建築現場から未来を切り開け!

令和元年5月23日 快晴

今日は長崎。

諫早で半年に渡り開催して来た13期職人起業塾の最終講の研修講師として朝一番のフライトで長崎空港に飛び、10時から18時までぶっとうしの講義と塾生全員によるアクションプランの進捗と卒塾検定のプレゼンテーションを聴き、夜は懇親会で熱く語り、二次会でも大勢のメンバーとカラオケで盛り上がったりと、熱量の発散がマックスな1日を過ごしました。いつものことではありますが、半年にも及ぶ研修の終わりは、塾生達の大きな変化に目を見張るの共に、毎月定期的に顔を合わせ、研修で学んだ理論の実践の進捗を検証しながら厳しい言葉を投げかける決して表面的な付き合いではない、深いコミュニケーションを取って来たメンバーと今後は頻繁に合うことが無くなるのを寂しく感じてしまします。ま、SNSでも繋がっておりますし、定期的なフォローアップ研修も開催するので、もちろんこれで縁が切れる訳ではなく、むしろ、研修の終わりは実務のスタートであり、本番でどのような活躍をされるのか、フォローアップ研修で聴けるのを楽しみにしたいと思います。

卒塾への厳しいハードル。

今回で13期を終えた職人起業塾の15回、6ヶ月にも及ぶ研修は毎回、少しずつブラッシュアップを繰り返しています。今回、第7期@福岡での研修に参加していた徳満くんが復習を兼ねてオブザーバーで参加してくれていましたが、その内容の変わりよう、卒塾検定のハードルの高さに少し驚いておられました。以前は研修内で学ぶマーケティングコンセプトを埋め込んだまとめのワークのフォーマットに自分自身の役割に応じたアクションや在り方、今後の決意を書き込んで発表するだけだったのが、今では9つのコンセプトについてプレゼンテーション資料を作成して発表する、もしくはアクティブ・ブレインの記憶術の磁石法を用いて10分間のプレゼンテーションを頭に叩き込み、メモを見ずに発表するという、事前準備をしていなければ到底出来ない高いハードルを設定しました。そもそも、この研修は実践型研修で研修に参加した時だけが研修ではなく、研修期間は実務において研修で学んだ内容を実践することに重点をおいており、その取り組み姿勢が如実に現れる検定内容にしてみました。

塾生への深い感謝。

そもそも、大工や施工管理といった建築実務者が10分間のプレゼンテーションをする機会など一生のうちに何度もあるものではありませんし、そんな人前で話すことに苦手意識を持っている人が少なくありません。しかし、プロフェッショナルの職業人として自分の仕事への熱い想いを語ることくらい出来て当然ですし、出来ねばならないと私は思っています。半年間の研修の中で繰り返し全員の前に立ち、発表を繰り返したり、横山桂子先生のコミュニケーション講座で人前での所作や話し方を学んだとはいえ、開講当初は自己紹介さえおぼつかない若い塾生達が、課題の9つのテーマを組み込んだプレゼンテーションを自分の言葉で行い、今後の未来に対する希望を語る姿を見るとその成長ぶりに心を震わせずにはいられませんでした。それは、私が自分自身の存在意義を認めさせてもらえる貴重な体験でもあり、半年間、研修に真摯に取り組み、毎回の様に厳しいオーダーを課す私について来たくれたことへの感謝の念が込み上げて来ます。

現場から建築業界を変える。

そんな熱く、感動的な最終講の締めに私が語るのは「ムーブメントを起こそうぜ!」との、塾生から同志に変わって私と一緒に日本の建築業界を変える取り組みを一緒にやろうぜ!という呼びかけです。私達、建築業はモノづくりが生業であり、現場で作った成果物でしか評価をされません。若者の建築業界離れが加速し、モノづくりを担う職人が激減する中、根本的な問題解決は現場で顧客の絶対的な満足と評価を得て、信頼に基づいた集客を生み出すことで、金額面でも工期面でも適正な受注を繰り返し、若者が働きたくなる環境を整えることしかありません。その為に絶対的な顧客満足こそが自分たちの未来に繋がるという目的意識を明確に持った現場実務者の集合体が現場のマネジメントすることが不可欠で、その実践方法を私達の研修で伝え、研修期間で実践と検証を繰り返しています。建築業界の未来は現場実務者の手に委ねられている、それを全国の塾生達がそれぞれの地域で活躍する事でボトムから支え、変えてもらいたいと思うのです。

未来を切り開け!

今回の長崎の塾生達も私のそんな言葉に深く頷き、プレゼンテーションの中で「私達が作るのは物ではなく物語です。」との名言を口にされたり、「若者が憧れる大工の働き方を私が作ります!」と気を吐いてくれました。研修を受講する中でどんどん意識が変わっていく自分を認め、態度を変え、行動を変え、習慣を変え、人格を変え、「人生を変えることができるのを実感しています!」と頼もしい言葉を聞かせてもらえたのは、絶対に穴を空けることも、遅れることも許されない状況で、夜中に起きだして始発に飛び乗り長崎まで通い続けたハードな半年間のスケジュールの厳しさを忘れさせてくれるに余りある一言でした。第13期生の皆様の今後のご活躍と彼らがそれぞれの地域で起こしてくれるであろうムーブメントに心から期待しつつ、最大限のエールを送りたいと思います。13期生の皆さん!気合い入れて自分自身と事業所と建築業界の未来を切り開いて下さい!遠く神戸の地からいつも応援しています!

謝辞。

遠く長崎の地へのご縁を繋いで下さいました株式会社クロダの山内課長、その種となったファイヤー塾主催のファイヤー村田社長、研修開催にご承認とご協力を頂いた大平社長、塾生を派遣くださった、横田社長、鶴田社長、相川社長、堺社長、私どもの取り組みにご理解を賜りました事、心から御礼を申し上げます。そして、研修の終わりは実務のスタート、これからも定期的に取り組みのの進捗に関わらせて頂きますので引き続きよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。心謝。


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