正義は誰の手に

今日の日中は外回りに出かけてきました。
真夏日でしたね~、車を止めて歩く距離は知れているのですが、
ジリジリと焦がされるような、九月終盤の太陽でした。

これは、枯れてしまった藤です。(暑さで、じゃないです。)
ここのお宅は切り立った崖のような地盤の上に建てておられて、
この藤は10メートルくらい下のバス道路沿いから、何十年という時間を掛けて、
這い登ってきて、ここに棚?ともいえるような枝を広げました。
凄い生命力と、成長力で、季節が良くなってくると、
道路の上にまで蔓と葉を広げ、車の通行の妨げにもなっていました。
それはそれで危険なことで、伸びた蔓や、葉を刈らないといけないのですが・・。
そこは、崖、そう簡単にチョキチョキとはいきません。
そこで、一念発起された方が(よく通行するのでしょう)、危険な蔓や葉を成敗すべく、
明け方のまだ車の通行量の少ないうちにばっさりと・・・。
それはたぶん、初めてのことではなく、何年にも渡って、
繰り返し行っておられたと思うのです。
(結構大変な作業なのですが、そこは地域の住民の安全の為?)
そのとき、家人も「伐採をしてくれてありがとう」とおっしゃったそうです。
そして3、4日後、青々と茂っていたお庭の藤は、二度と花を咲かすことがない
あのような姿に。。。
伐採に来たついでに、諸悪の根源とばかり、藤の幹を根元からばっさり!
まさか崖の上に藤棚があって、花を咲かすのを楽しみにしている人がいるとは
思わなかったのかも知れません。
悪気は無い?のかも知れませんが、他人の敷地の木を勝手に切ってしまうのは・・・。
何十年の積み重ねが、取り返しの付かないことになってしまいました。
公共の安全を守る為の行動という大義があり、
悪の根源をやっつけるという正義もある。
何故?それを成す為に、法の遵守が見えなくなるのでしょう
なにか、アタリマエノコトが抜けているような気がします。
正しい判断って本当に難しい。気をつけないと・・・。
やっぱり、コミニケーションか!?

いつの間にか鈴虫が・・・。

タバコを吸いに事務所の表に出てみると、風はなくても
昼間とは全然違う、少しひんやりした空気になっていました。
しかも、そこいらで鈴虫がりんりんと・・・。
秋の夜長に、落ち着いて仕事に励めそうです・・・。(トホホ・・)
実は?弊社の事務所は伊川の川縁にありまして、
“田舎”と言ってしまっても良いと思うのですが、
まわりには結構、自然がふんだんにあるのです。
地名が“伊川谷”と言うくらいですから、
水も緑も生き物も当然しっかりと揃っております、
山、川、田んぼ、畑、桜並木、溜め池、・・・・・
鷺、セキレイ、雲雀、鳶、めだか、ハヤ、蛙、ゲンジ・・・鈴虫。
都心では感じにくい“季節”を目と耳と、鼻で存分に感じることが出来る
とても良いところです。

川沿いの道を走ってみると、今年初めての稲刈りが始まっていました。
実るほど頭を垂れる・・・・・
ついこの間、田植えをしていたと思いましたが・・・、
自分以外の周りの成長の早さに驚くこともしばしばです。

台風って・・・。

近畿圏からはそれましたが、
きつい台風でした。
<台風9号>死者1人、不明5人
15都県で80人が負傷。
家屋は10棟が全壊、11棟が半壊した。
昔から秋になれば台風は来るものでしたし、
日本に住んでいれば、台風自体珍しいものではないのですが・・・
にしても近頃の天災は厳しいです。
猛暑、地震、台風・・・。海面上昇、氷河融解・・・。
人類が蒔いた種と言う話もありますが、
起きている現象は、地球の歴史から見るともしかしたら
すごく些細なことで、このまま過ごしていると、
自然界の大きな流れに飲み込まれてしまいそうな
不安な気持ちになります。
自分達の世代の事ではなく、次の世代、子供たちに渡すべき環境について、
本当に一人一人が考え、取り組むべきだと、
気付く機会を与えられているのでしょうか。

ちなみにこの中空に浮かぶ“ロ”は弊社屋上の看板枠です。
珍しく?きつい真夏の台風でバナー広告が無残にも破壊され、
すっかり原型はとどめていないです。
秋を迎えるにあたり、新しいバナー広告を取り付けるべきか、
一通り台風が通り過ぎた後にするべきなのか・・・。
かれこれ一ヶ月程悩んでおります・・・。
実は弊社だけでなく、1階で営業されている鍼灸院の和み堂さんの分もあり、
早くしないといけないのですが・・・。
正直、台風が怖いです。(和み堂さん、スミマセン、早くします!!)