11月14日曇り
週末の爽やかでポカポカとした日差しとうってかわって朝から分厚い雲に覆われた神戸、しっとりとした1週間のスタートになりました。
職人起業塾鹿児島開催決定!
明日からは福島に出張、JBN全国大会に参加すると言うことで15日のミーティングを前倒しで行ったりと相変わらず出張の間に実務をこなすバタバタした日が続いています。(苦笑)
先月開講説明会に訪れた鹿児島での職人起業塾の入塾申し込みの期限も明日ということで、集計をしてみると今日時点でほぼ定員に達し、来年2月予定の職人起業塾の開催を一日前倒しで決定しました。
ご参画いただきました企業様、新たにメンバーになっていただく塾生の皆様、よろしくお願いいたします。
一般社団法人 職人起業塾スタート。
実は、11月から職人起業塾は法人成りをしておりまして、第4期となる鹿児島開催からは一般社団法人職人起業塾としての活動に移行しております。
これまではJBNの下部組織である京阪神木造住宅協議会の研修事業の一環と言うことで、協議会のメンバーに限定して研修に参加していただいておりましたが、今後はその縛りを外し全国での講座開催を予定しています。
その第一弾がマイライフオオニワ社の講習会でご縁を頂き、強力な後押しとご協力を頂いて先月に説明会を開催した鹿児島であり、今回、(ほぼ)開催人数に達して開講が決定できた事は本当に嬉しいことです。九州の皆様のご期待を裏切らないように一生懸命務めさせていただきたいと思います。
理念と目的。
(若干遅れ馳せながらではありますが、)一般社団法人として独立した活動をスタートしたと言うことで、再度その理念と目的を整理しておきたいと思います。
よく誤解をされるのですが、職人起業塾は決して安易に職人に起業を推す研修ではなく、起業できるくらいの経営者感覚を身につけてもらえるサポートを行なっています。
職人起業塾理念
建築実務者が信頼をベースに持続可能なビジネスモデルを作り上げる理論を体得し、その実践を通して現場で企業の未来を作る。
現場基軸のマーケティング手法を取り入れることによって、現場実務者、職人を守り、育てる重要性と必要性を共有し職人育成ができる状態を社内につくりあげることによって永続的な企業、ビジネスモデル構築に寄与する。
目的
当法人は、日本の伝統技術の承継を担う若者を育てる技術研修・啓蒙活動、建設職人が魅力ある職業となるために行う事業者向け環境整備のサポート、経営者向けセミナー事業による工務店を始めとする地域に根ざす企業に対して行う自立循環型ビジネスサポート等を通じて、職人の社会的地位の向上と日本のものづくりの根底を守り、支えることを目的とする。
現場が全て。
建築業はものづくりを行い生業となします。その事業の評価はすべて現場でなされ、出来上がった建物、その後の暮らしを通じて企業の評価が決定します。
高い評価を得た企業は顧客との信頼関係を基に引渡した後も繰り返し受注を重ね、また紹介を受けて売り上げを上げ続けることができます。現場にすべての答えがあるといっても過言でなく、それには強力な顧客接点とものづくりの本質を追求する姿勢が必要です。
最終的な顧客満足は現場の精度でありそのプロセスです。そのように考えるとものづくりの担い手である職人を育成することは不可欠であり、若年層の職人不足が顕著となってきている業界の今の流れをなんとしても止めなければなりません。
そのために必要なのは、若者が職人になりたいと思えるような就労環境であり、他の業種に負けないような社会保障が必要です。これまで職人を育ててきた徒弟制度は完全に崩壊し今の若者には、受け入れてもらえそうにありません。また、建築会社も長きに渡り職人を育てて来ておらず、職人を育てる環境をもう一度構築する必要が有ります。
根本的問題解決。
次に問題なのは、デフレ経済の流れのまま下りきった職人に支払われて来た労務費の問題です。職人を内製化して育てるよりも外注の職人の方がコスト的に安く上がる現状がある今、職人育成に踏み込める企業はなかなかおられません。
その根本的な問題解決として職人起業塾の研修は作られました。すみれでは職人の社会的地位の向上をミッションに掲げ、10数年前から職人の正規雇用、労働基準法完全適法を掲げて職人の育成をしてきました。それを支えてきたのは、職人への教育であり意識改革を促す事によって現場で大工が次の仕事をとってくると意識とスキルを持つことがそのコストをまかなうことができるシステムを目指してきたのです。
職人の社会的地位の向上とは、結局、職人自体の自助努力ありきで、売上利益を上げることができる職人に意識を変えることから始まります。現場重視、現場での顧客満足の達成を社内の共通認識と持つことによって信頼をベースとした生涯顧客の創造によって集客受注が叶うようになるというのがその理論です。
その考え方、実務をマーケティングの理論として職人、現場監督、設計、営業などの顧客接点を持つ実務者に学んでもらい、実践してもらうことで持続可能なビジネスモデルの構築をボトムから作り上げてもらおうと言うのが職人起業塾の最も大きな趣旨です。
新たな時代の職人を創出。
今は激動の時代の真っ只中、これまでの常識はことごとく通用しなくなって来ています。昨日までのアタリマエは今日の非常識であり、未来は今の延長線上に無いことを全ての事業者は認識するべきだと思います。
それは職人にしてもおなじ事。情報化革命によってもたらされた全てのコトが白日の元に晒されるこれからの時代は、嘘まやかし、表面的な取り繕いでは通用しない様になって来ます。
『本物の時代』の到来を怖がるのではなく、喜んで受け止められる起業への変換は、建築業界においてはやはりモノづくりの本質を守り育てる事が基本に成ると考えます。そんな時代に適応出来る新しい意識を持った職人をはじめとする建築実務者を輩出する事を職人起業塾は目指しています。
鹿児島開催を皮切りに、広島、東京、大阪と来年は広く塾生を募って参りますので、ご興味を持って頂けた方はお気軽にお声掛け頂ければと思います。
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