫理の時間」が取り上げられるのも、ひょっとしたら現代の世の中の風潮を取り込んでいるのかもしれませんし、見えないものを大切にする企業風土を作っていけるようにコツコツと、地道な努力を重ねたいと思います。そんな想いを伝えるのも全ては自分自身のあり方とそこから生まれる行動、実践のみ、電柱が高いのも、ポストが赤いのも全て経営者の責任だと自覚して倫理の時間を続けていきます。(笑)

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今一度、全ての大人に問う、日本の論点22個。

令和3年1月16日 曇りのち晴れ

オーダーメードの世界の住人。

今日は午前中、珍しく朝活、BN愛に参加しているスタッフと共に大阪のチャプターに所属されている造作家具や、インテリア雑貨の販売、インテリアデザインなど幅広く活動されているメンバーさんと3人で1to1to1のミーティングを行いました。キッチンや建具等の既製品の使用をやめて、顧客の暮らしにぴったりと寄り添ったオリジナル家具、建具の制作を行う私たち紡ぎ建築者とは、非常に近しい価値観を持った方で関連する業態ということもあり大いに盛り上がりました。人脈という言葉にすると陳腐ですが、やる気に満ちた若手経営者の方とご縁を持てるBNIは素晴らしいコミュニティです。今日もいい刺激を頂きました。宮地さん遠方より遥々お運び頂きありがとうございました。(^^)

非効率の高効果。

昼からは昨年から熱心に取り組みをスタートさせた空き家対策プロジェクトのメンバーでこれもBNIで一緒に活動している、背も低いが腰も低い抜群の親しみやすさを持っている不動産営業の鶴ちゃんと一緒に淡路島へ。解体の見積りの紹介を頂いた再建築不可の土地をただ解体するだけではなく、なんとか再活用し、地域活性化に寄与出来ないかと模索している案件の相談と年明け早々買い付けに失敗した別のプロジェクトの土地の照会に行きました。今どき、打ち合わせはオンラインで済むし、資料はEメールで送る事ができます。Googleマップのストリートビューでは事務所に居ながらにして大まかな土地のロケーションや周辺環境の確認も出来るので、わざわざ足をお運ぶのは非効率極まりないと思われがちな風潮がありますが、実際に現地に足を運ぶことでインターネット上に無い情報を知ることが出来ます。結果、非効率ではありますが、大きな効果性がある淡路島行になりました。ご縁と誘ってくれた鶴ちゃんに感謝します。(^ ^)

改めて、大人にもオススメする本。

午前中にセッションした大工スタッフ佐藤君から、昨日、何かオススメの本は無いですか?との質問を受けました。それに対して私は、最近のオススメ本は大体ブログで紹介してるで、と(安易に人に聞くのではなく情報収集は自分でするものだとの意味を込めて)自分で少し意地悪に答えておきましたが、昼から一緒だった鶴ちゃんは私のオススメ本を紹介するブログを読んで、出口治明さんの「自分の頭で考える日本の論点」を読もうと思ったけど、在庫がなくて買えなかった、と奇しくも同じ様な話になりました。二人とも積極的に本を読んで知識や感性を身に付けたいと思っておられるのは非常に素晴らしいことだと感じましたが、天文学的な数で出版されている書籍の中から今自分が読むべき本を探すのは非常に難しく、何を手に取ったらいいか分からなくなることの延長線上で、段々と読書から遠ざかってしまいがちなのもよく理解できます。今日の二人には仕事柄の絡みがあるので、改めて成人の日に若者に読んでもらいたいと薦めた「自分の頭で考える日本の論点」をおっさんにも強くオススメします。

22の論点に対して語れるか?

現代の知の巨人と言われる出口治明さんが社会人として興味を持って論ずるべき22のテーマについて解説とご自身の考え方を述べられているこの本を読むと、大人として知っておかなければならない最低限の社会の問題点が見えてきます。その上で、出口氏に感化されるだけではなく、違和感を覚える部分については反論できる様に、自分なりに情報収集したり、関連の書籍を深く学んでみたりすることが非常に重要だと思うのです。一時はジャパンアズナンバーワンとまで言われた日本がどんどん衰退し続けて世界の成長から、競争から取り残されて閉塞感に包まれている今の日本には、若者もですが今の政権を選択している大人が本のタイトルにもなっている「自分の頭で考えることが何よりも重要です。ちなみに、出口氏が挙げられた論点を目次から転載させていただくと以下の22個です。

◇日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
◇新型コロナ禍でグローバリズムは衰退するのか
◇日本人は働き方を変えるべきか
◇気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
◇憲法9条は改正すべきか
◇安楽死を認めるべきか
◇日本社会のLGBTQへの対応は十分か
◇ネット言論は規制すべきか
◇少子化は問題か
◇日本は移民・難民をもっと受けれるべきか
◇日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
◇人間の仕事はAIに奪われるのか
◇生活保護とベーシックインカム、貧困対策はどちらがいいのか
◇がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか
◇経済成長は必要なのか
◇自由貿易はよくないのか
◇投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
◇日本の大学教育は世界で通用しないのか
◇公的年金保険は破綻するのか
◇財政赤字は解消すべきか
◇民主主義は優れた制度か
◇海外留学はしたほうがいいのか
付録・自分の頭で考えるための10のヒント

真の正解も真の善も無い。

この本の出口さんの解説をあまり一生懸命に読んでしまうと、なるほど、そうなのか!とすっかり出口理論に感化されてしまいそうになります。しかし、価値観は人それぞれであり、決して知の巨人が口にすることが正しいとは限りません。「善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん 」と言う老子の言葉がありますが、たとえ現代の知の巨人の言葉でも、自分の信条や信念、もしくは確固たるロジックで反論出来なくても直感的に違和感が感じることに対しては、納得するまで受け入れる必要はありません。是非とも、この本を読んで反対意見を聞かせて貰いたいと思います。ちなみに、私は物体として有限な地球、そしてそこに生きとしあらゆる生き物と共生出来る自立循環型社会こそ、人類が目指すべき理想だと考えており、際限なき経済成長を是とする出口氏とは根本的な考え方が違います。当然、日本の抱える論点についても共感出来ない部分が少なからずありますので念のため。あくまでも四方良しの世界を実現する理想を見つめ続けたいと思います。(^^)


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風の時代の目標設定の指針 

令和3年1月15日 晴れ

小春かよ。

今日の神戸の最高気温は13度超え、先週末の強烈な寒波はすっかりなりを潜めて、過ごしやすい1日になりました。今日は外出の予定がなく事務所でデスクワークに励みましたが、あまりの天気の良さに、テラスに出て先日端材で作った3階ショールーム用の下駄箱の天板にガラス塗装をしたりして、麗らかな昼下がりの暖かな陽射しを楽しみました。一月も今日で中日、このまま暖かくなる事は無いと思いますが、少しずつ春が近づいてきている様な少しだけ明るい気分にさせてくれる1日になりました。ちなみに、緊急事態宣言が発出された直後の昨夜、神戸の中心地、三宮に立ち寄ってみるとまるでゴーストタウンでした、緊急事態宣言で暗くなりがちな世相の中ですが、小さな喜びを感じることが大事な気がします。

一年之計在于春

今日のデスクワークの中で、毎月、私が主宰している古典的マーケティング理論の実践勉強会「継塾」の今月使うスライドの作成を行いました。今月で第89回目を迎えるこの継塾、足掛け7年以上も継続しておりまして、毎年1月の初回には、一年之計在于春(一年の計は春にあり)また、
一年之計莫如樹穀(一年の計は、穀を樹うるに如くはなし)
十年之計莫如樹木(十年の計は、木を樹うるに如くはなし)
終身之計莫如樹人(百年の計は、人を樹うるに如くはなし)
との中国の古典、管子からの引用で参加者の皆さんに一年の意気込みと、志の実現に対しての中期、長期の計画をリマインド機能を持たせつつ、繰り返し発表してもらっています。今回も本来はその踏襲の筈でしたが、スライドを作っていて違和感があり、大幅に方向転換を行いました。

違和感の正体。

目標設定を行い発表してもらうにあたっての違和感の正体は、言わずと知れた、昨年の年頭と今とでは全く状況が違う事です。パンデミック、フェイクニュースの氾濫、鎖国、緊急事態や非常事態宣言の発出と世界の常識や価値観もひっくり返ってしまった今、これまで通りのやり方の延長線上では今後の世界では通用しない事を鑑みると、今まで通りのわかりやすい数値に置き換えた目標設定とその達成の為のKPI(Key Performance Indicatorsの略「重要業績評価指標」)の設定と毎月のチェックの様な先行きの見通しが立つ時代のやり方と同じでは全くダメだと気がつきました。

世界が変わったのはファクト。

昨年末から世界で起こっておる大きな転換を「土の時代」から「風の時代」に変わったからだと言われています。占星術の統計学の信ぴょう性はさておき、事実、世界のあちこちで大都市はロックダウンされ、国際間の交流は絶たれ、日本は間も無く全国的に緊急事態宣言が発出されそうですし、特措法の改正で政府の強権が発動される方向です。太平洋戦争を経て冷戦終結後の世界の覇権を握ってきたアメリカでは戒厳令が発令されて軍事統制が敷かれるといったまことしやかな噂まで流れています。自由と民主主義の国とされてきたアメリカ連邦議会に暴徒が乱入したのは事実です。間違いなく、世界中で大きな転換が起きています。

見えないモノの代表格

以前にも土(モノ、カネ、所有、組織)から風(体験、人脈、情報、シェア、個人)の時代への特徴をこのブログでご紹介しましたが、この大きな転換を一言でまとめると、見えるモノ(成果・結果)を求めるのではなく、見えないモノ(状態・関係)を目指すことでは無いかと思っています。そんな新しい時代の幕開けにふさわしい目標設定とは、目に見える売り上げや粗利、自己資本比率、物や組織や肩書きではなく、目に見えないものへのアプローチの目標設定を行って見るべきだと思うのです。そして、目に見えないものの代表こそが『状態』です。この1年間を通してどの様な状態を作り上げたいかを考えて見てもらいたいと思います。

あらゆる成果は状態に由来する。

そして、状態を整える事に対する目標設定は、立場、役割によって変わります。様々な切り口で状態=あるべき姿を考える事で自然に一年、十年、終身のそれぞれに対する計が見えてくるはずです。個の時代と言われる風の時代では、個別の関係性の状態が大きな影響を生み出します。担っている役割に応じて個々の人間関係を最高の状態に醸成する取り組みを具体的に考えて発表してもらいたいと思っています。とはいえ、少し、わかりにくいので、感覚的にご理解頂けるように以下に例文を列記しますので、〇〇を埋めてみてもらうことできっと風の時代に掲げるべき目標設定が見えてくると思うのです。

・リーダーとして○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・神戸に住む者として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・親として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・日本人として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・〇〇メンバーとして○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・職業人として○○と〇〇な状態を作るために〇〇を行う
・ect…

変化に適応した者だけが生き残る。

生き残るのは強いものでも賢いものでもなく、変化に適応出来る者。新たな時代の一年の幕開けに際し、変化を楽しみつつ新たな時代に適応した目標設定を行うことで未来を標榜できる様になればいいと思っています。マーケティングの根本は在り方を見つめ直すところから、原理原則に沿ったビジネスモデルの構築を目指す継塾は今回もzoomを使ったオンライン併用の開催にしておりますので、全国どこからでも無料でご参加頂けます。多くの方のご参加をお待ちしております。イベントの詳細はこちらから↓↓↓↓

1月28日(水) 第89回【元祖】職人起業塾改め「継塾」#無料オンライン開放

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ややこしい時に代こそ時系列を正しく見る。#絶対に挫折しない日本の歴史

令和3年1月14日晴れ

食傷気味のコロナ報道。

2度目の緊急事態宣言がとうとう関西にも発出されました。政権の対応を批判し、不安を煽るばかりのメディアではますますコロナ報道がヒートアップして、朝のテレビ番組を見るのさえ食傷気味で、コロナの話題を口にすることさえ飽きてきましたが、これ以上感染拡大がひどくなると経済への影響もさらに深刻するのは紛れもない事実だと思うので、兵庫県でも病院の病床数が埋まりつつある日をじっくり見て、感染防止には努めたいと思います。

リスクはいかなる時も存在する。

緊急事態宣言の発出により、兵庫県知事からはイベントの希望5000人以下にするようにとの要請がありました。我々が企画したり、仕事の関係で参加するイベントは大規模なものはなくて、せいぜい数十人が集まるのが関の山なので、本来あまり関係ないはずですが、それでも、君子危うきに近寄らず。的な発想で、会合やイベントへの参加を控えられる方も少なくありません。もしもの事を考えたら参加しない、行動しない方がリスクが低いと言う考え方はわかりますが、世の中は常にリスクがつきまとうもので、それに萎縮して動かないのは逆に大きなリスクになるものです。

大事なのは体裁と雰囲気。

緊急事態宣言の中に盛り込まれた、不要不急の外出の自粛についても、生きるために最低限必要な事以外を控えるべし、となれば、獣や虫けらと同じ暮らしになってしまいます。かといって、人の営みにはコミニケーションこそが重要だ!と今まで通り、何も変わらないまま飲み会を繰り返していると、危機管理意識、もしくは能力を問われる風潮が確かにあり、それもバランス感覚に欠けていると言わざるを得ません。そんな中、私の周りでも対面のイベント事が次々に中止や延期になっています。それらは、感染リスクに備えると言うよりも概ね体裁や雰囲気を重視して、といった感じが否めず、若干の違和感もありますが、社会生活を営む上で「周囲の人への気配り」と言う点においては致し方ないのだと思います。

一生に一度のイベント中止問題。

先日、緊急事態発出の前にもかかわらず、全国で成人式の中止や延期が多々ありました。新成人にとっては一生に一回のイベントが突然なくなってしまったことに対して様々な物議をかもしました。私も、以前娘が成人式の1年前から晴れ着や美容室での着付けを予約して準備していたのを見ていただけに、かわいそうに、と心を痛めましたが、冷静に振り返ってみると、自分自身は30数年前の成人を迎えた時に成人式に参加した覚えがなければ、そんなイベントに何の思い入れもなかったことを思い出しました。日本人が大切にしてきた伝統的なイベントを簡単に中止するなんて、的な批判も一部でありましたが、よく考えたら成人式などと言うものは、高度成長期に若者が都市部に集中する様になってから大きな意味を持つ様になった側面もあると思いますし、そんなに伝統的に大切な行事ではなかったのではないか?とふと思ったのです。

サピエンス全史のパクリ企画。

少し前に、テレビのコメンテーターとしても大活躍されている古市憲寿氏の「絶対に挫折しない日本史」と言う本を読みました。この本は(帯にも大々的に謳っていますし、)著者も自分自身で冒頭に書かれておられましたが、世界的な大ベストセラーになった「サピエンス全史」の日本版とのことで、いわゆるパクリ企画モノです。地球を支配したホモサピエンスの成り立ちから現在までの歴史や宗教、哲学の変遷から地政学までを時系列を追ってまとめたサピエンス全史は世界史、人類に対する認識を刷新させられる程、非常に面白く、夢中になって読みましたが、世界史の中で日本の登場がごく限られていたこともあり同じ観点で日本史を読み解いてみたいと私自身も感じました。古市さんが同じ様に感じられて、実際に書籍にまとめられたのに非常に共感した次第で、(あまり好きなタイプでもありませんし、)パクリ企画とは言え、興味をそそられて手に取りました。

日本人のアイデンティティー。

古市さんの本を読んでみて、日本国としてまだ成り立つ以前、大陸や海を渡って多民族が移動してきたと言われている縄文時代から現在までを時系列を追いながら冷静に俯瞰してみると、現代の日本人が持っているアイデンティティーは(私を含め)ごく最近に生成されたと言うことがよくわかりました。サピエンス全史ほど壮大な視点と斬新な気づきがあったわけではありませんが、興味のままにたくさんの文献を読む時間を持てない身としては、様々な文献を引用しまくって、全体像を俯瞰させてもらえるのは悪くない体験で、事実と見解を切り分けて受け取る必要はありますが、非常に興味深く読ませてもらいました。古市さんが若いのに、堂々と偉そうなコメントを出されるのはバックボーンでよく勉強されている事が伝わってくる本になっていました。

大した歴史じゃない。

その本の中で、伝統的な行事や先祖代々からの、といった現代日本人が大切にしている価値観自体が、実はそんなに歴史があるわけではなく、結構最近になって認識されるになったんだと改めて感じました。成人式しかり、今後大きな問題として顕在化する空き家問題も同じだと感じました。特に、最近人気になっている田舎での古民家暮らしが、せっかくニーズがあるのに一向に進まなず、地域の衰退に歯止めが掛からない大きな原因になっているのが、「ご先祖様から受け継いだ土地を何処の馬の骨とも分からない者に売ったり、貸したりする事は出来ない」という価値観で、誰も住まない、所有者では利活用しようがなく朽ち果てていくばかりの土地建物が神戸の近郊にもゴロゴロしています。冷静に紐解けば、江戸時代からその土地を所有していた「庄屋」と言われる様な地主はごく一握りで、その他の人は明治維新の改革によって所有権を認められる様になったと考えれば、たかだか150年程度のことになります。確かに大した歴史ではないですね。。

時系列を俯瞰するきっかけ。

現在、私たちは新型コロナによる世界的なパンデミックだけではなく、米中関係の変化によるアジアの安全保障の脅威やアメリカが内戦状態になりそうなきな臭い世情、メディアもインターネットの上の拡散もどれが真実か判断がつかない情報革命の副作用、グローバル資本主義経済が行き着く先の二極化の世界への危惧、そして人智が及ばない気候変動への恐怖など、先行き不透明、不安定、複雑、曖昧極まりない世界に生きています。今、現在、足元の危惧や脅威に囚われてしまいがちですが、人はこれまでも様々な困難を乗り越え、生きてきましたし、生き残ってきた遺伝子を持つ人が現代を生きているわけですから、目の前の事象にあまり囚われ過ぎる事なく、人生を少し俯瞰してみる観点を持った方がいいと思いました。そんなキッカケをもらえる「絶対に挫折しない日本史」、アンチ古市憲寿氏の方もこの日本版サピエンス全史をご一読されるのをお勧めします。(笑)

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緊急事態宣言発出に際して。

令和3年1月13日晴れ

小春日和。

強烈な寒波も少し弱まった水曜日。今日も早朝から朝活のビジネスミーティングに参加すべく夜明け前のまだ真っ暗な時間から外に出ましたが、先週末からの冷え込みに慣れていたのか、少し寒さが緩んでいるのを感じました。ミーティングに参加しながら窓の外を見ると、日の出とともに青空が広がり、暖かな日差しが差して日中は随分とうららかな小春日和っぽい1日になりました。本日はとうとうというか、やっぱりというか、私たちが住む兵庫県でも緊急事態宣言が発出され、予定していたイベント事をどうするか、出張の予定を変更するか、そして事業所としてどの様な対応をするのかをスタッフに対して改めて発信、共有するなどの対応に追われることになりました。

緊急事態宣言発出についての対応

私が緊急事態宣言発出に際して社内に向けて伝えたのは、基本的に井戸知事が公的に出した要請に基本的には従うということです。感染拡大をこれ以上悪化させたくないのは誰もが同じ想いだと思いますし、私も同じです。ただ、不要不急の定義は人それぞれであり、そこは各人の判断を尊重するのを基本姿勢としており、何でもかんでも全て止めてしまうのは決して良い事ではないとも思っています。なので、リモートワークの割合や少人数でのイベント開催や参加、日常業務については細心の注意を払いながら、経済活動を継続させていくべきだと社内グループサイトに書き込んで一斉に配信しておきました。私達、株式会社四方継の基本姿勢として以下に転載しておきます。

緊急事態宣言際発出についての株式会社四方継としての見解

明日からの緊急事態宣言際発出についての弊社としての見解を以下に記します。解除されるまでの行動選択の基準にしてください。基本的には知事の公式な要請を受け入れます。

緊急事態措置徹底要請(知事メッセージ)(令和3年1月12日)
兵庫県は、年明け以降の感染拡大状況を踏まえ、今月9日、京都府及び大阪府とともに国に対して緊急事態措置実施区域への追加を要請し、今月13日から、緊急事態措置実施区域に指定されます。したがって、今月14日から以下の取組を行うことにしました。県民の皆様、特に若い方々には、緊急事態宣言下であることを強く認識していただき、県民のいのちを守るため、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、さらなるご理解、ご協力をお願いします。

営業時間の短縮等

  • 飲食店は、20時までの営業、酒類提供は19時までとすることを特措法に基づいて要請します。

  • 劇場、集会場、運動施設、遊技場などの施設は、20時までの営業、酒類提供は19時までとすることについてご協力をお願いします。

  • 営業時は、業種別ガイドラインを遵守し、感染防止対策宣言ポスターの掲示、新型コロナ追跡システムの導入をお願いします。

外出自粛等

  • 緊急事態宣言対象地域をはじめ、リスクのある場所への出入りを自粛、20時以降の徹底した不要不急の外出の自粛を強くお願いします。

  • 毎日の検温、マスクの着用などの健康管理や換気を徹底してください。

  • 発熱、息苦しさ、味覚の異常など症状のある場合には、出勤、通学等を控えるとともに、すぐにかかりつけ医などに電話相談してください。

テレワーク等の推進

  • 人と人との接触機会を減らすため、在宅勤務(テレワーク)やテレビ会議などにより「出勤者の7割削減」をお願いします。

イベント開催要件の見直し

  • イベントは、人数上限5,000人かつ屋内にあっては収容率50%以下、屋外にあっては人と人との距離の十分な確保をお願いします。

この井戸知事からの要請で我々に関係するのは、外出自粛、テレワーク、イベントですが、体調管理に留意するのはもちろん、対面で会話する際のマスクの着用は現場であっても心がけてください。テレワークについては公共交通機関利用者がほとんどいないので7割減には応じる必要はないと判断します。3階のTUGIスタジオの活用等で今までと同じ様に距離をとって業務を行なってください。少人数のイベントについては予定通り開催します。何が不要不急かの判断については分かれるところですが、必要か否かは人それぞれですので、個々の判断にお任せします。

株式会社四方継 代表取締役 高橋剛志

コロナに対しての私の対応はこの様なものなので、結局、普段通りの生活とあまり代わり映えしませんが、それでも経営者が多く集まるお祝い事のイベントを一件延期を決定するなど、忙しく各所と連絡を取り合う事になりました。

急を要して重要なこと。

緊急事態宣言で真っ先に大きな影響を受けるのは飲食業の方々だと思います。昨年の年末に三宮の一等地、北野坂にある有名なビルで10数件の退去が決まっていると聞き及び、神戸の夜の街は灯が消えてしまうと本気で危機感を覚えました。年末年始のの書き入れ時もガタガタで、これまでなんとか持ちこたえていたお店も時短要請というより休業要請に近い今回の処置はかなりヤバイし、あまり萎縮せずに出て行ってあげないとまずいのではないかと思っています。なので、少人数の会合などは出来るだけ、キャンセルする事なく予定通りに粛々と行いたい、むしろ(感染しない様に細心の注意を払いながら)積極的に利用したいと思っています。大体、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、そして普段から運動や食事で免疫を高める様に心掛けていたら、(20年以上風邪さえ引いてないし)コロナに感染することなど無いはずです。知り合いのお店を支援する方が急を要して重要な気がします。

失敗するしかない政府の対応。

今回の関西での緊急事態宣言発出を遅すぎたと言われる専門家の方が多くおられます。また、死亡率から見ると例年のインフルエンザとたいした変わりがないので、特定感染症から外して全く普段通りの生活をした方が良いと言う意見もあります。難しい舵取りを迫られる菅総理は、結局何をしても批判にさらされるわけで、コロナの感染拡大とともに内閣の支持率が下がるのは当然のこと、こうなることを見越して次期総理だと目されていた岸田氏が見送って、派閥に属さない菅氏が火中の栗を拾う覚悟を決めて総理大臣になったのではないかといるかってしまいます。翻って、それは私たち経営者にも同じことが当てはまります。何が正解かはわからない、それどころか正解自体がないのが今の時代なのかもしれません。自分が正しいと思える信念や心情、感性に従って選択、行動していきたいと思います。