5月8日晴れ
今朝はBNIなる朝活に工務スタッフ大ちゃんを放り込んだので、私も少し早起き。
最高の青空の下、良い汗をかきました。
思わず遊びに行きたくなるような良い天気だったからか、事務所の掃除が終わると同時に、すみれの招き猫ニャロがひとりでお散歩に行ってしまい、連れ戻してくるのにずいぶん時間がかかってしまいました。
まぁ、遊びに行きたくなる気持ちはよくわかるんですが。。。(笑)
お陰で、せっかく事務所に居たにも拘らず、また日に焼けてしまいました、夏が来る前に3回目の腕の皮がめくれてしまいそう、(笑)
今日も午前中デスクワークをした後は昼から例によって現場廻り。
現場に行くだけで仕事をした気分になるから不思議です。(苦笑)
とにもかくにも、工務店は現場が命。
担当スタッフに、クライアントの想いを形にできるように、最新の注意を払って進めてもらいたいと願いつつ、例によって細々としたコトをチクチクと言って回りました。(笑)
さて、お題目です。
【始まりは自転車泥棒】
実は、少し前にスタッフに貸していた私の自転車が盗難にあいました。
残念と言えば残念、悔しいと言えば悔しいですが、せっかくなので、(実は前から欲しかったロードレーサーを)この機会に新しい自転車を買い替えようと思い自転車屋さんに行きました。
流行に敏感、と言うよりはミーハーな私は、「ここはやっぱりロードレーサーやろ」と言うことで張り切って専門店へ。
昨シーズン、フルマラソンを二回完走して、すっかり自信をつけたこともあり、そのうち絶対トライアスロンに挑戦してやる!というひそかな意気込みを持っていたりして、レースに出れるような本格的なヤツを、と意気込んで一番メジャーなメーカーのT社の専門店に行って見ました。
店員さんにそれとはなしに聞いてみると、フルオーダーシステムのカタログを手渡され、思いのままにカスタムできますよ!と爽やかに教えてくれました。
が、しかし、、
「じ、自転車って、た、高い!」
ある程度の予想はしておりましたが、どうせなら長く使える良いモノが欲しい!と、あれやこれやと注文をしていくと予想をはるかに超える価格になってしまい、「これじやあちと無理か、、」と、家族の同意を得られる自信が全く持てず、意気消沈してスゴスゴと帰って来ました。
でも、自転車が無くなった事実は何ら変わらず、5月の気持ち良い陽射しと薫風と言われる爽やかな風を感じる度に絶対に自転車を購入しなくては、と否が応でも思ってしまいます。
【多すぎる情報は一切役に立たない】
Googleで検索しまくったり、ヤフオクで探したろか、とか、へそくり貯めてこっそり買うかとか、散々悩んだ挙句、ここは詳しい人に聞いてみよ、と思い立ち、近所の自転車乗りの散髪屋さんに相談に行きました。
マスターに聞いてみると、
「元町のYというお店にいって、Fさんという人に相談してみたらどうですか。」
とのこと。
早速行ってみました。
そのFさんは、自転車の初心者かつど素人の私に丁寧に、
自転車で何がしたいか。
何を目指しているのか。
予算をどれぐらいなら無理なく買えるのか。
などと、私の要望をまず聞いてくれたました。
【問題解決は知識不足の解決から】
そのうえで、
初期費用を抑えて購入しておいて、本格的にレースに参加するようになったら将来的にバージョンアップする方法がある。
カーボンフレームとアルミフレームのそれぞれの特徴と違い。
エアロ形状とそうではないものとの実際のタイムの違い。(20キロメートルで20秒なんですって)
メーカーによる特性と用途によっての選び方。
コストパフォーマンスに優れる商品の理由。
最近のデザインの傾向。
購入に際して絶対に押さえておかなければならない2つのポイント。
等々、しっかりと時間を割いて懇切丁寧に説明をしてくれました。
(見た目は頼りなさそうでしたが、笑)プロフェッショナルな対応に非常に満足して、おすすめ商品のページに折り目が入ったカタログをどっさりと抱えて帰途につきました。
【潜在的な影響力の力】
信頼している人からの紹介で、非常に専門的な知識に優れ、メリットデメリットをしっかりと提示してくれて、お店にとってではなく、私にとって最善と思えるような提案をしてくれる。
すっかりその気になってしまいました。(笑)
きっとこのお店でFさんから、そこそこの金額のカーボンフレームのロードレーサーを買うことになると思います。
そして、そのうちタイヤとホイールをバージョンアップすることになるのだと思います。(笑)
Fさんの真面目で真摯な接客は安心して紹介できるという大きな潜在的な影響力を持っておられました.その力だけで、お店からすると、生涯顧客1人ゲットですね、きっと私のようなお客さんをたくさん持っておられると思います。(見た目はあんまり冴えないですが、笑)
【愛ある教育こそがソリューション】
世界一のマーケッターと言われる、ジェイ・エイブラハムは「卓越の戦略」で恋人のように顧客を愛し寄り添い導くことが何よりも重要だと説かれました。
ライフタイムバリューという顧客が一生涯で使う価値をしっかりと認識し、目先の利益ではなく顧客からの圧倒的な信頼を得ることに主眼を置くべきだという理論です。
その上で、マーケティングのアクションとして行うべきは、顧客を教育すること。
教育できる立場になるところまで自らをプロフェッショナルに磨き上げることと、教育者たるべき正しいこと、真実を顧客に伝える重要性を説かれています。
【まとめ】
今回の、自転車盗難騒ぎのおかげで世界的なマーケットの理論を自らが消費者としてガッツリと体験する機会に恵まれたことに感謝したいと思います。
人間万事塞翁が馬、いやー、儲かった。(笑)
(流行に乗っかって、)自転車を買っちゃおうかなー、とお考えの方は是非ご一報を下さい、素晴らしいマーケティングを学べる実体験の機会を差し上げますよ(笑)