一期一会の心がマーケティングを凌駕する。

 ぽつぽつと雨模様の朝の神戸でした。

朝のお散歩まではなんとか持ちこたえてくれましたが午前中は結構雨が降りました。
(私の担当で)継続中の解体工事やビルの外部の改修工事の現場がスタートしているという事であまり歓迎は出来ませんが、ま、お天道様がされることという事で素直に受け入れたいと思います。(笑)
今日も一日おかげさま。
一日中忙しく走り回る事になりました。
いいお話、いいご縁をたくさん頂く事ができたので、来週にはきっといい結果がたくさん実を実らす事と思います。
さて、お題目は昨夜の勉強会で話題になったことをもう少し深堀。
5つの設問の中の一つにこんなものがありました。

DMU(商品やサービスを買うときに関与
する人々や機関) 

=自社の商品やサービスを買ってくれる決定に大きく関与する人物や組織。

について自社に照らし合わせて考察とディスカッションをしてください。
ということでしたが、私の答えは全く属性に関係ないところにありました。
一般的に現在の建築業界ではご主人よりも奥様の意見が重視されて家作りが進む事が多いように思います、そのような場合、建築会社のDMUは奥様、という事になります。
また、新築事業が主体ならばボリュームゾーンは子育て世代なので子供に焦点を当てて、健康志向や自然素材に注力するのがDMUに合致する戦略と言えるかも知れません。
で、私の答えはというと、年代や属性などを全く無視して、今までご縁を頂いた方がDMUだと言う事になりました。
このところ米沢、京都、博多、名古屋と続けざまに着工となり超繁忙を極めている商業建築の部署の受注はほとんどがご紹介。
超大型案件のお引き合いを次々頂き、連日徹夜の勢いでがんばって見積もり、プランニングをしてくれているリフォーム部門でもほぼ入り口はご紹介から。
新築事業にしても、モチロン子育て世代のお客様はおられますが、終の住処にという建て替え工事も2世帯住宅の工事も実は結構多く、とてもDMUという属性で括ってのマーケティング戦略が合いそうな感じではありません。
マーケティングとはあらゆる販促活動をやめれるようにすること。
というのはドラッガー博士の言葉ですが、私個人的には日本人としての価値観や伝統的な風習を大切にしてご縁を大切にすることによってマーケティングをやめるような次のステップがあると思うのです。
ノーマーケティング。
地域に根ざして住まいをつくったり守ったりする地場工務店のあるべき姿はその地域に合うちょうどいいサイズの事業規模で販促費などの無駄な経費をかけない分、低コストで高品質な施工の提供に力を入れるべきだと思うのです。
というよりも、そもそも一昔前の建築業界ってそんな感じで成り立っていましたね。
そんな本質に立ち返る為に我々が行うべきはマーケティング戦略を熱心に練ることよりも『一期一会』の心を深く理解する事の方が重要で、また遠回りなようで近道なのでないかと思った次第です。
そんな訳で、茶の湯や書道のお稽古も、もう少し熱心にに励もうと改めて反省、、(苦笑)
重要事項をもう一度よく見直そうと思いました。。
勉強会万歳。(笑)

私たちすみれ建築工房は

『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。



EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
女性コーディネターとつくる想いを叶えるスタイルリフォーム。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。

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