7月26日 引き続き快晴。
しかも週末。
どう考えても仕事してる場合じゃない様な天気でしたが、エンドユーザーを対象に営業する会社にとって週末はメインのお仕事日です。
今日も朝から夕方日が沈むまでガッツリとお客様先や事務所での打ち合わせに分刻みの予定をこなしました。
お時間を頂きました皆様、ありがとうございました。
実務以外の仕事もこのところ立込んでおり、私が担当するお客様にはご迷惑をおかけしておりますが、出来るだけ急ぐ様に致しますので、ご理解頂けますよう宜しくお願い致します。
実は今日、お客様先に謝罪に行きました。
リフォーム工事をしてお引き渡ししたあとに、工事前に無かったキズがいる、とのクレームを頂いたのです。
担当者と一緒に現場に行って確認したところ、確かにいつ、誰がキズをつけたかは定かではないにしても傷ついている箇所がいくつか有りました。
欠けてしまって交換しなければならないものは手配をし、補修出来そうなものは出来る限り、分からない様に補修させて頂きます。と、謝罪をしたら、お客様は快く了承してくださいました。
お客様からご指摘を受ける前に、気付き、直しておくことが出来なかったのは非常に残念なことでしたが、もう一度チャンスを頂けたのですから、現場で担当者に頑張ってもらって信頼を回復出来る様にしたいと思います。
さて、お題目は今社内で回覧している『夏の課題図書』のこと。
先日、このブログでも紹介しました、『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』です。
これ。
自己欺瞞についてのケーススタディーの本でして、出来ることならスタッフ全員で自己欺瞞に陥る理論というか、パターンを共有することが出来ればと思い、社内で回覧することにしました。
すみれの事業の大きな柱である『リフォーム』と言うのは非常に難しい工事で、既存の建物を利用しながら綺麗に改造していきます。全てを交換してしまえばいいのですが、まだ使えるものは使った方がいいし、何から何まで新しく、と言うのはコスト的にお客様への負担が大きくなります。
しかし、実際に工事が始まると工事範囲には入っていないけど、もう少し手当をしておいた方がいいコトが出て来たりもする訳で、その辺りをしっかりと見れる様にすみれでは現場担当者の職人が終始張り付いて工事を進めるようにしています。
それでも、そんなことに気付かなかったりもするし、気付いてもタイミングを逃してお客様に言いそびれたりすることもあります。
せっかく、綺麗にした家で住みたい!とリフォームをされる訳ですから工事が終わったあとで気になりそうなことは、工事途中であっても相談や提案をするべきなのは当然だと思いますが、なかなか完璧に出来ていないのが現状で、あとでやっぱり、ここも直しておけば良かった。とお客様に苦言を呈されることも有ったりします。
自己欺瞞と言うのは大げさな言葉ですが、簡単にいうと、
やった方がいい、言った方がいい、という自分の中の心の声を聞かずに、それをしなかった自分をなにかしらの理由を付けて正当化する。ということです。
人間誰しも聖人君子ではありませんし、全て正しいことばかりを行なうことは無理だと思っていますが、小さな自分の心の声に耳を傾けることで、少しずつ自己欺瞞をしてしまう『箱』から解放されて行くのだと思っています。
電車の中で座っていて、老人というにはまだ若そうな人が乗ってきて席を譲るか、どうするか、
散歩の途中にゴミが落ちていて拾って捨てるか、どうするか、
駐車場で車いす用の場所以外は遠い所しか空いていない時に、すぐだから、と停めるか、
駅の階段でベビーカーのお母さんをみて手伝うか、行き過ぎるか、
言わなければ誰にも分からない様なキズをつけた時に、報告して修理するか,黙っておくか、
居酒屋で料理をまわり人の分をに取り分けるか、自分の分だけ取るか、
一瞬、「あ、やったほうがいいかな、」と気付く心の中の小さな声が有るはずで、小さな声だけにスルーしてしまうことも多々有るとは思いますが、実はそれは小さな自分への裏切りであり、その声に真摯に向き合う方がきっと気持ち良く毎日が送れるし、周りの誰もが喜んでくれる様になると思うのです。
『致良知』
論語の中に有る、考えなくても善を発現する力をすみれメンバー全員で例え少しずつでも身につける様に出来れば、いろんなことがきっと良くなる。
と、信じてそうなって行くことを願いつつ、まずは周りにそんなことを知ってもらうことで自分自身に注意を喚起したいと思います。
実際出来てないことが多すぎますので、、(苦笑)
昨日と今日は変わらない。
明日もそうかも知れませんが、それでもゆっくりと、地道にコツコツ進んで行きたいものです。