Time is money! 震災の遺産に思ふ。

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今朝も素晴らしいいいお天気に恵まれた神戸でした。
朝から車道に飛び出して私にこっぴどく叱られたチャックもこのお天気にテンションが上がっていたのだと思います。
気をつけないと、、
お散歩に行った後は今日も朝礼にも参加せず現場に直行、
昨日から着工している全面リフォームのお宅に向かいました。

解体工事に余念がない工務スタッフヤスに解体の仕方の効率をあげるのはこうだ、そのやり方じゃ遅い、とか相変らずネチネチとやったりました(笑)

現場担当の自称、リフォームプロのヒメ-クンも真っ白になってお風呂の解体を熱心に行っておりましたよ。
解体して現れた予定外の躯体の処置などの打ち合わせをした後、わたしも自ら気になっていた部分の解体作業にかかりました。
気になっていたところというのはここ、
阪神淡路大震災の時に受けた基礎の座屈破壊の部分です。

現場調査に同行した時に見つけて、既に基礎の補強工事も予定しているのですがやはり本格的に解体してみないとどれくらいの損傷を基礎は受けているのかが分かりません、
着工してすぐにその損傷の程度を調べておかないとと思い自ら調査解体に行ってみた次第です。

浮いている表面のモルタルを叩いて割って行くと、コンクリートの割れ目から水が入って鉄筋を腐食させて大きく爆裂しておりました。
ま、破損範囲は想定内くらいではありますが思っていた以上に鉄筋の腐食が酷くすっかり無筋状態と言って良ような状態になっておりました。

震災の影響で基礎の立ち上がりにクラックが入ることはままある事なので珍しいことでもなんでもありませんが、横に入ったヒビは水を受ける形状となり中の鉄筋を腐らせてしまいます。
コンクリートは圧縮に対しての強度を保ち、鉄筋は引っ張りの応力に対抗します。
基礎は二つの力があってこそ、重い建物の荷重を支えることが出来るのです。
裏側まで突き抜けていたクラックが入ったこの基礎が震災時に完全に崩れ去らなかったのは鉄筋がしっかり入っていたから、かも知れないのに、震災後に適切な処置が出来ていなかったおかげで損傷を受けてない部分についても被害が広がってしまう怖さをまざまざとみることになりました。
震災後すぐにしっかりとした知識を持った建築のプロが関わっていれば、一番荷重がかかる部分の基礎が崩れてしまうような、こんなひどい事態にならずに済んだのに、と、しっかりと家を見させて頂くことになるまでのご縁が遅かったことを残念に思いました。
無為に過ぎてしまう時間が本当にもったいないな、と思う事しきりです。
まさに、Time is money.
御仕事柄、住宅ローンや事業系融資の資金計画や返済計画のシュミレーションやコンサルティングを良く行うのですが、いつも思うのは銀行で借りるのはお金ではなくて時間であるということ。
家を建てる資金の2500万円は今は無いが30年年後には貯まっている訳で、銀行に借りるのはその資金が溜まるまでの時間を借りる訳ですよね。
今は超低金利時代という事でそんなにきつくもありませんがそれでもいくら安くても1000万円以上の金利を支払ってその時間を買う訳ですから、決して安い買い物ではありませんし、もう少し金利が高くなると建物本体の金額と資金が貯まるまでの時間の対価である金利が同じくらいになるなんてことはざらにあります。
自分の持つ時間の価値をもう一度よく考えないと、、
無為に過ごす時間は何倍にもなって自分の価値を奪う事なんだと思いました。
やっぱり、Time is money.
マニアックなお話にお付き合い頂きましてありがとうございました、、
私達、すみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。

EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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今日のECO=電化はね 太陽光と セットだね。
本日既存住宅を購入してフルリフォームをしてお住まいになるK様、ご契約を頂きました。
住宅ローン利用という事で太陽光発電も採用、5.7kw搭載です。
エコリフォームのご発注、ありがとうございました。

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