四規七則、型を作る事が自由をもたらす。

JUGEMテーマ:日記・一般
ハードな一週間が終わりました。。。

まあ、出張の予定にひもつけて他の用事も一度に済まそうとした事と、以前から決まっていた勉強会の予定が動かせないという事で今週は丸々1週間事務所にいないという事になってしまいました。
たくさんの方とご縁を頂き、たくさんの学びも頂き、そしてたくさん飲みました、(苦笑)
そんなハードな1週間の最終日は、主要取引先の商社である株式会社久我さんが大々的に催されている住宅フェアへのバスツアーの日と重なっておりました。
昔からお世話になっているお客様も多数参加頂いているということで、私も参加したかったのですが、今日は月に一度の茶の湯のお稽古の日と重なっていた事もあり、バスツアーのツアーコンダクターはメンテナンス部の和田に任せる事にさせて頂きました。
そんなこんなで無理を言って休ませて頂いた私はいつものように滋賀県の和邇へ、
梅雨の合間の晴天ということで気難しい比良山も今日ばかりはうれしそう、
茶の湯の世界ではすっかり夏ということで、風炉で茶の湯を点てて、月に一度の習慣としてすっかり定着した、心の中の整理と精神統一をしながらカタチを守る事とおもてなしというコミュニケーションの本質に根ざすことを学んできました。
それは日常の暮らしの中では気をつけている様でなかなか具体的に見る事が無い一期一会の心に触れる瞬間でもあります。
それにしても、習慣化と見える化を全ての基軸にして生きている(といってもいい)私にとってもこの茶道のお稽古程、緊急性がなくて重要なことはありません。
仕事の予定が入ったのでお稽古を休んだからと言って私の周りは一切なにも変わりません。
そして一度お稽古に行ったからと言って劇的に変わる事もモチロン無いのです。
しかし、それを敢えて続けて来た事で自分の内面に刻んで来た成長は計り知れないと思っています。
事業としていろいろと取り組んでいる事も実はこんな事がとても大事で、今したからといって劇的な変化が起こる事など無いのをよく理解して、それでも忙しい日常の中の時間を割いて、新たな試みや改善を繰り返して行かなければならないと思います。
すみれのスタッフ全員がそんな価値観を共有しながらお客様と向き合っていければ最高ですよね、
そんなこんなで、(アタリマエの事を当たり前に出来る会社を標榜するすみれスタッフ全員が)座右の銘とすべき、書道の真理先生から手本と一緒に頂いた紙に書いてあった千利休の有名な言葉を今一度、
四規
和  敬  静  寂
七則
茶は服のよきように点て、
炭は湯の湧くように置き、
冬は暖かに夏は涼しく、
花は野の花のように生け、
刻限は早めに、
降らずとも雨の用意、
相客に心せよ
そして細かな事にも注意を払う意識を持って、それが自然な動きとなるくらい我々の型を作り上げる事ができれば、その先にはきっと自由が待っていると思うのです。
道は遥か遠く険しいかも知れませんが、立ち止まらずに一歩ずつ歩んでいくのみですね。
率先垂範、凡事徹底、今一度心します。

私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
投稿日: カテゴリー 備忘録 

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