Mission〜志を以って万事の源と為す〜@第66回元祖職人起業塾

平成31年2月27日曇り

味噌作りの季節。

水曜日。すみれ事務所は定休日ですが、今日は月に1度の「すみれ暮らしの学校」なるOP顧客向けの「暮らしを楽しむ」をコンセプトとしたイベント開催日で、すっかり毎年恒例となった味噌作り教室を行いました。自然栽培の丹波産大豆と天然麹を使って作る「究極の一歩手前の味噌」は毎回参加者にとても喜んでもらっており、実は私も自作の味噌を作るの楽しみにしておりました。と言いつつも、今朝も夜明け前に起き出して張り切ってBNIの朝のビジネスミーティングに出かけ、終わってすぐにそのまま昨年問い合わせをいただき、やりとりをしていた全面リフォームのお客様宅にてプランナージュンちゃんと共に打ち合わせ、昼からはダンプに乗り換えて材料を調達して丹波の「古民家から再生プロジェクト」の現場に、急遽決まった明日の生コン打設の準備へと向かいました。残念ながらまたもや味噌作りは来年に持ち越しです。(苦笑)

朝夜ハイブリッド型。

結局、今日も職人に戻って現場作業に勤しんだわけですが、もともと予定が詰まっていたのをこじ開けて、現場に行く時間を作ったのもあり、段取りが悪いというか段取りする時間がなかったというか、たいした作業をした訳でもないのに材の手配に手間取り、結局、自宅に帰り着いたのは11時前の深夜になってしまいました。明日も始発の電車に飛び乗って、朝1番の飛行機で長崎に飛ぶ予定になっており、50歳を過ぎていつまでも朝夜ハイブリット型などと調子に乗っていては、そのうち大きな失敗か、体を壊して寝込むのがオチなのかもしれません。朝起きはしょうがないとしても、夜の予定は少し控えた方が良いのかも、と若干、弱気になっている今日この頃です。(笑)

第66回元祖職人起業塾。

昨夜は月に1度、すみれ本社で開催している無料の勉強会、元祖職人起業塾の開催日でした。19時から始まる勉強会は終了が21時半、22時前から懇親会がスタートして、大体帰宅するのは日付が変わる前後となる、なかなかハードな夜でした。それでも、「真の学びは懇親会にあり」とか、「セミナーは懇親会のチケット」と言われるように、懇親会後の飲み会は非常に重要で、「アウトプットこそが最大の学び」の原則に照らして考えれば、塾長を務める私が最も多くの学びや気づきをいただいており、昨日の懇親会では2年間この塾で学び、大きな成果を出したHさんが「起業を考えています!」と新規事業のビジネスモデルキャンバスを書き込み、持って来てくれて大いに盛り上がりました。私を筆頭に参加された皆さんは随分と良い学びになったのではないでしょうか。

成長のスパイラル。

今年の元祖職人起業塾ではヘーゲルが提唱した弁証法の成長のスパイラルを標榜して、シンプルなマーケティングコンセプトをもう一度おさらいし、実業に落とし込めているかを再確認する場となっています。先月は「マインドセット」今回のテーマは「ミッション」で参加者全員に自分自身の立場や役割に沿ったミッション(使命)を見直し改めてコミットメントしてもらいました。原理原則系のマーケティング理論は「あり方」から始めるべきで、まずは自分の内面を固めるところからスタートすべき、ミッション及びミッションステートメントの策定と刷新kが欠かせません。繰り返し自分がなすべき仕事は何か?を考えることで、簡潔にシンプルに「私のミッションは〜です。」と、自分のあり方を人に伝えれるようになり、大きなセルフモチベーションにつながると思っています。

自己実現の前の欠乏欲求。

昨夜の勉強会は、いつになく仕事の都合で当日のドタキャンが多かったので、以下に昨日の勉強会での流れを簡単に示しておきたいと思います。自習の参考になれば幸いです。(笑)
マーケティングの神様とも言われるコトラー博士は時代の変遷とともに移り変わるマーケティングのモデルを1.0の製品主義から2.0の顧客主義、3.0のモノからコトへの移行の次に4.0として、顧客の自己実現を叶えるモデルになるべきだとその著書に書かれています。「自己実現」とは存在意義を認識しながら生きることと言われますが、そのレベルに到達できるのはごくわずかな人に限られており、一説では0.3%程度とも言われます。そのように考えれば、成長欲求と言われる自己実現のニーズよりも、マズローの5段階論の4段階まで、(生理的欲求、安全の欲求、所属の欲求、承認の欲求)の99.7%の大きなニーズがある欠乏欲求をまず満たせることがマーケティングでは前提条件であり、重要なタスクとなります。

宿利原かなさんのブログから拝借https://lineblog.me/nijiirocherish/ 宿利原かなさんのブログから拝借https://lineblog.me/nijiirocherish/

ジェイソンはなぜ病院にいるの?

私がマーケティングを学びだした当初の15年ほど前、メンターに教えられたのは「業界で誰も解決できないような問題に取り組むことこそが大きなビジネスチャンスになる」と言うことでした。業界内(社会)の根本的問題解決に向き合うことこそが、マーケティング思考だと教えられたのです。欠乏欲求の代表格である「健康を得られない社会的要因」の解決すべき根本的問題を探るわかりやすい例文があるのでいかに転載します。

どうしてジェイソンは病院にいるの?

――どうしてジェイソンは病院にいるの?
それは、彼の足にひどい感染を起こしたからだよ。

――どうしてジェイソンの足には悪い病気があるの?
それは、彼が足を切ってしまって、そこから感染を起こしたんだよ。

――どうしてジェイソンは足を切ってしまったの?
それはね、彼が、アパートのとなりの廃品置き場で遊んでいたら、そこには尖ったギザギザの鉄くずがあったからなんだよ。

――どうしてジェイソンは廃品置き場で遊んでたの
それはね、彼が荒れ果てたところに住んでいるからだよ。そこの子どもたちはそんな場所で遊ぶし、だれも監督していないんだ。

――どうしてそういうところに住んでいたの?
それはね、彼の両親が、もっと良いところに住む余裕がないからさ。

――それはどうしてもっと良いところに住む余裕がないの?
それはね、彼のお父さんは仕事がなくて、お母さんは病気だからね。

――お父さんにお仕事がないって、どうして?
それはね、彼のお父さんはあまり教育は受けていないんだ。それで仕事が見つからないんだ。

――それはどうして?…

Mission

この例文を参考にして、自分が置かれている業界や社会における根本的問題を抽出し、その解決に自分が向き合える事はどのようなことがあるかについて参加者の皆さんに考えていただきました。 自分が仕事で向き合い、根本的解決をすべき業界内や社会での問題を考える事で「ミッション=使命」が明らかになります。そんな言語化されたmissionを内外に示す事で自ずと行動に反映される、実践に取り組まざるを得なくなる、という段取りです。(笑)また、mission=使命を見い出し、その実践で(業界や社会が抱える)大きな問題の根本的解決に取り組むとは、言葉を変えると「志を掲げる」こととなると思います。吉田松陰先生の遺訓、「志を以って万事の源と為す」という言葉は日本人が大切にして来た価値観こそが、マーケティングは在り方から、という現代のビジネスに通じるものがあり、私達が胸に深く刻み込むべき概念だと思うのです。職人よ大志を抱け!(笑)

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