令和元年4月30日快晴
卯月の終い。
明日から5月。今年も今日で3分の1が終わり、明日から中盤戦に入ります。世界中に文字通りパニックを引き起こすパンデミックの拡散で、私たちは新しい時代の幕開けを慶んだ平成から令和に改元されて初めての信念を迎えた今年の年頭には想像にもしていなかったとんでもない激動の時代に突如として突入させられてしまいましたが、新型ウィルス感染症による世の中の大きな変化はこれからが本番だと感じています。ゴールデンウィーク明けまでの我慢だと言われていた緊急事態宣言もどうやら5月末まで延長されるようですし、次の4ヶ月はもっと大きな変化が待ち受けているかもしれないと大きな不安を感じるとともに、嵐の前ブレを感じた時のようなドキドキ感が止まりません。
オンライングループコーチングやってみた。
そんな、誰しもが先行きの予測を立てられないVUCA化(不安定、不透明、曖昧、複雑)時代を象徴するような新型コロナによる緊急事態宣言真っ只中、ゴールデンウィーク突入前の一昨日は毎月開催している古典的マーケティング論のグループコーチングの勉強会「継塾」を開催しました。時節柄、もちろんオンラインによる遠隔参加を可能にして、SNSで参加者を募ったところ、九州や奈良、京都、大阪など広域から申込者が多くあり、かえっていつもより参加人数が多い賑やかな開催となりました。不慣れなせいでちょっとした放送事故もありましたが、それもご愛嬌、今後の課題を残しつつも、ブレイクアウトルームなるランダムなグループに別れてのセッションも盛り上がりましたし、想像以上にいい開催になったのではないかと思います。
第80回継塾
今回で第80回のメモリアル開催を迎えたこの勉強会では、2000年の時を超え現代に受け継いでこられた原理原則論を基軸にして、厳しい競争社会である資本主義経済の中でいかに幸せな暮らしを実現するかに焦点を合わせて、マーケティングと言われる自社独自の市場を作り上げる基礎となる勉強を繰り返しています。長年私が学び続けている古典的マーケティング論とは信頼をベースにして、人と人とのご縁を紡ぎ、影響力の範囲を広げることで安定的な売り上げ利益を上げられる状態を整える方法論であり、その根幹は自分自身のあり方を直、律するところにあります。塾生の皆さんには、1月に一回、しばし足を止めて自分の生き方や人生、その目的を考える時間を持つことで、自分自身の信頼性を高めるリマインド効果をを生み出す時間としてもらっています。
今、この瞬間こそが人生。
今月のテーマはタイムマネジメントでした。人生とは生まれてからあの世に逝くまでの時間の総和であり、一瞬の時間の積み重ねに他なりません。毎日の時間をどのように使うかの選択の積み重ねが人生を形作るのは誰もが理解するところではありますが、今この一瞬の選択が長い人生に大きな影響を及ぼすと理解して、慎重に考え、賢明な選択を積み重ねる毎日を丁寧に生きているか?と問われて、完璧です!と胸を張って答えられる人がどれくらいいるかかは分かりませんが、私を含め、殆どの人はそこまで深く意識をしないまま、忙しい毎日を過ごしてしまっているのではないかと思います。
ボーーっとしてんじゃねーよ!
昨今の外出自粛、リモートワーク、オンラインによる会議やmtg、StayHomeが推奨されるようになり、今までよりも時間が取れるようになった人は多いと思います。移動が少なくなり、会合などの外出がなくなり、事業も縮小、停滞する中、この機会に時間の使い方を考え直してみるのはとても大事なことだと思いますし、せっかく出来た時間をゲームやTVをボーーっとみる時間に費やしてしまうのは勿体なさすぎます。その選択が人生を作るわけですから、うっかりして無駄な時間を過ごしてしまうと、何の価値も生まない、その場が楽しいだけ、ボーーっとした人生を形作ってしまいかねません。一度きりの人生、有意義で価値の高い、充実したものにしたいものです。
やりたい事(to be)やらねばならない事(mission)やらざるを得ないこと(must)
毎日の一瞬の選択の積み重ねが人生そのもの、その選択を正しい方向に導くために必要なことは自分の人生自体を俯瞰して、その目的を明確にするところからだと思います。何のためにこの世に生まれ、生きているのか?という人生の大命題に向き合う事なく、日々の選択に注意を払う事は難しいというか、目的意識無くして選択も行動もありません。今回の勉強会では、人生においてやりたい事(to be)やらねばならない事(mission)やらざるを得ないこと(must)の3つの行動について考えてもらい、それぞれに対する時間の配分を整理してもらいました。これは願望と使命と責任のバランスを時間軸を元に考えてもらうワークでコーチングの世界では現在の自分の棚卸しといわれるものです。もちろん、人はこの3つ以外の価値観に基づく行動も取っていますが、まずは自分が使っている時間(人生)の意味や価値に目を向ける必要があります。
グッドタイミング!
今回の勉強会に初めて参加されたIさんは、ちょうどタイムマネジメントがうまくいかず悩んでいたところで、タイムリーにfbで無料オンライン勉強会の案内を見て問い合わせを下さいました。世の中の価値観が大きく転換し、今までと逆の考え方を求められる様になった今、人生の限られた時間をどの様に使うかを考え直そうと思われる方も少なくないと思います。私が勉強会の最後にお伝えしたのは、タイムマネジメントの本質は人生(時間の総和)の経営である以上、そんなに簡単に上手くいくわけが無く、思い通りにならないと悩んでちょうどいいくらいではないでしょうか?
悩む必要はない、もしくは悩むべし。(笑)
逆説的に言うと、タイムマネジメントなんて上手くいかないのが当然で、経営という意味で考えれば事業や商売と同じ様に一時的に良くなる事を考えるのでは無く、中長期的視野を持ってじっくりと取り組むべき対象だということもできます。人生は修行の場と言われますが、未来を標榜した人こそが厳しい道を選択する様に、今、上手くいかない、大変なのは未来への種植えだと前向きに捉えて、厳しい道を選択すればするほど、最終的に達成感のあるいい人生をマネジメントすることができるかも知れません。Iさん、ポジティブに、ストイックに時間の使い方に向き合ってみてくださいね、誠実に向き合えばきっといい結果を手にされると思います。
障壁カモーン!
開塾から足掛け7年、コロナ禍の影響でやむなくですが、80回目にして初めての挑戦となったオンライン勉強会を行ってみての感想は、デメリットよりもメリットの方が大きいのではないか?と言うことです。実は私、非常にしつこい、何事にも心を残すタイプで、建築事業でご縁があったお客さんがその後、幸せに暮らされているのかが気になると同じ様に、研修事業で知り合った全国の塾生たちのその後が気になってしょうがありません。今回のオンライン勉強会はPCの向こうに20名弱、会場でのリアルな参加者が10名強と人数が多かったのでグループコーチングとは名ばかりの参加者同士がディスカッションをするワークショップ的な雰囲気になりましたが、小グループでの定期的なグループコーチングやフォローアップ研修を気軽に開催できる目処がつきました。コロナのおかげで今まで長年、そこはかと感じていた問題をスッキリ解決させる道が開けた様に思います。ピンチをチャンスに変えるストア主義的思考で一般社団法人職人起業塾の研修事業刷新の足がかりにしたいと思います。
”障壁は動きを加速させる。道に立ちふさがるものこそが、新たな道となる”
byマルクス・アウレリウス
一般社団法人職人起業塾
古典的マーケティング理論を学ぶ場、一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトにセミナー、WS等の情報を集約しています。
原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。
全12回の実践型現場マネジメント理論のpdf、動画なども公開しています。
その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。
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