「何の為に?」と理念の浸透。 #NPOひょうご安心リフォーム推進委員会更新研修

令和2年11月25日曇り

冬近し。

来週から師走に入るのを実感させる寒い1日になりました。昨夜は私も理事の末席に名を連ねるNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の更新研修の後、理事メンバーと共に講師としてお招きした奈良の楓工務店の田尻社長と、広島のマエダハウジングの前田社長と一緒に懇親会で盛り上がり、その流れでコロナに負けるなとばかり、久しぶりに夜中遅くまで痛飲してしまいました。明日も京阪神木造住宅協議会の研修会があり、熊本から伝統を守る手刻み工務店として有名な村田工務店の村田社長にお越しいただきますし、昼夜通して何かと忙しい1週間になりそうです。調子に乗って飲みすぎないように注意しないとね。(笑)

目玉イベント開催。

1年に1度、建築業界の最新の情報収集と、経営課題解決のヒントを得るための更新研修会は、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の目玉のイベントで、今年はコロナの第3波の影響もあり、開催が危ぶまれましたが、消毒、検温、マスクの着用はもとより、広い会場を借りて人数制限をかけるソーシャルディスタンスの確保と、ズームを使ったオンライン併用で何とか無事に開催にこぎつけることができました。毎年、建築業界で類まれなる業績を上げられている有名な経営者をお招きして、講演を聞けるのは当NPO法人に加盟してもらっている大きなメリットの一つであり、理事としての役割を果たせたとほっと胸を撫で下ろしました。

謝辞。

今回の更新研修会は新卒採用と人材育成の仕組みを構築し、右肩上がりの成長を遂げられている楓工務店の田尻社長に、「企業は人なり」と題して採用と育成についてのご講演と、広島県の枠組みを飛び越えてリフォーム業界を代表する経営者と言っても過言でない、素晴らしい経営を行われておられるマエダハウジングの前田社長に「コロナ禍における取り組み、アフターコロナの心構え」と題して、まさに今、工務店、リフォーム事業を行なっている経営者が最も興味を持っている事柄についてお話し頂きました。お二方共に素晴らしい内容で、大いに刺激を頂きましたし、非常に勉強になりました。コロナ第3波が押し寄せる中、よくお越し頂けたとお二人の男気に感謝する事しきりです。田尻社長、前田社長、有難うございました。

企業は人なり。

田尻社長のお話の中で、最も印象的だったのは、今年度の有効求人倍率が70%を切っているという近年稀に見る買い手市場になっていることで、建築業界だけで見ると600%程度で推移してきた圧倒的な売り手市場で新卒採用に苦戦してきた建築会社にも大きなチャンスがきた!との力強い言葉でした。ただ、新卒採用さえ出来たら業績が伸びるわけでは無く、人材育成のスキームと売上に必要な集客を賄うプロモーション、ブランディングが欠かせない訳で、今回の講演ではその部分については全く触れられていなかったので、その辺りの仕組みや取り組みについては、興味を持っている経営者も多かった様なので、またの機会にお聞かせ頂ければと考えています。それにしても、圧倒的に離職率が低く、若者の力を活用して業績を伸ばし、高い社員満足度を誇る同社には学ぶべき事が山盛りあると、その一端を覗かせて頂いて改めて強く感じました。

理念経営の鏡。

私とはかれこれ15年近くのお付き合いになる前田社長のご講演は、これぞ経営者の鏡と思えるくらい、コロナへの対策、社会課題への取り組み、社内外での価値観の共有と、行うべきことは全て行う盤石の経営を行なっておられるように感じました。最近になって、私が上梓した書籍を出版してもらった出版会社でもあるメディアジョン社の株式を取得され傘下に組み込まれたのは業界で随分と話題になりましたが、それだけでは無く他にも後継者がいなかった工場改修を中心にした建築会社をM&Aされたり、施工専門の会社を立ち上げられたりとアグレッシブに事業を拡大されておられ、もはやリフォーム、リノベーションの会社では無く、幅広いグループを経営するフェーズに入られたとのこと。企業理念を中心に据えた堅実な経営は着実に地域からの信頼を集め、成長して行くのだと、勇気をもらえたように思います。

共通点は事業の目的へのコミットメント。

田尻社長、前田社長とお二人の講演を聴いて、共通点だと感じたのは、目的へのコミットメントです。田尻社長は「学生さんに何をやるか?では無く何に為に?を伝える」と繰り返し述べられておられましたし、前田社長は松下幸之助さんの「企業成功の法則」から引用されて、経営理念の浸透が絶対条件であり50%を占め、一人一人の能力が発揮できる環境づくりが30%、戦略、戦術は20%で付帯条件に過ぎないと、インナーブランディングの重要性を強く訴えられました。有名すぎる経営のセオリー通りではありますが、単なる理論では無く実践を積み重ねられている経営者の言葉は重みが違います。私も昨年から取り組んできたリブランディングの流れで、理念(受け継がれる価値のある丁寧なものづくり。)を浸透させるべく、四方継という社名にまでしてみましたが、まだまだ行うべき事が山ほどありそうです。「人を繋ぎ、ご縁を紡ぎ、いい街を継ぐ。」というつない堂のビジョン、「受け継がれる価値のある丁寧なものづくり。」と定めたつむぎ建築舎のビジョンを完全に実務に落とし込める様に内向きの取り組みを加速させなければと心に刻んだ次第です。とにかく、せっかくの素晴らしい研修会での学び、絶対に机上の空論にならぬ様、気をつけたいと思います。


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