7月22日 3連休明けの火曜日、晴れ。
忙しい1週間の始まり、ということで勢いをつけようかと思い、今朝は少し早めにおきてアイドル犬チャックの散歩がてら近所のゴルフ練習場まで走っていって150発程ゴルフボールをひっぱたいてきました。
すると、本格的な夏の到来らしく、グングン上がる気温にいつまでたっても汗が引かず、結局一日汗臭いままデスクに向かう事に、、
汗が少し収まるまでデスクをテラスに移しました。
ま、良い季節です。(笑)
夕方からは月に一度の勉強会、毎月欠かさずに大阪まで通い続ける『理念と経営』を考える経営者の会、独立起業を視野に入れて日々勉強中のコムさんを帯同しての珍しいスタッフと一緒に参加となりました。
経営者になるにはそれなりの知識と見識を持っていた方がいいよ、と常日頃口にする私の意図が少しは分かってもらえたような気がします。
さて、お題目はその会の中で出て来た設問です。
「子曰く、其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず」
という論語の一節を引用して、『其の身を正しく』という言葉についての解釈を求められました。
8年程前、何かの折りに『社長は何がしたいのですか?』と訊かれて、
『正しい事がしたいんです。』
と答えた事が有ります。
素直にそう思って答えたのですが、その時の私のキャラはそんなに真面目に正しい事だけを選択する、と言うタイプでは無かったようで、その場に居合わせた人に鼻で笑われた覚えが有ります。
ちゃんちゃらおかしいわ、と。
それは、その時の私にとってはなかなか屈辱的というか、衝撃的というか、ショッキングな出来事でして、自分が大きく変わらなければならない事を厳しく認めざるを得ないこととなりました。
そんなことが有って、『正しい事』について考える様になり、何か物事の判断を下す時に、刺激と反応の間の一瞬の時間を意識して、果たしてそれはお天道様に顔を向けれることなのか?と問う様になったのです。
もう一つ、その出来事がきっかけで自分はそんなに正しくない、という認識を持つ事になったという事が有ります。
人は確信を持ち、自分が正義だと思った瞬間に他人に対して厳しく当たってしまいがちです。ってか、お山の大将的な経営をしていた私は特にその傾向が強かった様に思います。
しかし、自分は正しいと思っていても実はそれほど正しくないし、本当の真理は果たして自分が今思っている事と完全一致することなどあり得ない、という事に気付いた時に、人を責める、詰めるといった行動をしなくなった(と言うより出来なくなった)のです。
『悪人正機』
自らの悪行に気付き、悩む悪人こそが極楽浄土に行くべきであり、そもそも、完全なる善人などこの世の中に存在するのか。
という親鸞上人の教えを深く噛み締めつつ、段々とおかしなことをせず、正しい選択を積み重ねる様になりたいものです。
『其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず』
目指したいと思います。
おまけ、7月は誕生日ラッシュです。