職業選択の自由と消去法で職人になった者へのエール。

令和元年89日晴れ

 

お盆前の週末。

世間様ではあらかた盆休み前の週末となる金曜日、東京から帰神してそのまま9年前にリノベーションをさせていただいたお宅にメンテナンスの訪問に立ち寄り、漏水の調査を行うなど、今日も慌ただしい1日を過ごしました。盆休みのど真ん中を狙ってているかのような台風の来襲に備えて、補修工事を行えるように段取りを考えてみます。と伝えてお客様宅を後にしましたが、どうやらこのパターンは自分で工事に行くことになりそうです。(笑)

自分で作業ができるのが強み

明日は丹波にて古民家再生の耐震補強に係る調査解体のワークショップを行う予定で、私は講師として参加しますが実際に参加者と共に汗を流して作業も行います。とは言え、普段はそんなに頻繁に現場作業に勤しむわけではなく、本業の建築会社で請け負う仕事は社員大工のスタッフに全て任せており、私の出る幕なく作業を行って貰います。ただ、いざと言う時に自分で現場作業ができる事は私自身の何よりの強みだと思っています。

現場作業は才能。

現場作業といっても、その難易度はピンからキリまであります。古民家再生やDIYのワークショップを行っていて感じるのは、誰でもできそうな簡単な作業でも、コツと経験が必要だと言うことで、例えば床の根太を1本外すだけでもバールの使い方を理解していないと初めて体験する方は私たちがやる10倍の時間を要したりします。そんな折にいつも感じるのは、建設現場の作業員はどんな職種であれ、全員すごい才能を持っていると言うことです。

消去法の職業。

全国あちこちでセミナーを開催して、建設職人の参加者に今の仕事に就いた理由を聞いてみると、ほとんどの職人が「消去法」で職業の選択をした。と答えられます。他につける職業がなかったから致し方なく職人になったと言う言い方で、少し残念な感じが否めない雰囲気を醸し出しておりますが、私は職人はもっと胸を張り、「過酷な建設現場で働ける才能があったからだ」と言ってもらいたいといつも伝えます。

屈強な身体と精神を併せ持つ者達。

今年の夏の厳しさもかなりのものですが、灼熱の太陽の下で肉体労働に汗を流すのは、時に命の危険を感じたりすることもあるほど過酷です。真冬の雪がちらつく中、外部での工事を行うと、指先の感覚がなくなるほど辛い状況で、そんな厳しい環境の中でも仕事を継続していくのは並大抵のことではなく、類まれなる才能が必要だと思っています。職人はもっと胸を張って、普通の人にはできないことを俺たちはやっていると胸を張るべきだと思うのです。

職業選択の自由。

明治維新と共に士農工商の身分制度が終わり、職業選択の自由が人の権利だと認知されるようになって150年が経ちました。人は自分で好きな職業を選べるはずですが、現代の学歴社会では、学校で渡される教科書の内容を丸暗記する能力に長けた人が、多くの選択肢を持ち、社会で本当に役に立つかどうかもわからない学校教育になじめないものの選択肢は極めて少ないのが現状です。しかし、やっぱり本質的には職業は選べるはずで、それは与えられるものではなく自分で掴み取るべきです。自由とは責任の行使だと思うのです。

現場を知っている圧倒的な強み。

私がいつもセミナーで熱く語っているのは、たとえ消去法で職人になっているとしても、自分自身で1つずつ今の殻を破り、役割を変えていくことによってどんな職業にでも変えることができるということで、1人の人間が持つ影響力を広げ、効果性を高めることによって自分の好きな働き方を選択できるようになると言うことです。ちなみに、先日の東京で開催されたチカラボマイスターと呼ばれる建築業界で先進的な活躍をされている有名経営者の集まりの中で、大工の出身が3分の1もおられました。現場を知っている者がいかに大きな活躍をできるかを 如実に物語っていたと思います。

ドロップアウトしたものに残された道。

私自身も若い頃、就職したい先もなく、就職をさせてくれる企業もなく自分自身の腕で稼げる職人の道を選びました。そのような選択を行った1番の原因は、子供の頃、学校の教育に馴染めずに、枠からはみ出して好き勝手なことをしていたからで、そのツケが自分に返ってきて体を使って稼ぐしかないと半ば諦めておりましたが、実際に建築現場で働いてみるとそこにはものづくりの楽しさとともに人様に喜んでもらえる大きなやりがいがありました。自己肯定感を持てるようになり、自分の中に隠されていた才能に気づいたと言っても過言ではありません。ま、言ってしまえば消去法です。(笑)

若い職人が持つ無限の可能性。

現場で技術を習得しながら、もっと大きなやりがいを得たい、金も儲けたい、そして人様のためになりたいと思い始め、子供の頃あれほど苦手だった勉強を25歳を過ぎてからするようになり、建築士等の資格の取得やコミニケーションやマネジメント、マーケティング理論を熱心に学びました。気づけばただの作業員だった私が3つの法人の代表となり、全国で講演活動まで行うようになっています。最近常々思うのは、私のようなどうしょうもないろくでなしの元不良少年でもいっぱしの経営者ぶることができているのですから、若い職人たちには無限の可能性があるということです。

付加価値を作り出す職人の学びの場。

「どうせ俺なんか、」と半分すねて人から言われたことをただ黙々とやるだけに甘んじている職人たちに、今一度自分の持っている才能に気づいて、未来を作る選択をしてもらいたいと思いますし、そんなきっかけを与える事が私が創業時に掲げたミッション「職人の社会的地位の向上」の達成に向けての最も重要なタスクではないのかと思っています。建築業界の職人不足もそろそろ佳境を迎えます、完工なくして売り上げなし、職人なくして完工なし。職人は今こそ自分たちが生み出すことができる価値を見直すべきです。一般社団法人職人起業塾では志を掲げて、共に学び、共に新たな時代を切り開く仲間を募ってます。東京、福岡では受講生の募集、神戸大阪ではオブザーバー参加を募集しておりますのでお気軽に問い合わせをして見て下さい、効率を上げるのではなく効果性を高める職人の働き方改革のヒントを提供しています。


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