2月14日 バレンタインデー 快晴
気持よく晴れ渡ったいい天気の神戸でした。
今朝も朝から電気工事士の平山プロと一緒に防犯工事の現場へ。
先週の防犯ガラスへの取り替えと高強度面格子の取り付けに引き続き、録画付きインターフォンとセンサーライトと防犯カメラの防犯三種の神器の取り付けに向かいました。
これで留守にされても安心して頂けると思います。
昼からは、完工のチェックと現場のお引き渡しに沖縄へ、
サムライ大工ヨーヘーが今回も頑張ってくれました。
今日から明日にかけての天気では、最低気温16度、最高気温20度になる予定、『あったかいんだからあ〜』とつい口走ってしまいそうです。(笑)
さて、お題目、
実はワタクシ、年が離れた弟がおりまして、沖縄県立芸術大学を卒業して(一応、)アーティストとして活躍しております。
何年か前には私も首里にある学校まで卒業展を見に行きました。
その時の日記はこんな、https://shokuninshinkaron.com/?p=1161
アレからそろそろ5年が経とうとしているようですが、アタリマエですが、アーティストってそんなに簡単に職業として成り立つものでは無い様でして、えー歳になってきたし、と一応、アニキとして若干の心配をしております。
彼は子供の頃、(私もですが、苦笑、)学校になじめず、不登校になってしまいました。
友達もおらず、家に閉じこもって一人っきりででハリガネ細工を作って遊んでいたようです。
その頃は彼も神戸に住んでおり、そもそも学校の勉強で人生が決まると思っていない私は「学校なんか行かなくてもいいよ、」というスタンスで、行きたくない学校なんかに行かずに早く修行に入って立派な大工になれよ、と、既に自分で職人会社としての事業を始めていたこともあり、我が家に住み込みで働く事を強く進めました。たしか、彼は中学生にもなっていませんでしたが、(笑)
学校に行くか、(怖い)お兄ちゃんのところに行くか、、
幼い彼には究極に難しい選択、というか、両方とも受け入れ難い選択肢だった様です。
結局、「お兄ちゃんとだけは絶対働きたくない、」(涙)という言葉を残して彼はオヤジと二人で四国の離島のフリースクールに通う為に神戸を離れ、引っ越して行きました。
その当時から、一人遊びの中で見つけたハリガネ工作を続けていたのが高じて精密かつ大きな造形をハリガネを曲げて表現出来る様になって行き、現在に至る訳ですが、何とか高校を卒業、沖縄県立芸術大学に進学、と私とは全く無関係の接点のない人生を歩む様になりました。
最近はアーティストとして飯を食うにはやっぱり東京じゃないと、と、沖縄から東京に移り住み、コツコツと制作活動を行っているようですが、2〜3年に一回位のペースで顔を合わせて一緒に酒を飲む程度のあさーい付き合いになっています。
会う度に、「一応、芸術家なんやし、なかなか芽は出んと思うけどま、頑張れな」と、軽くエールを送ってはおりますが、少し心配してしまうのも正直なところ。
ま、とどのつまりは、身体だけ丈夫ならなんとでもなるんでしょうが、やっぱりね、、
昨夜、たまたまネットのニュースの記事で見た事があるような画像をふと見つけました。
なんと、弟くんがハリガネを曲げて作品を作って行く過程がTwitterで話題になっているではありませんか!
そのネットのニュースはこちら、
http://irorio.jp/aimiyayuichi/20150212/203921/
本人のツイート、
https://twitter.com/zdnn9md4o4qw3vu
なんか、嬉しくてついfb(フェイスブックね、)でその記事をシェアして友達の皆さんに見て頂いたら、皆さんもどんどんとシェアをしてくださいまして。。
本当にありがとうございます。(涙)
これが足掛かりになって(そんなに甘い世界ではないと思いますが、)彼がアーティストとして少しでも芽が出ればこんなに嬉しい事はありません。
私の申し出をキッパリと断って、全く違う道を選び、歩んで行く弟の作品を見て思ったのは、芸術と認められるレベルまで細部に拘ってモノを作るという姿勢って、建築の世界の私とどこか、少しだけの共通点があるんじゃないかなー、ってこと。
学歴社会にあって、学校になじみ切れずはみ出してしまった者同士という事もあるのかも知れませんが、長い時間をかけてハンパない拘りで一つのモノを作り続ける彼の姿勢はまるで職人のようです。
彼には失礼かも知れませんが、『職人魂』を感じてしまいました。
小学生の頃から孤独の中でハリガネを曲げ続けて来た彼の魂を多くの人に感じてもらえる様になればいいな、と思います。
手前味噌で恐縮ですが、応援頂けると幸いです。
おまけ、
例によってドタバタと出立してしまったので、すみれママからのチョコをもらい損ねてしまいました、が、今年は例年になくたくさんの心が込もったチョコレートを頂けました。
お心遣い、ありがとうございます。
感謝します。