子供ゴコロを持ち続けるべき理由と方法論。

平成30年12月20日曇り時々雨

神戸は曇天。

気圧の谷が近づいてくるとどうも昔に怪我した首の調子が芳しくないと言うか、体が重く感じるのは年齢のせいなのでしょうか、我ながら天候にテンションが左右されやすいタイプとだと最近になって気づきました。仕事だけにかかわらず全てにおいて良いパフォーマンスを叩き出すには状態を整えることが肝要で、それは年齢を重ねるに従って余計に気を配らなければならないのだと改めて感じる今日この頃、年明け、ドタバタと忙しいのが落ち着いたらすっかりサボってしまっている整体と歯の噛み合わせの修正に行こうと思います。

今年最後の・・

年の暮れが近づいてきて、毎日のように「今年最後の」と冠がついたイベントが続きます、昨日は今年最後の書道教室でしたし、一昨日は私最後のひょうご木づかい王国学校の定例会と勉強会、そして懇親会と言う名の忘年会でした。今日は今日とて、今年から勉強会への参加を再開した「理念と経営 経営者の会」の今年最後の勉強会で、このところのあまりのドタバタの毎日の時間のなさに参加を少し悩みましたが、せっかくの機会をいただけたと言うことで少し無理して参加してきました。

理念と経営

この「理念と経営」を考える勉強会は知る人ぞ知る、コスモ出版社から発行されている月刊誌「理念と経営」をテキストに、その中に取り上げられている理念経営の成功事例を学び、自社を振り返り反省したり、アイディアをもらったり、新たな取り組みを考えたりすると言う素晴らしい勉強会で、以前、私は長年大阪の庄内まで通いつめていたのですが諸事情がありそれが途切れてしまっており、ご縁があって今年から神戸で開催される別の勉強会に参加させてもらうことになりました。

定期購読に意味はない。

異業種の方々と一緒になって事業のマネジメント論やマーケティングについての話をしたり聞いたりするのは非常に勉強になるとともに、この勉強会に参加することがきっかけで、月刊誌「理念と経営」をいやがおうでも毎月読む習慣が身につくというか、目を通すノルマ的なものを自分に課せられるのは非常に価値があり、今まで古新聞と一緒にゴミの様に積み上げられていた雑誌が一気に大きな価値を生むようになりました。すばらしい雑誌も定期購読するだけでは意味はなく、読んで、そして実践してこそその価値を享受できる、その価値を担保する仕組みとしてこの勉強会があるのは本当によく出来たシクミだと感心することしきりです。

概念を学ぶ。

今回の勉強会で取り上げた記事ではコトラーが予言した「第三の波」の渦中にある情報革命の最中、デカルトの懐疑論を引き合いに出して、問いを立てて、学ぶことの重要性を示唆、「思索・学問・実践」が企業を陳腐化から救い出し、発展成長させる要諦であると断じられており、その中で最も重要視するのはどれか?との設問がありました。私は出光佐三翁の生涯とその言説を描いた「反骨の言霊」から、「観念を実践で裏打ちして知恵や哲学が生まれる」という一説を引用し、「無論、実践が全てではあるが、その前に大事なのは観念や概念を学ぶ事であり、同業者から小手先のノウハウを学びパクるのでは無く、古典や哲学書など、一見事業と関係が無さそうな遠い世界から原理原則を掴み取ることこそが重要だ」と答えておきました。

大人は変化を嫌い、子供は変化を好む。

そんなディスカッションの中で、ダスキンおおや社の若い従業員さんが、事業者で新たな取り組みをするにあたり、変化を拒む自分がおり、それを食い止める、変化を恐れない様にしたいと、秀逸な意見を述べられて、社員教育に熱心な会社は凄い!と驚嘆させられました。そんな意見を聞いて思い出したのは、誰の言葉かは忘れましたが、「大人は変化を嫌う、変化を好むのは子供である。」との一文で、変化を恐れず、アグレッシブに挑戦を続けるには「子供ゴコロ」を持ち続ける様にすれば良いと言う理論?です。

子供ゴコロを持ち続ける方法。

とは言え、社会に出て、世俗にまみれ、大人な人間関係にどっぷりとつかりながら、いくつになっても子供ゴコロを忘れないなんて事は簡単ではなく、誰しも年齢を重ねるごとに、いい意味でも悪い意味でも大人になって変化を厭い、現状維持を好む様になります。子供の時の様に先のことをあまり考えず、取り敢えずやってみる、変化することにワクワクする。なんて事をあまりしなくなります。私の持論と言うか心掛けているのは、小説を読んだり、映画を見たりしてドキドキワクワクする間接体験の時間を常日頃から持つ様にして、自分自身がその物語の主人公になった錯覚を覚えることで、子供心を呼び覚まし、変化をいとわないと言うよりも、波瀾万丈な人生になることを自ら望むモチベーションを維持すると言うことです。特に戦国時代や明治維新など、時代の大きな転換期に活躍された人物の人生に学ぶ事(概念)は多くあり、実業にも大いに役立っていると思っています。50歳を過ぎたおっさんが子供ゴコロを持ち続けるというのもどうかという意見もあるかとは思いますが、急激に世の中が変わっていく現代で生き残って行くには大事な事では無いかと思うのですよね。

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