マーケティングの2つの概念と自助論。

平成31年3月18日 曇り

満員御礼!

今日は大阪。先週の先週の東京に引き続き、大阪で一般社団法人職人起業塾のオープンセミナーを 開催しました。今回は定員30席に対して定員を大幅に上回るお申し込みを頂くほどの大盛況で、約半数の方が懇親会 にもご参加頂くなど、大いに盛り上がりました。ホームに帰ってきた感じ、と言うのでしょうか、初対面の方ともすぐに打ち解けて懇親会に飛び入りでご参加頂いたりと、やっぱり関西は温かい。なんて思ってしまいました。ま、先週の東京でもジンギスカンで散々盛り上がりましたが。とにかく、大勢の皆様、年度末のお忙しい時期にお時間を割いてご参加頂きましてありがとうございました。(笑)

2つの問題。

今期のオープンセミナーは「建築現場における真実の瞬間」と題して、消費増税後の需要の 冷え込み、そしてマーケットの縮小を凌駕する程の加速を続ける職人不足の、私たちが抱える 二つの大きな問題を根本的に解決する戦略をマーケティング理論を紐解きながらお伝えしています。 また、「信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生」という厳しい事実に目を向け、社員教育のみならず、建築現場に携わる全ての職人、取引業者と同じ目的意識、ベクトルを合わせる 重要性に目を向けて、私達が取り組んでいる協力業者さんとの会議の運営の内容を公開して います。元請け、下請けという上下関係ではなく、共に顧客満足を創造することで未来を切り 開く、マーケティング思考の概念を実務に落とし込む取り組みに、多くの方に関心を持っていただきました。

マーケティングの二つの定義。

「マーケティング」と言う言葉の定義は幅広く、多岐に渡りますが、シンプルに考えると「市場(マーケット)の創造」と なります。そしてそれは「生涯顧客の創造」と「新規顧客の創造」の二つの概念の組み合わせ であり、両立することが必須です。もう少し踏み込むと、 生涯顧客創造:信頼関係構築(LTVの集積)、 新規顧客創造:イノベーション(前人未到の問題解決。) となり、この二つの複合体であることがわかります。要するに、あらゆる問題に対して対処ではなく、根本的な問題 解決を進めながら、目の前の顧客満足の精度を上げる事で集客の質の向上を図ることに他なりません。 この度の大阪でのオープンセミナーでは現場主義、現場マネジメント改革を通したその両方へ同時にアプローチする具体的 な方法論を提言としてお伝えしました。触りの部分だけ、ここでも記しておきたいと思います。

当たり前の積み重ね。

建築業で売上利益を上げ続けるのに、誰もが分かっている当たり前の原則論を積み重ねると、
完工無くして売上なし→職人がいなくては施工はできない→職人になりたい若者がいない→建築現場に魅力がない→建築現場で働く人が生き生きとそして豊かな暮らしをしなければ若者は来ない→現場実務者の給与、労働環境の改善が必要→今のままの働き方では現場実務者の所得を上げることは出来ない。→現場で次の受注を集め、売上を作ることで現場に付加価値が生まれ、待遇改善ができる→「未来の売り上げと職人不足」の根本的問題解決は現場にあり→現場実務者にその責任も役割もある→現場実務者の意識に未来はかかっている。となります。

役割を増やせば所得も増える原則。

簡単な話ですが、建築業において評価を得るのは現場でのものづくりと、現場が完成して引き渡してからの暮らしで満足してもらうしかありません。どんな商売でも同じですが、良い顧客を集めるには評価をベースにした信頼関係に裏付けされた紹介や口コミが一番です。現場実務者が絶対の顧客満足を得られる様に意識を変えてコミュニケーションをとり、細心の注意を払う様になれば、次の仕事を得るのはそんなに難しい事ではありません。現場で稼げる職人になれば、営業や販促の費用が浮くわけで、当然、自身の稼ぎは良くなって然るべきですし一番初めから自分が窓口を務めた現場を自分で施工して、お客さんに喜んでもらうと、「こんな素晴らしい仕事は世の中にそうはないやろ」と思えるくらいやり甲斐を感じます。若者が憧れてもおかしくないと思うのです。

自助論。

「天は自ら助くる者を助く」とはサミュエル・スマイルズが自助論の序文に書かれた言葉です。300人以上の欧米人の成功談を集めた書籍を中村正直が翻訳して『西国立志編』として日本で発売されたところ、日本史上最高のベストセラーと言われる福沢諭吉の「学問のススメ」に迫るほど爆発的な人気を博し、一時は教科書にも採用されたとの事で、明治から昭和にかけて欧米の列強国に追いつき、追い越せと国を挙げて学び、実践し、成長した時代に是とされ、原動力となった考え方と言っても過言ではありません。「自助の精神」の人に頼るのではなく自分自身で人生を切り開くとは、「意志のあるところ、道は開ける」と言う言葉と共に、意識を変えて実践し、習慣化する原理原則を愚直に守る事でもあります。結局、職人不足も外部環境に左右されない質の高い集客も、職人をはじめとする現場実務者の意識改革と実践出来る様に手助けをする教育にかかっていると思っています。

壁を越えるにはトレーニングとコーチが必要だ。

今回の大阪で開催したオープンセミナーは定員に達してから申し込みをお断りさせて頂いた方や、辞退された方も 多くおりますので、近々、追加での開催を検討しています。ただ、7月からスタートする6ヶ月研修は定員に達する可能性もありますので、入塾のご案内は出来ないかもしれませんが、、今月中には一般社団法人職人起業塾のHPもしくは fbページで告知を致しますので、ご興味がある方は是非お越しください。ブログ購読特典で参加費用は無料にてご招待とさせていただきます。理屈はシンプル、誰もが分かっている。しかし、分かっていることと、出来る事、出来ていることは全く別。知る→やる→わかる→できる→やっている。と学習から習慣化にはいくつものハードルを越える必要があり、トレーニングとリマインダーをかけるコーチが必要です。一般社団法人職人起業塾はその部分をお手伝いするグループコーチングです。少しでもご興味がある方は早めに事務局までお問い合わせをお願いします。共にマーケティング思考への学びに取り組みませんか?
https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/application/contact/

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◆初の出張開催!丹波にて無料の勉強会【元祖】職人起業塾開催します!

今回はホットシートなるワークショップを行います。以下に丹波の藤本が配信されている「サスライプロジェクト 公式メールマガジン」でご紹介してもらってたので内容を転載します!

改装中のcommuneca(コミュンカ)で3/20に職人起業塾を開催します。

職人起業塾とは古民家再生でお世話になっている神戸の工務店のすみれ建築工房の社長である高橋さんが
神戸を始め全国各地で開催しているマーケティングの勉強会です。

建築業界の方対象で受講料はひとり50万円するんですが月一回すみれさんで開催されているのは参加費がなんと無料で建築業界の人以外でも参加することができます!一応飲食業の私も1年ほど参加させてもらっていますしアロマ、エステ、保険、IT系、農家など様々な業種の社長さんや社員さん、これから起業を志している人など色んな立場の人たちが参加しています。

高橋さんの勉強会は小手先だけのマーケティングではなく会社、組織、個人のあり方を問う内容なので
業種や立場は違えど勉強になるし実践に役立つし異業種の人たちと交流できたりするとても有意義な会です。
・将来独立起業を考えている方
・今すでに起業している方
・起業はしていないけどマーケティングを学びたい方
・これからの生き方働き方あり方を考えたい方
には特におすすめです。

祝日の前日である3/20(水)の19時から21時までで希望者は起業塾終了後、懇親会にも参加することができます。懇親会はおひとり3500円で猪鍋や丹波の地酒などを飲み食いしながら高橋さんをはじめ参加者同士の交流を深めることができます。

3/16(土)の古民家再生のワークショップで3部屋ほど宿泊可能になる予定なので寝袋や布団を持参してもらったら無料で泊まることもできます。500円で貸布団も手配することができます。(必要な方は前日までにお申し付け下さい)

起業塾の翌日の3/21(木祝)は古民家再生のワークショップも開催しますのでセットで如何でしょうか?

職人起業塾の詳細、お申込みは
https://www.facebook.com/events/309700836402020/?ti=as

★古民家から再生プロジェクト
リアル劇的ビフォーアフターワークショップ@丹波

3/16(土) https://www.kokuchpro.com/event/190316/entry/

3/21(木祝) https://www.kokuchpro.com/event/190221/entry/

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◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

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「マーケティングの2つの概念と自助論。」への2件のフィードバック

  1. 如何なる企業であっても知らない事だらけだと思います。貴殿の塾も学びたい人が沢山要ると思います、倫理法事会にしても同じかと思います。順風満帆の経営者が一番危ないと思います。人は狭い中で事業お越し人を使っているトップの多い事知る知らない事は世の中当然で有ります。高橋さんのしておられる事も自身が
    行き着いた・感じて来た経験からだと思います。塾で学んだ事が如何に役に立っているか、学びに損は有りません。知る事が大事だと思います。高橋さんは良い機会を作っていると思います。
     ㈱みらい農産  平木

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