(怒れる?)三匹の羊の物語。

JUGEMテーマ:日記・一般
 神戸の西の果て、伊川の川沿いで、誰もが手に届く循環型提案の新築住宅の普及と、エコリフォーム、本質に目を向けた店舗設計に取 り組んでいます。家創りと店創りそして人創りに走り回る、ただいま不惑をとうに超えた42歳!

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まだ日も昇らない早朝から起きて、中央卸売り市場で鮮魚のセリに参加、午前中は買い付けた魚を配達するのに市内を走り回り、夕方からは飲食店のオーナーとして店に立つ。
一体何時寝ているのですか?
と、問うてみると、何も言わずに笑ってました。 
少しの時間を見つけては睡眠時間を繋ぎ合わしている様な生活を長い間されているといいます。
そんな働き詰めに働くMさんの、普段に出来る手軽な息抜きというと週末の中央競馬。
決してたくさんのお金を賭ける訳ではないですが、ギャンブル特有のドキドキ、ハラハラ感を味わうために毎週馬券を買うといいます。
ギャンブルなんて、負けてアタリマエ、勝ったところでどうせ悪銭、身にはつかないもの、
と、割り切った楽しみとして続けられているのですが、
(たまに)勝って手にした配当は、誰かが負けた悔しさが染み付いた、悪い念のこもったいわゆるゲンの悪いお金。
なので、ゲン直しの為に、手にした配当の1割程度をいつも「少しでも誰かのためになれば、」と、寄付金の募金箱に入れるように心がけ、三宮のお店の近くのコンビ二のレジ横にある募金箱に入れ続けていたとのコトです。
昨年のある日、その募金箱の中身が寄付金として回収され、集計された金額を書いた紙がお礼の言葉と共に張り出されていたのだそうです。
「皆様のご厚意に感謝いたします。おかげさまで募金額は1万●千●百円となっておりました」
のような文面だったのですが、Mさんはその張り紙を見て愕然としました!
「あほらしい、、なんや、これは!」
その前の週には万馬券を当てて、1万円札をその募金箱に入れたところだったし、近々の結果も良かったのでこのところ結構な金額をその募金箱に入れた覚えがあったのです。
こんな、ささやかな募金さえもそれを必要としている人のところに届かずに、賽銭泥棒のような(泥棒そのものか、、)心無い人の小遣いになってしまっているとは、、、
「一体この世の中はどうなってしまっとんや、、」
と怒りに震えたというよりも、情けなくなってきたそうです。
そして、調べてみるとこのような話は結構何処にでもある話で、海外への緊急支援物資などが被災者の手元に届かずに役人の利権となってしまうことがある、、というのも常識のようになってしまっているとか、、、
そして、募金や寄付の団体が信じられなくなったMさんはくさることなく前向きに考えました。
「こんなことやったら、どうせ身につかん悪銭があるねんから、まとめて直接渡したらええんや、」
そして、
「直接渡すんやったら、やっぱりこれからの神戸を背負って立つ、恵まれていない子供達や、
お金もええけど、自分が得意なことですこしぽっちのお金よりももっと価値を上げて喜んでもらえるものにできへんやろか、、」
と、悩みながら、神戸市の窓口に行って、相談を重ねたといいます。
その結果、神戸市内の児童養護施設全てに年末に鍋を囲んで明るい食事をしてもらえたら、との願いをこめて、大量のカニを送ることにしました。
志を同じくする、昭和42年生まれ、未年生まれの友達2匹といっしょに。
Image12701.jpg
震災から15年が経ち、神戸の震災孤児はもうすぐ全員が社会に飛び立ちます。
しかし、その他家庭の事情で親と別れたり、事故、病気などで親をなくした子供達はまだまだたくさんいます。
そして、それらの子供達はやはり厳しく貧しい暮らしを営んでいる現実があります。
その3匹の羊達は全員、普段は自分の生活に必死になって日々を駆け抜けるような暮らしをして、寝る間も無いほど働き続けています。
人様のことをかまっていられる時間もお金も持っているわけではないのです。
たしかに、決して人様よりも裕福とは言えない身分ではありますが、ほんの少し、少しだけの気持ちをカタチにするだけで、そこから広がる喜びは無限大でした。
Image12711.jpg
お礼の手紙の中に入っていた子供達の喜んでいる写真や、手作りの貼り絵つきの感謝の手紙をみて、少しの勇気で行ったこの些細な行動を
「やってよかった。」としみじみ思ったといいます。
現在、一生懸命にチャリティーイベントを企画している、TOTOリモデルクラブの皆様へ、
そんなこんなで、がんばってイベントを盛り立てていきましょう!

396個目のECO川柳=春雨に 不気味な足音 感じます
あまりにも暖かすぎました。
バンクーバー、大丈夫かな?

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今年からbridge logを始めてます。
コミニケーション、会社内の見える化、目標達成の為に架ける橋のパーツです。
40個目のbridge=レポートの 公開回覧 始めたよ。
もうすぐ春!ということで新入社員さん達が入ってくる準備を始めました。
相互理解がスムースになるように、プロフィールやレポートの回覧を行って予備知識を先輩達に持ってもらいます。
ちなみに、現場とのコミニケーションはこちら、
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ご夫婦でこだわり抜いた ”こ洒落た”  SWEET HOME
http://sumikaie.jugem.jp/?cid=7
もう1つの私(と大ちゃん)のブログ(期間限定)
大ちゃんの鹿児島紀行
http://sumireworks6.jugem.jp/?cid=19
お時間許せば見てください!

「(怒れる?)三匹の羊の物語。」への8件のフィードバック

  1. 高橋社長の熱いおもい伝わります。
    震災15年経った今でも震災孤児の為に出来る活動をされていらっしゃる方がおられることを見て感動しました。
    頑張りましょう。TOTOリモデルクラブのチャリティーイベント。姫路店会もしましょうか?田中さん…

  2. チョットスペースお借りします。
    『うん、やりましょう!それじゃあTBJさんをチャリティ特命部長に任命しますね』って冗談抜きでいいかもね。。。
    今度はチャリティでつながってみましょうか?
    北陸(福井)の方でも盛り上がってるようですし、、、。

  3. 少しでも誰かのお役に立てるようなイベントで
    みんなで盛り上がれることを目指して、
    ない知恵しぼって考えます!

  4. 前出、高橋社長も古いの知ってまんなぁ~!
    「カスバの女」、、、、、。
    それはさておき、震災の際神戸は本当に想像を絶するくらい大変だったのでしょうね、、、。
    「チャリティ~」の真の内容や理解力の深さに感嘆するとともに私自身も反省しております。
    神戸付近の方々の受け止め方も取り組み方も深いところから湧き出てるのでしょうね。
    とってもいい話、ありがとうございました。
    また勉強させて下さい。

  5. 皆様、早速たくさんのコメント、ありがとうございます。
    こんなに志の高い人たちが身の回りにいると言う事が、私の一番の財産にほかなりません。
    TBJ様、初コメントありがとうございます。
    昨年の単独でがんばられていたイベントの折も本当は少しでもお手伝いが出来たら、とも思っておりましたが、自社の(販促のみの、苦笑、)イベントと重なってしまい顔さえ出せないままでした。
    環境保護と地域社会への貢献、私達のような零細企業でも、少しでも寄与出来るのならば取り組みぐらいはして見たいと思います。
    募金箱を1つ置くだけでもいいと思いますし、是非取り組んでみてください。
    さすが、次期会長!

  6. きよちゃん、芦谷さん、
    いつもありがとうございます。
    「本来の目的」を念頭にすえて、ぶれない姿勢で企画を練っていきましょう。
    手段と目的は何層にも重なって目先の部分では手段が目的になってしまったりすることもありますが、志だけあれば、最終的には本来の目的にたどり着くはず、ですよね。
    O橋のアニキが来期は初めに「店会の理念」をもう一度しっかり明文化しよう、と言ってました。
    そうゆうことですよね。
    盛り上がって行きましょう!

  7. 金吾社長!
    コメントありがとうございます。
    社長の活動事例発表で、私達の取り組みにヒントを得て、チャリティーに取り組んだ結果、新聞で報道もされた、というお話を聞いて、本当に心からうれしく思いました。
    やってよかった、紹介させていただいて良かったです。
    これからも、いろんな交流の場を持てたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
    東大阪店会の方々が関電の原発施設の見学に行ってとても良かった、と仰っていたので、この線がいいかな~、と思っています。
    原発&かにツアー企画してみようかと思っていますので、その際はよろしくお願いいたします。(笑)

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