守るべき本質。


建築会社にとって一番大事な事は何でしょうか?
いろんな立場のいろんな方が様々な答えをお持ちだと思いますし、
考え方によってその答えも様々なのだと思います。
職人から叩き上げで建築畑を歩んできた私が出した答えは、
現場。

いくらいいチラシを配って、
いくらたくさんの方とご縁を頂いて、
いくらいいプランを練って、
いくら気持ちよくご契約を頂いたとしても、
創るモノ、そう、現場で造るモノがしっかり出来なければ全てが水泡に帰すことになります。

そんな訳で私の仕事の中で今も一番重要なことは、マーケティングでも財務管理でも設計のアドバイスでもイベント企画でも、物件調査でもなく、
現場の品質管理です。

しかし、ただ闇雲に現場をぐるぐる廻る事でその品質管理が叶う訳ではありません。

現場の隅々までお客様の立場に立った施工を行えるようにするにはシステムやシクミを作り上げそれらを駆使して何重にもチェックを行う事が出来なければなりません。

 
しかし、いくらがんじがらめにチェック機能を働かせたとしても、標準施工を守ることまでしか出来ないということを現場を良く理解している方には分かると思います。

私達が目指すのはその先、『全ての職人がお客様の立場に立った施工』です。
そう、本質に根ざした施工です。

その為には『縛る』のでは無く『高める』こと。

同じ目的を共有した仲間が集まって全員が一丸となり工事が終わってお客様に建物をお渡しした後の満足に焦点を合わして一つずつの作業を積み重ねるのにまずはじめに大事なことは、職人全員の意識を高め、
『主体性を発揮する』

という事だと思っています。

まずは現場で実際に作業をする職人を正社員として雇用して社会保障をしっかりつけることからすみれのその取り組みは始まった訳ですが、その取り組みも10年を過ぎて次のステージへと進む時期にきたのだと思っております。

全ての職人がお客様の幸せのためにという同じ目的を共有して、日々の作業を行うことが出来る建築会社へ、と進化できるかどうかは、

言い方を替えると大工という職業が単なる肉体労働者ではなく、ドラッガー博士が提唱したようにモノづくりの技術を持った知識労働者へのシフトが出来るか否かという事でもあり、それが日本の建築の根底を支える技術を次世代に伝える事ができるかどうかの分けれ道だと思っています。
今日のクリナップ社での勉強会で頂いた資料にもこんなグラフがありました。

まさに変われる者だけが生き残る事が出来る厳しい市場へとこれから加速していくことになることを示していると思います。
構造不況の建築業界にあって守るべきはやはり『造り手』ではないか、と思った次第。
大ちゃん、心せい。
私達は『建築業を通して地域社会に貢献する』を理念に掲げ、
モノづくりの本質を守る『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』をミッションとして日々社業に励んでいます。

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最後までお読み頂きましてありがとうございます。
神戸の西のはしっこで農耕型モデルの建築工事会社を営んでいるオヤジの日記でした。

EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
の3つを誠心誠意の完全自社施工でご提供しております、少しでもご興味を持っていただけれましたらお気軽にコチラまで、↓↓↓↓↓ ご意見、ご感想などを頂ければ幸甚です。
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今日のECO=床暖房 ヒートポンプが 良いみたい
あまり普及していませんが、日本のヒートポンプ技術は世界最高との事なので、検討が必要ですね。注目はイニシャルコストだけじゃないからね。

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