職人の離職を止めろ!@ブランディング×人事制度セミナー

令和元年11月8日 快晴

九州巡業二日目。

今日は朝の間に熊本から博多に移動。熊本には知り合いの工務店やリフォーム会社の経営者が多く、ご挨拶、というか一緒に飲みたい人がわんさかいるのですが、残念ながら体は一つ、日程も限られており、今回はあまりたくさんの人に連絡することなく、後ろ髪を引かれながらくまモンの街を後にしました。これから何かと訪熊する機会も増えるかと思いますので、次回はもう少しゆっくりと滞在できるようにしたいと思います。。

インナーブランディングと人事制度

博多ではいつもお世話になっているパナソニックリビングセンターのセミナールームをお借りして、一般社団法人職人起業塾とJBNの地域団体、人にやさしい家を考える会の共催でセミナーを開催しました。今年度はブランディングをテーマに、プロモーションや宣伝広告による認知拡大を目指すアウターブランディングではなく、工事品質の向上、顧客との綿密なコミュニケーション、現場実務者との理念の共有などを通して顧客の感動の体験を再現する仕組みづくりである「インナーブランディング」をテーマにセミナーを開催してきましたが、今回は少し毛色を変えて、というかもっと根本的な部分を切り口に、ブランディングと人事制度改革をセットで考えてもらえる様に内容を刷新しました。

人事制度は重要な経営戦略。

「企業は人なり」と言われるように人事制度は最も重要な経営戦略と言われますが、すぐに売上利益に直結することもなく、地味な取り組みだからか、つい後回しにされがちで、経営者が掲げるビジョンや理念と整合させた制度を整えている事業所は特に建築業界では少ないように感じており、職人起業塾の研修に参画されている事業所に対して、以前から等級制度や評価制度の改革の必要を感じており、実際に問い合わせを頂くことも少なからずあることから、この度、意を決してコンテンツをまとめてセミナーとワークショップを行うことにしました。

研修だけしても意味がない。

そのきっかけは私が主宰する研修を卒業した後の卒塾生のフォローアップをしている際に、残念ながら退社したとか離職したと耳にする若い職人や施工管理者がポロポロといることで、せっかく半年もの研修に通い、モチベーションを高めて業務に熱心に取り組んでいた若者が建築の世界から遠のいていくのが非常に残念でならないからで、その理由を聞くと人事制度への取り組みに課題があるのでは無いかと思わざるを得ないからで、私たち一般社団法人職人起業塾としては研修を行って育成するだけでは片手落ちだと感じ始めたからです。

若者が建築現場から逃げ出す理由。

ちなみに、若い現場実務者たちの離職理由を聞いてみると、以下のような経緯となっており、致し方ないものもありますが、人事制度、特にキャリアプランと等級制度を明確にしていれば、離職を防げたのではないかと思ってしまうのです。

  • 大工の父親と会社を起こしたいと起業した現場監督
  • キャリアアップしたいとゼネコンに転職した施工管理者
  • 夢を追いたいとアニメーターになった若手大工
  • 泣きながら退職し大手ビルダーの下請けを始めたエース大工
  • 結婚を機に彼女に将来を詰められ転職した現場監督
  • 安定した収入があるからとトラック運転手になった若手大工

待った無し、のタイミング。

少子化、高齢化に拍車がかかり、消費税が増税された今、今後建築市場は厳しさを増していくのは誰もが認めるところですが、もっと深刻になるのは職人不足、施工管理を行う現場監督不足で、大工を例にとると今のままの減少率が続くと2030年には殆どいなくなる事が急激な右肩下がりのグラフで明らかにされています。私たち工務店はいくら受注を重ねても工事ができなければ売り上げは上がりません、今のうちから職人育成、組織化に取り組まなければ取り返しがつかないギリギリのタイミングになっているにも関わらず、職人の正規雇用、人材育成に取り組む事業所は非常に少ないままで、「人手がなくなったら(誰かが育てた)いい職人を探したらいい」と他人任せの思考の経営者が圧倒的に多いのが現状です。

若者に将来を見せなければ建築業界に未来はない。

今後厳しくなる建築市場で生き残るには選ばれる理由となるブランディングが必要で、ブランドは顧客の感動体験が再現される事が必要で、私たち建築会社の評価は全て出来上がった現場で下されることを考えれば、現場実務者の採用と育成はブランディングに直結する事は明らかです。いくらプロモーションに長けて、集客、受注を重ねたところで、顧客満足がない会社には未来はありません。しかし、モノづくりの本質である作り手の育成は圧倒的な若者の建築現場離れで壊滅的な状況で、この問題を打開しなければ建築業界に未来はないと思います。若者に、職人という職業が安定的で豊かな暮らしが出来る職業だと見せなければならず、モノづくりを通して住まい手の人生に関わるやりがいがある素晴らしい仕事であると同時に、生涯所得を公務員に負けないくらい手にできて、将来設計ができる、エビデンスを明らかにすることこそ、今の建築業界にとって最重要ではないかと思うのです。一般社団法人職人起業塾ではそんな人事制度と共に人材育成のサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。


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