在り方が未来を作る。


雲の切れ間の青い空。
雨上がりというか、嵐の様な雨風が過ぎ去った後の空は心無しか澄んでいる様に思います。
そんな少しひやっとしている空気の中、朝から車を走らせてリフォームのご相談にお客様のところに向かいました。
ひょんなご縁から知り合った、若き茶人、K先生のご実家であり、表千家の茶道の師範を務められる先生のお宅です。
リフォーム工事の事はさておき、思いがけず美味しいお点前をご馳走になるという幸運に恵まれました。
萩焼の男の手のひらになじむ茶碗を使って頂くなど、細やかなお心遣いを頂いて、さすが!と唸ってしまいました。
ま、お客様先に行った私が気を遣っておもてなしの心を発揮するべきなのは重々分かってはおりますが、ここはレベルが違うという事で、ご容赦頂こうと思っています。(笑)
さて、お題目は今週の週末に開催する勉強会の題材に取り上げた『山田方谷』という人物の生涯を読み返して思ったことです。
幕末の混迷期に破綻寸前の備中松前藩の財政を立て直した施政者として、その名を広く知らしめた人物です。
現代に置き換えて見ると卓越した経営者、マーケターという感じなのだと思います。
このブログでも何度も取り上げているのですが、彼の義を貫いて、利に重心をおかない事で財政的に大きな成果を上げたという事実は私の提唱する職人向けのマーケティング理論の基礎となっているという事で、今回の題材に取り上げることにしました。
コトラー、ジェイ・エイブラハム、ドラッガー、スティービン・コビーと、私が共感して自社のシステム構築に取り入れている考え方は西洋の人の考え方の様で、実は非常に東洋的であり、日本的な考え方に拠っていると思っています。
だからしっくりと腹に落ちるのでしょうが、、
それは、まず自分自身の在り方を正す事から全てがはじまる、陽明学で『到良知』(考えなくても善を理解する力を発現すること。)と言う基本に立つ事で最終的に富を集めて藩の財政を立て直す事が出来た、上杉鷹山と共通する在り方から未来を作るという原理原則に沿った一つの方法論なのだと思うのです。
『在り方』を考える。
これから起業して経営者になる、もしくは経営者と同じような立場に立って事業を行う人は何度も繰り返して考えるべきことの様な気がします。
グループコーチング形式の勉強会ですので、他の参加者の意見、考え方を聞きながら自分の想いをまとめる時間になるはずです。
第8回職人起業塾は5月24日、今週の土曜日。
普段、落ち着いて考える事が無いような事を考えてみるのも悪くないものです。
まだ若干、席に余裕がありますので、ご興味がある方はオブザーバーとして遊びに来てくださいね。
山田方谷の生き方をまとめた小冊子の資料をお送りします。
 

すみれ建築工房の目指すサイクル



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おまけ、突然の訪問者は何とかミルクは飲む様になって一安心。
しかし、、どうしたものか、、


とりあえず、元気になって生きろ。
 

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