大工に寿司屋のデザインを任せたらモールテックスのカウンターに仕上がっていた件。

令和3年1月7日 曇り時々雪

寒波襲来。

またもや強い寒波が日本列島に押し寄せてきて、厳しい寒さに震える一日になりました。今日は京都の顧問先の初出社の日と言うことで私も上賀茂神社への参拝と全体会議、そして社員大工育成と工務部の業務改革ミーティングに参加しました。顧問先の事業所がある京都の紫野という大徳寺近くの北のエリアでは夕方の時点で既に氷点下になる寒さで、昼から小雪が舞いました。京都はほんとに寒いところです。その事業所の工務メンバーとは年末にも8時間に及ぶ長時間のミーティングを行いましたが、その内容を踏まえて今日もガッツリと長時間の話し合いの時間を持ちました。非常に実践的な計画を立てる良いミーティングができたと思います。時間とミーティングの質が整合するとは思えませんが、しっかりと時間をかけて丁寧にコンセンサスを取るのは非常に重要だと感じた次第です。

お任せ工事

そんな寒かった今日、朝一番は大工の大ちゃんと一緒に、昨年末に着工し、ほぼ完成に漕ぎ着けた寿司屋さんの現場に完工のチェックに向かいました。1月中旬、もうすぐ新規オープンを予定している三宮のメインストリート、北野坂で工事を行なっていた「鮨竜」さんは隠れ家的なカウンターだけの小さな寿司店で、日本の食文化の頂点(だと私が思っている)の寿司を洗練された大人っぽい空間で食せるお店を目指されています。落ち着いた黒っぽい感じのインテリアデザインのイメージと予算だけをオーナー様から指示されて、「後はまかすので、自由にやってもらって良いです。」とご注文をいただきました。私もここは大工工務店の腕の見せ所とばかりに担当大工の大ちゃんに意匠から収まりまで全て任すと一任し、後は打ち合わせはおろか現場にも顔を出すことなく任せた物件です。

モールテックスとセンの無垢一枚板

年明け早々、そろそろ完成引渡なので見に来ませんか?と大工の大ちゃんに誘われて、今日久しぶりに現場を訪れたのですが、私が想像していたよりも、オサレな洗練されたお店になっており、大工としてのセンスを遺憾なく発揮されている仕上がりに(手前味噌ながら)これならお店の大将にも、オーナーさんにもご納得頂けるのではないかと自信を持ちました。特に、寿司店では珍しいモールテックスという左官仕上げのカウンターと花板さんが立つバックのタイルの統一感の中に現場造作で作った無垢材のセンの一枚板の建具を配した収納が存在感を示しており、なかなかやるねーと、素直に大ちゃんの実力を認めました。

大工デザインの意味

その他にも、カウンターに出される寿司を映えさせるカウンター上からのピンスポットのダウンライトの配置と、シンプルな中にも和風の雰囲気を醸す多可町産ヒノキの節が少ない羽目板の下がり天井、通路に余分な照明器具をぶら下げない間接照明の配置など、照明計画、建築照明にも細かな配慮がなされていたり、コストを抑えるのと意匠性を高める両方をバランス良くまとめており、玄関建具はコストカットの為に既存利用しようとの話もあったのを覆して、寿司店らしい無垢のガラス格子戸を作り直したり、必要な部分に費用をかける予算の配分も出来ており、デザイン、予算編成、顧客とのすり合わせ、施工をまとめて大工に任せる意味というか、価値を十分感じさせられる仕上がりになっておりました。

大工工務店のブランディング。

私達つむぎ建築舎は二十年前に大工集団として起業してからこれまで、自社の社員大工での施工、若手の職人の育成にこだわり続けて来ました。私の考える大工とは、単なる木工作業員では無く、現場全体を取り仕切り、顧客の要望をカタチに作り上げるプロデューサーであり、長年の使用に耐える耐久性と美しい仕上がりの高い品質を担保する現場管理者であり、数多くの現場経験を生かして、図面上の2Dでは無くリアルに空間イメージを3Dで想像出来るデザイナーであり、厳しいコスト管理を行い、顧客、自社、協力業者そして出入りする全ての職人さん達に納得して喜んで貰う現場経営者であるべきだと考え、無茶振りだとか、キツすぎるとか、こんなの大工の仕事じゃないとか、社員大工の面々から文句や泣き言を言われながらも「大丈夫、出来るって」と厳しい負荷をかけ続けて来ました。その長年の取り組みが大工工務店としてのブランドを作ると信じていますし、今回の「鮨龍」さんの物件のようにデザイナーも詳細設計を行う事無く、余分な費用をかけずして最低限のコストで良いモノづくりを実現する力を身につけてくれているのではないかと思っています。鮨竜さんのオープンに合わせて、お店にお邪魔しますので、私と一緒に大工デザインのお店で鮨を食したいと思われる方はお気軽にお声がけください。(笑)


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

地域コミュニティーサービス つない堂

受け継がれる価値ある丁寧なモノづくり つむぎ建築舎

風の時代、オレの365チャレンジ。#inside out

令和3年1月6日 曇り

年始一発目の朝活!

一昨日までのお正月気分は何処へやら、全くの平常営業モードに戻っています。1日中事務所に籠り、お年賀でお越しになった来客に挨拶をしながら、メール、メッセンジャー、LINEで次々に来るメッセージに数が分からないくらい黙々と返事を書き続けました。本当は現場周りに行きたかったけどそれどころではなく、工務店経営者の仕事内容も変わり果てたものだと時代の流れにため息をついてみたり、、とにかく忙しい1日でした。そんな仕事始め2日目、早朝は水曜日という事で朝活の日。新春一発目と言う事で、ビジターを呼ばずに内輪だけでのmtgでしたが、昨年新しく入会された新規メンバーによるプレゼンテーションがあったり、役員や運営チームの代表からの所信表明的なお話があったりと、新しい年を迎えた初回に相応しい良いmtgでした。圧倒的他者貢献を一緒にやろう、と同じ志を持つ仲間がいるのは本当に良いものです。

日本人の消費に対する問題提起。

今朝の朝活で新規メンバーのDIYer山中君のプレゼンテーションで、グローバル化による安価な外国製品の国内流通への問題提起がありました。貿易協定により関税が次々に撤廃された影響もあり、低い賃金の国の安い労働力から生み出される製品により国内製品の競争力が失われ、日本の労働者の賃金がさらに低下して、所得が低くなるが故に更に低価格の外国製品を買わざるを得なくなり、更に国内産業の景気が悪くなる・・、そんな負のスパイラルに陥ってしまっているのではないか、との事でした。山中君はそんな低賃金に喘ぐ人達の暮らしを少しでも楽にするには、出費の大きな割合を占める住宅費を抑えることが必要ではないかと、空き家をDIYでリノベーションして、費用を抑えて自分好みの住宅に住める手伝いをしたいと言う、とても心根の優しい、志の高い若者で、朝からとても感銘を受けました。

グローバルからローカルへ

そんな素晴らしいプレゼンテーションを聞いた後に、感想を求められて、私は、一概に労働力の安い外国製品を拒絶するのではなく、国を超えて分かち合いの心を持つことも大事ではないか、問題はそのビジネスで潤うのが巨大資本のグローバル企業であり、発展途上国に非があるわけではないと言うようなことを述べました。本来は地域ごとに循環型の経済が回り、余剰生産したものを輸出なり他の地域に販路を拡大する、もしくは地域ごとの特産物を交換するような経済の仕組みになるのが一番良いと思いますが、世界がカップリングし全ての国も地域も資本主義社会に飲み込まれた今となってはそんなローカル経済論は容易く実現しそうにありません。しかし、コロナの影響で実質、世界中が鎖国してしまっており、また、パンデミックが収まりかけたら次の変異種が生まれ、ひょっとしたらずっとワクチンや治療薬と感染症の鬼ごっこが続くかも知れない時代になった今、もう一度、循環型社会の構築を考えてみる時が来たように思います。

問題は常に内にある。

そんな、深く考えさせられる議論もあったりした朝会の後、山中君とLINEで「ちなみに私は愛国主義者なので日本人は(少々高くても)出来るだけ国産の製品を使うべきだと思っています。そのためには海外製品に負けない価値を生み出すことが必要で、ブランディングやマーケティングの理論を深く理解してアップデートを繰り返さなければいけないと思ってます。脱アマゾン活動をする位、アンチグローバル企業の私ですが、問題は常に内にありだと考えるようにしています。」なんてやり取りもありましたが、それこそが私が職人相手にマーケティング理論を教える私塾を長年継続している最も大きな理由です。守られる人は、守られるべき人になるべきで、そこには絶対に自助の精神があるべきですし、それが無ければ弱肉強食の資本主義の世界では生き残ってはいけません。

論語読みの論語知らず

問題は常に内にある、問題を解決したければコントロールできない外部に働きかけるのではなく、自分の内側から変わる努力をすべきだ。と言うのは、有名な「7つの習慣」の中にあるInside Outの概念です。理論や概念を知っている、頭でわかっているような気になっていても、実際の行動に反映させるのは一筋縄ではいかないのは誰もが納得するところだと思いますが、私もその例にもれず、20年前から7つの習慣に書かれている原理原則に取り組んできたつもりですが、実際のところはまだまだできていないことがたくさんあります。いわゆる、論語読みの論語知らず状態です。そんな反省をしょっちゅうしているのですが、今年に入り、本格的に風の時代になったと言うことで、今までと根本的に考え方を変えて取り組もうと決意したことがあります。それもやっぱり、今更ながらInside Outの原則に立ち返ってと言うことです。

全ての元凶は我にあり。

私が今年、出勤日(ほぼ365日)に必ず行うことに決めたのは社員全員とのチャットを使っての毎朝のコミニケーションです。「おはようございます!」の挨拶はもちろんですが、倫理法人会の会員企業に配られる「職場の教養」と言う小冊子の日めくりページを読んでその感想を一言添えて全員のチャットに送ることにしました。本当なら、スタッフにもその冊子を読んで感想を返してもらいたいところですが、風の時代はトップダウンはダメとの事なので、そこは強要せずに「返してくれてもくれなくても、どちらでもいいよ。」と言うスタンスで半ば一方通行で送っています。慣れない(特に人に言われた)習慣を新たに始めるのは人間誰しもあまり積極的にはなれないもの。なのですが、中には熱心に職場の教養を読んで感想を送ってくれるスタッフもいて、密かに喜んだりもしています。なぜこんなことを始めたかと言うと、その理由は明快で、社内でずっと問題視されてきたコミニケーション不全を解消するのが目的です。そもそも、女性の設計士と大工とは水と油。これまでスタッフ間のコミュニケーションがうまく取れないのはそれぞれ個々の問題であり、私の責任ではないと逃げておりましたが、電柱が高いのも、ポストが赤いのも全て経営者の責任だと言われるように、私が自分を変えなければいつまでたっても何も変わらないと今更ながら気づき、チト大変ではあるのですが長年の課題を解決すべく一念発起して取り組みを始めた次第です。

コミュニケーションが世界を変える。

世界をよくするアイデアをプレゼンテーションする世界的なイベント、TEDで30日間チャレンジで人生が変わる!というものがありましたが、365日続ければ絶対に無理だ、と諦めていたこともきっと何かが変わる、もしくは変わるきっかけぐらいは掴めると思うのです。あくまでも人が変わってくれるのを期待するのではなく、自分が変わった効果がそのうちきっと現れることを信じて毎朝続けていきたいと思います。人間が抱える問題や課題は全て人間関係にある。とは心理学の巨人、アドラーの言葉、コミュニケーションがその解決の唯一無二の糸口だと信じて取り組んでみます。スタッフの皆さん、気が向いたら返信ください、よろしくお願いします。(笑)


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

地域コミュニティーサービス つない堂

受け継がれる価値ある丁寧なモノづくり つむぎ建築舎

てんがらもんの教え。#追悼三浦春馬さん #天外者

令和3年1月5日 晴れ時々曇り

令和三年始動。

今日は令和になって2度目の新年を迎えた令和3年の初出の日。年末に決算を行う私達、株式会社四方継では21期目のスタートです。毎年、新春の初日、一発目は全体会議を行い、経営計画の発表と、スタッフと一緒に近所の氏神さま惣社にお参りして1年間の安全を祈念しています。今日も例年通り、朝9時から全員集まってミーティングをスタートさせましたが、いつもと違うのは今回は計画を私が立てて発表するのではなく、スタッフ全員に話し合って決めてもらったことです。結果的に、トップダウンではなくボトムアップ、個々の力を最大限発揮させることが重要で、ヒエラルキー型組織では通用しないと言われる風の時代に対応した形になりましたが、昨年から組織図を解体し、上下関係のないシームレスに横のつながりを強化する組織づくりを目指してきておりましたので、わたし的にはごく自然な流れでした。

計画は実行者が立てるべし。

事業計画とはそもそも、事業(仕事量)を期間を決めてどのように進めるかの予定の組み立てであり、既に私が引退するまでの7年間で目指す大枠の中期計画を策定して示している以上、単年の計画は実際に業務を遂行する実務者に対して、私は事業所が持続、継続するに必要な仕事量(利益量)を指し示すだけで、それを誰が、どのように進めるかについては実際に業務を遂行する者が責任を持って自分達の能力や都合に合わせて計画し、実行してくれればいいと思っています。今年度も新型コロナの影響は日本だけではなく世界経済に非常に厳しい影を落としており、先行きが見えにくい環境ではありますが、私たちは昨年からブランディングをやり直した成果もあり、ありがたいことに、今年1年間に必要な仕事量の3分の2以上をもうすでにお申し込みをいただいており、後はその案件+必ずあるお声がけされる案件を決算までの期間内に、どのように高い品質を担保し、圧倒的な満足をいただけるように進めるかのみを計画すれば良い状態になっています。本当にありがたいことです。

複数年の事業計画を俯瞰する。

今日のミーティングの冒頭には、時代の潮目を明確に認識してもらえるように、風の時代の特徴を丁寧に説明するとともに、この2年間我々が準備してきたことがいかに時代の変化を予見し、新しい時代に則した事業体制を整えてきたかを共有しました。人は歳をとり、大人になればなるほど変化を嫌うもの。社名も、事業ドメインも組織の運営体制も事業所の在り方も大幅に変更を繰り返してきたこれまでの数々の変化に対して、初めからスタッフ全員が前向きに、積極的に受け入れてくれたわけではないと思うし、何のためにこんな面倒なことをするのか?と疑問を呈されたことも少なからずありました。しかし、2年、3年と少し長い視点でそれらの取り組みを俯瞰した時、その意味や必要性が理解してもらえたのではないかと思います。今年は現在お申込みを頂いている注文を丁寧に、確実にこなしつつ、すでに来年以降の仕込みをする状態になっているのは明らかにこれまでと違うステージに一歩進めた実感がありますし、スタッフの皆もリブランディングの効果について認識をしてくれたのではないかと思っています。

混乱期ほど強く立ち向かうべし。

今日のmtgの中で、意識の共有を図るために現在映画館で封切られている「てんがらもん」の中で先日、自死により急逝した三浦春馬くん演じる五代友厚のセリフを引用しました。昨年末に朝活メンバーの野村さんから「すごく良かったですよ」と紹介されていたこともあり、正月休みの間に少しの時間の合間を見つけて映画館に足を運んでみたのですが、ラストシーンで非常に印象的な言葉が2つ語られ胸を熱くしました。それは、大阪商工会議所の立ち上げで、五代友厚が初代会長に就任する際、薩摩出身の五代友厚が政府の力を利用して自分だけ私服を肥やしていると大阪商人たちに嗷嗷たる非難を受けていた彼が発した言葉で「利益を上げれないものは商売人たる資格がない」と明治維新の混乱期で商いがうまくいかないと嘆く大阪商人たちに対する強い叱咤です。利益なくして事業が継続できないのは自明の理ですが、先行き不透明な混乱期こそ、強い気持ちで事業を継続発展させる為の収益を上げることに意識を置くべきだと改めて感じさせられました。

目的が事業の全て。

もう一つはラストシーンで真っ黒な画面に白抜きの文字で書かれた「地位か名誉か金か、大事なのは目的だ。」と、金儲けは目的があってこそ必要になるし意味がある、イマカネジブンの価値観ではなく、世のため、人のため、次世代を担う子供達の為、より良い世界を残すことに尽力されたとされる五代友厚の強烈な生き様が凝縮された言葉でした。何の為に仕事をするのか?その設問に正面から向き合い、心底納得できる答えを見出す事こそ、後世に語られ続け、影響を与え続ける力を与えてくれる原動力になると腹にドスンと響きました。そして、これは映画や小説の中での絵空事ではなく、いつの時代も変わらず通じる原理原則であり、この当たり前過ぎる「理」を深く理解して、日々の行動の基準として持てる集団こそが荒れ狂う時代の荒波を乗り越えて事業を継続し、生き残る資格を得られるのだと感じた次第です。今年も1年間、何の為に?と自分とスタッフに問い続けたいと思います。天外者(てんがらもん)非常に良い映画でした。強くお勧めします。^ ^


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

地域コミュニティーサービス つない堂

受け継がれる価値ある丁寧なモノづくり つむぎ建築舎

アップデートしてこそ人間。 #GACKTの名言

令和3年1月4日曇りのち晴れ

新春コンペからスタート。

正月三賀日を終えて今日からぼちぼちと指導。今日は日頃から何かとお世話になっているオリンピックゴルフクラブの速水さん主催の新春ゴルフコンペにお誘いいただき、例の如く夜明け前から自宅を飛び出してゴルフ場へと車を走らせました。ここからいつもの朝夜ハイブリット型生活のスタートです。年明けの三日間は昨年、一昨年と現場作業に勤しんでおりましたが、今年は現場に出ることもなく、いつになくゆっくりとさせてもらい、初詣のお参りと実家へのお年賀以外は本を読んだりNetflixで見逃していた映画を片付けたり、正月特番のお笑い番組を観たりしながら昼風呂と昼酒を楽しみました。たまにはゆっくりと完全オフの日を持つのもいいものです。

お笑い番組は時間の無駄ではない?!

正月に限らず、自宅にいるときはできるだけくだらないテレビ番組を見ないように心がけてはいるのですが、普段あまりテレビを見ない暮らしをしているとたまに見るお笑い番組や、バラエティーはずいぶん面白くてつい見入ってしまいます。特に、年末年始は延々とお笑い芸人が画面に現れてくることもあり関西人の性といいますか、お笑い好きの私としては時間の無駄と思いつつも随分とのめり込むように見てしまいました。ただ、関西人にとっては流行のネタを知っておくことも、笑いのセンスを磨く事も生きていく上で非常に重要なことであり、ある意味大いに勉強もさせてもらいました。(笑)

ミスターパーフェクトの冷や汗。

そんな感じで、年末年始の特番にはあまり興味がない私ですが、唯一(たまたまタイミングが合えば)前のめりに見てしまうのが、芸能人格付けチェックです。今年も結局見てませんが、(どっちやねん、笑) 再放送前の番宣でGACKTのインタビューの映像が流れていて、ミスターパーフェクトの名声を欲しいままに10年以上にわたって完璧な回答をし続けている秘訣的な話をされていました。GACKT曰く、今まで最も自信がなく、偶然正解で命拾いをした問題というのが1億円の盆栽と和菓子で作った盆栽を判別した時とのことで、その苦い経験からその年の収録が終わった後、盆栽の勉強を熱心に続けられているとの事でした。

GACKTの名言。

さすがだなぁ、と私が唸ったのは、GACKTが語った「人間はアップデートしていかなければ長く生きる意味がない。」そして、「知識は誰にも奪われることがない私だけの財産だ。」と言う言葉で、一流の人間の思考を端的に表した素晴らしい名言だと思いました。金も地位も名声もあり誰もが一流だと認めるGACKTでさえ、自分が知らない世界に触れると、素直にその世界について詳しい人に教えを乞い、文献を読み漁って学ぶ謙虚な姿勢は素晴らしいの一言で、その貪欲さこそが長きにわたって一流たる所以だと感じた次第です。

目標ではない1年の計。

1年の計は元旦にあり。と古代中国の故事を引用して、この年明けの時期によく耳にします。1年のスタートにあたり今年の目標設定をしようと多くの人が考えられると思いますし、私もその例に漏れず今年の目標をどう設定しようかと正月三が日の間ずっと考えておりました。ただ、思いつく目標設定は今現在の自分の枠組みの中でしか考えられず、やるべき事がそもそも決まっている以上、いまいちピンとくるものが頭に浮かびませんでした。GACKTのその言葉を聞いて、仕事の上で達成すべきタスクとは別に、全く違う軸で今まで触れてこなかった世界に飛び込み、知らない世界に触れることで人間としての幅を広げること、知識と言うよりも感性のアップデートを意識しようと思いました。考えるより感じろが風の時代の大きなテーマ、積極的に新たな刺激をもらえる場に足を運びたいと思った次第です。このブログを読んで、何かお勧めがあれば、誘っていただければ幸いです。(笑)


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

地域コミュニティーサービス つない堂

受け継がれる価値ある丁寧なモノづくり つむぎ建築舎

謹賀新年 〜令和三年年始のご挨拶〜

令和3年1月1日晴れのち曇り

謹賀新年

平成から令和に元号が改められて2回目の新年を迎えました。新年あけましておめでとうございます。2007年の開始から14年を超えて昨年も日・祝以外の毎日更新を続けて参りました拙ブログ、本年も相変わらずの更新を続けて参ります、何卒お付き合いのほどよろしくお願いいたします。私は昨年も、一昨年も年末年始にかけて現場で工事をしており、元日も朝から作業服を着込んで職人として働いておりました。ゆっくりとした正月を過ごすのは3年ぶりな上に普段から完全オフで家にいることもなど全く無いこともあり、たまにはいいものだと思いながらも、なんとなく物足らないような気持ちもあったりと、元日の今日は落ち着くような落ち着かないような1日を過ごしました。つかの間の平和を満喫、と言ったところでしょうか。

一年前の元旦を振り返る

令和になってはじめての新年を迎えた昨年のブログを振り返ってみると、世界が大きく変わることに適応すべく昨年スタートさせたリブランディング、社名変更を伴う事業ドメインの革新を体現する事業所の改装工事を正月休み返上で行いながら、新たなチャレンジへの意気込みを熱く語っておりました。それから1年、その当時、具体的に新型コロナによるパンデミックが世界を襲うとは夢にも思っておりませんでしたが、結果的には想定していた通り、今までの価値観が全く通用しない、パラダイムシフトを経験することになり、先手を打って単なる建築請負業ではなく、地域に根ざすローカル企業として本質的な価値創造、価値提供を行う会社への取り組みをスタートさせていたのは本当に良かったと思うというか、ツイていたと思いますし、手応えも感じています。

Re Strat!

建築請負業の工務店から地域コミュニティー事業への転換を標榜したリブランディングですが、20年間続けてきていた事業ドメインを大きく転換させるのには1年間と言う時間はあまりに短く、社内でも理解と協力を得るのには時間が必要でした。結果、昨年1年間でできたのはせいぜい準備程度で、今年になって本格的なスタートラインに立てたというのが実感です。それでも、今年ではなく去年から取り組みをスタートさせた意味は大きく、コロナによって激変した世界に対処するのではなく、前もって予防的に準備ができていたことで今年以降の我々が進んでいく道筋が明確にあり、昨年策定した中長期の事業計画を粛々と進めていく状態にあるのは大きなアドバンテージだと前向きに捉えています。

ロジックと直感。

昨年、新型コロナの爆発的な蔓延によって世界中に巻き起こったパラダイムシフトに先駆けて一昨年から準備を進め、昨年の1月にスタートさせた我々のリブランディングと事業ドメインの変革はもちろん偶然ではありません。社運を賭けたブランディングに踏み切った最も大きな要因は、4年前から熱心に学び続けたUXデザインの学校で、日本だけではなく世界のビジネスシーンが劇的に変化している全体的な流れを知ったことです。もう一つは、理論だけではなく、直感的にこれからはこれまでの延長線上ではないと言うのを深く感じて、強い危機感と焦燥が芽生えたからに他なりません。言うなれば、半分はデーター分析とロジック、半分は直感です。同じ情報を得ても社名や生業を変えた人はそんなに多くはなく、思い切るには理論だけではなく勘を信じる勢いが必要でした。

風の時代に

令和3年はこれまで250年間にわたって続いてきた地の時代から風の時代に移ったといわれています。昨年世界中で沸き起こったパラダイムシフトもその前兆であり、今年からいよいよそれが本格化すると。風の時代の定義は諸説ありますが、私なりの解釈で乱暴かつ超簡単に言ってしまうと縛られていたものが解き放たれる時代であり、もっと言い換えるとあらゆるものが自由になる時代だと思っています。そして自由とは人間の根源的な欲求であるとともに、手に入れるのが困難な非常に難しい概念で、思い通り気ままに生きられる反面、拠り所を失い不安定な状態になる事を示唆しています。自由に生きるとは強くあらねばならず、その強さを身につけることができるか否かでこれからの時代を謳歌できるか、失意の中で過ごすのかが分かれると思うのです。

四方良しの世界を実現する。

今年、引き続き私たちが目指すのは昨年から取り組んできた生業の変更で単に顧客の要望を形にしたモノを作る建築請負業ではなく、その先の求められている若しくはまだ顧客が気づいていないさらに本質的なコトを提案、提供しオンラインとオフラインをシームレスに繋げて地域に安全で安心できる環境を整えるコミュニティーを構築することです。目に見えるものから見えないものへ価値観の転換が進むと言われる風の時代に合った新しい地域工務店のビジネスモデルの構築を標榜しています。私個人としての取り組みとしては自由を手にする強さとは何かをスタッフと共に感じ取り、ロジックと感性の両面から私自身を含めて個々の人間力を高めるサポートをすることだと思っています。固定概念に縛られることなく、柔軟に新しい時代に立ち向かい、目的に対して素直に向き合うことで本質的な価値を創造し、存在意義を認めてもらえる事業所へと発展する足がかりの一年にしたいと思います。どうぞ本年もつむぎ建築舎、つない堂をよろしくお願いいたします。


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

地域コミュニティーサービス つない堂

受け継がれる価値ある丁寧なモノづくり つむぎ建築舎

発表!ラーメンアワード2020! #神戸ラーメン紀行

令和2年大晦日 曇り時々晴れ

大晦日

令和に改元されて初めての新年を迎えた今年も今日でおしまい。昨年の年頭、平成が終わり令和に変わるのは大きな変化を迎える契機だと言われていたし、星回りでも地の時代から風の時代へと変わることも重なり、何となくの予感はありましたがベストセラーになった山口周さんの著書に書かれていたVUCA(ブーカ=不安定、不透明、複雑、曖昧)化は新型コロナの登場でまさに現実となりました。そんな世界がパラダイムシフトしたと言っても過言では無い2020年の年の暮れ、私といえば朝から散髪に掃除、トラブルに見舞われた車の整備、墓参りに仕上げは温泉に行ってアカスリと例年と同じパターンで、世界は大きく変わったと言いながらも人の営みは大して変わらないと感じたり、やっぱりなかなかの複雑さです。

今年の総決算。

私の年末の恒例行事と言えば、一年間のラーメン振り返りと一年間に食したラーメンの中から年間アワードを選出すること。今年はラーメンまとめブログの更新を滞らせてしまい、つい先日のブログで溜まりに溜まった振り返りをしてみたら7月から11月の5か月分、80杯程のラーメンを紹介する事になってしまい、反省したところですが、以下に未だアップ出来ていないものと共に毎年と同じパターンを踏襲して今年のアワードの発表をさせて頂きます!(^ ^)
まずは今年のまとめ残りからどうぞ。

神戸ラーメン紀行Vol.170

濃い醤油のんでコロナ乗り切れ!!知らんけど
画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

発表!神戸ラーメンアワード2020!

それでは、今年私が食した約180杯のラーメンの中から厳選を重ねた3杯を本年度のアワードとして発表したいと思います。特に今年は新型コロナの影響で飲食店さんにとっては大変な苦難と先行きが全く見えない不安に苛まれた年だったと思います。頑張って下さい!との応援の意味も含めて選定いたしました。ラーメンフリークの皆様には是非共、参考にして頂いて神戸のラーメン界を盛り上げて頂きたいと思います。

神戸ラーメンアワード2020第3位

伊川谷ではすっかりNo1の呼び声が高くなり、これまでも2回ではグランプリを受賞している近所の名店の醤油ラーメンです。週末は長い行列が出来る事からなかなか食べに行くのは難しくなっておりますが、是非とも平日を狙ってもらいたいと思います。株式会社四方継本社から徒歩2分ですので、行かれる際には私までお声がけください。事務所に居たらご一緒します!

#麺屋貝原 #かいだし醤油 #850円

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

神戸ラーメンアワード2020準グランプリ!

兵庫区石井橋のすぐ近くでひっそりと営業されているお店です。車で通りかかっても見過ごすくらい地味な店構えですが、味の方は出汁から丁寧に作られているのが伝わってきます。器にもこだわっておられ、小石原焼伝統の技法、飛びかんなは私も愛用している器をいくつも持っています。公共交通機関でのアクセスはバスしかない不便なところですが、是非足を運んでみてください。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

神戸ラーメンアワード2020グランプリ!

神戸といえば神戸牛。これまでも牛骨の出汁で最高のラーメン作りにチャレンジし続けられた吉祥吉グループが生み出した究極の神戸牛ラーメンと言っても過言でない、これから神戸の名物になってもらいたいと思う一杯です。リーズナブルな価格で神戸牛100%のうまさ、甘さを堪能できるまぜ麺はまさにご馳走ラーメンと言えると思います。コロナに負けず、果敢にチャレンジされている姿を感じられるラーメンは食べるだけで勇気をもらえます。三宮センタープラザの地下、神戸人には是非ともチェックしてもらいたい一杯です。

画像に含まれている可能性があるもの:食べ物

特別賞

今年はコロナに負けじと果敢に挑戦されたお店に特別賞をお贈りします。グランプリに輝いた吉祥吉グループがコロナ騒動が起こって、神戸にインバウンド客が全く来なくなって以降にアグレッシブに攻めの姿勢でサンプラザの地下街に打って出られた神戸牛二郎系ラーメンは圧倒的な食べ応えと満足感を感じられる一杯でした。 神戸牛とニンニクのマリアージュは最高です。心から応援のエールを送りつつ、2020年度の特別賞を贈ります。

以上、2020年度のラーメン紀行はここまで。今年もたくさんのお店でたくさんの幸せを感じさせて頂きました。本当にお世話になりました。このところ、また感染者が増えてきているというより、今がピークになりつつありますが、コロナに負けず、何とか頑張って頂きたいと思います。1年間、ごちそうさまでした!

年末に(ありがちな)トラブル発生!#結果は状態に由来する

令和2年12月29日 晴れ時々曇り

まだまだ師走。

今年も残り3日、世間様は流石に年末年始のお休みに入られてすっかり静かになって来ました。我ら株式会社四方継でも早いメンバーは26日を最後に休暇に入った者もおり、今年のお正月休みは例年よりも長めの正月休みをとられる人が多い様です。私といえば今日も平常営業。朝からギッシリ予定が詰まっており、来年工事予定のお客様との打ち合わせに立ち会って、設計チームと大筋の方向性や計画等を共有しました。今年はコロナの影響で打ち合わせや着工を延期した案件が多くありましたが、年末近くになって一気に話が進んだ案件が多く、来年は随分と忙しくなりそうで、社員大工により施工しか工事を行わない私達としては交通整理に少し苦慮しそうな勢いです。世の中の景気がどんどん厳しくなる中、本当にありがたい事だと感謝する事しきりです。

命の危険を感じるトラブル。

そんな年末いっぱいまで走り回る中、今日は肝を冷やす事件がありました。宝塚のお寺の庫裏のリノベーションに伺った帰り、高速道路を車を走らせていると、車の前輪あたりから異音を感じ、ヤバイと思った瞬間、タイヤがバーストしてハンドルを取られました。18歳で車の免許を取得してから今まで、長年、車を運転して来てタイヤのパンクトラブルに遭った事はなんどもありますが、高速道路で時速100km近くで走行中にタイヤがパンクした覚えは皆無で、流石に少し焦りました。ハザードランプを点けながら完全にタイヤが破れた状態で路側帯までなんとか走り、車を緊急停車させてタイヤの交換を行い、なんとか戻って来ましたが、怖かったのは走行中にタイヤがパンクしたことではなく、路側帯でタイヤ交換を行っている際に横を通っていく車がかするのでは?と思うくらいすぐ近くを高速で走り抜けていくことで、緊急停止している事を認知してくれていないのでは?と思う車が多くいた事です。やっぱり、高速道路で停車する際は数十メートル手前で発炎筒を焚いて注意喚起するべきだと今更ながら感じました。

画像はイメージです。

車を運行する事業所の常識。

今回の高速道路でのアクシデントでは、大した事故にはならなかったし、タイヤ交換で時間がかかった分、夕方からの予定に少し遅れたくらいで事無きを得ましたが、もし、高速道路でタイヤ交換をしている際に後続の車がよそ見をして、突っ込んできていたらと考えたら冷や汗が出ます。そして、そもそも考えてみたら、営業車の運行前の点検など、長年行った覚えが無いことに気がつきました。若かりし頃、運送会社で働いていた頃は、毎日ではありませんが、それでも車の状態のチェックを定期的に行っていましたし、タイヤの摩耗くらいは把握して、時期が来れば早めに交換していましたし、それが当たり前でした。現在、私の事業所には2tダンプや軽トラックなど、10台ほどの車両があります。この年末に清掃、洗車くらいはしておりましたが、タイヤやオイル、ファンベルトの点検くらいは行ったかというと怪しいもので、今一度、全員に注意喚起すると共に、年始には一斉点検をしてから送り出したいと思います。

ハインリッヒの調査結果。

建設業界で繰り返し注意喚起され続けている労働災害における経験則の一つであるハインリッヒの法則では、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在すると言われます。確かに、このままなんの改善をしないままにしておくと、走行中の車のトラブルが続出する可能性もあり、それが29回も繰り返されると確かに重大事故になるのは想像に難くありません。そして年末年始は思わぬトラブルが起こるもの、もうすぐ新しい年を迎えるにあたり、非常に良い気づきを得られる出来事でした。私の座右の銘と言っても過言でない「成果(結果)は状態に由来する」原理原則に則れば、普段の定期的な点検、整備こそまず行うべきこと。事故は起こってからしか原因を考えないものですが、事故を絶対に起こさない意識を持って、習慣に落とし込むことが出来れば予定を狂わし、人を悲しませ、喜ぶ人が誰もいないトラブルを回避する事が出来るはずです。忙しく、時間のなくなる時にこそ心がけたいものです。


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

https://sihoutugi.com

地域コミュニティーサービス事業「つない堂」チャンネル

 

空き家!空き家!空き家! #ピンチはチャンス

令和2年12月28日晴れ

納会なし。

年末もいよいよ押し迫ってきて、今日で仕事納めの企業も多いかと思いますが、我々つむぎ建築舎はまだまだ年末いっぱいまで予定が入っており、本日も完全に平常営業の様相を呈しております。今まで、一般的な企業でよくされている様に納会を行う年もありましたが、近年は年末に改まって集まることをやめています。そもそも、休みはスタッフが自分自身で決めるスタイルなので、早くは26日を最後にお休みに入るメンバーや、30日まで出勤するスタッフまでまちまちで、事業所としてはなんともまとまりがない感じではありますが、風の時代に入ったことですし、それぞれに合った働き方で良いのではないかなんて思ってます。(笑)

身近な海外、淡路島。

私といえば、今日は朝から空き家対策プロジェクトチームで一緒に活動している不動産会社のつるちゃんと一緒に最寄りの海外、最近、人気パンケーキ店のブレイクやパソナの移転などもあり何かと話題に上っている淡路島へと向かいました。もちろん、購入候補の不動産の物件確認だったのですが、お目当ての物件以外にも、近隣の素晴らしくロケーションの良い空き家が売り出されていたりして、思わぬ収穫がありました。昼からは解体工事の見積もりを依頼された空き家に伺ったのですが、私としては解体工事よりもその後、その土地がどの様に活用されるかのほうが気になります。当然の流れでオーナーさんと建物を解体した後の土地の活用についての話題になり、周辺に数多くある空き家と一緒に利活用する道はないかと相談をさせていただきました。現場で長々と話をしていると、近隣の地主さんも出て来られて、周辺に数多くある空き家、老朽化した古い建物を持て余しているとの話になり、皆さんで協力して空き家をまとめて開発をかけて区画整理をしましょうか、と思わぬ展開になりました。

念願の海岸沿いの土地。

夕方、神戸に帰って来てからは、随分と昔からお付き合いいただいているお客様から連絡があり、海岸通にある空き家を購入したので、リフォームの相談に乗ってもらいたいとのご依頼を頂いて現地に馳せ参じました。話を伺うとその方は、以前からこの界隈の物件を探していて、この度、ご縁があって海岸から徒歩30秒の小さな住宅を買うことが出来た、との事でした。所謂高度成長期と言われた時代に団塊の世代向けに数多く建てられた戸建て住宅は新築から40年程経って世代交代の時期になり、子の世代に引き継がれると同時に売却にかけられるのがこれから爆発的に増えると言われておりますが、一昔前に造成された宅地が放出されることによって、今までは(家が立ち並んでおり)土地を買えないと思われていた土地が思いの外、手に入る可能性が広がっているのかも知れません。

空き家の深刻な問題

ちなみに、2030年には日本の住宅の3分の1が空き家になるとの統計が発表されており、人が住まなくなった家は一気に老朽化が進み、地震や台風などの自然災害での倒壊や屋根瓦の飛散や崩れてくるリスクが高まったり、不審火の発生による火災の危険もあります。昨年、広島の尾道では刑務所から脱獄した囚人が、空き家を渡り歩いて逃走していたとのニュースもあり、まだ記憶に新しいと思います。犯罪の温床になる可能性も否めず、その地域全体の安全を脅かす要因になりかねないのが深刻な空き家問題で、そんな地域全体の安心と安全を損なう可能性さえあるこの問題を解決するには、表面的な問題だけに対処するのではなく、じっくりと腰を据えて本質的な問題解決や課題の抽出を行うことが重要だと感じています。

個人的な問題ではない

今回、私は建築会社として解体工事に見積り依頼の紹介を受けました。本来、現場調査に行って、解体工事の金額を提示するのが私に寄せられた要望です。しかし、今年、弁護士の遠藤先生や不動産会社のツルちゃん達とと一緒に空き家対策プロジェクトチームの活動をスタートさせたこともあり、単にオーナーさんの言われる通り、老朽化した建物を解体して「その後」については預かり知らないと言うスタンスではなく、建物、土地の価値を最大限高める方法を考えて提案すべきだと思うのです。特に、都市部ではなく過疎化が進む地域では特にそのような思考で地域全体の問題として考えるべきだと思います。

地方再生の大チャンス

昔から良くピンチはチャンスと言いますが、近代になって土地が個人の所有物となり、個人の自由の権利行使を行なった結果、日本の街並みは調和の取れない味気ないものになってしまいました。世界が経験したことのない人口減少のフェーズに入った日本は地方都市には人が居なくなり次々と破綻すると言われています。需要と供給の市場原理から地方の土地建物は今後無価値化していくのは必然ではありますが、この大きなピンチこそ、地域を再編し、魅力ある街づくりを行う又とないチャンスと捉え、個々が持つ負の財産となる空き家を早目に手放して価値転換を図るべきだと思います。今年キックオフした空き家対策プロジェクトチームの活動を来年は本格的にスタートさせて行きます。空き家を所有して未来に不安を抱えている方はお気軽にご相談頂ければと思います、専門家が集まっているワンストップチームでお悩みを解決します!


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

https://sihoutugi.com

地域コミュニティーサービス事業「つない堂」チャンネル

神戸ラーメン紀行Vol169 #2020.7月〜11月まとめ

令和2年12月26日晴れ時々曇り

年末風情

クリスマスも終わり、いよいよ年末押し迫ってきました。とは言え、つむぎ建築舎ではまだまだ来年工事予定の案件が年末いっぱいまでお客様との打ち合わせの予定が入っており、今日も2階リビングの眺望を検討するためにドローンを飛ばしに行ったり、長年お付き合いいただいているクリニックの先生のところに増築のご依頼の打ち合わせに伺ったりと、わさわさと走りまわりました。私としては、その他にも、来年の事業計画を立てたり、オペレーションの改善案を考えたりとまだまだやることがてんこ盛り、今年の年末年始もあまりゆっくりはできなさそうです。

今年の事は今年のうちに。

今年も残すところ1週間を切り、やり残したことを片付けるタイミングになってきて、自分自身を振り返る中で一番気になっているのは、ラーメンブログの更新が滞っていることです。昨年までは、一応、1月に1回ぐらいはラーメンのまとめブログをアップするようにしており、あまり溜め込む事はなかったのですが、今年になって毎日ブログに書きたいことが多すぎるのか、頻繁に食べ散らかしたラーメンの画像を整理するのが億劫なのか、まぁ、その両方なのですがほんの数回しかラーメンまとめのブログを更新しませんでした。

神戸ラーメン紀行Vol169

別に食べたラーメンの記録をこのブログに残しておかなければならない確固たる理由は無いのですが、それでも10年以上も続けてきた習慣を止めるのも何となく気持ちの悪いもので、ここらで一念発起してラーメンまとめの更新をしておきたいと思います。今年の最後にアップしたのが、どうやら5月で、それ以降、とりあえず、8月から11月までに私が食した愛すべきラーメンたちの画像を以下にいっきょに公開します。気が向いたら、5月から7月分も別日に更新するかもしれません。とにかく、ラーメン好きな方々に年末年始のラーメンライフの参考にしていただければ幸いです。(笑)

以上、ごちそうさまでした!


四方良しの世界の実現を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

https://sihoutugi.com

地域コミュニティーサービス事業「つない堂」チャンネル

マネジメントとは人を活かす責任である。#風の時代はボトムアップ

令和2年12月25日晴れ

コロナクリスマス。

世間様は例年ほどクリスマスムード一色とはなっていないにしても、それでも街角にはメリークリスマスと書かれたのぼりやポップが貼り出され、明るい調子のクリスマスソングが流れていました。私が住む兵庫県では飲食店の時短営業要請も出されておらず、ほぼ通常営業皆さんされておられますし、繁華街の三宮もそれなりに賑わっておりました。いつもと全く違うのは、行き交う人が全員マスクをしていることぐらいですが、着実にコロナ感染者は増えているようで、今日は朝からすぐにPCR検査を受けれる医療機関を3人ぐらいに案内しました。

マネジメント革命最終講

そんなコロナ禍の中、昼からは一般社団法人職人起業塾主催の卒塾生を対象とした上位研修、マネジメント革命のワークショップを粛々と開催しました。昨日のブログにも書きましたが、風の時代に入りトップダウンのピラミッド型組織は今後機能しなくなっていき、ボトムアップ型の運営に移行すると言われる中、実務者がマネジメントの全体像を把握して、その中から自分にできる役割を引き受けて、本来経営者の仕事だとこれまで思われていた業務をボトムから進めていくためのワークショップは、まさに時代に則した内容だと甚だ手前味噌ではありますが思っています。

緊急性の低い重要な計画

最終回となった今回、参加者の皆さんには、理念を実現するために必要なタスクを全て棚卸しした中で、目先の売り上げ利益だけではなく、会社組織全体の仕組みの部分で優先順位を決めて、まず片付けなければならない部分に対して綿密かつ実践的な計画を立ててもらいました。これだけで決して、一気呵成に社内の課題が全て解決するような事はもちろんありませんが、経営者が手をつけなければならないと思いながらも、なかなか進められていない部分について確実に前に進めるようにできるのではないかと思っています。

経営者感覚

一般社団職人起業塾で行なっている従業員向けの研修で私が最も伝えたいと思っているのは、「経営者感覚」です。起業塾と言う名称に対してよく誤解を招くのですが、この研修は決して社員を独立起業させるための研修ではなく、起業できる位の高い意識、経営者と同じ感覚を持って社内のマネージメントに参加してもらったり、顧客接点で経営者が下す判断と同じ判断基準を持って対応してもらうことで、顧客から大きな信頼を勝ち取ってもらい、強い影響力を持って社内外で活躍してもらいたいとの想いです。そのような風土が社内にさらに広がっていけば、1馬力だったエンジンが2馬力、3馬力に増えることになり事業所の地力が強靭になっていくと考えています。

若き経営者の急死

今日のワークショップの中でも話題に上りましたが、少し前に神戸近郊のサッシ、エクステリアを販売していた事業所の社長が若くして急死しました。そこには従業員が3人おり、長年その業界に従事していた人もいたことから、社長がいなくなった後、3人で力合わせて事業を継続しようと試みました。しかし、単に、サッシの職人として働いていた彼らには、顧客の要望を聞き取ることも、商品の提案をすることも専用のシステムを使ってメーカーに発注することもままならず、結局、ひと月ほどで事業の継続を諦めて、多くの顧客を抱え、安定的な売り上げがあったにもかかわらず事業を閉じてしまいました。

効率を追うとリスクが増える

経営者を含めた社内のメンバーが、分業制でそれぞれが慣れ親しんだ業務を専門的に行う事は、非常に効率的で、表面的な生産性は高くなるのは事実です。しかし、それは同時に要になっている、マネージメントをする人間がいなくなると全体が一瞬で全く機能しなくなり、事業は破綻してしまいます。建築業界、特に施工会社、職人会社では中心的な人員はモノづくりに従事する作業員であることが多く、マネジメント業務をボトムの人員にシェアすることは、適性があるのかとの疑問もあり、なかなか進めようとされる会社はありません。しかし、そもそも私もそうですが、工務店の創業者などは職人から叩き上げた人が多く、プロの経営者などほぼおられません。器が人を作るといいますが、役割を与えると人はそれに適応するものです。

マネジメントとは権力では無い、人を活かす責任である。

とは、経営の神様、ドラッカー博士の有名すぎる著書「マネジメント」に中の言葉です。企業は人なりという原則から考えると、人を活かすのは社内のどの場所でも、どの人間関係でも意識的に行うべきことであり、出来るだけ多くの人がその責任を引き受けて、主体的に取り組むことで経営者の器を超えて、企業は発展成長する可能性があると思うのです。リーダーとなって人を活かすマネジメントに取り組むのは権力ではなく、思いやりと優しさと、相手の立場に立って物事を考えるコミュニケーションを図ることに他なりません。ボトムと言われる実務者がそこに目覚めるのはまさに革命であり、風の時代への適応だと思っています。このマネジメント革命のワークショップは来春には九州、博多でも開催する予定です。九州の皆様は楽しみにしていてください!

ご案内


来年2月博多開講、3月神戸開講の職人起業塾6ヶ月コースの絶賛受付中!(博多は残席1名のみ!)

「一般社団法人職人起業塾」のオフィシャルサイト

職人の地位向上をミッションに掲げ、人事制度改革、キャリアアップシステム構築、職人の意識改革、その運用までワンストップでサポート!
職人育成、現場マネジメント改革に関する研修、イベント等の情報が集約されています。

HOME

facebookページでも日々、研修のリアルなシーン等を発信しています。
https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku

 

風の時代。#下克上の季節

令和2年12月24日曇りのち雨

冬至を過ぎると春が来る。

強い寒波の襲来とともに、今週から当時に入り、最も日の出が遅い季節になりました。今朝もいつもの愛犬チャックとの散歩に出る時間になってもなかなか明るくなりませんでした。これからますます寒くなるというか、年末年始にはまた強烈な寒波が来る噂もあり、寒さに弱い私としては当分辛い日々が続きます。とは言え、冬至を過ぎると少しずつ、日の出も速くなり始めます。厳しい季節が続くとは言え、少しずつ春に近づいていると前向きに考えたいと思います。(笑)

風が好き。

話は変わって、私は昔からおかしな嗜好というか、癖というかがあり、風が吹くとワクワクしてしまいます。不謹慎ですが、台風が近づいてくると遊びに行ったり、海岸線の銭湯に行って露天風呂につかろうかといつも悩んでしまいます。多分、子供の頃家にいるのをうっとうしがられて、子供は風の子やから外に出て遊びなさい!と言われ続けて、「俺は風の子や」と刷り込まれたのがその一因だと思いますが、空気中のチリやほこりを全て吹き飛ばす強い風が吹くと嬉しい気分になってしまいます。そんな私なので、昨日から(占星術の世界では) 250年間続いた地の時代が終わり、風の時代に変わったと聞いて、自分の時代が来たのだと大いに喜んでしまっています。

風の時代。

なんでも風の時代への移行は大きなパラダイムシフトが起こるらしく、今までの世界がまるで真逆にひっくり返るような価値観の転換がこれから訪れるとのことです。確かに、今年になってまさに本格化したと思える情報革命、テクノロジーの変化、そして新型コロナによるパンデミックとその影響で世界中が鎖国状態に陥り、グローバル経済がストップしてしまったのは、風の時代へ移行する予兆だったかどうかはさておき、 このところ立て続けにまさしく価値観が逆転するパラダイムシフトが起きたのは紛れもない事実だと思います。確かに、この調子で行くとこれまでの250年間とは全く違う世界が待っているかもしれません。

https://online.chichi.co.jp/category/BOOK/902.html

下克上が起こる。

風の時代に起こる特徴をかいつまんで見てみると、要するに価値観が逆転すると言う話であり、最も特徴的なのは論理の世界から感性の世界に変わることらしいです。少し前からこのブログで紹介している「考えるな、感じろ。」が最もわかりやすい概念ですが、論理が崩壊し、感情が爆発するとはどのような状態かと言うとコントロール不能で、下克上の時代と言えるかもしれません。これまで弱いとされてきたものが強くなり、強いと思われていたものが強くなる。ボトムアップなどといった生易しいものではなく、あちらこちらで革命が起こる時代と言っても過言では無いようです。子供の頃から織田信長にリスペクトし、戦国時代の歴史小説が大好きな私にとってはワクワクする時代になったと言う事です。

弱い者こそ力を持つ。

そもそも昨年ぐらいから、下克上の機運は高まってきており、新聞記者と言う映画でリアルに今の内閣を批判したシーンが映画館で上映されたり、ネットの声と言う名の一般市民のつぶやきに大新聞が振り回されたり、国や自治体のトップがインターネットのニュースに過敏に反応するようになったりと枚挙に暇がありませんが、我々建築業界で言うと、長大な集客力を誇っていたハウスメーカーの住宅総合展示場に誰も人が訪れなくなり、代わりに地域工務店に問い合わせが殺到したりしているのも下克上の一端を表してるのかもしれません。

強者、弱者表裏一体論

この強いものと弱い者の関係と言うのは非常に複雑で、誰しもがその両面を持ち合わせていると思っています。私にすれば、弱小工務店と言う立場では大きなチャンスがやってきますが、曲がりなりにも事業所のトップと言う立場からすると、今まで通りのルールや規則を決めてスタッフに従わせると言う手法は通じなくなり、従業員の声に耳を傾けて会社の運営をする時代になったと言うことです。まぁ、私の場合はずいぶん前からトップダウンが機能しなくなっており、スタッフの意向に沿う形でしか運営できなくなっていたので、ちょうど良いのかもしれません。(苦笑)

VUCA化を楽しもう。

とにかく、理論ではなく感情、広さではなく深さ、グローバルではなくローカル、都会はダメで、郊外が良い、大きさではなく硬さ、考えるのではなく感じる、トップダウンではなくボトムアップ、強い者ほど弱いものに従わなければならないこれからの時代、今まで以上にコミニケーションの広さではなく深さが必要になってくるのだと思っています。面白い時代になったと感じると同時に、1つ対応を間違うと大きな痛手を被ることにもなりかねないわけで、本当に一瞬たりとも気が抜けないややこしく、複雑な時代になったとも思います。不安定、不透明、複雑、曖昧な風の時代、楽しんでいきたいと思います。

ご案内


来年2月博多開講、3月神戸開講の職人起業塾6ヶ月コースの絶賛受付中!(博多は残席1名のみ!)

「一般社団法人職人起業塾」のオフィシャルサイト

職人の地位向上をミッションに掲げ、人事制度改革、キャリアアップシステム構築、職人の意識改革、その運用までワンストップでサポート!
職人育成、現場マネジメント改革に関する研修、イベント等の情報が集約されています。

HOME

facebookページでも日々、研修のリアルなシーン等を発信しています。
https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku

職人の地位向上の一丁目一番地。

令和2年12月23日 晴れ

風の時代

水曜日、つむぎ建築舎設計部は定休日。私はいつも通り朝活からのスタートで今朝も夜明け前に起きだして、ゆっくりと白んでいく空を見ながらBNIのビジネスミーティングに参加しました。6時半のスタート時点ではまだ真っ暗だった空も2時間後の終了時にはすっかり明るく日が昇っており、日の出と共に1日が始まる感があります。良いことが起こる予感一杯で1日のスタートを切りました。
占星術の世界では、なんでも今日から地の時代から風の時代に変わったそうで、250年に一度のパラダイムシフトが起こるらしいです。占いにそんなに興味を持っていない私としては、ふーん、という感じで聞いておりましたが、朝の情報番組のコメンテーターに田坂広志塾長が登場してズバズバと本質に切り込んでいくコメントを発しているのを見て、あ、風の時代になったのだと感じました。私も何か新しいことにチャレンジしてみたいと思います。

明るい見通し

昨夜は顧問先である宍粟の山間にある工務店の全体ミーティングに参加してきました。mtgを終えてから、社長に少しだけ私が使っている資料を差し上げて提案スキームのアドバイスなどをしてから帰途に着きましたが、自宅に戻ったのは午後11時を回っておりました。出勤日数も残業時間も一切制限が無く、働きたいだけ働ける経営者ってお得です。(笑)
今年最後となるその会社の全体ミーティングでは社長が今年の振り返りと来年に向けての見通しを話されて、まずは足元を固めようと基本的な業務の徹底をしていこう!的な内容を話されました。どこの会社も基本は同じですね。そこでは、秋口から随分と集客の状況が随分と好調らしく、来年に向けて明るい見通しを示されておられました。素晴らしいことです。

変化に適応した者だけが生き残る。

ただ、風の時代になったからかどうかは別として、世界は大きく変わりました。顧問先の工務店が現在、好調なのも実はその変化の一つであり、またそれが長く続くかどうかはわかりません。私としては、昨年に来年から世界は大きく変わると確信して、20年間慣れ親しんだ社名を捨てて、新規事業を立ち上げて、建築請負業から脱却するくらい大きな変態を目指して、コロナ前の今年の1月からブランディングを一からやり直しています。その結果は、来年の夏以降に現れると思っているのですが、VUCAと言われる不透明、不安定、複雑、曖昧な時代には何が正しいか、間違っているかは時が経ってみなければわかりません。昨日の会議でも、時代の変化、顧客の行動の変化に適応して我々も変化しなければ生き残れないと熱く語らせてもらいました。

大工ブランディング

この混迷の時代に、来年の受注見込みがしっかりとあるのは非常に喜ばしいことですが、それにあぐらをかいていては来年以降どうなるかはわからないどころか、今の状態もたまたま風が吹いただけかもしれません。今のうちに社員総出で本質的な価値創出とそれを伝えるブランディングに取り組む必要があると強く訴えた次第です。そして、それが社員大工さん達の所得を上げ、地位を向上させ、次世代を担う若者が働きたくなるような会社となり、事業所が継続していく力を蓄える根本だと申し上げ、社長1人で孤軍奮闘している大工工務店、ものづくり企業としてのブランディングを全員で取り組まないかと提案させてもらいました。そして、大工工務店のブランドとは大工個人個人のブランディングにおかなりません、みんなの力が会社の力だと熱く語った次第です。

https://www.instagram.com/daishou_kensetsu/?hl=ja

https://www.instagram.com/daishou_kensetsu/?hl=ja

顧問の役割。

ブランディングへの取り組みについての提言をする前に、私がだいくを中心とした社員さん達に改めて説明したのは、同業の経営者である私が顧問に就任している理由です。今年度から一般社団法人職人起業塾では、従業員向けの研修だけではなく、そのモチベーションの根源となる人事制度改革のワークショップを開催しており、等級制度や評価制度を導入してもらうことで、役割と責任と給与をリンクさせてもらうい、やる気を出して新たなことに取り組んで、成果を上げた現場実務者に正当な評価とそれに見合った所得を得てもらうような仕組みを広めています。その運用のサポートで顧問に就任していると言う事は、ぶっちゃけ簡単に言っちゃうと従業員さん、特に大工の給料を引き上げに来ているようなものです。ただ、給料を引き上げるにはその原資となる利益を増やさなければならないのは当たり前で、それを全員で少しずつ取り組むことで現実にしようと言うのが私の立場であり、役割です。

職人の厳しい現実。

大工さん達に聞いてみると、しそう市で大工同士で応援のやりとりをする入り口あたりの単価は1万8000円位が標準とのこと、1ヵ月に25日働いたとして、450,000円。そこから車両代、ガソリン代、各種保険、道具代を引くと350,000円あるなしの計算になります。今は大工でも10年も修行の期間は入りませんが、それでも低賃金で働いて技術を身に付けて一人前になった挙句、実質年収は4,000,000前後しかないと言うのはあまりにも厳しく、夢のない職業になってしまっています。この先の事業所は正規雇用を押されて社会保険や厚生年金に加入されているのでずいぶんとマシな労働条件ですが、1人親方で働いている大工には若手を育成するような余力は全くないと言っても過言ではありません。これでは若者が職人になろうなんて思うわけがありません。

https://www.instagram.com/daishou_kensetsu/?hl=ja

https://www.instagram.com/daishou_kensetsu/?hl=ja

大工は自分の家を自分で建てるべき。

私としては、他業種との比較から、30代後半から40代位の、住宅を取得しようかと考える年齢になったときに、しっかりと社会保障を受けた状態で年収500万円以上は稼いでもらうようになりたいと思っていて、大工に自分の家を建ててもらえる状態になってもらいたいと思っています。実際、家を建てる仕事をしているのに、自分の家を自分で立てられない大工が圧倒的多数で、それでは家づくりをする小瀬主様の気持ちが本当の意味でわからないと思うのです。とは言え、一般的な大工と同じ仕事、同じ役割しかしない大工には、同じ給料しか払えないのは世の中の道理です。もっと稼いでもらうためには、大工として丁寧で美しい仕事をするのはもちろんのこと、付加価値を生み出してもらう必要があり、今までの職人として行ってきた仕事内容+何かしら役割と責任を引き受けてもらう必要があります。その内容を分かりやすく明記して、全員が把握できるようにしたものが我々が提唱している等級制度であり、人事制度改革の大きな柱です。

理屈は簡単、やるのも簡単。

大工が現場作業以外で付加価値を生み出し、会社の利益に寄与した分、所得を上げていく。理屈は非常にシンプルで簡単ですが、実際はどのようにすればいいのか?と頭を悩ませてしまいそうですが、実践する内容も実はそん