JUGEMテーマ:日記・一般
今日はこの冬一番の冷え込みとなったようです。
11月も半ばということで、そろそろ本格的に冬に突入していても全然おかしくない時期ではありますが、、
そして、今日はボージョレーヌーボーの解禁日。
そういえば、毎年解禁日の頃から忘年会と称された飲み会のお誘いが増えてくる様な気がします。(笑)
今年は(奇跡的に)肝臓の数値が平常値に戻ったということで、積極的に忘年会に参加したいと思いますので、皆さんお気軽に誘って下さいねー。
さて、お題目は今日、私の身の上に起こった出来事で、自分自身の体験を通してお客様の気持ちが良く分かった事。
少し長くなりますが、宜しければお付き合いください。(笑)
実は、私、本日生まれて初めて歯を抜きました。
自分でも意識してなかったのですが、初めてだったのです。
なのに、その初体験だという事をあまり深く考えること無く、歯医者さんの説明を聞いて自分なりにメリット、デメリットを(一応、)ロジカルに考えて簡単に抜歯する事を受け入れたのです。
初めて歯を抜いた感想はというと、本当に気持ちが悪くて不便で、こんな気持ちを味わうのは一日でも短くしたいと願うばかりです。
が、しかし、抜歯を行った後の説明を聞くと、この後、親知らずを抜いて、ブリッジかインプラントかを行うのにどうやら何ヶ月もこの状態が続きそうな勢いなのです。(涙)
抜歯前の説明の段階で、
「昔治療した歯がどうも怪しいが、抜きますか?それとも置いておきますか?抜いた場合、抜歯した場合2ヶ月は歯がない状態になりますが、」
と、訊かれていたら年末年始を控えたこの時期には絶対に抜いていません。
それを、
『昔治療した歯の奥が怪しいので、かぶしているのを取って、確認してみますか?悪ければ抜いてしまわないといけない事もありますが、このまま放置しておきますか?」
と、言われると、抜く事が前提だとは思わないので、「じゃあ、確認してみて下さい、」となります。
実際の確認とは、歯の治療でかぶしている金属をとって、ピンセットで歯を掴んで、
「やっぱりグラグラしてるな、じゃあ抜きましょう。」
程度のことで、しごく自然な流れで抜歯の方向へ、
他の選択肢が有ったようにはあまり思えませんでした、、
そんなこんなで、今日の抜歯には、とても後悔をしています。
しかし、歯医者さんに対しては別になんとも思っていません、というよりも治療の直前に、
「本当に抜く事になっても良いですか?」
とわざわざ訊いて下さったのをよく考えずに、また何度も同じ質問をして、なーんて思いつつ、安易に返事をしてしまった自分を責めているだけです。
2ヶ月程前に歯の治療を行い始めた時に、全体の治療の流れのカウンセリングを受けており、今回の抜歯もその時に決まっていた既定路線では有ります。
「根本的に歯も歯茎も直したい。」というのが私の希望であり、それに沿った治療を組み立ててもらった中に将来的なリスクを消す為に今回の抜歯も入っていたのです。
なので、本当は何の問題も無いはずなのですが、初体験だった抜歯の不快感が理屈では分かっていてもどうしても後悔の念が先に立ってしまうという訳です。
ま、最終の治療が終われば、良い選択をした。と思えるようになると思いますので、それまでの短い間の我慢で一件落着ということなんですが、これって、私たちの日常の仕事でも良く有る事なんだろうな、と気付いたのです。
頭の中では分かっていても、心の中がどうにも納まらない。
そんな事は誰にでもあることで、そんな時は理論だけを振りかざしたところでなんにもならないという事ですね、今日の私のように。
ヒアリング、カウンセリング、コンサルティング、お客様の声を聞いて、求めているものを探し出し、提案して、実行する。
歯医者さんも建築会社も流れは同じなだけに顧客満足の難しさを身を以て感じた次第です。
お客様の判断を仰ぐのは時間をかけて、慎重のうえにも慎重を重ねて、後悔をさせない家づくりを心がけないといけんと改めておもいました。
ま、結局、いくら慎重に確認しながら進めたとしても絶対に(小さいながらも)後悔する事は有るんでしょうし、その部分の気持ちの問題って難しいってことですね。。。
最終的な満足でその後悔が消えてしまえるように努力有るのみってことでしょうか、、
スタッフ一同、心したいと思います。
(口の中は疼きますが、)良い経験になりました。(苦笑)
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私たちすみれ建築工房は
『建築業を通して地域社会に貢献する』
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をミッションとして日々社業に励んでいます。
2.EM珪藻土と山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
3.21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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