チキンレースの敗者が得るもの。

薄曇りの月曜日。
午前中に1件だけ大手広告会社のR社の担当者が来社される予定がありましたが、その他は全く人と会うのも、外に出て行くのも予定が無く、やっとじっくりと一日中、事務所に籠ってデスクに向かう事が出来ました。
今日のテーマは『自律』
朝礼では、自分を律して、山ほど溜め込んだままになっているタスクに優先順位をつけて、確実に進める事を心に誓いました。
奇しくも、我が家のトイレ日めくりで、みつをさんも「そうしろ」と、笑

お陰さまで、緊急な案件については目処をつける事が出来て一安心。
とは言え、まだまだ一息つけるという程は捗ってはいないのですが、、
お待たせしたままになっている方には申し訳有りませんが、もう少しご容赦頂ければ幸いです。
さて、お題目はLINEで送ってもらった一枚の写真を見て思い出した事。
「ここはどこでしょう?」という質問と一緒に送ってくれた懐かしい場所の写真がこれ、

私が少年時代を過ごした裏六甲の団地の階段です。
自転車に乗れる様になってすぐくらい、たぶん小学校に通い始める前だと思いますが、この階段から自転車ごと飛んで、鎖骨か腕の骨かのどちらかを骨折しました。
夏の暑い盛りにギブスを巻いて過ごさなければならなくなり、辛い想いをした事を今でも何となく覚えています。
写真を見て、思い出したのですが、自転車で階段から飛んだのは、「チキンレース」をしていたからだったのでした。
チキンレースとは、どちらがチキン(臆病者)かを決めるため、崖に向かって車を走らせギリギリの所までブレーキを踏まないのを競うという、何とも子供じみたレースの事です。
当時、バリバリの子供(笑)だった私は、子供っぽい意地の張り合いから「じゃあ、どっちが根性有るか勝負や!」という流れで、あの階段に向かってまさにチキンレースを行なったのでした。
で、そのまま止まらず飛んで、、
骨折。
ほんまにアホな子供です。(笑)
そんなことを思い出しながら苦笑いをしてこの写真を眺めていましたが、ふと思ったのは、『三つ子の魂百まで』という諺どおり、未だに私はチキンレースをして飛ぶタイプではないか?と言うこと。
さすがにいい年のオッサンになってまで、くだらない意地を張って自ら危険に飛び込む、という事はしませんが、基本的な価値観として、なにか必要に迫られて限界に挑戦する時に、いまだにブレーキを踏んで安全を確保するより、ブレーキを踏まずに飛んで怪我をする方を選ぶタイプのような気がします。
モチロン、死んでしまっては元も子も有りませんし、程度の問題は絶対に有りますが、少々の犠牲を払ってもその事によって得る『モノ』の価値を認めたらそんな選択はフツーにしてしまう、というかしてきたような、、
ま、子供の頃と同じままに男の子的なちっちゃな『プライド』を未だに大事に抱えてしまっている気もしてたりですが、、(苦笑)
チキンレースの勝者の定義。
繰り返しになりますが、チキンレースの勝者は、『より限界に挑戦した者』です。
しかし、行き過ぎて崖から落ちてしまっては結果は敗者となってしまいます。
そして、その場合、勝者は早くにブレーキを踏んで止まった『チキン』になる訳ですが、そのブレーキは本当に限界に挑戦した結果踏んだのか、それとも、絶対の安全を確保して早い段階で踏んだのか、によって少し意味合いが変ってくると思います。
そもそも、危険を冒してまでそんなくだらないレースに参加すること自体がナンセンス、という見方が大人としての一般論だと思いますし、
しかし、私たちの住む日本は資本主義の国であり、否が応でも競争原理の中で生きる事になっています。
資本主義社会でなくても、人間って2人いれば競い合う様になっているという話も有りますが、、
そんな意味から言うと、こんな単純でバカバカしいシチュエーションではないにしても、チキンレース的な意味合いが含まれる競争って常に身の回りにたくさん有るのではないでしょうか?
少年時代の私は、ちっぽけなプライドの為にブレーキを踏めずにずいぶん痛い思いをしました。
チキンでなかった、結果が敗者です。
しかし、結局、怪我は数ヶ月で治り、それと引き換えに手に入れたモノは案外に良いもので、私のその後の人格形成、もしくは人生に大きな影響を与えてくれた気がします。
要は単なる負けず嫌いか、、
いつまでも子供っぽいままですが、ひょっとすると私の心の原動力かも知れませんし、それはそれで大事にしたいと思います。(笑)
 

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おまけ、
事務所から一歩も出なかったにも拘らず、事件発生。
難問が向こうからやってきました。

これはいったいどうしたものやら、、
続く。

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