JUGEMテーマ:日記・一般
週の立ち上がりは現場から、と、なんとまあこれで3週間連続で月曜日の朝に現場に向かいました。
急ぎで!と、ご注文頂いた造作家具の搬入と据え付け工事だったのですが、とうとうすみれの工務スタッフは誰もおらず、しょうがないので材木屋さんに搬送を手伝ってもらい自分で行くことになってしまいました。
夜明けとともに動きだし、一路京都へ、
毎週こんなに職人として活躍していていいのかしら、
と(若干)思わなくはないのですが、事務所では優秀かつ緻密な女性スタッフが着々と設計や見積もり、契約などの業務を進めてくれておりますので、大船に乗ったつもりであちこち朝から晩まで出歩いているってわけです。(笑)
先週、3m~4mのカウンターが大急ぎで欲しいんです、とFAX1枚送ってこられたこちらのお店に急ぎ搬入した訳ですが、取り付け終えると担当のマネージャーが満面の笑みで握手を求めてやって来てくれました。
「いやー、ビックリするほどイメージ通りです。」
と言って大変喜んでくださいました。
確かに、あっという間にすぐにでも営業できそうなカフェカウンターとメニューボードの出来上がりです、FAX1枚の一往復の打ち合わせでこんなにうまくいくなんて、(笑)
以心伝心というのでしょうか、
お客様と工務店という関係を超えたお互いの信頼関係が構築されていることと、今までの豊富な経験から表面的な要望の奥に潜んだニーズを汲み取ってカタチにするスキルが合わさって、という事ですがとても気持ちがいい仕事が出来ました。(モチロン、すみれスタッフやお手伝い頂いた家具工房さん達のスキルという意味です。)
こんな気分を味わえるのがやっぱうれしくて現場をなかなか離れることが出来ない訳ですが、、
そのあとは現場近くの石清水八幡でトラックから降ろしてもらい京阪、近鉄を乗り継いで京都竹田街道にて改装工事中の現場にて打ち合わせ。
とり太郎、元気にしてました。
日が暮れる頃に帰神して、夜は明日大がかりなリフォーム工事のご契約を頂く予定のお客様宅にスタッフイケちゃんと同行。
朝から夜遅くまでフル稼働の忙しい一日となりました。
今日も感謝の1日です。(笑)
お題目は期せずして京都までの搬送をお手伝い頂くことになった材木屋さんとのお話です。
なんと、社長自ら運転手を買って出て下さいました。
今日の搬送は、「忙しくて若衆が出払っているので手伝ってくれませんか?」と番頭さんにはお願いしましたが、まさか社長自らトラックを運転してお手伝いしてくれるとは夢にも思わず、大変驚いたと共に恐縮してしまいました。
この材木屋さん、すみれの取引先の中でもっともお付き合いが長い先の一つで創業時の一番初めからお付き合い頂いております。
その頃の私はというと、若衆を一人連れたまだ屋号さえも無い、ただの大工職人でお金も無ければ信用も無い、しかも若くて頼りない、と言ったナイナイ尽くしの青年でした。
震災後のドタバタがおさまりいろんな経緯があり押し出されるように独立したわけなのですが、実は何とか頂くことが出来た一番初めに請け負った新築の工事をするのに、材木や建材を買うお金がありませんでした。
いくつかのつてを頼って聞いてみたのですが、その頃はまだ材木屋さんの威勢も良かった事もあり、
「いやあ、初めの取引は現金でないとなー」
と言って何軒かは断られたのを覚えています。
そんな中、この材木屋さんの番頭さんと社長さんが、信用貸しで材料を入れたげる、と言って下さったおかげですみれの商いを始めることが出来たのでした。
情けは人の為ならず、と言いますが、若者の将来を生かすも殺すも我々世代次第。
自分たちが今までこの世で人の情けを受けて生かされて来た事実を忘れることなく、人情に厚い行いを重ねて行かねばな、とお世話になった社長と京都に向かった道中にたわいもない話をしながら改めて思った次第です。
世間様に頂いた御恩はしっかり増やしてお返ししたいと思います。
ありがとうございました。
私達、すみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
最後までお読み頂き感謝します。
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