コミュニケーション レジリアンス。

平成30年10月1日快晴

台風明けのお朔日。

台風一過。快晴のお朔日、昨夜またもや近畿圏を直撃した台風24号は空気中の塵や埃を全て吹き飛ばしたかのように、空気が澄み渡った爽やかな朝をもたらしてくれました。が、しかし、想定の範囲内ではありますが、以前の台風の際に施した応急復旧のブルーシートがめくれたり、前回に続き雨漏りが再度起こったりとやっぱり朝から事務所の電話は鳴り続けました。度重なる台風の来襲に私もそんな状況にもずいぶん慣れてきて、今日は朝から作業着を着込んでお朔日参りに行った後、屋根に登る気満々で出社して、ダンプにはしごを積んであちらこちらと現場を駆けずり回りました。気付けばもう今年もあと3ヶ月で終わり、台風関連のご依頼ぐらいは何とか年内に工事を終わらしたいものですが、工事の段取りは進まず、お問い合わせは増えるばかり、全く目処が付いておらず、気持ちばかりが焦ります。。

責は我にあり。

そんな台風明けのドタバタの中、着工中の現場の工程打ち合わせに呼ばれて設計の方々とのランチミーティングに行きました。本来、現場が始まると基本的には私の出番は無く、現場担当に任せるのですが、敢えて私に声が掛かったのは要するに現場担当者とのコミュニケーションがうまく行っていないからだと思いつつ行ってみると、やっぱりその通り。誰が悪い、責任の所在は何処だと犯人探しをしても意味は無く、せっかく工事のご依頼を頂いたにもかかわらず、スムーズに工事が進んでいないのは結局、工事を請け負った施工のプロである我々の責任であり、引いては私にその責があります。謝罪すると共に二期工事の窓口を私自身が引き受ける事で最終的に全ての問題を解決して工事を終えれるようにします。と責任の取り方を示してご了承頂きました。

モノづくりはコミュニケーション

建築の仕事は図面に絵を描くだけでは無く、実際に図面を形として作り上げねばならず、そこには沢山の職人や協力業者さんが関わります。設計者、施工管理を行う現場代理人、各職方が集い、全体で一つのチームとして機能してはじめて進んで行くもので、理論では簡単な事も実際には人には感情もあれば、それぞれの都合もあります。セオリー通り、着工前に全ての計画が決められてあり、なんの変更もイレギュラーも無ければ別ですが、そもそも現場でなんの変更も調整も無いような工事では良いものは作れないと思っています。念には念を入れて計画は現場で見直し、確認し、調整してこそ、良いものになるのでは無いかと思うのです。そして、そこには大勢の人とのコミュニケーションが生まれるし、また必要です。建築ほど、多種多彩なコミュニケーションが必要なモノづくりはありません。

コミニケーションで問題は解決できる。が、、

職人起業塾のコミュニケーション研修を担当して下さっている元JALアカデミーの講師であり、関西接遇界のレジェンドである横山桂子先生は「コミュニケーションの真髄は相手のことを思いやる、相手の立場に立って物事を考えること」と言われます。相手に不快な気分を味あわせたく無ければ自ずと身なりも、挨拶も、姿勢も立ち居振る舞いも気をつけるようになるし、そのような態度だけではなく、言葉も、その内容も深く考えるようになるはずで、その一点だけが出来ればコミュニケーションは潤滑になるとシンプルに語られます。心理学の大家アドラーが「人間の持つあらゆる悩みは人間関係にある」と断じられたことを鑑みるとコミュニケーションスキルは私たちが持つあらゆる問題を解決する力を持っているかもしれません。しかし、コミュニケーションとは双方向の意思疎通の手段であり、どちらか一方の努力によって改善されるかというとそんなことはなく、双方が同じ方向性、同じ目的、同じ意識を共有すること無くして改善されることはありません。残念ではありますが、一人だけの努力では問題の解決には進まないのが厳しい現実だと思います。

折れない心で立ち向かうしかない。

そんな観点から建築現場でのものづくりを考えてみると、そもそも建築と言う分野、特に職人の世界にはコミニケーションが不得意な人、(と言うよりもコミニケーション下手だと自認する人)が集まっており、円滑なコミニケーションを行ってのスムースかつ高い品質の工事を叶える、能動的な取り組みをしようと言う意欲のある人があまり多くありません。そんな中でも熱心に学び、何とか自分自身を変えて相手の立場に立って物事を考えるようにしようとしても、まるでそんな気がない相手とやり取りをするうちにそんな気持ちも萎えてしまいがち、私もこれまで散々そのような経験をして、怒るのをやめて、にこやかなコミュニケーションに取り組んでは、堪忍袋の緒を切ってしまい元の木阿弥となり自分の殻に閉じこもったことが数限りなくあります。建築現場で働くというのは肉体的にも厳しく工期に追われて時間的にも切羽詰まる事も少なからずあり、また建物は超高額商品であり、人の命を守る重大な責任を負っています。そんな現場を取りまとめるにはレジリアンスと言われる折れない心が必要ですが、その中でも最もタフなのが人間関係なのかも知れません。そんな環境の中で、打ちのめされても、倒れても、失望しても、腐っても、再度気を取り直してコミュニケーションを取り続ける、人間関係におけるレジリアンス性が大勢でのモノづくり、工事現場には必要なのだと思うのです。本当に強いのは勝ち続ける者ではなく、負けても、倒れても何度でも立ち上がる者。とはプロレスのゼロワンを主宰される大谷晋二郎選手の言葉です。(私を含め)工事現場に携わる全ての人と共に挫けず、腐らず、諦めず、少しずつでもコミュニケーションによる根本的な問題解決に進んでいきたいと思います。

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