平成31年4月17日快晴
早くも初夏の陽気!
日中の気温がとうとう20度を超え半袖のシャツ1枚で過ごせるポカポカとした最高の天気の下、今日は春と秋に1度ずつある恒例のチャリティーゴルフコンペでした。神戸を中心とした兵庫県下に安心してリフォームできる環境を作ることを目的として、自治体と連携して生活者向けの啓蒙セミナーや工事品質を担保できる企業の認定基準を定めたり、技術研鑽の研修会を行ったりと、地道な活動を続けているひょうご安心リフォーム推進委員会は会員の協賛金と手弁当で運営をしており、いわゆる収益事業を持っていない貧乏NPO法人で、この年2回のチャリティーゴルフコンペが数少ない収益の柱となっています。今日も大勢の方にご参加いただき、私も張り切ってチャリティーに励んできました。皆様ありがとうございました。(笑)
目的が良ければおまけがついてくる。
私の活躍もあり、今回もめでたくチャリティーの目標額歩達成したようで何よりですが、ゴルフコンペ開催の主たる目的はあくまでも会員と関係者の親睦を図る場であり、募金集めはあくまでもオマケに過ぎません。最高のゴルフ日和となった好天の下、どの組のメンバーさんも楽しそうに和気あいあいとラウンドされていたのを見て、チャリティー金額だけではなく本来の目的もしっかり達成されていると感じました。建築系のNPO法人の集まりだけに、建築関連会社の方も多く、ゴルフコンペでご一緒したのをきっかけに、仕事を助けたり、助けてもらったりすることも少なからずあり、本来の目的とは若干離れますが、グリーンコミニケーションを行うこと、善い目的を持った行動には付随して良いことも多くあるものだと思った次第です。
目的意識最重要論。
私は仕事において最も重要な事は目的意識を持つことだと思っています。「何のために?」と言う設問を自分自身常に投げかけながら業務に向き合うことで目先だけのことに囚われるようなおかしなことをしなくなるし、顧客接点を持つ全員が顧客と目的意識を共有する事が、完了後に満足してもらえる工事ができるか否かの分岐点だと思っています。しかしながら、目的と手段は全く異なるはずなのに、日常の業務を繰り返しているうちにそれらを混同したり、優先順位が逆転したりすることが往々にしてあります。非常に残念で、看過はできませんが忙しい毎日を過ごしていると自分自身に対する問いを持ち続けることさえ難しいのが現実です。
とあるカリスマの目的と手段の考察。
先日、とあるカリスマ経営者さんのメールマガジンにこんな文章がありました。
「ある講演で聞いた話。交通事故には、実は歩行者が横断歩道を歩行中に車にはねられているものが多い。これだけで聞くと、「ああ、歩行者が信号を赤信号を無視して渡ったのだろう」と思うのだが、よく調べてみると、そうではなくて歩行者が青信号で横断歩道を渡っている時に事故に遭うケースも多く含まれている。これは自動車の運転手が赤信号を無視し、または気づかずに事故を起こしているというもの。それを聞くと「車の運転手がいかに悪いか」ということが議論になるが、実は本質はそこではない。赤だから車は停まるだろう、青信号だから安心だ、と何も疑問を持たずに横断歩道を渡っている歩行者に問題があるのではないか私は思う。〜中略〜 赤信号は“止まりなさい”はルールだが目的ではない。手段である。目的は「安全を確認し、横断歩道を渡る」だ。本質的に言えば信号の色が重要なのではない。いくら車の運転手を非難しても事故や怪我は元には戻らない。信号を守るというルールは秩序を守る重要な役割を果たしているが、それはあくまで手段であり、目的ではない。ルールを守って秩序が保たれていることも目的ではなく手段である。
と、この春から社会に足を踏み入れる新社会人に手段と目的をしっかりと見極めて、本質に近づくような仕事人になってほしい。とエールを込めて締め括られておりました。
犬渡り論争。
このコラムを読んで私は、このところ近しい人達の間で小さな論争を巻き起こしている「犬渡り問題」を思い出しました。犬渡りというのは、信号も横断歩道もないところで道路を野良犬のように横断する行為で、先日はTVの朝の情報番組でもこの問題が取り上げられていました。こんな些細な事を取材して公共の電波で流していることに驚きましたが、犬渡り=法律違反=罪であるという意識が広く世間に認められているのだと改めて感じたのです。確かに、とある教育コンサルタントの方が、「赤信号を無視して横断歩道を渡る倫理観のない人とは仕事をしない。」と言われているのを聞いて、恥ずかしながら自己責任犬渡り容認派の私としてはギョ!としたことがあります。確かに、街中の交差点で多くの人が赤信号で止まって待っている中、車の往来が途切れたからといって横断歩道を渡り出すのはどうかと思います。つられて渡って事故に遭う人もいるかもですし。しかし、人通りも車通りのない郊外の道でポツリと信号待ちをする事はナンセンスだと思うのが私の中では普通な感覚となっており、私自身もつい、犬渡りをしてしまいます。ちなみに、私の自宅から表通りに出て、道路を挟んですぐ目の前にあるアイスクリーム屋さんに行こうとすると、横断歩道は50メートル以上離れたところ、反対側は横断歩道まで10メートルですが、3回信号待をしなければなりません。もちろん、私は常に犬渡りです。(笑)
100人いれば100通りの正義がある。
もう一つ、私に大きな影響を与えているのは、未だにお客様としてお付き合いがある、若い頃に勤めていた佐川急便時代の上司と数年前に雑談していた際、淡路島のおばあさんに怒っていた事です。それは、天気の良い真昼間、人通りも車の往来も無い所でおばあさんが押しボタン信号を押して信号を渡ったと憤慨しておられました。その婆さんのおかげで飯も食えない程忙しいのに誰もいない所でじっと停車しなければならなくなり随分イライラしたようです。この話を聞いていると、自分一人のために車の往来を妨げるおばあさんが自分勝手な事故中心的な行動をとっているように思えてきて、それからと言うもの車の往来の少ない場所では出来るだけ押しボタンを押さずに犬渡りする事を心がけています。(笑) それにしても、事実は一つ、解釈は無限と言われますが、人の正義って本当に人それぞれなのだと思わずにはいられません。元上司が言われた事は基本的には違法ではありますが、それが絶対に人様の迷惑にならず、自己責任の範疇で完結できて、逆に役に立つのなら、闇雲に押しボタンを押す事なく、よく注意して道路を渡る方が良いと私も思うのです。
超法規の判断が出来る為には哲学を持つべし。
法治国家に住まう私たちは法律遵守は当然の義務です。また、企業や組織にも規則やルールがあり、そこに属するのならそのルールを守らなければなりません。無論、これは大前提ですが、それでも敢えて考えるべきは法律や規則、ルールを定める目的が担保されることであり、この目的を見失っての規則やルールの遵守は大いに問題があるし、場合によっては逆効果になりかねません。決してルール違反、法律違反を奨励するつもりはありませんが、今の時代は法律を守っていればそれで良い時代ではなくなっており、超法規的判断を求められていると思います。少し前になりましたが、舛添前東京都知事が(政治家なら殆どの人がやっている)政治資金の流用をSNSで責められて「適法だが不適切」との迷言を残して辞職したのが分かりやすい例で、「法律だけ犯さなければ良いやろ。」と最低限の事しか守らない人や企業は淘汰される時代になっていると考えれば、これからの令和の時代には今まで以上に目的意識を明確に持つことが求められると思うのです。何のために?と言う問いを繰り返し自問自答することで、手段と目的の履き違え、違法でないが不適切な選択を排除する事ができると共に、自己責任の範囲で選択できる自分の正義、哲学を持つべきだと思うのです。どちらにしても一度きりの人生、自分の人生哲学を持ち、それに沿った生き方をしたいと思うのです。
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