平成31年3月7日 曇りのち雨
衝撃のニュース!
火曜日、水曜日と連続の朝活&夜活のハイブリッド生活は思いの外、消耗する事があって昨夜はベッドで本を読もうと開けた途端に1ページもめくる事なく眠りに落ちてしまいました。おまけに今朝も(予定通りに)ゆっくり目にベッドから起き出さない、イマイチ気合の入っていない一日のスタートとなりました。こんな事じゃあかん、と反省しながら毎朝のルーティンである筋トレをしながら観るでもなく朝のTVの情報番組を眺めていたら、びっくりの衝撃映像!が流れてきました。日産から不正資金流用の告発を受けて拘留されていたカルロス・ゴーン氏がやっと保釈されたというニュースです。報道陣の目を晦ます為に作業着に帽子にマスクといった完全に変装して拘置所を後にして、詰め掛けていた報道陣に見つからずに出所したというニュースで、極め付けは道路工事の際に交通整理員がつけているような反射板まで身につけていたという、世界をプライベートジェットで飛び回っていたグローバル企業の会長がそこまでするのか!と驚かされるものでした。
砂上の楼閣。
そんなゴーン氏の姿を見て胸の奥の方が少し苦しくなりました。記憶の彼方に封印していた自分の黒歴史というか、思い出したくも無い辛く悲しい過去が脳裏に浮かび、朝から気持ちが少し落ちてしまいました。実は私、現在はなんとか、曲がりなりにも建築事業と研修事業の一般社団法人を合わせて3つの企業の経営をしており、何とか人並みの暮らしが出来ておりますが、いつも、今の自分はたまたま運があり、ラッキーが重なっているだけで、本来の自分自身の実力で今の暮らしがあるのでは無いと思っています。単なる偶然の産物で私のような元々どうしょうもない人間が今の地位や暮らしを与えてもらえているのはちょっとした奇跡で、まぐれあたりが続いて本来の実力以上のパフォーマンスを出している以上、その絶妙なバランスがいつ崩れるか、いつ、本来の自分の戻されるか、砂上の楼閣がいつ崩れるか、とビクビクしているというのが正直なところです。
潜在意識というパンドラの箱
そんな最低なセルフイメージは普段はパンドラの箱の如く封印しておりまして、出来るだけ目を向けないようにしています。しかし、たまに今日のカルロス・ゴーン氏の様な地に落ちた英雄の様な姿を目にすると、いつ自分が本来の姿に引き戻されるのだろう、なんてパンドラの箱を開けてしまいそうになるのです。エミール・クーエ(Émile Coué)が提唱した想像力(潜在意識)の4大原則から鑑みると、絶対に意識して潜在意識をコントロール出来ないわけで、昔の情けない、絶望に打ちひしがれた時の自分を本来の自分だと思ってしまうとその通りに人生が進んでしまう可能性が高くなります。いわゆるトラウマに引きずられるという現象ですが、これまで何度も建築会社の社長が消えていったり、キツかったのは家族3人でマンションの高層階から飛び降りた社長の葬儀ですが、そんなシーンに出会う度にパンドラの箱が開きかけては何とか封印を戻してきました。ちなみに、エミール・クーエ(Émile Coué)の4大原則とはこれ、
(1)意思と想像力が反目する場合、勝つのはつねに想像力の方で、例外はありえない。
(2)意思と想像力が相争う場合、想像力の力は、意志の力の2乗に正比例する。
(3)意思と想像力が同調している場合、そこから生ずるパワーは、両者の和によってでなく、積によってはかられる。
(4)想像力は誘導可能である。
絶望の装束。
そんな私のマイナスイメージの根源というか、絶望を味わった体験というのは、18歳の頃、全国を転々と彷徨って好き勝手な暮らしを続けた挙句、お金が完全に底を尽きたのと体調を壊したのが重なって神戸に舞い戻ってきた頃のことで、とにかくすぐに何処かに就職して食い扶持を稼がないと飢え死にするという状況に陥っておりました。しかし、高校も卒業していない、職歴もプータロー(今で言うところのフリーター?)しかない小僧を雇ってくれる事業所などなく、自衛隊に行くしかないのか、なんて思いながら職安に通ってやっと見つけた働き口が交通整理員でした。これで何とか食いつなぐ事ができる!と喜んだのも束の間、働き始めて即、絶望の淵に叩き落とされました。今も深夜作業の道路工事の作業員ほど自分自身の存在が虚しく感じる仕事はないと思っていますが、「深夜殆ど交通がない道路でひたすら誘導棒を振っているなんてどう考えても人形で十分やし、(その当時は今の様にライトを振る人形がなかった!)俺の存在なんてあってもなくてもおんなじや」と雪が降り積もる中、膝をガタガタ震わしながら一晩中、自己否定をする毎日を過ごしました。今朝のゴーン氏の出で立ちは私にとっては絶望の装束だったのです。
セルフイメージの作り方。
若かりし頃の情けない自分の姿、もともと実力以上のパフォーマンスを叩き出してきたのではないか?という自分への疑念、どうせ俺なんて、、というネガティブセルフイメージを持ちながらもこれまで何とかそこに引きずられることなく、前に進んで来れたのには、それなりの理由があると思っています。それは、どん底に落ちる前の幼少期から少年期にかけて、「ひょっとしたらオレ、すごいことができるかも!」と根拠なく自分のことを天才か英雄か偉人の卵じゃないか?という勘違いをしていたからだと思っています。そこは書店を経営していて、物心ついたときから毎日の様に本を持って帰ってきてくれて、狭い自宅にも関わらず、6畳間の一部屋丸ごと書斎といっていい程、本に囲まれた部屋があり、面白く、少しエッチで、血湧き肉躍る英雄達が活躍する物語を読み放題に読む環境があったことに起因します。中学生の頃には完全に織田信長にリスペクトして大きくなったら天下統一をやるんだ!なんて思っていたからです。(笑)
事実は一つ、解釈は無限と言われる様に、人生に起こることが良いことなのか、悪しきことなのかは解釈次第、自分のセルフイメージにしてもプラスとマイナスが何重にも折り重なって作り上げられると考えれば、本当の自分(セルフイメージ)とは「その時」自分を見て感じる自分が全てなのかもしれない、なんて思います。あとは、嫌な部分を押し込めておく強固なパンドラの箱を作るだけ、そしてパンドラの箱の底には希望だけが残った。との伝説がある様に出来るだけ早い段階でセルフイメージを高める体験をする事が大事なのかもしれません。とりあえす、ゴーンさんのことは忘れます。(笑)
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