令和元年5月16日 晴れ
毎日五月晴れ。
いい天気が続きます。今週は珍しく遠方への出張が無くて、落ち着いて建築実務に精を出しています。昨日は珍しく、DIY支援を行なっているお客様向けにネットで商品をご自身で注文出来る様に温室のビニールカーテンの収まり図を描いたりと建築屋っぽい仕事もしちゃいました。モノづくりっていうか、お客様の「こんなことがやりたいの」の実現のお手伝いをするのはやっぱり面白いやり甲斐のある仕事で、お客様の喜んでくれる顔をイメージしながらなら苦手なCADもなんとかこなせます。(笑)
ゲームチェンジ!
実は、私、只今、来年の20周年を迎えるにあたってリブランディング構想を進めておりまして、これから迎えるであろう未曾有の外部環境の大きな変化に対応すべく、今まで行ってきた所謂、「建築請負業」から脱出し「ゲームチェンジ」を目指してサービス、事業モデルの刷新に取り掛かっています。リブランディング(企業ドメインを生まれ変わらせる)にはインナーブランディングとアウターブランディングの両方に取り組まねばならず、先ずは社内での意識と方向性の共有をすべくインナーブランディングに向けた社内で趣旨の説明やヒヤリングをコツコツと積み重ねている段階です。
コンセプトは机上の空論なんかじゃ無い!
これまでのすみれ建築工房の強みは社員大工と女性設計士による設計・施工の一元化とかではなく、マーケティング思考(モノではなくコトのソリューション提供)に基づいた実行力だと認識しており、現在の自社が掲げるコンセプト「家は建ててからがスタート」を実業に落とした活動を愚直に行ってきました。例えば大工による「年一回の無料巡回メンテナンス」や新築や新規出店される事業者向けの「綿密な資金計画のサポート」毎月開催している暮らしの楽しみ方を学ぶ「すみれ暮らしの学校」定期的にインスペクションを行う「家の定期診断サービス」等々、一見建築業とは思えないような事を長年取り組んでいます。これらは全てマーケティング事業部で考案した事を社員の大工と設計士に実践してもらっています。
「こんな暮らしをしたかった」のお手伝い。
私たちはあくまで建築を単なる手段だと認識し「その後のユーザー体験」を素晴らしいものにするのが事業の目的であるとの、これまでのコンセプトを更に進化させてもっと鮮明にする分かりやすいサービスを考案することによって、建築以外の「暮らし」にまつわる相談を広く集め、対処ではなく予防出来る川上でお客様のまだ顕在化していないニーズを抽出し、問題になる前に解決して住まい手の「こんな暮らしをしたかった」という自己実現に貢献したいと思っています。その為にはまず、スタッフからどんな仕事がしたいか、どんな人に貢献したいか、自分たちが何屋なのか?を明確にしてもらう必要があり、その準備をしています。
Xデザイン学校で学んだアウトサイドインの思考。
とはいえ、具体的に何をどのように変えるかは今の所明確にはなっておらず、手探り状態なのが正直なところで、これから社内で「自分達は何を提供する会社になりたいか?」を明確にしてそこからユーザー(もしくはユーザーになり得る人)への調査を開始します。自分達の強みから何が出来るか?を考えるのではなく、ユーザーへの調査から私たちが取り組むべき課題を見出し、ソリューションを提供出来る様なサービスを考える中で使える経営資産を総動員するアウトサイドインの考え方を取り入れることにしました。これが私が学び続けて4年目に入ったUXデザインで学んだマーケティング思考の次のステップです。
テスト!テスト!テスト!
具体的なアクションはこれからですが、現在進行形の建築実務の中にも少しずつテスト的な試みを取り入れており、本日ご契約を頂いた店舗では予算とデザインを両立させるオリジナルの家具をご提案してみたり、新規事業に取り組まれる飲食店さんに物件調査の翌日に予算どりの資料と共に融資の検討をおすすめしたり、上述のDIY支援を行なったりしています。その一つとして来週には今までにやったことが無いイベントを企画しており、私自身も大変楽しみにしています。これは建築とは遠くかけ離れた(と思われる)内容で、スマートフォンの通信費を抑える格安SIMを利用するための基礎講座で、SIMを変えればお得になるのは分かっていても、よくわからない、めんどくさい、とそのまま大手キャリアに高い金額を支払い続けている圧倒的多数の人に向けての講座です。
工務店が格安sim活用のイベントを企画する理由。
「なぜ、IT企業でも無いのにスマフォの活用の講座を行うのか?」と数人の方に質されましたが、工事ではなく暮らしに焦点を合わす事業者として、私の中では全く違和感がありません。新築住宅を計画中の方に常々、住宅はイニシャルコストではなくランニングコストとして考えて、毎月余裕を持って支出できる額を基準に資金計画を立てるべきだとアドバイスをしておりまして、安心できる費用を算出すると、思うような住宅を建てる費用にとど来ない場合が少なからずあります。その場合、家計や保険、車の買い替えなどライフプランの見直すのですが、思いの外、通信費が大きな支出になっている事に気付かされます。しかし、使い慣れたケータイを変えるのは抵抗があるとか、よくわからないとか、その部分を手付かずのままスルーすることが少なからずあり、お手伝いできればいいな、と思ったのがきっかけです。
ユーザーがまだ気づいていない素晴らしい体験を!
ちなみに、格安SIMを使って通信費が1万円軽減できたら、35年で420万円の削減になります。新築をお考えの方がその費用を建物の性能に充てると建築基準法をクリアする程度の分譲住宅仕様をゼロエネルギー住宅どころか、太陽光発電を売電できる10年間は光熱費がプラスの生活を余裕を持って実現できます。月々の光熱費、売電費を合わせて3万円が20年間お得になれば20年後には720万円の貯蓄が出来ている、もしくは住宅ローンの返済に当てれば金利を含めて1000万円近い節約になったりします。おまけに夏は涼しく冬は暖かで風邪もひきにくくなったりします。私たちがライフプランや資金計画のお手伝いをする中で、(お客様がまだ気づいていない問題を解決する)少しのご提案をするだけで、住まい手のご家族の人生が大きく変わったりする訳で、建築屋として依頼された建物を造るだけでは無い本質的な問題解決が出来る企業に生まれ変わりたいと思っています。
そんなこんなで、格安SIMを誰でも活用出来るイベント、是非ご参加ください!(笑)
◆誰でも簡単に格安simが使える講座
日時:2019年5月21日火曜日 19:00〜20:30
場所:WAY OUT 〒651-0084 神戸市中央区磯辺通2-2-10 ワンノットトレーズビル2階
参加費:3000円(ドロップイン費用含む)
内容:人生最大の買い物は住宅もしくは保険と言われていましたが、今の時代はひょっとしたら通信費かも知れません。誰もがずっと使い続けるスマートフォンの費用を生涯分の計算すると莫大な費用になります。賢く暮らす為には毎月のランニングコストの無駄を見直すのはとても効果的です。気にはなっているけどなかなか見直せない通信費の仕組みを学んでいただくチャンスです!講座の目次は以下。
・利用するなら理解しておきたい格安SIMとSIMフリー
・トラブル防止に役立てたい5つの超重要キーワード
・良いことばかりで安いわけがない格安SIMの5つの注意点
・格安SIM契約用 簡易チェックシート
イベント申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/2151155984981151/
◆塾生絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!
建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生 【 東京会場 2019年6月24日~ 12月6日 】
□ 第15期生 【 大阪会場 2019年7月19日~ 1月16日 】
◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングの勉強会です。
次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。
◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。
原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com