目的と手段についての考察vo.27  〜優柔不断のススメ〜

4月21日晴れのち曇り

朝、いつものように朝礼のラジオ体操しようとテラスに出ると何だか少し様子が変。。。

 

「何か静かやなぁ」

と思ってたら、アイドル間チャックがいなくなってて、どうやら1人でお散歩に行った様子でした。

「げっ!大変!」

と慌てふためいて探しに行こうかと用意をしていると、スタッフの「チャック~~」と呼ぶ声が聞こえたのか、近くの河川敷の木陰からひょっこりと顔をのぞかせ、みんなの顔を見るなり尻尾を振りまくりながら走って帰ってきました。

(親ばか丸出しで恥ずかしいですが、)ホント良い子です。(笑)

帰帰って来たアイドル犬チャック
帰って来たアイドル犬チャック

そんな些細なイレギュラーからスタートした今日は久しぶりに事務所に引きこもりの日。

新規事業のプラン作りと人事考課の準備など社内整備、内向きの仕事に時間を費やしました。

このところ、「やらないといけない、でもやれない。」と、ずっと気にかかっていた事です。

お題目は、そんなことをやりながら考えた『時間と本質との関係性』について。

 

【すべては限られた時間内での決断】

緊急性の低い重要な事は目の前の緊急性の高い事に押し流され勝ちです。

最近よく思うのは、無理してでも必ず時間を取る『習慣化』のマネジメントをするよりも、できない事は受け入れて、その上で頭の片隅に積み残したことをずっと残しておく事がひょっとしたら効果的ではないか?ということ。

特に、今日のようなスキーム作りとかプランを立てるなどという『考える時間を要する作業』は、意識と無意識の間位でぼんやりと考え続けていることで、いざ取り掛かった時にすんなりと短時間でサクサクまとまったりします。

『考える』という時間は即断即決とは逆のプロセスであり、ぼんやりとでも一定の時間をかけたほうがいいコトが多いような気がするのです。

あれこれと、思いを巡らしながら考えをまとめる様なことって、結局、いろんな立場からの検討であったり、自分のパラダイムが間違ってないかの確認の時間を持つという事でもあり、闇雲に集中すれば良いパフォーマンスが生まれるとは限らないのではないでしょうか。

 

【やりゃいいってもんじゃない。の本質】

私は建築屋であり、実務家です。

物を生み出す仕事に就いているということで、どうしても目の前の作業の精度という狭い範囲に目が向いてしまいがち。その精度を上げるとは、やはり一つのことに集中して打ち込むことだったりします。

しかし、一つ一つの工程が間違いなかったとしても本来目指すべき大きな方向を間違ってしまうとせっかく積み上げたものが一瞬にして無に帰してしまいます。

局所に集中するあまり、大局を見誤り、なんてコトは今まで何回も(というか数え切れない位、涙)ありました。

所謂、やりゃあええってもんじゃない。って結末です。。。

 

例をあげればきりがありませんが、例えば工期。

お客様との時間に対する約束を守るのは非常に重要であり、何を置いてでも守らねばならない最重要事項です。

そして、現場は多くの職方の作業の積み重ねであり、残念ながらそこはいつでもトラブルの宝庫です。

そんな中、工期を守ることだけに固執して職人に過度な負荷をかけたり、近隣に迷惑をかけたり、挙句、品質が落ちてしまうようなことも今まで何度となくありました。

本当に守るべきものは何か?

その答えは、顧客によって、現場によって、人によって多岐に渡りますし、それぞれの価値観によって変わるのかもしれませんが、全ての物事にあたる時、常に本質を問い続けることが必要なのだと思います。面倒ですが、そのプロセスを省略すると、『つい、やっちゃてしまう』リスクが高くなると。

そう考えると、『本質を考える』という緊急性の低い重要な事の代表選手と付き合うには、形に決まった習慣化や仕組み化と言う割り切った形のマネジメントではなくもっとwetにじわじわと考え続けるようなアプローチを身につける方が良いように思えます。

 

【目的と手段をはき違えない為の処方箋】

目的と手段を履き違えないためには、粘り強く、幅広く、集中しすぎない思考を持つことも重要なのかもしれません。

ま、この世の中はそんなに単純にできていなく、複雑怪奇なものと捉えると、そうそう割り切った判断が後々まで正しい判断として成り立たないような気もしますしね。。

即断、即決をしなくてもいい環境を作ること。普段からゆっくり、じっくり想いを巡らせながら様々なパラダイムを思いやり、選択を積み重ねる様に心がけることで、回避出来る間違いは多く有るのではないでしょうか。

結局は時間の使い方、タイムマネジメントの問題となってしまいますが、『時間』に対する向き合い方を見直し、正すことがその根本にアプローチ出来るのではないかと思います。

非常に分かりにくく、難しいことでは有りますが、『丁寧な時間の過ごし方』という東洋的な価値観を見直すことにそのヒントが有るような気がします。

『優柔不断』をポジティブに捉えるっていいますか、、

とにかく、人生は選択の連続です。少しでも正しい選択を重ねることが出来る様に、粘り強く前向きに取り組んで生きたいと思います。

 

 

おまけ、Salon de Fereel(サロン・ド・フェリール)さんからまたまたステキなカービングを施した贈り物を頂きました。

美しすぎて、正直食べれません。。(^^;

フルーツカービング メロン
フルーツカービング メロン

ニャロも甘い香りに酔ってました。(^ ^)

箱入りニャロ
箱入りニャロ

社名入りのリボンも頂いてすっかりご満悦。

image

ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください