紙に描いたもの、石に刻んだもの。

JUGEMテーマ:日記・一般

今朝の夜明けも煙台のホテルで迎えました。
早起きして朝の間に少しの仕事を進めてから、日が昇りきった頃を見計らって毎朝の習慣であるプチ筋トレを行ってから煙台の市街地をランニング。
気持ちの良い一日のスタートになりました。
帰国の飛行機に搭乗する間での時間は煙台国際技術合作有限責任公司の研修施設にて、これから日本にやってくる研修生が実際に受けている研修現場の視察を行いました。
標語をはり出し、お題目を唱えるだけではなく、隅々までしっかりと日本に実習生として3年間も働きにくる目的と理念を理解されている事がわかるような習慣の見える化が徹底的になされていました。
それは教室や寮の清掃や整頓と言った見た目でけではなく挨拶や身なりなどのあらゆる場面においてそれを体現されておりました。
その根源(だと感じた)である、日本人がいつしか忘れかけてしまった、もしくはぼやけてしまった『人生の成功』に対して具体的に、真摯に向き合う姿勢がここにはあふれていました。
そして、私たちが作ってきた基盤や守ろうとしているモノ作りの根幹の思想もしっかりと伝えてくれています。
一番驚いたのは、すみれでも全社を挙げて取り組んでいる朝の朝礼で使う小冊子のテキスト、
『13の徳目』を使って研修施設のクラスごとに朝礼を実践しているということ。
理念と経営の勉強会でのつながりがあると言えばありますが、この場面でこんな形で出くわすとは思ってもいなかったので、その理念について毎月考えるという、変わった勉強会の影響力を今更ながら想い、驚きというよりも感動で少し目頭が熱くなってしまいました。
このクラスの今月の月間テーマは、
『ありがとう』があふれるクラスを目指そう。
ということ。
毎朝、『ありがとう』があふれているクラスはどのようなクラスですか?
という質問に対して、メンバーが考え、実際の行動目標を立て、それを発表、そして実践しているという訳です。
遠くはなれる日本と中国の距離の差をものともせず、同じ理念のもと、それぞれの個人の成長を目指して日々の習慣を持っているなんて、俄には信じがたいほど素晴らしい事です。
それも、今年の始めに急逝された私のメンターであった嶋田理事長の掲げた理念、ブラッシュアップを極めたマーケティング、卓越の戦略の成果に他ならず、この事実を確認する事はその遺志を理解するものとして今回中国にやってきた私の目的の一つでもありました。
そしてお題目は昨日、案内して頂いた蓬莱閣でも感じた事。
有名な書家の墨跡を今に伝えるのは紙に書いた字ではなくて、石に刻んだ文字。
どんなに美しい書であろうと書いただけでは後世に残る事は無く、何代かの時を得れば朽ちてしまいます。
書き上げた書を石に刻む作業こそ、その一手間をする事によって書は永遠の命を吹き込まれます。
蓬莱閣の柱に刻まれた龍も極彩色で色付けされる前に鑿でその姿を刻み込まれていました。
 

世界中の人に日本を好きになってもらう。
日本の人材開国のパイオニアになる。
という目的に向けて理念、社是、行動指針を構築してこられた故・嶋田社長は残念ながら字を書いただけであの世に旅立ってしまいました。
その遺志を継ぐものが実際の行動を起こし続ける事、シクミ、制度として完成度を高める事で石にその想いを刻む事になるのだと思います。
私も、微力ながらその石に遺志に刻む取り組みのお手伝いを出来ればと思います。
嶋田社長、すべてがうまくいっています。
天国から見守っていてください。
私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』

を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。

EM珪藻土
山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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