目的意識が未来を作る。#第16期職人起業塾

令和2年6月12日 雨のち曇り

3ヶ月ぶりの九州出張。

今日は久しぶりに九州博多へ。コロナ感染拡大による緊急事態宣言を受けて自粛していた第16期職人起業塾の第12講の講座をコロナもある程度収束したということで薬院のPanasonicショールームの会議室をお借りして3カ月ぶりに対面式で行いました。この2カ月間はzoomを使ったオンライン開催を行なっており、インターネット越しでのセッションを行なって来てそれなりのコミュニケーションを取って来ましたが、やっぱり会場に集まって対面で全体の空気感を感じながら行う講座とは違いました。オンラインでは伝えられないものがあると改めて感じた次第です。

経営者感覚を持て。

いつも、講座の冒頭は前回の振り返りをたっぷり行い、講座で私がレクチャーした概念について、復習と確認を行います。今日も古典的マーケティング基礎理論の中で私が最も重要だと考えている「目的意識」についてくどい位に時間を割いて多方向からの切り口で、常に意識し続けてもらいたいと説明をし直しました。それは、この職人起業塾という研修の名称の由来でもある、(起業出来るくらいの)高い意識とスキルを持ち経営者感覚を持って業務に向き合ってもらいたいと思う、私の切なる想いからで、私がこの研修を通して最も塾生達に伝えたい事柄です。

リスペクトされる条件

マーケティング論と言うのは基本的には継続的に売り上げを作り続ける自社独自のマーケットを構築するための方法論となります。自社独自のマーケットと言うのは、LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)を引き受ける生涯顧客の集積のことを指し、それは通りすがりの一見客ではなく、信頼関係で固く結ばれた繰り返しのリピート注文をくれたり、新規客を紹介してくれる顧客の創造を繰り返すことによって徐々に形成されていきます。事業者と顧客がお互いにリスペクトし合う事が肝要で、それは覚悟と決意を持って事業に向き合う経営者であればさほど難しいことではありませんが、顧客接点がスタッフになればおいそれと顧客に絶対的な信頼を得ることは難しくなります。従業員に経営者感覚を持ってもらう事がマーケティング構築の基礎となると私が言い続けているのはこのような理由です。

目的が共感されるか?

スタッフが経営者感覚を持つ事の大前提として、授業の目的をしっかりと共有しているかが非常に必要です。「何のために仕事をするのか?」と言う問いに対しての答えが「今だけ、金だけ、自分だけ。」と言うような顧客に共感されるものでない場合、マーケットから排除されるのは当然で、経営者は必ず顧客視点を併せ持って自社の事業の目的を理念として定めており、それを深く理解して、心底共感しているスタッフは、経営者と同じように顧客からリスペクトされる存在になれると思っています。

日本隆盛の原動力

日本でもスーパープレゼンテーションの名前ですっかりおなじみになったアメリカのプレゼンテーションイベントTEDの中でも特に有名な、「Whyから始めよう」と題された何のために?と言う質問から事業を展開したアップルやライト兄弟、キング牧師が大きな事をなし得たとされるゴールデンサークル理論は実は江戸時代から日本に脈々と引き継がれてきた考え方であり、明治時代にほとんどの日本人が読んだとされる「学問のすすめ」にも目的意識を持つことのの重要性が書かれています。ただ額に汗して働いて食い扶持を稼ぎ、家族を養うだけではなくもっと大きな志を掲げ、目的を持ってこそ万物の霊長足る人間の務めを果たせると福沢諭吉先生は提言され、多くの日本人がそれに感化されたおかげで今の日本があると私は思っています。

最高の現場顧客接点。

建築業は大前提として専門的知識や技術の習得が必要ではありますが、スタッフがお客様に共感される目的意識(経営理念)を共有し、経営者感覚を持ち、責任と覚悟を持って目の前のお客様に向き合うこと、お互いにリスペクトしあえる関係を構築することで、マーケティングの基礎である生涯顧客の創造が叶います。あらゆる顧客接点、特に顧客による評価の対象となる現場でスタッフがこれを再現し続けることで着実に自社独自の市場をつくりあげることとなり、時間の経過とともに外部環境に振り回されない経営環境をつくりあげられると私は信じていますし、この15年間社内で顧客接点となる職人の意識改革と仕組み作りを進めてきました。第16期の塾生の皆さんも、本日その理論構築の理解と共に、その理論を自分の行動に置き換えて実践に移すことをコミットし、アクションプランの立案をしてくれていました。きっと最高の現場顧客接点を体現してくれると思います。最終講でその成果を聴かせて貰えるのが楽しみです。(^ ^)


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フィルターとしてのマスク。#センシティブ・スタンダード

令和2年6月11日雨

神の目。

最近の天気予報がよく当たるのは人工衛星の打ち上げに成功した成果だと耳にしましたが、それにしてもすごいものです。リアルタイムで広範囲の雨雲レーダーが見れて、その予測を知ることができるようになり、天気予報ではなく未来天気観測が誰にでも出来るようになったのだと少し驚いています。誰もが宇宙から見る視点を持つことが出来るなんて、本当に凄いこと。とにかく予測した通りの時間に予告した通りの雨が降り出すのを見ながら、人はどんどん神の領域に足を踏み入れているような気がしてしまいました。

労災の顛末。

そんな天気予報の予言?を受けて今日は建方工事中のインターナショナルスクールの新築工事現場はお休みにし、ここぞとばかりにあれこれと予定を詰め込み神戸市内を走りまわりました。夕方には神戸のゴッドハンドと異名を取る整骨院に立ち寄り、昨日、現場で足場から墜落仕掛けて痛めた肩を診てもらいに行きました。足を滑らして左手1本で体重を支えたときに無理な力をかけたのと、その際の衝撃でどうやら肩の筋肉を部分的に断裂したようですが、骨折も脱臼もしておらず、大した事は無いようでひとまず胸を撫で下ろしました、1カ月もすれば元どおりに戻るようなので、とっとと治して早く現場復帰したいと思います。(笑)

新しい常識。

神戸市中を忙しく走りまわる中で、神戸市街地の中心的存在、百貨店の大丸が営業再開し、ずいぶんと街に活気が戻ったと噂されている神戸第2の繁華街である元町に立ち寄りました。以前、気になっていた商品を販売している店が営業しているのを見て、そういえば、と、ふと思い出し、通りがかりにふらっとそのお店に立ち寄ってみました。店内に入ると、すっかり目に馴染んで違和感がなくなったマスク姿の店員さんに、「マスクはお持ちですか?」と尋ねられました。ここ数日、炎天下の工事現場で作業に没頭しており、暑さのあまりマスクをするのをやめていた私は、すっかりマスクの習慣がなくなってしまっており、その時たまたま持っていませんでした。その旨を伝えると、その店員さんは入り口に立てていた告知文を指差して、「マスク着用されていない方の入店はお断りしています。」とキッパリと言い放たれました。

暗黙のルール。

店員さんのさも当然だろ的な態度に、「こ、これがニュースタンダートと言われる今時の常識なのか、」と少し驚いてしまうと共に、自分の意識の低さというか、コロナに対して風邪やインフルエンザと同じように受け入れて、予防することにして特別意識をして過ごすのをやめた自分と、世間全般?とのギャップを思い知らされました。マスクのフィルターで除去された「マスクを持っていない俺って意識低い系?」って疑問です。(笑)
それにしても、全国的にこのような厳しい暗黙のルールが浸透しているのか、大都市圏を気取ったところだけなのかは分かりませんが、マスクを持ち歩かなければ、買い物さえできない世の中と言うのは、いかにも窮屈で生きにくい時代になったのだと改めて感じた次第です。

不易流行。

私の感覚では、あまり枝葉のことにとらわれすぎてデリケートでセンシティブになりすぎると、誰も幸せにならないような気がしますが、世間の常識が大きく変化しているのもまた事実であり、「そんなの関係ねぇ」と独自の価値観を押し通すのも大人げないと思っています。もっとおおらかで牧歌的な受容が一般的だった昭和の職人の世界に今も憧れはありますが、建築業もサービス業にと変わり、(一応、)都会で暮らしを営んでいる以上、少々窮屈な世の中に対応しないといけんな、と諦めにも似た納得をする事になりました。ただ、今の窮屈な風潮は情報化社会の弊害も有ると思っていて、変わるべきことと、守ることを見極め、溢れかえる情報に振り回されない軸を固める事も同時に考えるべきだと思います。とにかく、先ずはマスクはマストで持ち歩くところから取り組みます。(^ ^)


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幸中の不幸。#戦線離脱

令和2年6月10日曇り1時雨

梅雨入り。

いよいよ本日から天気予報どおりに関西地方も梅雨入りとなりました。当分うっとうしい天気が続きますが、雨は天の恵みと言いますし、水がなければ人は生きることさえ難しいと考えれば、恵の季節であるのも間違いないわけで、建築屋、職人の立場としては仕事に大いに支障をきたしますが、天の恵みとして前向きに受け入れたいと思います。ただ、メリハリをつけて降るなら降る、降らないなら降らないとハッキリしてもらえれば助かります。(笑)

建前スタート!

基礎工事の現場担当者としてここのところ携わってきたインターナショナルスクールの中学校新築工事では、昨日が土台の据え付け、本日からレッカー作業をスタートさせ、本格的な建て方工事を行うことになっており、私も朝から気合入れて現場へと向かいました。梅雨入り当日なので、当然天気予報は雨になっておりましたが、大した量は降らないと踏んで予定通りに建前の工事を進めることにしました。私の神通力が、に届いたのか、思っていた通りに大して雨は降らなかったのですが、昼過ぎの一瞬、15分程度だけ強い雨が降って全員ずぶ濡れになりましたが、寒さに震えるわけでもなく、気持ちよく夕方まで作業を続けることができました。

ヒヤリハット!

しかし、足場が水に濡れた状態での高所作業は非常に危険を伴います。10分気をつけるようにとスタッフに声をかけながら、作業をしていたのですが、なんと、私自身が濡れた単管足場に足をかけた途端、つるりと足を滑らせて危うく落下しそうになってしまいました。幸いなことに手を伸ばしたところに梁がかかっており、左手1本で体を支え、墜落を免れたことで大事には至りませんでしたが、背中から土間コンクリートの上に叩きつけられていたらと考えたらぞっとして、建設作業現場に潜む危険性を改めて強く感じ、冷や汗をかきました。

戦線離脱。

「左手1本で体を支えることができたのは、日ごろの鍛錬の賜物やな、まだまだ俺も捨てたもんじゃない。」などと軽口を叩いておりましたが、どうも肩の腱を痛めてしまったみたいで、夕方ぐらいから左手が上がらなくなってしまいました。幸中の不幸といったところですが、残念ながらこれからクライマックスを迎える上棟工事には、1人の大工としての戦力にはなりそうもありません。大工社員のほとんど全員を集結させて、4日がかりで行うめったにない大掛かりな建前を以前から楽しみにしていただけに、迂闊な自分の行動を悔やみました。

命をかける者たちに命をかける。

一昔前に比べると、大工の仕事は随分と安全性が高まりました。先行足場と言って、縦型の工事の前に足場を組むようになりましたし、考え得る限りの落下防止措置も講じるようになっています。とは言え、現場作業には命の危険が潜んでいるのは今も変わらず、命をかけて働いているのは根本的に変わっていません。誰にでもできることではないし、勇気と覚悟を持って働けるものだけが建築職人になれると思っています。久しぶりに現場で危ない経験をして改めて職人と言う職業がもっと世間の人から認められ、リスペクトされる職業になるべきだと思いを強くした次第です。私のライフワークではある、一般社団法人職人起業塾での事業、職人の社会的地位向上のための取り組みを、さらに加速していきたいと改めて心に強く刻みました。


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曖昧な世界に全集中で立ち向かう。

令和2年6月9日 晴れのち曇り

梅雨入り直前の上棟工事スタート。

この1カ月間、コロナの影響を受けて県外への移動が制限されたのもあり、(別に暇だった訳ではありませんでしたが、)ずっぽりと現場に入り込み、基礎工事担当として携わってきた神戸市北区に新築されるインターナショナルスクールの現場は、いよいよ今日から土台敷、建て方工事へと進みました。やっと担当社員の大工に任せて現場担当から外れられると思いきや、これまでの行きがかり上、やっぱり今日も張り切って現場作業に勤しんでしまいました。タイミング悪く関西圏も明日から梅雨入りするとの事ですが、梅雨に入ったからといっていきなり土砂降りになるわけではないし、お天道様と相談しながら進めていきたいと思います。

久しぶりのMS

そんなこんなで、今日も現場。と言いつつも、火曜日は朝活の日。早朝は久々になる神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加して、背筋を伸ばして、学びを実践に落とし込めば、必ず成果に結びつくと言う、原理原則について学ばせていただきました。講話者を務められたアクセサリー製造販売の福岡ひろみさんの話は非常にわかりやすく、正しい道を信じて行動し続ければ思いを必ず引き寄せると言うとても良い話を聞かせてもらえました。その講話の中で先月、私が東播磨倫理法人会で話させてもらった習慣についての話が良い刺激になったと取り上げていただきました。今月依頼されている北播磨倫理法人会でも気合を入れて熱く語りたいと思います。

暖簾に腕押し。

モーニングセミナー終了後、すぐに現場に向かいましたが、午前中は毎月1度のコーチングセッションも入っており、現場事務所からビジネスコーチに電話してセッションを受けました。「最近どうですか?」から始まるいつものやりとりの中で、計画通りに進んでいるもの、進めていないものを棚卸しして、問題点を抽出していく中で、踏ん切りがつかず曖昧なまま先送りしている事柄を今後どうしていくかについて質問され、整理する時間を持ちました。セッションの中で気づいたのは、曖昧な世の中に対していくら決断したところでのれんに腕押しするが如くあまり意味がないと言うことです。明確な決断は周りの環境を明確に判断できる状況になってから行うべきだと心が定まりました。

行けば死に、座しても死を待つ。

令和はVUCA(不安定、不確実、曖昧、複雑)な社会になると言われてきましたが、新型コロナの影響で私たちを取り巻く経営環境は今まで経験したことがない位不安定で曖昧になっていると感じています。経済界は経済活動を活性化させなければならない、と声高く叫びますが、対人接触に対する恐怖は人々の深層心理に深く浸透してしまっており、海外との事業は鎖国状態が続いているのが実情です。また、強引に事業を推し進めようとしても、いつコロナの第2波、第3波が来るかもわからないリスクに苛まれながらの営業になってしまいます。かといって、足を止めて立ち竦んでいてもしょうがないのも自明の理、行くに行けず、止まっていたら死を待つだけの厳しく、悩ましい状況はまだまだ続きそうです。

今に全集中。

私は3つの法人の代表を務めており、比較的コロナの影響の少ない建築業はさて置き、後の二つは対面どころか集団でのセミナー、研修講座を行なってきた教育事業と、台湾に事業所を置く海外事業です。どちらもコロナの影響をモロに受け、事業は休止状態になっており、大きな打撃を受けています。今日のコーチングのセッションでの私の気付きは上述の通り、曖昧な相手に対して、固い決意を見せて行動を起こしたところで、全く意味はないということで、焦ろうが、悩もうがしょうがないものはしょうがないというごく当たり前のことです。どうするべきか?と悩んでいた答えは、状況を見極められるまで「塩漬け」にすることと、今できることに「全集中」すること。内部協会に努めることにします。小田全宏先生の教え、人生を成功に導く20の法則の8番目、「今を生きる」考え方こそ、ウイズコロナの世界を生きる私たちが最も大事にすべき概念だとあたらめて認識した次第です。


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「怪しい者ではありません」と言うおっさんの小さな親切の輪。

令和2年6月8日晴れ

天命を待つ。

月曜日はやっぱり現場から。朝は、今週いよいよ上棟を控えたインターナショナルスクールの新築工事現場の定例会議からスタート。残念なことに今週中から関西地方も梅雨入りする模様で、雨が降ったときの対策について、あれこれとシミレーションをして、何とか雨の合間を縫って工程を守って建て方を終えられるようにと考えを巡らしました。学校側が材料を仮置きする敷地を提供してくれたり、レッカーのオペレーターや運送便もフレキシブルな対応を約束してくれたりと大勢の方に快くご協力いただけて、ひどい土砂降りが続かなければ何とか進めることができそうです。後は運を天にまかす、ではありませんが人事を尽くして天命を待つのみです。

価値観に触れる。

昼からは、たまたま空いた時間を利用して、以前からいちど伺いたいと切望していた西宮ヨットハーバーに停泊しているお客様所有の木造のヨットを見に立ち寄らせてもらいました。先日ご自宅に伺った際に、今週の数日、メンテナンスでヨットハーバーにおられるのを聞きつけて、念願叶って手に入れたと言われる木製のヨットをぜひ見せてくださいとお願いして押しかけたのですが、風を動力にして海を滑るマストが立ち、木の温かみあふれる内外装と、ディティールにこだわった充実した装備は、クルーザーとはひと味違う何とも言えない豊かな風情があり、少年心を大いにくすぐられました。大人の男の豊かな時間のあり方を垣間見ることができたとともに、お客様の持つ価値観を体験として知ることの大切さを改めて気づかされました。

怪しくないと言い張るおっさん。

そんな西宮ヨットハーバーからの帰り道、阪神電車の駅で切符を買おうとすると、見ず知らずのおっさんが突然声をかけてきました。「怪しい者では無いんですが、」と言う切り口が怪しいと思った矢先、差し出しされたのは阪神電車のワンデイバスのチケットでした。「1日乗り放題券を買ったんですが、もう使わないのでぜひ使ってください。」と少し照れくさそうに笑いながら私にそのチケットをくれると言うことでした。実は私、JRのワンデーパスを頻繁に利用するヘビーユーザーで、いつも夕方使い終わった後は切符売り場で切符を買おうとする人に声をかけて、この怪しいおっさんと同じように差し上げています。鉄道会社的には良いか悪いかは知りませんが、同じようなことをする人が世の中にいるもんだ。と、とても喜びました。(鉄道法等で法的に問題があるなら教えてください!笑)

笑顔のバトン。

怪しい者ではないといったおっさんからもらったチケットは、三宮駅まで戻った後、すぐに乳母車を押した若いお母さんに差し上げました。「先ほど見知らぬ人にもう使わないからといってこの乗り放題券をもらったんですが、私ももう使わないので差し上げます。」と伝えると「本当ですか、嬉しいありがとう。」と、声をかけたときのいぶかしそうな顔とは打って変わってはじけるような笑顔でお礼を言ってくれたのがとても印象的で、嬉しい気持ちになりました。そのお母さんが目的地に着いた後、また違う人にチケットを譲ったかどうかは定かではありませんが、大層嬉しそうな顔をされていたので、バトンを繋がれたかもわかりません。(笑)

情けは人の為ならず。

情けは人の為ならず。と言いますが、本当に人が喜んでくれる姿をいるのは明るい気分になるものです。今日は、怪しい者ではありません。とチケットをくれたおっさんのおかげで、私もずいぶんほっこりした気分を味わう事ができたことに感謝です。実を言うと、乗り放題チケットを見知らぬ人に差し上げるのは、思いのほかハードルが高いもので、そもそもキャッシュレスが進んでいる今時、切符を買う人が非常に少ないのと、見知らぬ人に声をかけられるのにあからさまに警戒する人が非常に多い事から、切符売り場でチケットを譲ろうと思うと、意外に時間がかかり、切符売り場の前でうろうろと不審者の様に様子を伺うと言った高いハードルがあります。時には、5分以上、時間がかかることもあり、「オレ、一体何をしているんだろう?」と思うこともしばしばです。ただ、めんどくさい、邪魔くさい、照れ臭いのくさい感情に打ち勝った後は、弾ける様な笑顔に出会えることもあり、チケットバトンを続けています。同じ様な想いを持ったおっさんが居てくれる事に大きな勇気をもらえました。(笑)


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至福の時間と三方少し不満。

令和2年6月6日 曇り

例年より早い梅雨入り。

先日、今週の初めに梅雨入りした九州に続き、四国が昨年よりも5日早く梅雨入りしたと言うニュースが流れました。いよいよ関西も梅雨入りの秒読み段階に入ったようで、今日は朝から重たい雲が空を覆い、晴天続きの爽やかな5月の終わりを示唆しているかのようでした。このところ、現場担当者として携わってきたインターナショナルスクールの新築工事は基礎が終わり、来週の上棟を前に担当者に引き継ぐタイミングとなり、工程通りに基礎工事を終えられたことにほっと胸を撫で下ろしておりましたが、建て方と同時に梅雨入りになりそうな、嫌な雰囲気になっています。

お天気まかせ。

そんなこんなで、午前中は来週の工程について、雨天の際にどのように進めるかの打ち合わせを行いましたが、所詮相手がお天道様であり、私たちのコントロールできる範疇の外、天気予報のみで早々に判断するわけにもいかず、基本的な方針だけを固めて、後は直前の情報を鑑みて来週判断しようと言うことになりました。昔から「土方殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降れば良い」と言われますが、規模の大きい木造建築では上棟工事に十数人の大工の手配とレッカー車、そして10台にも上る大型トラックを用意する必要があり、日程を変えるだけで大きな損失が生まれます。かといって、無理をして工事を進めれば足を滑らせ滑落する危険もあり、材料を濡らしてしまうリスクもあり、本当に判断が難しいところです。最も優先順位を置くのは何か、だけで割り切って簡単に判断できないのが実際のところ、悩ましい限りです。

至福の時間。

話は変わって、昼からは滋賀県に移動、1年前に新築工事を終えてお引き渡しをしたお客様宅に、1年点検のアフターフォローと、別棟のリフォーム工事の相談をいただいて伺いました。お客様から、家具などの調度品が入ってから、皆さんに見てもらってないのでと社員も帯同しないかとお声掛けをいただき、設計と大工のスタッフも伴ってお伺いしてきました。結局、アフターフォローと言うよりは食事とシャンパンをご馳走になり、おもてなしをいただいた感じになってしまいました。自分たちが設計し作った住宅での暮らしにとても満足しているとの言葉もいただき、至福の時間を過ごさせてもらうことができました。

三方少し不満

おいしい食事とお酒をいただきながらお客様といろんな話題で話は盛り上がりました。その中で、三方良しの世界を標榜し社名を変更して株式会社四方継として新たな活動を始めた私たちのビジネスモデルにも話が及び、海外での不動産鑑定をされているお客様に、不動産の世界では「三方少し不満」の取引が昔から最も良いとされていると教えていただきました。場所柄が滋賀県大津市ということで三方良しの本家本元の地だけに、三方良し研究会なるものが開催されており、そこにも参加されているとのことで、「売り手よし、買い手よし、世間良し」の一筋縄では実現しない、商売の理想とされるこの概念について、深い洞察を繰り返されているのだと感嘆させられた次第です。

建設業界にwin winは無い。

8年ほど前、協力業者さんに集まってもらい、四方良しの会と言うネーミングで、勉強会及び、ディスカッションの場を設ける取り組みを始めた時、とある建設機械のリース業者の担当者さんは「建設業界において、win winの関係など絶対にありえない。」とかたくなに言われていました。確かに、表面的には元請け会社とその発注先は利益相反の関係にあり、特に建設業界は厳しいコスト競争にさらされていたこともあり、ずいぶんと無理難題を押し付けられ、辛い思いを積み重ねてきたのだろうと感じましたが、われわれはそうではないと彼の言葉を強く否定して、今に至ります。今では、その会社の改装工事や彼の自宅や親戚の家のリフォームまでもお声掛けいただけるようになり、非常に良好な関係を保っています。

競争社会にあるジレンマ。

建設工事は多くの専門業者が関わり、力を合わせて工事を進めなければ成り立ちません。そう考えると、目先の利益にとらわれて、無理な値引きを押し付けるなど、取引先や職人さんを泣かすなんて事は長い目で見ると、あってはならないことですが、長年の悪習慣として建設業界に下請け泣かせがはびこって来たは事実です。職人集団からスタートした私たちは、そんな事はあってはならないと協力業者に赤字工事は絶対にさせないと、最低保証を付けて工事の依頼をしています。しかし、自社を含めてすべての両者が適正な利益を得ようとすると、どうしても建築コストは高くなりがちで、資本主義経済の厳しい競争社会の中にあっては、欲しいだけ、不思議なだけ請求してくれば良いと言うわけにはいかないのも実際です。

不断の努力が三方良しを支える。

そう考えれば、お客様、私たち、協力業者のそれぞれが、出来る限りの努力をして、「少し不満、程度の利益確保をよしとしよう」と受容することこそが重要なのだと気付かされます。不動産業界で売り手と買い手と仲介者のそれぞれが少し不満と思える取引が最も良いとされるのは、リアルな商売のシーンを考えれば極めて現実的で、真理なのかもしれません。今は亡き、水口健二先生が主催されていたマーケティング戦略塾で、「すべてのコストは消費者が負担する。これを絶対に忘れてはならない。」と繰り返し言い続けておられましたが、関係する全ての業者が、常に余分なコスト抑えるための努力をし続けることが、三方良しの世界を実現するには欠かせないのだと改めて気付かされた次第です。コロナ明けの、次回の関係業者さんとのミーティングではこの考え方を熱く伝えたいと思います。幡社長、素晴らしい気づきをありがとうございました。


四方良しの世界の実現を目指してHP日々更新中!

株式会社四方継 – 建築、暮らしだけじゃない、その先に –

つむぎ建築舎

つない堂

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社長になったギター少年。#職人にこそ夢がある。

令和2年6月5日 晴れ

オフラインでこそ見えるもの。

今日は久しぶりに東京にて職人起業塾の研修講座を開催しました。緊急事態宣言も解除されて、東京都の自粛要請もステップ2に移行したことを受けて、ズームを使ったオンライン講座から、対面式のグループコーチング戻してみましたが、いざ蓋を開けてみると、会場をお借りしている水道橋のシップ社のセミナー室に集まったのは埼玉からの1社2名のみで、静岡や茨城の熟成は皆オンラインによる参加を希望されると言う、少し拍子抜けした感じになってしまいました。私の意気込みが空回りした感が否めませんでしたが、コミニケーションは時間ではなく濃度が重要で、対面しているからこそ汲み取れることや、伝わる部分が必ずあると思っています。少人数の肩の力が抜けた雰囲気にはなりましたが、コーチング形式の研修はやっぱり対面がいいなと感じた次第です。

神戸の後輩と東京で再会。

夕方、研修を終えた後、たまたま東京に来ているとFacebookの私の投稿へのコメントで連絡があった、高校時代に一緒にラーメン屋さんでアルバイトしていた後輩と新幹線の最終電車までの時間、ほんの少しだけですが会う時間を設けました。その彼とは、数年前にSNSを介して私を見つけたと連絡があり、30数年の時間が経過した今も、お互い神戸を拠点に活動していると言うことで、久しぶりに会って酒でも飲もうとやり取りを交わしておりましたが、なかなかタイミングが見つけられず、ずるずると数年間が過ぎてしまっておりました。結局、再会を果たしたのは神戸を遠く離れた東京で、しかも最終電車までの慌ただしい時間になったのは、若干、不思議な感じではありましたが、固く握手を交わし再会を喜びました。

失っていた時間。

私は高校を中途で退学している上に、在学中は一応柔道部に在籍しておりましたが、ほとんどアルバイト生活に明け暮れており、学生時代の想い出がほとんどないと言っても過言ではありません。しかし、不思議なもので数十年ぶりでも後輩と会って昔話に花を咲かせるとすっかり消えていた記憶があれこれと思い出され、なんだか甘酸っぱいような、懐かしい思いが頭の中を駆け巡りました。その彼は、決して多くは無いであろう私とのやりとりを結構細かな事まで覚えてくれており、昔話を披露してくれる度に、そう言えば!とその当時の出来事と共に脳裏に一人暮らしをしていたマンションやアルバイト先のラーメン店、学生時代に入り浸っていた板宿の街並みの映像が浮かび上がり、失っていた過去、は大袈裟ですが、改めて自分が過ごした時間を取り戻した様な気分になりました。

隔絶の記憶。

ほんの少しの時間の彼とのやりとりの中で、高校生だった当時、私のマンションに彼が遊びにきたことがあるとのエピソードが出てきました。なんでも、(高校生だったにも関わらず)彼を家に招いて、私はビールを冷凍庫で冷やしていたらしく、彼は冷凍庫の中で爆発したビール瓶の事を鮮明に覚えておられました。私は全く記憶になかったのですが、一歳年下の彼の事を兄貴ヅラして可愛がっていたんだと思い出したと共に、どちらかと言うとヤンキー系だった私と全く毛色が違う、アーティスト系で髪の毛を伸ばしていた彼が、ギターを買うお金を貯めると言ってアルバイト先にやって来て、目標額を貯めたらさっさと辞めていったのを思い出しました。その時は、俺には関係ねー、と別段、なんのリアクションもしなかったと思いますが、髪をなびかせ飄々と去って行く若かりし彼の姿と共に、一抹の寂しさと、生活の為ではなく、趣味のためにアルバイトをしていた彼に対する羨ましい気持ち、そして、価値観というか、志向の違いをはっきりと認識したのを思い出しました。

職人社会の恩恵。

35年ぶりに再会した彼は、20代の頃から建設業界で独立起業し、小さい所帯ながらも今も立派に職人兼経営者を務められている様で、若い時の音楽少年の面影はすっかりなくなって、経験に裏付けられた自信に溢れた骨太の男になっていました。握手した瞬間に、私と同じ業界に長年おり続け、今も現役で活躍しておられるのは言葉を介せずとも十分に伝わり、住む世界が違うと思っていたのに、結局、私と似た人生を歩んで来られているのを嬉しく感じました。改めて感じたのは、建設業界には夢があるという事です。私自身、学歴社会からドロップアウトしてクズの様な青年時代を送っておりましたが、職人の世界に飛び込んだお陰でなんとか真っ当な道で生きてこれたのですが、(絶対にサラリーマンになれるとは思わなかった、笑)本気でアーティストになるのかと思っていた彼が、彼の本意かは分かりませんが、今では立派に施工会社の社長として活躍しているのも、低いハードルで自営業として起業できるこの業界ならではだったのではないかと思います。そしてタフな状況を乗り越え、人が嫌がる仕事を引き受ける事で、自信と影響力を身に付けられるのがこの建設業界で、文字通り、やる気次第で未来を切り開ける職業だと思うのです。

職人にこそ夢がある。

この度のコロナ禍で全く先行きが見えなくなった現在の日本経済は、そもそも圧倒的な少子高齢化が顕在化してくる事もあり、内需が激減し、構造的な不景気の嵐が吹き荒れる事になると思われます。私たちが生業とする建設業界でも住宅は余りまくり、土地はダブつき、企業の設備投資も減少するのが既定路線です。業界全体を俯瞰してみると、衰退産業なのは間違い無いのですが、常に市場は需給のバランスの上に成り立ちます。市場の縮小より急速に進む職人不足は他の産業に比べてオートメーション化が最も困難な分野でもあり、建設業者ではなく、職人会社だけは現在、既に、需要に供給が追いつかない状況になりつつあります。最近の若者に最も人気がある職業はYouTuberらしいですが、夢があるという点に関して言えば、今後、職人も負けず劣らずのいい職業になるのではないかと思っています。とにかく、現場でのものづくりは最高に楽しいし、建物が出来上がった後の達成感はハンパなく気分を高揚させてくれます。世の全ての学校、学歴社会に馴染めない若者に職人としての生き方の素晴らしさを伝えたいものです。(笑)


一般社団法人職人起業塾 WS再開します。

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東京改造計画。

令和2年6月4日曇り後晴れ

県外出張解禁。

今日は2ヶ月ぶりとなる東京への出張。緊急事態宣言の収束を受けて、明日予定していた東京の会場で開催中の一般社団法人職人起業塾の講座を通常通りの対面式のグループコーチングに戻したのと、今日は神戸に本社があるファッションメーカーの東京ショールームの改装工事の相談を受けて、日本はおろか、世界中のハイブランドのフラッグシップショップが軒を連ねる青山1丁目での現地打ち合わせでした。提案を考案する為に現地に来たはずが、青山界隈のショールームで最先端のインテリアデザインの勉強をさせて貰う事になりました。やっぱり東京は凄いと感心する事しきりでした。(^ ^)

東京の風景。

緊急事態宣言が解除され、映画館や劇場などの大人数を収容する施設の営業も自粛要請を解かれたにもかかわらず、この数日、またもや新規感染者数が増えてきた東京ではコロナアラートが発令されたとのこと。東京タワーも赤色にライトアップされていました。しかし、日中、青山から原宿界隈を見てみると、街行く人の数も随分と戻っている様で、あまりコロナへの感染リスクを強く意識している様には感じませんでした。しかし、100%の人がマスクを着用している風景はコロナ前のそれとは明らかに違い、以前とは「普通」が大きく変わったのを感じさせれました。そんな東京で、私の目を引いたのは季節外れ?の選挙カーが走り回っていて、東京の改革を訴えている事でした。

滑り落ち続ける僥倖。

神戸にいると全く関係ありませんが、日本の首都、東京都知事選が6月18日告示、7月5日投票の予定で、同時に都議会の補欠選挙が行われる様です。その関係で公示前にもかかわらず精力的に選挙カーが走っていましたが、それは唯一、ホリエモン新党のみであり、巷で噂されているホリエモンこと堀江貴文氏の東京都知事選への立候補が現実性を帯びていると共に強い意気込みを感じさせるものでした。本来なら、来月から東京オリンピックが開催されているはずで、現在、すっかり東京の顔になっている小池百合子都知事が再選される既定路線が固まっていたのでしょうが、コロナの激震が走った事で、まさかの小池批判を掲げた対立候補が立候補するチャンス?というか、政治的空白が生まれた様です。東京都知事としてオリンピック開催を指揮出来るという、歴史に名を残す自治体のリーダー、政治家としてこれ以上ない僥倖は五輪招致に成功した猪瀬さんから、「適法だが不適切」との迷言を残してちっちゃな資金の不明使途で追い落とされた舛添さん、そして兵庫出身の小池百合子さんの手へと廻り廻って来たかと思いきや、そうとも限らない様です。

東京改造計画。

実は、久しぶりの東京出張を前に、(旬の話題に弱い=ミーハーとも言う)私は、書店でホリエモンの都知事選への政策提言をまとめた書籍を見つけて、興味本位で手に取り、読んでみました。数年前、大阪で住民投票が行われ、自治体の枠組みが大きく変わる契機となるか?と随分盛り上がった際に、橋下徹氏の「大阪都構想」を読んで、斬新な切り口とロジカルで実現性の高そうな政策提言に、全てでは無いにしても随分と感心し、賛同した経験もあり、時代の最先端を走るホリエモン氏が打ち出す政策にも興味を惹かれたのでした。読んでみての感想は、別段、新しい世の中を作る程の斬新な提言に溢れていた訳ではなく、若干、期待外れの感は否めませんでしたが、それでも流石!と唸らされる部分も少なからずありました。

ニュースタンダード。

私がホリエモン氏の政策提言に物足りなさを感じたのは、その提言が既存の世界の延長線にあり、新たな世界を作る根本的もしくは抜本的な論調になっていなかったことです。そして、流石!と感じたのも結局は同じ部分であり、時代から一歩進むと誰もついて来ない、時代を読み取った改革は半歩先を常に示すに止まるべきとのマーケティング的な視点に立っておられる事でした。今の世界で当たり前になったニュースタンダードを政策に落とし込む事で、もっと東京都の持つポテンシャルが発揮されるし、現在、コロナ問題が消息したとしても、今後、顕在化してくる東京都が抱えている問題を解決に導くことができると言うのは、リモートワークやzoomを使った対面コミュニケーションを使い倒している多くの人が既に感じていることではないでしょうか。

若者のカリスマの施政。

ホリエモン氏が小池さんの公約破りを列挙して政治屋に改革はできないと正面切っての批判から始まるこの本で、今時の当たり前を駆使して小さくても効果的な自治体の仕組みを作り上げ、東京都を世界有数の刺激的で豊かな都市にするの公約を掲げておられます。自立循環型社会と経済、地方分権で東京一極集中を解消すべきだと考える私とは基本的な思想が違いますが、日本経済の心臓部である東京をテクノロジーの力で凝縮し民営化を進めて無駄を無くすのはステップとして必要だとも思います。既存権益にまみれた大組織の中でホリエモン氏が本当にどれくらいの公約を実現させられるか、一度、お手並みを拝見したいと感じました。多くの信者をバックボーンに国政に打って出た大川隆法氏が未だに一義席も獲得出来ていないですが、若者の支持を取り付けてホリエモン新党が躍進出来るのか?もうすぐ始まる東京都知事選が楽しみです。


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ノーリスク、ノーリターン。#昭和世代

令和2年6月3日曇り

With コロナ

緊急事態宣言が解除され、東京もステップ2に警戒体制が移行して劇場等の遊戯施設の営業自粛から解禁されたとのこと。にもかかわらず、今日はまた、東京ではまた新型コロナウィルス感染者が30名越えとの報道がありました。北九州市でもPCR検査の件数を増やしたら、無症状の感染者が多く発見されたとのことで、意外と医療機関にかかっていない人にも広く浸透している事が露見したり、やはりコロナはそんなに簡単に収まってはくれないようです。ウイズコロナと言われる様に、一緒に生きていくしかないのでしょう。

東京、ヤバイくない?

先日の緊急事態宣言の全国解除に伴って、6月から一般社団法人職人起業塾の講座もオンラインから通常の対面型グループコーチングに戻すことを既に決めておりました。実は、私、明日から久しぶりの東京出張となっています。コロナウィルスは感染してから発症するまで2週間程度の期間がかかることを思えば、今日の東京都の発表はGW明けの人々の行動の結果であり、毎日発表される感染者数の推移に一喜一憂してもしょうがないのですが、周りの人に、明日から東京に出張に行くと言ったら、「まじですか?、やばくないですか?」といった反応がやっぱり帰ってきます。

安全地帯。

私としても、一緒に働く従業員やその家族、協力業者の職人さんやお客様、そして進行中の現場の進行を妨げたりとか、絶対に迷惑をかけるわけにはいかないので、絶対に感染するわけには行きません。できれば神戸にヒキコモって安全地帯でじっとしていたい思いもありますが、いつまでも引きこもっている訳にもいかず、どこかで線引きをしなければ経済活動は成り立たないわけで、その基準が緊急事態宣言の発出と解除と定め、最新の注意を払って役割を全うできるように仕事をしていきたいと考えています。

ノーリスク、ノーリターン。

現時点での出張解禁は賛否両論あると思いますが、行くと決めた私をはじめとする昭和世代の人間は、リスクを取らなければリターンを得ることができない。といった考え方がどこか選択基準の根底にあるような気がします。人生はギャンブルではないので一か八か賭けるようなことをするのが正しいとは全く以て思いませんが、逆にリスクがない人生というのも存在しないと思っていて、何をするにせよ、常にリスクは付き纏うものだと思っています。後は程度の差というか、線引きをどこでするかだけのことで、常ににある程度のリスクを担保するのに慣れっこになっているのかもしれません。

リスクしかない。

考えてもみれば、私のこれまでの人生、学校を中退した時も、バケモンしか続かないと言われていた過酷な佐川急便に就職した時も、大工見習いに転職した時も、起業した時も、法人を設立して社員を抱えた時も、土地を購入し金融機関から融資を受けて自社ビルを建てた時も、大工を社員として正規雇用化した時も、福島でメルトダウンした後に関東の現場に向かった時も、台湾に事業所を出した時も、一般社団法人の研修事業を立ち上げた時も、工期の厳しい大規模な建築工事請負をした時も、傍目から見たら馬鹿じゃないの?と思えるようなリスクを背負いながら決断してきた訳で、結局、その積み重ねが今の私なのかもしれません。振り返ると、リスクばかりでした。(笑)

誰もがリスク需要の線引きを決めなければならない。

そんな風に考えれば、緊急事態宣言が解除された今、予防だけ万全にすればリスクと言うには程遠い様に感じます。そして、こんな時だからこそ、対面で人と会い、話しをして想いを聴いたり、伝えたりしたいと思うのです。どちらにしても予測不可能で先行き不透明な今の世界、リスクから逃げ回るだけでは、生き残る事が難しいのも自明の理です。どんなリスクを回避して、どの程度のリスクなら許容するかの線引きは、グローバル化により感染症が世界中に一瞬で広まるこれからの社会で生きていく上で誰もが考え、決める必要があると思います。それこそが、ウイズコロナの世の中で生きていく基本的価値観になると思います。安定は不安定、なんでもテクノロジーを駆使して安全なオンラインで代替できるとの驕りは、やもすれば逃げになりかねません。どちらにも偏りすぎない中庸の道を模索したいと思います。


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影法師。

 令和2年6月2日快晴

灼熱の現場。

今日もいい天気すぎる位いい天気になり、進行中のインターナショナルスクールの新築工事の基礎工事の現場に出ると体感は完全に真夏のそれでした。今日はコンクリートの打設も終わり、昨日型枠の解体も終わって、埋め戻しと整地だけの予定だったので、現場事務所でデスクワークに励むつもりで現場へと向かいましたが、いざ現場に行ってみると気になることや、やることが色々とあるもので、結局灼熱の太陽の下、1日中作業にかかりきりになってしまいました。ま、現場担当者になるとしょうがないよね。と割り切って、夕方まで真っ黒になって汗を流しました。(笑)

悪いことばかりではない。

とは言え、緊急事態宣言も解除され、東京ではまだ感染者数が増えているとの報道もありましたが、それでも自粛の緩和もうステップ2に移行して世の中は急速にコロナ前の暮らしへと戻ろうとしています。私もこの週末からは久々に東京への出張となっており、コロナの影響で対外的な活動が制限され、現場に入り浸り、建築実務に集中できるのもそろそろ終わり、少し残念ですが、現場は担当者に引き継ぐタイミングが近づいてきました。今振り返ってみると、このひと月間は何年かぶりに現場に復帰できて悪くなかったような気がします。

本との出会いの場。

コロナの影響で悪くなかった事の1つに、SNS上でブックカバーチャレンジなるチェーンメール的な取り組みが流行したことが挙げられます。私自身も参加して、是非とも人様に紹介したいと思う本を7日間配信し続けて、これまで自分が影響受けた書籍について振り返る機会を持てましたし、友人や知り合いのオススメ本を数多く知る機会にもなりました。おかげで書店に行っては本を買い漁り、読んでいない本の在庫が一気に増えました。(笑)  今日は、そのブックカバーチャレンジをきっかけに、読んでみた本のご紹介です。

当代随一の多読家のオススメ本。

私の身の回りの経営者さんは一概に読書家の方が多いのですが、その中でも一段抜けて小説を多く読んでいる多読家というと、現在、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進員会の理事長をされている岡橋社長です。これまで彼に紹介された書籍はハズレなしで、胸が震えるような良書を数多く教えてもらいました。そんな訳で、今回のブックカヴァーチャレンジで岡橋社長が勧められた本は全て購入、読むことにしようと思い、私から岡橋社長にバトンを渡した次第でした。その岡橋社長のオススメ本で初めに投稿されたのが、百田尚樹氏の「影法師」でした。手に取ってみると、私の想像していた通りの感動的なストーリーと、人間としての本質を考え直させられる示唆に富んだ良書でした。作者の百田さんは(エッセイは読むに耐えないものもありましたが、)この手の時代小説を書かれると天下一品だと改めて思った次第です。(笑)

商品説明

生涯の契りを誓った2人の少年。1人は異例の出世を果たし、1人は貧困のなかで朽ち果てた。国家老となった名倉彰蔵は、竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死の真相を追うが…。単行本未収録の「終章」を袋とじで収録。〔2010年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】

「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。

「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」
勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。
単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!【商品解説】

出典:honto https://honto.jp/netstore/pd-book_25217286.html

人生の目的を考え直す。

以前、岡橋社長に紹介された高橋克彦さんの東北3部作の「火怨」では電車の中で読んでいたら涙が溢れ出て非常に困りましたが、この小説も久しぶりに何度もウルウルと涙が止まらない現象に、人前で読むのを控えなければと思う胸を突く作品でした。江戸時代の太平の世に行きた武士の苦悩を間接的に体験できたのは素晴らしいことだと感じました。個人主義の今の時代、マズローが提唱した人間の5段階欲求の頂点に立つのは自己実現とされており、自分を殺して人生を賭けて他の人に貢献するという価値観は皆無になっていると感じます。私自身、金や物への執着はあまりありませんが、なりたい自分になる、自分の責任を果たす、人生に価値を見出したいと、自我への執着が強くあるのを自覚しており、その在り方に対して疑問を感じることさえなかったのが正直なところですが、この物語を読んで、アドラーが自己実現の上位概念だと定義した他者貢献の本質について考え直す機会になりました。是非、手に取られることを強くお勧めします。岡橋社長、素晴らしい本のご紹介、ありがとうございました。


一般社団法人職人起業塾 WS再開します。

【現場人材戦力化の人事システムの運用編のWS】
これからの圧倒的な職人不足時代に備える職人・施工管理者の採用、育成に必要な組織体制構築についてのワークショップの第2弾運用編です。きになる方はお気軽にお問い合わせください。
https://www.facebook.com/events/381671006123733/

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