完璧じゃない自分に負い目を抱きながらあくなき頂きを目指す。



EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。

の3つを誠心誠意の完全自社施工でご提供しております、
神戸の西のはしっこで農耕型?建築工事会社を営んでいるオヤジの日記です。

気持ちの良い秋空の下、朝から福山、広島へ
JACKという全国の同業者の会で行っている共同事業の一環として全国版の雑誌の発行を行っておりまして、今日はその中の特集記事の取材という事で西日本の会員で集まって座談会式のインタビューを受けることになっておりまして、そのタイミングに合わせたかのように福山市で店舗の改修工事の物件調査のご依頼を受けました。
まあ、なんて偶然でしょう!という事で日程を調整して頂いておなじ日に設定して頂きました。
が、少しトラブルもあり午前中に終えるはずの調査が済まず、福山→広島→福山という意外なハードスケジュールとなってしまいました。(苦笑)

和気あいあいと座談会終了。皆様お疲れ様でした。
ま、絶妙のタイミングで広島駅まで迎えに来てくれるなど、メディアジョン堀之内君とやり手アシスタント?宮川さんの親切な段取りのおかげでサクサクと予定を済ましてすんなりと福山にUターン。

何とか限られた時間内にしっかりと打ち合わせと調査を済ますことが出来ました。
それにしても、、福山と広島があんなに遠いとは思わなかった、、意外な発見でした。

さて、お題目は昨日の勉強会を終えてからの懇親会の席で(ほぼ)カリスマ整体師のT口先生が言っておられた言葉から、
患者の治療を生業としている以上、打率10割、しかもすべてホームラン的な完璧な治療をしないとけないと思っている、しかし、今はまだ来院者の全員を瞬時に治せる域に達していない自分に対して負い目を感じずに居られないんです。
とのこと。
わかります、そのお気持ち。
実は先日のリフォームサミットの本会場でもfacebook上での喜多社長のつぶやきが論議を呼び、
「経営者たるもの常に完璧であらねばならないか?」
という議論で大きく盛り上がりました。
その時に講師として立たれていたK手社長が紹介、引用されていたのが、『未完の完』という概念です。
徒然草にあるのはこんな考え方。
未完の完ということ(第八十二段)
「薄絹で装丁した本の表紙は、傷みが早くて困る」と、嘆く人がいた。
それに対して、友人の頓阿が、「薄絹の表紙は、上下の縁がすり切れて、ほつれたほうが、
また、巻物の螺鈿の軸は、ちりばめた貝が落ちた後のほうが、深い味わいが出るものだ」
と答えたのには、感心させられ、彼を改めて見直した。
とあります。
また、仏教の説法に出てくるのはこんな感じ、
「物事を一度で完璧に仕上げてしまうのは、かえって将来の仕事の命を閉ざしてしまうことにつながりそこから未来に発展する可能性を奪っているから実は美しいことではないんだ。
新築のお寺を見て、そこにありがたみを感じる人などいないだろう?
長年の雨風にさらされ汚くなっていても、古くからあるお寺には尊敬すべき命の長さがある」
少し分かりづらい比喩になっておりますが、大まかには同じことを言っていると思います。
そして、その概念を体で表わしているものとして日光東照宮の建築手法がよく引き合いに出されます。
日光東照宮の柱には意図的に1本だけ逆さまに取り付けられた柱があり、敢えて未完成の状態にすることで、これからも手を加え存続していくという意味が込められておるとのこと。
また、出来上がった建物には魔物が棲むので敢えて未完成のままにしておくという魔よけ的な考え方もあるようです。
要するにこの概念を私たちの毎日に当てはめると、道を極めて行こうとしているものが、己の技量が完璧だと思った瞬間に心の中に魔物が住みだすという事を表わしているような気がします。
今の精一杯、出来る限りのベストを尽くしながらも決して慢心になることなく生涯あくなき挑戦を続ける姿勢を貫きたいと思います。
T口先生、熱い想いを吐露頂いてありがとうございます。
すこし、先生のモチベーションを分けて頂いたような気がします。



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