季節はすっかり春爛漫。
なんとなく心が軽くなり、そろそろ花見を楽しみにするような良い季節になりました。
が、建築業界はまだまだそれどころではなく、ドタバタが続いています。
今日も朝から着工現場へ、
実はわたくし、新築工事の基礎担当ということでして、着工時の墨出しの立ち会いに行きました。
その後は木造の住宅を診療所へと大改装するリフォーム計画の設計精度を上げるための解体調査、
そのまま引き渡しが迫っている現場の外構の仕上げと、作業服を着込んで現場を駆けずり回りました。
普段は、めっきり現場で作業することがすくなくなった私がこれだけ現場に行かなければならないということは、要するに現場担当者がパンパンに忙しいという事です。
忙しいというのは非常にありがたいことではありますが、良いことと悪いことはいつも背中合わせ。
こんな時に限って事故やクレームが起きやすいのでくれぐれも注意しようと以前からスタッフには注意を喚起してきました。
しかし、心配事は大体的中するものです。(涙)
昨夜、マンションリフォーム現場であろうことか漏水事故を起こしてしまいお客様に多大なご迷惑をおかけすることになってしまいました。
同じマンションに住むお知り合いから勧められて、と、私たちにご依頼をいただいたのですが、ご期待に添えきれない、非常に残念な結果になってしまいました。
夕方、プランニングの担当のかなちゃんと一緒に謝罪に行って、「私たちにできるだけの対応を真摯にそして迅速にさせていただきます。」とお伝えしました。
いつもはうまく回っている歯車が少しずれるだけで結局このようなことが起こってしまうのだということと、その発端となる小さなほころびを見つける力が事務所と現場の両方のスタッフ全員に必要なのだと改めて感じた次第です。
社内のSNSでは、非常事態に陥っていると改めて宣言をしておきました。
S様このたびはあってはならない多大なご迷惑をおかけ致しました。
本当に申し訳ありませんでした。
そして、大事な事は失敗を企業のトップが謝りに行くことではなくて、今後の現場でのしっかりとした対応であることを理解しております。
スタッフ全員で力を合わせてこの緊急事態を乗り越えて、失いかけている顧客からの信頼を取り返すことに全力を尽くしたいと思います。
問題が起きた時こそ企業の本質が見えるとき。
ピンチは常にチャンスの呼び水でありそれをしっかりとつかめるかどうかはスタッフ全員がどれだけ顧客の立場に立って物事を考えられるかに尽きると思います。
やっぱりお願いして良かった、と最後に言ってもらえるようにあきらめないサービスに全員で尽くしたいと思います。
皆さんよろしくお願いします。
すみれ建築工房の目指すサイクル
創業時から変わらない私達の“想い”
建築のプロとして周りの人々にすこしでも笑顔になってもらいたい。
建築の仕事を通して健康や安全をお渡ししたい。
そして、地域社会に必要とされる企業となりたい。