味噌作りと書道と教養。#ブランディングのテーマは文化。

令和3年1月27日曇り時々晴れ

水曜日は朝活の日。

今朝もまだ真っ暗な家から事務所の3階ショールームでパソコンを立ち上げてオンラインミーティングに参加しました。圧倒的他者貢献を標榜するギバーが集まる週に1度のミーティングは非常に安心できる場であり、様々な専門家の方々が提供してくれる情報で多くの気づきと刺激をもらえます。今日のメインプレゼンターは新進気鋭の司法書士、土肥先生の後見人制度の話など、非常にためになる話も聞かせてもらえて、今朝もモチベーションを上げてとても良い1日のスタートを切ることができました。

モーニングルーティーン。

私は火曜日の神戸市倫理法人会と、水曜日のBNIドリームチャプターの2つの朝活に参加して活動しておりますが、実は朝のルーティーンを数多く持っており、いわば軽めの毎日朝活の状態になっています。愛犬チャックの散歩や、腹筋と腕立て伏せのショート筋トレはもう長年継続しておりますし、昨年は毎朝論語の素読を行っていました。今年からは、倫理法人会から配布される「職場の教養」と言う日めくり冊子を読んでその内容に対する感想を全スタッフに向けてチャットで個別に配信しています。

職場の教養。

倫理法人会に入会するとセットとして自動的に送ってこられるこの「職場の教養」がなかなか秀逸で、朝礼に活用されている会社も多いとの事ですが、毎日その日に合わせたエピソードや考察が様々なジャンルの観点から書かれており、その幅広い内容は確かに教養を身に付ける足がかりになると感じています。ちなみに、今日の内容は日本の食文化を大切にしましょう。と言うことで、旬の食べ物のことを「走り」や「名残」と言って楽しんできた日本の食文化の素晴らしさについて書かれていました。私たち株式会社四方継ではスタッフ全員で無農薬農業に取り組んで、安心安全な季節の野菜を収穫してそれぞれの家庭にシェアする取り組みを行っており、スタッフも職場の教養の内容に共感してくれるところがあったのではないかと思います。

ひと、街、暮らし、文化をつなぐ。

実は、昨年リニューアルした株式会社四方継の経営理念は「ひと、街、暮らし、文化をつなぎ四方良しの世界を実現する」と定めています。理念は事業の目的ですから、具体的な事業計画に落とし込み確実に理念の体現に近づいていくアクションを行わければなりません。もともと建築事業が中心の会社なので、街や暮らしに対してのアプローチは以前から行っているものをブラッシュアップする形で事業計画を立てており、昨年から新たに立ち上げた「つない堂」は地域コミュニティー事業と言うことで人をつなぐ事を熱心に行っています。最後に残った「文化」についての事業が今一つぼんやりしておりこれからの課題となっています。

テーマは文化。

我々が次世代に着くべき文化とは、まず第一に長年の伝統に支えられてきた世界に誇る木造建築の技術の継承で、この部分については社員大工育成の一環として長年継続して取り組んでいます。しかし、それだけでは四方良しの世界を実現する大目標とはかけ離れており、全く話になりません。文化とはもっと幅広く多岐にわたって人の営みを良くするものであり、伝統と革新の両方の要素が混ざりやった抽象的でありながらも明確なものだと思うのですが、残念ながら現状ではまだまだ勉強不足の感が否めないのが正直なところです。

まず必要なのは教養から。

マーケティングの神様、コトラー博士はその著書マーケティング4.0の中で、目指すべき姿として事業者が提供するサービスや商品によってユーザの自己実現に寄与するようにならねばならないと書かれています。それもまだiPhoneが普及していない時代にもかかわらず、オンラインとオフラインをシームレスにつなげたコミニケーションが必要であるとも示唆されています。自己実現の定義として、マズローの人間の5段階欲求の構成から見れば、明らかにモノではなく目に見えない何かであるのは間違いなく、私はその1つの解が文化だと理解しています。奇しくも今日は毎年恒例の天然酵母を使った味噌作りのイベント開催と書道のお稽古の日、まずは熱心に学び、文化の下地となる教養を見につけるところから社員とともに取り組んでみたいと思っています。


以下は告知です。

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