2月28日晴れ
2月の最終日はまるで春のような良い天気になりました。
今日で1年の6分の1が終わり。
2月は逃げるとよく言いますが時が経つのは本当に早いものです。
今日は工期に間に合わそうと必死になって現場を進めてくれているスタッフの負担を少しでも減らせればと、朝から作業服を着込んでダンプに乗って現場へ。
午前中はクライアントの管理物件の空き家を張くんと片付けて、昼からは大阪へ。
本日中に完工予定の現場に搬入する家具を引き取りに向かいました。
せっかく大阪に行くからついでに、と我孫子商店街のクライアントのお店のメンテナンスに行ったり、明日出場する淀川カ寛平マラソンのエントリーに立ち寄ったりといろいろと所用を片付けました。(笑)
神戸に住んでいると大阪の道は非常にわかりにくく、車の数も多くて非常に運転しにくいという印象で、渋滞も多いし、はっきり言って好きではありません。
なので大阪をうろうろする時は大体電車バスを利用するのですが、荷物の引き取りにそうも言っていられないし、とダンプに乗り込みましたがやっぱりなじめません。
やっぱり神戸の人はどこを走ってても山と海が見えないとあきませんね。(笑)
そんなどうでもいいぼやきはさておいて、、
お題目は最近、長距離の運転をする時にすっかりハマっているpodcastで聴く田坂広志先生のお話しの中で強く耳に残った言葉から。(youtubeの音声だけの番組をpodcastと言うのかは疑問ですが、、)
ネタもとはこれ、凄いですよ。
https://www.youtube.com/results?search_query=田坂広志+公式チャンネル
4時間以上にわたって熱心に聞き込んでしまったpodcast(?)では、量子力学の物理的見地から紐解いて人の心の在り方を説かれるという秀逸な内容でした。
備忘録と私なりのまとめを残しておきたいと思います。
この宇宙は全く何もない真空から元素が生まれ、ビックバンが起こり、地球ができて生物が誕生、進化してきました。それはシンプルなものが複雑なものへと進化していった軌跡でもあります。
そして現代のインターネットのインフラ整備、そしてスマートフォンの普及は誰もの手のひらの中にいつでも世界の情報があると言う凄まじい変革をもたらしました。
心理学者のロバートチャルディーニ博士は多すぎる選択肢を持てるようになった人間は逆に情報収集を諦めてしまう、とその著書「影響力の武器」に書かれました。
確かに、ほとんどの人は急激な情報収集力の高まりに対して分析力や判断力が伴っていないのかもしれません。
複雑化する社会の進化ここに極まる。と言う事でしょうか、、
陰極まれば陽となる。という陰陽学の言葉がありますが、結局これから重要になってくるのは論理的な判断力だけではなく「直感力」なのだと感じた次第です。
では、その直感力はどうすれば鍛えることができるのか?
その答えがが亀井勝一郎氏が残された言葉にあるのではないかと田坂先生は解説をされているように思いました。
『割り切りが魂を弱くする。』
という言葉は、「何を選ぶか」よりも「どう考えて選ぶか」というその思考と心情が重要であるということを指しているようです。
結果ではなくプロセスこそ重要だと、
そのプロセスこそが複雑化していく社会で対応できる力をつけてくれるのではないのかなと思いました。
世の中は矛盾に満ち溢れており、いくら考えても正解を見つけ出すことができない事はいくらでもあります。そもそも、正解自体が無いことも。
結局、最終的な判断は直感に頼るしかないのかもしれませんが、その直感とは言葉を変えると「魂が響く」 ということだと思った次第です。
普段から、「シンプルイズベスト!」と簡単に答えを出してしまうのではなく、考え、悩み、そしてその選択に対して後々まで心を残すことで魂が鍛えられていくような気がします。
武士道で言う「残心」というのはこんなことを教えてくれていたのかもしれません。
悩ましいこと、複雑なことこそ魂を鍛える絶好の機会だと、そんなふうに考えるようにしたいと思います。
それにしても、今日のロングドライブ、非常に良い勉強になりました。
忙しくさせて頂けるというのはいいことがいっぱいありますね。
心から感謝します。
心謝。