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すみれ便り2012 秋号 『思ったら、即行動』
有限会社すみれ建築工房 代表取締役 高橋 剛志
暑かった9月も終わり、いよいよ10月ということで季節は本格的な秋へと移っていきます。
今年の夏も厳しい残暑に見舞われましたが、ここに来てずいぶんと涼しく、過ごし易くなって参りました、朝夕の気温の変化も激しくなって参りましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
この時期の伊川谷では、そこここで田んぼの稲刈りが行われ、普段の暮らしの中にあっても実りの秋を感じる事が出来て、その風景を見る度に毎年親戚が送って来てくれる新米を心待ちにしてしまいます。
身近なところに田や畑、海や山がある神戸という街で暮らす事の良さを季節が変わる度に感じてこの地に根を生やして生業を続けさせて頂いている事に感謝せずにいられません。
先日ある会合に出席した際に、9年程前にご自宅のリフォームをさせて頂いたお客様と偶然出会うという出来事がありました。
その方は出席者名簿を見て私の名前を見つけてくださって、会の途中の全員に話される時間を割いて、すみれで工事をした事がある、とてもいいリフォームで今も満足している、機会があれば一度声をかけられる事をお薦めします、と60人ものメンバーさんに向かって話して下さいました。
私はというと、思いもかけないことに若干戸惑いながら、嬉しくて端の方の席で涙ぐんでおりました。
その方は『神戸で輝く女性経営者』という本に取材を受け、書籍に紹介されるほど、ご活躍をされている家事代行サービスの会社の会長で、ご自身が執筆された著書はメディアで取り上げられたり、神戸暮らしの学校を設立されたり、最近では武庫川女子大で講師を務められるなど精力的な活動を続けられている立派な経営者で、私もその昔、この方に異業種勉強会に誘って頂いたことがきっかけで大きな成長を遂げる気付きときっかけを頂きました。
そんな方に人前で大々的にお褒めの言葉を頂けたのは本当に嬉しい事でしたが、この度はそれにも増して大きな教えを頂く事が出来ました。
それは、『神戸で輝く女性経営者』の書籍の中にあった会長の言葉で、『思ったら、即行動』ということであり、会長が昔から一貫して感謝の気持ちをすぐに手紙にして送る習慣を持っておられるということでした。
今回も、再会してご挨拶をした翌日にはきれいな字で認められた手紙が私の手元に届きました。
そういえば、と、今になって思い出したのは9年目にリフォームの工事を終えた時もスタッフを労うお手紙を頂いていたことで、その時も担当させて頂いたスタッフと一緒に工事をして感謝のお言葉を頂いたことをとても喜んだのでした。
そのお心遣いが長年にわたる精進と習慣の結晶だということが、今頃になって分かったのです。
元来、筆無精の私は、一時は心を入れ直して頻繁にお客様に葉書を出していた時もあるのですが、結局日々の忙しさにかまけて今では全く出来ておりません。
そんな自分を恥ずかしく思うのと同時に、カタチは違えども、『思ったら、即行動』の精神で周りの人に感謝の気持ちを伝えることをしていこう、と今更ながら大きく反省した次第です。
創業して以来、お客様に育てられ、生かして頂いていることを改めて実感して、そのご恩に報いる事が出来るよう社員一同精進していこうと今一度肝に命じることになりました。
皆様に頂けたご縁に本当に心から感謝するばかりです。ありがとうございます、そしてこれからも引き続きすみれ建築工房を宜しくお願いいたします。
*****ここまで*****
長文を最後までお読み頂きましてありがとうございました。(笑)
もうしばらくしたらお得な情報と共にお手元に届くかと思います。
読んで頂いた方には重複してしまうことになりますが、よろしくお願いいたします。
『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
だわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。