10月6日 台風一過 曇
未明は激しい雨音に起こされたりしましたが、朝目覚めるとすっかり風雨は収まっており、少しだけですが青空も。
今回の台風は直撃と言えばそうですが、神戸ではそんなに大きな被害は無かったようで、胸を撫で下ろしました。
これから本格的な台風シーズンを迎えるということなので、今のウチに対策が必要なお客様には注意を呼びかけた方がいいな、と思い、午前中は思い当たる先にあちこちに電話をかけたりしてみました。
天災は忘れた頃にやって来る。
と昔から言いますので、少しでも気掛かりなところがある、と思われる方はこの機会にしっかりと調査と対策を講じる様にされれるのが良いのでは無いでしょうか?
すみれでは、『すみれインスペクション』という住宅診断サービスを行なっておりますので、お気軽にお問い合せを頂ければと思います。
さて、お題目は週末行なって来た電磁波対策のこと。
週末電磁波測定士としてコツコツと顧客先を訪問しておりまして、今回は住み替えで中古住宅を購入されてリフォームされたお客様先でした。
工事終了後、引っ越しも済み、実際に住み始めてから電磁波の測定、検証に伺った際に、キッチンの食器洗い器から高い数値の超低周波の電場が計測されました。
リフォームの際にキッチンの交換もしているということですので、アースの接続がされていない、もしくはアースが機能していないのはすみれの施工の不備だと言うことで今回、電気工事士のEさんと一緒に是正に伺いました。
実際に食洗機の電源を見てみると、標準施工通りにアース線は接続されておりました。
テスターで計ってみると、はじめのうちは仄かにライトが点灯して、OKな状態、との事。
しかし、低周波電場の数値は相変わらず基準値の20倍を差しており、これではダメだと言うのが私の意見でして、、
当初は配線に不備は無い、という結果が出ましたが、全く納得出来ずに、コンセントを抜いてみたりとあれこれしているうちにアース線の抵抗値が上がって、テスターは点灯しなくなりました。
電気工事業界で定められた内線規定の数値の微妙なギリギリのライン上で何とかアースの機能が取れていた様で、もっと抵抗の少ないアース線への接続を試してみたところ、、
バッチリ改善されており、電場の計測を再度試みたところ、、
完全に見事基準値内!に改善されました。
それにしても、、
電気って目に見えない上に非常に理論が難しく、一筋縄では行かない事を改めて実感する機会になりました。
施工は間違っていないし、内線規定という業界指針にも適合している。
しかし、(私達、電磁波測定士の立場からすると)非常に問題のある数値で被爆する事になる。
今回も現場で検証する機会があったから分かった事で、それをしなかったらずっと分からないままになっていたのだと思うと、ぞっとします。
今後は、アース線の接続時に抵抗を計測して業界基準よりずっと低目の数値になる施工をする様に社内でも告知を行ないましたが、電気の施工業者さん達にもご協力を頂きたいと思います。
見えない不安は計測することでハッキリと見える様になり、対策を立てて解消出来る様になります。
週末は(けっこう)電磁波測定士としての活動を行なっておりますので、『なんとなく気になる』と言う方は高橋までお気軽にお声がけ頂ければ幸いです。
電磁波と住まいの関係はこちら、
http://sumireco.co.jp/all-earth.php
私たちが守ろうとしている基準と根拠
http://www.denjiha.org/kijun/01.html
参考文献
「超低周波電磁界に関する環境保健基準」2007の翻訳 – 市民科学研究室
ちなみに、次の週末(10月12日日曜日)は『住まいの電磁波セミナー』をハーバーランドの高浜岸壁にて行ないます。
時間のある方は神が宿る木のお守りワークショップと一緒に遊びに来てください!
『木のお守り』つくりワークショップと『住まいの電磁波ミニセミナー』
こんなイベントも隣でやってますよー。
お待ちしております!