読んでから行くか、行ってから読むか。#お伊勢さん詣 #神話の世界

令和3年1月20日快晴

禍福糾える縄の如し。

昨日から伊勢に来ています。毎年、新年の松の内が明ける頃に、松坂で建築・不動産事業を営まれている上月社長にアテンド頂いて信心深い同業の仲間と一緒にお参りさせて頂いている伊勢神宮に今年も無事にお詣りすることが出来ました。例年は地元伊勢のカリスマ現地ガイドさんの説明を受けながらの参拝なのですが、新型コロナの影響でボランティアガイドの活動も止められているらしく、今回は以前にガイドさんにお聞きした説明を皆で復習しながら外宮、正宮、別宮を回ることになりました。伊勢神宮の鳥居にはなぜ〆縄が無いのか?など、鳥居をくぐる前から足を止めて丁寧に説明してくださったガイドさんがいなかった分、今回は例年に比べて参拝が早く進み、今まで立ち寄れなかった別宮にもお詣りする事が出来たのは瓢簞から駒?災い転じて福と成す?的な感じでとても良かったです。

別宮コンプリート!

ちなみに、今回の参拝でお参りしたのは、内宮(皇大神官)の別宮では荒祭宮、月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮・瀧原宮、瀧原並宮、倭姫宮、風日祈宮。外宮(豊受大新宮)の別宮では多賀宮、土宮、月夜見宮、風宮と格が高いとされる別宮をほぼコンプリート出来たのはとても嬉しい誤算でした。特に、正宮(内宮)から車で30分以上離れているにも関わらず毎年必ず立ち寄るゼロ磁場のパワースポットとして有名な瀧原宮の前に、この地に天照大御神が祀られるきっかけとなった倭姫のエピソードが絵で紹介されているのを見ていたその倭姫を祀られている別宮に足を運べたことで神話の世界がより身近に感じる事が出来たのは大きな収穫でした。

無宗教ですが。。

実は私、毎月御朔日に近所の氏神様にお参りに行ったり、神道において最高神と言われる天照大御神を祀っている伊勢神宮に毎年通ったり、初詣は日本最古の神社とも言われる大神神社に詣ったり、日本でもっとも高い霊場であり、神社がある富士山に10年間続けて登拝したりしておりますが、普段からがっつりと神道を宗教として認識し、信者として過ごしている訳ではありません。「あなたの帰依する宗教は?」と質問されたら「残念ながら無宗教なんです、」と答えています。ただ、日本人としてふつーの感覚で八百万の神の存在をさほど意識する訳でもなく、そもそも在るものとして当たり前に認識しているというのが正直なところです。神道系でも天理教や金光教など、熱心に活動されている方からすると信仰しているとは言えない頼りなさですが、世の中には自分自身の力ではなんとも出来ない事がたくさんある認識は持っていて、八百万の神に対して畏敬の念を持って向き合うようにしている次第です。

薄い様で深い日本人の宗教観。

ちなみに、宗教色の強い国と言えばやはりイスラム諸国だと思いますが、イスラム教徒がモスクに礼拝に行く数よりも日本人が神社に足を運ぶ数の方が何倍も多いと言われます。日本人ほど宗教に関心が薄い国民は世界に無いと言われることもありますが、実は古代から連綿と続いてきた日本人の宗教観は八百万の神と言われるほどの多神教であるが故、表面的な意識をしないまま、全国民と行っても過言でないくらいに広く、そして奥深くまで浸透しているのかも知れません。自然な感覚で日本中どこにでもある神社に立ち寄る度に、感謝を胸に、願望やそれについての決意を空で唱えるのは日本人なら誰しも違和感を感じないと思います。そんな神と自然と人間との緩やかで実は固く結ばれている関係が世界に誇れる日本人らしさを形成しているのではないかと思っています。

神の存在。

そんな、あまり熱心ではない私の信仰(というのもおこがましい?)ですが、年々歳を重ねる毎に興味が湧いてきて、少しずつではありますが信仰心が芽生えてきている様に思います。だからこそ、三輪山や富士山に登拝したり、伊勢神宮に通ったりするのですが、その様な経験を積み重ねる度に神の存在を感じる事が多くなりました。昨年から通い出した屋久島は半分は屋久島で作られる屋久島の杉で作ったフローリングなどの製品の販売・流通を通しての仕事で、地域活性化の為に山と街を繋げる取り組みの一環ですが、あと半分は九州の山岳信仰のメッカの屋久島にお詣りに行っているというのが正直なところです。屋久島の森に入って樹齢7千年と言われる縄文杉に代表される樹齢1000年を優に超える屋久杉や太鼓岩と言われる巨岩に向き合う事で間違いなく何か目に見えない力を与えられていると感じます。若干、スピ系のノリなのは否めませんが、目に見える事より目に見えない事の方が圧倒的に多いのも真理だと思っています。

アマテラスの暗号

そんなこんなですっかり他力本願な考えが染み込んでいる私ですが、この数年、大好きな歴史小説のジャンルも戦国時代一辺倒から神話系にまつわる本を読む事がとても多くなっています。衝撃的に面白く、のめり込んだのは高橋克彦さんの「竜の柩」で古代日本と世界最古の文明と言われるシュメールが繋がっていたと言うトンデモ系ではありますが、あながち単なるフィクションじゃないのでは?と思えて、その後、関係する九州の宇佐神社や国東半島の聖地巡礼まで行ってしまったくらいです。(笑)そして、今回のお伊勢さん参りに合わせて読んだのが「アマテラスの暗号」で、ダビンチコードを凌ぐ名作と書かれた帯に惹かれて手に取りましたが、非常に面白く、伊勢神宮参拝の楽しみが倍増しました。映画と原作の関係の様に、読んでから行くか、行ってから読むかの悩ましい問題は(繰り返しお参りに行くなら)関係なく、ずっと楽しめる視点を持つ様にできる良書です。お伊勢さん詣でに行かれる方は是非読んでみてください。強くお勧めします。(笑)
こちらからどうぞ→https://honto.jp/netstore/pd-book_30406878.html


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今一度、全ての大人に問う、日本の論点22個。

令和3年1月16日 曇りのち晴れ

オーダーメードの世界の住人。

今日は午前中、珍しく朝活、BN愛に参加しているスタッフと共に大阪のチャプターに所属されている造作家具や、インテリア雑貨の販売、インテリアデザインなど幅広く活動されているメンバーさんと3人で1to1to1のミーティングを行いました。キッチンや建具等の既製品の使用をやめて、顧客の暮らしにぴったりと寄り添ったオリジナル家具、建具の制作を行う私たち紡ぎ建築者とは、非常に近しい価値観を持った方で関連する業態ということもあり大いに盛り上がりました。人脈という言葉にすると陳腐ですが、やる気に満ちた若手経営者の方とご縁を持てるBNIは素晴らしいコミュニティです。今日もいい刺激を頂きました。宮地さん遠方より遥々お運び頂きありがとうございました。(^^)

非効率の高効果。

昼からは昨年から熱心に取り組みをスタートさせた空き家対策プロジェクトのメンバーでこれもBNIで一緒に活動している、背も低いが腰も低い抜群の親しみやすさを持っている不動産営業の鶴ちゃんと一緒に淡路島へ。解体の見積りの紹介を頂いた再建築不可の土地をただ解体するだけではなく、なんとか再活用し、地域活性化に寄与出来ないかと模索している案件の相談と年明け早々買い付けに失敗した別のプロジェクトの土地の照会に行きました。今どき、打ち合わせはオンラインで済むし、資料はEメールで送る事ができます。Googleマップのストリートビューでは事務所に居ながらにして大まかな土地のロケーションや周辺環境の確認も出来るので、わざわざ足をお運ぶのは非効率極まりないと思われがちな風潮がありますが、実際に現地に足を運ぶことでインターネット上に無い情報を知ることが出来ます。結果、非効率ではありますが、大きな効果性がある淡路島行になりました。ご縁と誘ってくれた鶴ちゃんに感謝します。(^ ^)

改めて、大人にもオススメする本。

午前中にセッションした大工スタッフ佐藤君から、昨日、何かオススメの本は無いですか?との質問を受けました。それに対して私は、最近のオススメ本は大体ブログで紹介してるで、と(安易に人に聞くのではなく情報収集は自分でするものだとの意味を込めて)自分で少し意地悪に答えておきましたが、昼から一緒だった鶴ちゃんは私のオススメ本を紹介するブログを読んで、出口治明さんの「自分の頭で考える日本の論点」を読もうと思ったけど、在庫がなくて買えなかった、と奇しくも同じ様な話になりました。二人とも積極的に本を読んで知識や感性を身に付けたいと思っておられるのは非常に素晴らしいことだと感じましたが、天文学的な数で出版されている書籍の中から今自分が読むべき本を探すのは非常に難しく、何を手に取ったらいいか分からなくなることの延長線上で、段々と読書から遠ざかってしまいがちなのもよく理解できます。今日の二人には仕事柄の絡みがあるので、改めて成人の日に若者に読んでもらいたいと薦めた「自分の頭で考える日本の論点」をおっさんにも強くオススメします。

22の論点に対して語れるか?

現代の知の巨人と言われる出口治明さんが社会人として興味を持って論ずるべき22のテーマについて解説とご自身の考え方を述べられているこの本を読むと、大人として知っておかなければならない最低限の社会の問題点が見えてきます。その上で、出口氏に感化されるだけではなく、違和感を覚える部分については反論できる様に、自分なりに情報収集したり、関連の書籍を深く学んでみたりすることが非常に重要だと思うのです。一時はジャパンアズナンバーワンとまで言われた日本がどんどん衰退し続けて世界の成長から、競争から取り残されて閉塞感に包まれている今の日本には、若者もですが今の政権を選択している大人が本のタイトルにもなっている「自分の頭で考えることが何よりも重要です。ちなみに、出口氏が挙げられた論点を目次から転載させていただくと以下の22個です。

◇日本の新型コロナウイルス対応は適切だったか
◇新型コロナ禍でグローバリズムは衰退するのか
◇日本人は働き方を変えるべきか
◇気候危機(地球温暖化)は本当に進んでいるのか
◇憲法9条は改正すべきか
◇安楽死を認めるべきか
◇日本社会のLGBTQへの対応は十分か
◇ネット言論は規制すべきか
◇少子化は問題か
◇日本は移民・難民をもっと受けれるべきか
◇日本はこのままアメリカの「核の傘」の下にいていいのか
◇人間の仕事はAIに奪われるのか
◇生活保護とベーシックインカム、貧困対策はどちらがいいのか
◇がんは早期発見・治療すべきか、放置がいいのか
◇経済成長は必要なのか
◇自由貿易はよくないのか
◇投資はしたほうがいいか、貯蓄でいいか
◇日本の大学教育は世界で通用しないのか
◇公的年金保険は破綻するのか
◇財政赤字は解消すべきか
◇民主主義は優れた制度か
◇海外留学はしたほうがいいのか
付録・自分の頭で考えるための10のヒント

真の正解も真の善も無い。

この本の出口さんの解説をあまり一生懸命に読んでしまうと、なるほど、そうなのか!とすっかり出口理論に感化されてしまいそうになります。しかし、価値観は人それぞれであり、決して知の巨人が口にすることが正しいとは限りません。「善なるものはわれこれを善とし、不善なるものもわれまたこれを善とせん 」と言う老子の言葉がありますが、たとえ現代の知の巨人の言葉でも、自分の信条や信念、もしくは確固たるロジックで反論出来なくても直感的に違和感が感じることに対しては、納得するまで受け入れる必要はありません。是非とも、この本を読んで反対意見を聞かせて貰いたいと思います。ちなみに、私は物体として有限な地球、そしてそこに生きとしあらゆる生き物と共生出来る自立循環型社会こそ、人類が目指すべき理想だと考えており、際限なき経済成長を是とする出口氏とは根本的な考え方が違います。当然、日本の抱える論点についても共感出来ない部分が少なからずありますので念のため。あくまでも四方良しの世界を実現する理想を見つめ続けたいと思います。(^^)


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ややこしい時に代こそ時系列を正しく見る。#絶対に挫折しない日本の歴史

令和3年1月14日晴れ

食傷気味のコロナ報道。

2度目の緊急事態宣言がとうとう関西にも発出されました。政権の対応を批判し、不安を煽るばかりのメディアではますますコロナ報道がヒートアップして、朝のテレビ番組を見るのさえ食傷気味で、コロナの話題を口にすることさえ飽きてきましたが、これ以上感染拡大がひどくなると経済への影響もさらに深刻するのは紛れもない事実だと思うので、兵庫県でも病院の病床数が埋まりつつある日をじっくり見て、感染防止には努めたいと思います。

リスクはいかなる時も存在する。

緊急事態宣言の発出により、兵庫県知事からはイベントの希望5000人以下にするようにとの要請がありました。我々が企画したり、仕事の関係で参加するイベントは大規模なものはなくて、せいぜい数十人が集まるのが関の山なので、本来あまり関係ないはずですが、それでも、君子危うきに近寄らず。的な発想で、会合やイベントへの参加を控えられる方も少なくありません。もしもの事を考えたら参加しない、行動しない方がリスクが低いと言う考え方はわかりますが、世の中は常にリスクがつきまとうもので、それに萎縮して動かないのは逆に大きなリスクになるものです。

大事なのは体裁と雰囲気。

緊急事態宣言の中に盛り込まれた、不要不急の外出の自粛についても、生きるために最低限必要な事以外を控えるべし、となれば、獣や虫けらと同じ暮らしになってしまいます。かといって、人の営みにはコミニケーションこそが重要だ!と今まで通り、何も変わらないまま飲み会を繰り返していると、危機管理意識、もしくは能力を問われる風潮が確かにあり、それもバランス感覚に欠けていると言わざるを得ません。そんな中、私の周りでも対面のイベント事が次々に中止や延期になっています。それらは、感染リスクに備えると言うよりも概ね体裁や雰囲気を重視して、といった感じが否めず、若干の違和感もありますが、社会生活を営む上で「周囲の人への気配り」と言う点においては致し方ないのだと思います。

一生に一度のイベント中止問題。

先日、緊急事態発出の前にもかかわらず、全国で成人式の中止や延期が多々ありました。新成人にとっては一生に一回のイベントが突然なくなってしまったことに対して様々な物議をかもしました。私も、以前娘が成人式の1年前から晴れ着や美容室での着付けを予約して準備していたのを見ていただけに、かわいそうに、と心を痛めましたが、冷静に振り返ってみると、自分自身は30数年前の成人を迎えた時に成人式に参加した覚えがなければ、そんなイベントに何の思い入れもなかったことを思い出しました。日本人が大切にしてきた伝統的なイベントを簡単に中止するなんて、的な批判も一部でありましたが、よく考えたら成人式などと言うものは、高度成長期に若者が都市部に集中する様になってから大きな意味を持つ様になった側面もあると思いますし、そんなに伝統的に大切な行事ではなかったのではないか?とふと思ったのです。

サピエンス全史のパクリ企画。

少し前に、テレビのコメンテーターとしても大活躍されている古市憲寿氏の「絶対に挫折しない日本史」と言う本を読みました。この本は(帯にも大々的に謳っていますし、)著者も自分自身で冒頭に書かれておられましたが、世界的な大ベストセラーになった「サピエンス全史」の日本版とのことで、いわゆるパクリ企画モノです。地球を支配したホモサピエンスの成り立ちから現在までの歴史や宗教、哲学の変遷から地政学までを時系列を追ってまとめたサピエンス全史は世界史、人類に対する認識を刷新させられる程、非常に面白く、夢中になって読みましたが、世界史の中で日本の登場がごく限られていたこともあり同じ観点で日本史を読み解いてみたいと私自身も感じました。古市さんが同じ様に感じられて、実際に書籍にまとめられたのに非常に共感した次第で、(あまり好きなタイプでもありませんし、)パクリ企画とは言え、興味をそそられて手に取りました。

日本人のアイデンティティー。

古市さんの本を読んでみて、日本国としてまだ成り立つ以前、大陸や海を渡って多民族が移動してきたと言われている縄文時代から現在までを時系列を追いながら冷静に俯瞰してみると、現代の日本人が持っているアイデンティティーは(私を含め)ごく最近に生成されたと言うことがよくわかりました。サピエンス全史ほど壮大な視点と斬新な気づきがあったわけではありませんが、興味のままにたくさんの文献を読む時間を持てない身としては、様々な文献を引用しまくって、全体像を俯瞰させてもらえるのは悪くない体験で、事実と見解を切り分けて受け取る必要はありますが、非常に興味深く読ませてもらいました。古市さんが若いのに、堂々と偉そうなコメントを出されるのはバックボーンでよく勉強されている事が伝わってくる本になっていました。

大した歴史じゃない。

その本の中で、伝統的な行事や先祖代々からの、といった現代日本人が大切にしている価値観自体が、実はそんなに歴史があるわけではなく、結構最近になって認識されるになったんだと改めて感じました。成人式しかり、今後大きな問題として顕在化する空き家問題も同じだと感じました。特に、最近人気になっている田舎での古民家暮らしが、せっかくニーズがあるのに一向に進まなず、地域の衰退に歯止めが掛からない大きな原因になっているのが、「ご先祖様から受け継いだ土地を何処の馬の骨とも分からない者に売ったり、貸したりする事は出来ない」という価値観で、誰も住まない、所有者では利活用しようがなく朽ち果てていくばかりの土地建物が神戸の近郊にもゴロゴロしています。冷静に紐解けば、江戸時代からその土地を所有していた「庄屋」と言われる様な地主はごく一握りで、その他の人は明治維新の改革によって所有権を認められる様になったと考えれば、たかだか150年程度のことになります。確かに大した歴史ではないですね。。

時系列を俯瞰するきっかけ。

現在、私たちは新型コロナによる世界的なパンデミックだけではなく、米中関係の変化によるアジアの安全保障の脅威やアメリカが内戦状態になりそうなきな臭い世情、メディアもインターネットの上の拡散もどれが真実か判断がつかない情報革命の副作用、グローバル資本主義経済が行き着く先の二極化の世界への危惧、そして人智が及ばない気候変動への恐怖など、先行き不透明、不安定、複雑、曖昧極まりない世界に生きています。今、現在、足元の危惧や脅威に囚われてしまいがちですが、人はこれまでも様々な困難を乗り越え、生きてきましたし、生き残ってきた遺伝子を持つ人が現代を生きているわけですから、目の前の事象にあまり囚われ過ぎる事なく、人生を少し俯瞰してみる観点を持った方がいいと思いました。そんなキッカケをもらえる「絶対に挫折しない日本史」、アンチ古市憲寿氏の方もこの日本版サピエンス全史をご一読されるのをお勧めします。(笑)

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風の時代に「進撃の巨人」を再読する理由。#逆転のパラダイム

令和3年1月12日雪のち曇り

初冠雪。

確かに昨日の天気予報で、近畿の南部でも雪が降るでしょう。と気象予報士さんが話されておりましたが、めったに雪が降ることがない神戸(の六甲山より海側)ではそんな大した事は無いだろうとタカを括っておりました。今日は火曜日、朝活の日と言うことでいつも通りに夜明け前からポートピアホテルで開催される神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加した終了後、事務所に出社しようと車に乗り込んだら雨が雪に変わり始め、鵯越の峠を越す頃には視界も真っ白、周りには雪が積もり始めておりました。ほんとにイマドキの天気予報は驚くくらいによく当たります。豪雪地方の皆様、お見舞い申し上げます、ご安全に。

年頭のコーチングセッション

午前中は今年はじめてのビジネスコーチとのコーチングセッションでした。本来なら年頭のセッションと言うことで、今年1年間の抱負とか、ビジョンを語るのがコーチングを受けてるっぽいあり方だと思うのですが、ここ数年は普段からずっと中長期的な計画やビジョンを更新し続けていることもあり、改めて年頭にあたって話しておかなければならないこともなく、「今年も決めたことを粛々と進めていきます。」と、全くコーチングにならないような、取り付く島もないようなやりとりをしてしまいました。ま、毎月のセッションの中でビジョンについての共有はできているので問題はありません。(笑)

風を読む。

コーチとは今年の目標なんかより、時代の急激な変化についての風を読む話で随分と盛り上がり、ぼんやりと感じていることがコーチとのやり取りでずいぶんと言語化されて明快になりました。先行き不透明で不安定な今の時代、細かな計画を立ててKPIをチェックしたりするよりも大きな時代のうねりを認識するほうがずっと大事だと改めて感じさせられる時間でした。特に、溢れかえる情報の取得と何を正しいとするかの選択については深く考えさせられました。先日から話題持ちきりの日本にも大きな影響及ぼすアメリカ大統領選の結果は、日本のメディアではすっかりバイデン氏に決まっているのにトランプ大統領が悪あがきをしていると報道されているのに対し、全く違う、というか間逆の情報が巷に溢れかえるようになっており、アメリカで戒厳令が敷かれるとの噂まで飛び出してます。何が正しいのか全くわからない状況になってしまっていますし、先日は実際に連邦議会に暴徒が乱入したと事件が起こりましたし、何があっても驚かない位のつもりで生きていく時代になったのかもしれません。

今、読むべき本(マンガ)

話は変わって、本題に。上述の通り今までの価値観がひっくり返って全く違う世の中になったことを踏まえ、最近、これはもう一度読み直すべきではないかと感じたコミックがあります。それは「進撃の巨人」で、ずいぶん前に友人がSNS上で大絶賛しているのを見て、単行本を取り寄せて読んでいたのですが、いまいち何が名作なのかよくわからず、戦闘シーンがやたら長いのとそもそも絵がグロテスクで気持ち悪いこともあり、正直あまり熱心に読んでおりませんでした。コミックの購入もその当時発売されていた15巻位で止まったままだったのが、コロナの影響もあって?昨年Netflixにはまり、今一度アニメで見直すととんでもない凄い作品だと(今更ながら)思い知ったのです。内容についてはネタバレになるので控えますが、この作品ほどパラダイムシフトが繰り返されるコミックは私は今まで出会ったことがなく、アニメの作品を見れば見るほど唸らされました。価値観がひっくり返り、何が真実か、何が正義かが分からない今の時代にピッタリだと改めて感じ入っています。

なぜ今、進撃の巨人なのか?

今、私たちが置かれている状況はコミックの世界さながらの表と裏、右と左、正義と悪の区別がつかない時代と言っても過言でないと思います。昨日まで悪玉だ、民主主義の敵だと言われ続けていたトランプ大統領が、世界を牛耳る闇の組織からアメリカを守る正義の使徒だと応援され、バイデンファミリーの悪行の数々がネットで報じられたり、世界の平和を祈るはずのローマ法王が80もの罪状で逮捕拘束されたと言う報道があったり、日本では非常事態宣言を出しても出さなくても内閣総理大臣は厳しい批判にさらされたり、何が正解かわからないどころか、そもそも正解などこの世に存在しないことに気づかされます。そんな不可解で複雑な今こそ、物事を逆サイドから見て冷静に判断する思考が必要だと思うし、そのパラダイム転換には世界がひっくり返る体験をしておく必要があると思うのです。私は26年前に阪神淡路大震災でそんなパラダイムシフトを経験しましたが、今ではその記憶も随分と薄れつつあります。そんな現代の価値観の縮図ともいえるような進撃の巨人、ぜひとも改めて手にされる事を強くお勧めします。

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コロナ下の成人の日に際して。#自分の頭で考える日本の論点

令和3年1月11日晴れ

コロナ下の成人の日

3連休の最終日、今日は成人の日と言うことで、SNSでは満面の笑みをたたえ、晴れ着に身を包んだ新成人たちの写真が多く投稿されておりました。先行き不透明で、不安定、この先何が起こるかわからない弱々しく複雑な社会に飛び込んでこられる新社会人に心からエールを送りたいと思います。コロナ下で迎えた成人の日と言うことで、神戸市では成人式が一旦中止が発表されたものの、Twitterで批判が殺到し、無期限の延期に修正したとのことです。変化に機敏に対応するのは良いですが、自治体の首長さんにはもう少し慎重に判断してもらいたいものです。そんな波乱含みの成人の日に際し、若者たちに向けてエールを込めて餞の言葉を書いてみました。

新成人への餞の言葉

平成の最後から言われていたVUCA化(不安定、不透明、曖昧、複雑)な時代が本格化したとしか思えない昨年、そして、風の時代に入り今年はさらに今までの価値観を逆転しなければついていけないフェーズに入ります。年明け早々、緊急事態宣言が首都圏で発出され、今週末には関西でも宣言が出される勢いのコロナ禍は未だ勢いが止まることなく続いています。ウイルスの変異、変態、さらに中国では新たにブルセラ菌の感染症が増加しているとの報道もあり、現在のコロナに対処したからといって、感染症のリスクは消えそうにありません。多分、何事もなかったように、以前の世界に戻ることはないのでしょう。

世の中は不条理に満ちている。

今日は成人の日で、全国で新成人達が地元に戻って、責任と自由を同時に手に入れる喜びを噛みしめる日です。しかし、残念ながら、コロナの影響で中止や延期、もしくは入れ替え制での少人数の開催など、様々な対応が取られました。女性は一年前から晴れ着を予約して準備すると言われるくらい、大切な人生に一度しかないイベントが、いとも簡単に中止になってしまう世の中に不条理と憤りを感じた新成人も多かったのではないかと思います。

自分の頭で考えて。

私としてはとにかく、このややこしい社会に飛び出してくる新成人におめでとう!というお祝いの言葉を申し上げると共に、大人としての自由と責任を満喫して、素晴らしい人生を送ってもらいたいとエールを送りたいと思います。同時に、情報が溢れかえり、VUCAなこんな時代だからこそ、これからの日本を担っていく若者達に伝えたいのは、「自分の頭で考えて!」ということです。これまでの価値観が通用しない、メディアの情報は不安を煽るばかり、大多数の意見は大まか洗脳されていて、少数意見は主観が強い、検索で出てくる情報はフェイクニュースばかり、何を信じてわからない時代に、それでも生きていくという事は毎日、何らかの選択をする訳で、自分が正しいと思う判断基準の源というか、要を是非とも持って貰いたいと思うのです。

自分の意見を持てるきっかけになる本

そもそも何が本当かわからない時代に、独自の判断基準を持てというのも簡単ではありません。そこで、オススメするのは、左右、新旧、前後、保守革新と両面の情報を一旦取得して、自分の心がどこに反応し、何に対して正しいと思えるかをはっきりさせて見る事です。その入り口として、まず、「現代の知の巨人」と呼ばれる出口治明さんの最新刊、「自分の頭で考える日本の論点」を読んでみられる事を強くオススメします。たくさんの書籍を読むのが大変なら、沢山の本を読んだ人の意見を聞いて(読んで)みて、そこから違和感がある事、疑問が湧いてきた事を自分なりに調べたり、考えてみたりするのがいいと思うのです。この本には、新型コロナに対する対応、グローバリズムの是非、日本人の働き方、気候変動に対する考え方、憲法、AI、ダイバーシティー、少子化、ネット言論、移民、社会保障、医療、経済等々、今、大人として考えて見るべき論点が一通り挙げられており、それぞれに自分の意見を持てるきっかけを与えてもらえます。

若者よ反骨心を持て。

ちなみに、私は出口さんに直接メールで疑問に思った事をぶつけたことがありますが、返信が無いままで、少し不信感を持っているのと、この本の中の同氏の見解も半分くらいは違和感を持って読みました。大学の学長が書かれた本に対し、おかしいと思うことにははっきりと自分の意見を物申す、批判出来る位に自己の価値観、判断基準を持っている若者が増えれば、日本の未来は安泰だとおもうのです。決して、この本にに書かれている出口氏が解説するまことしやかなロジックを鵜呑みにする事無く、少しばかりの反骨心を持って自分の頭で考える。是非とも一度手にとって貰えれば幸いです。

高橋剛志拝

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残酷な世界で絶望に向き合う。#進撃の巨人

令和2年9月18日 曇り

日々是朝活

今朝も夜明けと共に起き出して、秋っぽい涼しい風が吹く中、アイドル犬チャックと早朝のお散歩。筋トレなどの朝のルーティーンを済まして7時からは大工スタッフとの早朝1to1mtgを行うなど、すっかり朝活な一日のスタートを切りました。昨日は弾丸東京出張から遅くに帰宅した後、深夜遅くまで掛けて漸く、進撃の巨人のNetflix版を公開されている最新のエピソードまで片付けました。このところ、すっかり動画配信サービスにはまり込んでしまい、劇的に読書量が減ってしまっているのですが、これで漸く積み上がった読むべき本に手をかける事が出来ると一安心。進撃の巨人の原作はまだ完結しておらず、先の展開が気にはなりますが、ひとまず、世界を隔絶する壁をテーマにした物語も外の世界とコンタクトする所まで進んだし、ちょっとした達成感を味わっています。

世界に冠たる日本のアニメ

それにしても、一度は単行本を大人買いして読みかけていたのに、中だるみしてしまい、放置していた漫画を、TVで芸人さんが熱心に紹介しているのを聞いて、改めてNetflixで見てみたのですが、進撃の巨人にこんなにハマるとは自分でも意外でした。私はどちらかと言うとアニメ作品よりも原作派だったのですが、鬼滅の刃といい、キングダムといい、今回の進撃の巨人といい、日本のアニメのクオリティは独自の進化を遂げて原作を凌駕するレベルまで進んでいるのかもしれません。特に今回の進撃の巨人は原作を読んであまりピンと来ていなかったのが、怒りや憎しみ、悲しみ等、人間が生まれ持ってきた業について、丁寧と言うよりはくどくしつこい位まで繰り返し問いかけ、人が感じる幸せや、苦しみに対する本質的な部分を問い掛けられているように感じました。

戦うのをやめた王

それにしても、(まだ途中ではありますが)進撃の巨人のストーリー展開には本当に驚かされました。人類の平和を維持するために構築されたとされる壁が同時に人々の自由を奪い、かりそめの安全と引き換えにあらゆる好奇心を押し殺し、未来を考えることをやめてしまい、その場限りの享楽に身を委ねる様は、今の平和ボケした日本人の姿と重なてみてしまいました。あまり書くとネタバレになってしまいますが、戦うことを放棄した王が壁の中に閉じこもり、いつか侵略されて滅亡するのを分かった上で何も考えず、何も手を下さず、かりそめの平和に身を委ね、それを信じる民衆と共に滅びることを享受する様は、若者を受け入れての職人育成もその前提となる労働環境の整備もせず、ただ目の前の受注に血道をあげ、毎年の決算報告で利益を上げることにのみ集中している今の建築業界を彷彿とさせます。

この世界は残酷だ

そして、その不条理に気づいた一部の者が壁の外の巨人と対峙して戦う道を選び、残酷すぎる戦闘を繰り返してやっと、巨人に支配された領土を奪還し、自由を手に入れるべく外の世界に踏み出した結果、そこに待っていたのは底知れぬ絶望だった。というところで進撃の巨人のNetflixの動画アニメは一旦終わりを迎えています。物語の中で、登場人物が繰り返し口にするのは「この世界は残酷だ」とのセリフで、それがこのような形で帰着するとは思っても見なかったし、作者はなんて酷い結末を考えたんだ、とため息が出ました。しかし、考えても見れば、私たちが生きるリアル世界でも実際は、同じような残酷さがそこいらに存在しており、それに目を向けていないだけかも知れないとも考えてしまいました。

絶望。

このところ、新型コロナの感染者数は相変わらずの横ばいで、さすがに新規感染者数の上下で一喜一憂する風潮は落ち着いてきました。その代わり、メディアで熱心に報道されるのは、経済への深刻な影響と、先の見えない不安感です。私達はなんとかコロナ前と大きく変わらず忙しくさせて頂いておりますが、飲食業界、観光業、アパレルなどの小売業、インバウンド需要の受け皿、そして海外との人材交流の事業など、人が動かないと商売にならない業態では、ウィズコロナで新たな生活様式を定着させるとの世界各国の政府が示す方針を目にして絶望感を抱いたと思いますし、日を追うごとにそれは深刻さを増してるのではないでしょうか。世界の大きな変化に適応出来なければ死ぬしかない、現実世界もまーまー残酷です。

絶望のトレーニング。

新型コロナ感染症による日本国内の死者数は現在の累計で1495人、対して警察庁発表の令和2年8月中の自殺者数(速報値)は1,849人。この統計を見ると、いかに世界に絶望して自分自身で命を断つ人が多いかに愕然とさせられます。実際、私の周りでもコロナで世界が分断され、細かな事情はさておき、若くして亡くなられた方がすでに複数人おられます。目を向けていないと気付きませんが、この世界は漫画やアニメの世界と比べて遜色ないくらい実際に残酷なのかも知れません。進撃の巨人の主人公エレン・イェーガーが絶望の先にどの様に考え、行動するかはさておき、私達もこれから繰り返し絶望感にさいなまされる事になるのも想像に難くなく、その時に自死を選ぶのではなく、やっぱり目に見えない、漠然とした恐怖に対して立ち止まらずぬ進撃したいと思います。その時の為のトレーニングとして、進撃の巨人、読まれておくことをお勧めします。普段あまり考えることのない人としての尊厳について、改めて考えさせてくれる名作です。


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峠 #最後のサムライ

令和2年8月25日 快晴

大工育成P@九州

昨夜遅くから九州、久留米の羽犬塚という街に来ています。JBN(全国工務店協会)の地方団体である「一般社団法人ひとにやさしい家を考える会」が主催している、半年間かけて若手大工、現場監督に建築の基礎的な技術と職業人としての在り方を叩き込む研修講師を引き受けることになり、月に2回、年末まで通い詰めることになりました。若い大工入職者への研修なんてものは本来、親方や経営者がするものであり、わざわざ県外から講師を呼んで行う事では無いような気がしますが、職人起業塾で福岡での現地事務局を、ひとにやさしい家を考える会にお願いしている流れで、是非ともお願いしたいとオファーを頂き、技術だけを教えても何の役にも立たん、上っ面ではない職人の在り方、考え方を伝えるべきと常日頃から言い続けている私としては、ここは、期待に応えてひと肌脱ごうとお受けした次第です。ただ、研修の開始時間が8時と、毎回前乗りしなくてはならないのは少し舐めてました。(笑)

羽犬塚。

研修会場は筑後市と久留米市の丁度真ん中あたりの田んぼに囲まれた田園地帯の倉庫兼事務所で、最寄りの駅という事で、羽犬塚というローカル線の小さな駅前のホテルに毎回泊まっています。それにしても「羽犬塚」って変わった名前だなー、と思っていましたら、駅前に地名の由来を書いた看板を見つけました。何でも、諸説あるとのことですが、戦国時代に太閤秀吉が九州制圧でこの地を切り取りに来た際に羽を持った犬が秀吉の行く手を阻み、たいそう困らせたとの説と、同じように太閤秀吉が来た際に羽が生えたように飛び回る秀吉がたいそう可愛がった愛犬がこの地で亡くなり埋葬した説があるとのこと。全く逆のパターンやんけ、と独り言で思わず突っ込んでしまいました。(笑) 先週の静岡の草薙然り、日本には行く先々で面白い伝説がたくさんあり、それぞれが地名に残って現代にその名残を残しているものですね。色んなところにお声がけ頂き足を運ぶのは本当に面白いし、ひょんなご縁を頂かなければ一生訪れる事がない場所に行けるのはありがたいものです。

出張の楽しみ。

片道4時間弱の出張のお供は私の場合何と言っても小説です。当然、新幹線の中でPCを開いて仕事もするのですが、何となく、旅行気分になってしまいがちで、早々にPCを閉じて読書に没頭してしまいます。今回の出張で読み終えたのは、、大好きな司馬遼太郎の峠で今までなぜ読んでいなかったのか?と自分でも不思議なくらいどハマりする面白さでした。この小説は司馬遼太郎の代表作である「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」と同じように新聞に連載していた長編小説で、何と連載開始が昭和41年、終了が43年と私が生まれる前後をまたいで書かれていたようで、50年以上も前の作品にもかかわらず、全く古さを感じないどころか、今の時代にこそ読むべき物語ではないか、と思うほどのめり込みました。何と言っても、主人公が「河井継之助」という、社名を今季から「株式会社四方継」に変更したところの私にとってはドンピシャすぎました。(笑)

継之助の生き様。

河井継之は助は越後長岡藩の家老で最後のサムライと言われる程、武士としての美意識を持ち続け、鮮烈な生き様と死に様を貫いた人として、知る人ぞ知る人、人物で、上杉鷹山と並んで儒学的な倫理感を経済に転化して藩の財政を立て直した事で有名な、岡山松山藩の山田方谷の最後の弟子として耳にされた人もおられると思います。激動の幕末から明治維新への変革期に於いて西欧列強の圧倒的な力を認め、開明派としてその軍備の導入を積極的に進めながらも、明治維新の新政府軍に恭順する事をせず、破滅する事を分かっていながら長岡藩を率いて北越戦争に突入した、いわば戦犯でもあり、長岡の民からすると恨むべき存在でもあったようですが、日本の精神性を顕著に表したと言われる武士道を体現した英雄としての側面も持っており、賛否両論、評価が大きく分かれる人物ですが、所詮は敗者、歴史の表舞台で大きくその名が語らえることはありません。

日本人は武士道やろ。

私が驚いたのは、この河井継之助を主人公にした小説が私がこの世に生を受けた前後に連載されていたことです。50数年たっても全く色褪せず、輝きを保ち続ける苛烈な人生を送った人間ドラマを書かせると、やはり司馬遼太郎はすごい!と改めて感心させられました。そして、以前手にした新選組の土方歳三を描いた「燃えよ剣」など官軍側からの視点の対比と、時代の捉え方は同じ人物が書いたとは思えない真逆の立場の英雄をそれぞれ感情移入させられる深さまで導いてくれることに驚きました。裏表の両方から、コテいう観念に囚われず、様々な視点を持って物事を観ることの重要性に気付かされます。コロナの影響でどうなるかわかりませんが、この秋には映画化される計画もあるようですし、古い小説ではありますが、最後のサムライ「河井継之助」の人生を描いた「峠」は日本人が持つ価値観の根本の部分に気づかされると思います。ご一読、お勧めします。

 

自分を愛する技術 #人は変われる

令和2年8月12日晴れ

来週水曜日のビジター募集します!

水曜日と言うことで、今朝も朝活からスタート。夜明けと同時に起き出して、涼しい風が通る中、アイスコーヒーとPCをテラスに持ち出して、気心が知れた仲間との笑いが絶えないオンラインミーティングに参加するのは非常に気持ちが良いもので、今日も1日気合を入れて頑張ろうとポジティブな気持ちにさせて貰えます。私が所属するBNIドリームチャプターでは新型コロナの影響で年内いっぱいはオンラインミーティングでの開催となっており、全国どこからでもご参加いただける上に現在ビジターの参加は無料。来週は私がメインプレゼンターを務めますので、ご興味がある方はお気軽にお声掛けください。株式会社四方継と言う会社で、建築事業の「つむぎ建築舎」と、地域コミュニティー事業の「つない堂」のなぜ2つの事業を行う事になったのかを、原因と結果の法則から熱く説明をさせていただく予定です。

人、本、旅。

昨日のブログでも書きましたし、今朝の朝会の締めの言葉でも使わせてもらいましたが、人を変えるのは「人、本、旅」であるとライフネット生命のfounderである出口治明さんがよく語られる言葉はまさにその通りだと実感しています。人との出会いが人生を大きく変えるのは誰しもが納得されると思いますが、私の場合、特に本によって多大なる影響を受けたと思っています。書店経営者の倅としてこの世に生を受けた因果というか、幸運に恵まれたというか、ろくに学校に通っていないにもかかわらず、生きていくための様々な知識や方法、あり方を学ぶことができたのは本と言う先人の知恵を学び、引き継ぐツールがあったからに他ならないと思っています。子供の頃からろくに勉強はしておりませんが、本を読む習慣だけはずっと継続しており、50歳を過ぎた今も毎日本を読み続けています。ここ近年はいわゆるビジネス本の類はほとんど読まなくなり、小説ばかりを手に取るようになっているのは、2〜3時間程度で読めてしまうようなビジネス本よりも、波乱万丈に生きる人の人生を描いた長編小説のほうがずっと勉強になると思っているからです。

人生を主体的に生きるキッカケ。

そんな私、実は去年から、小説の執筆を始めておりまして(というか全く進んでおりませんが、、汗、)勉強嫌い、もしくは学校に合わない若者に向けて、たった一度きりの自分の人生を価値あるものだと思ってもらえる様に考える、そして行動するキッカケを掴んでもらえる様な面白い物語が描けたらなー、と思って取り組みを始めました。人生はパラダイム(見方)によって全く違うものになりますが、殆どの人は「世間一般的な常識」という正体不明の枠に囚われて自分の価値観を持てなくなってしまいます。その結果、自分なんて大した価値もない人間だ、特別なことは何もできないんだ、と自分で自分を縛り付け、自分の人生を主体的にコントロールする事なく、流される様に生きてしまう事が少なからずある様に見受けられて、残念だなー、と思うことがしばしばあるのをなんとかしたいと思ったのが、私が小説を書きたいと思った理由です。

自分を愛する技術

とにかく、当たり前の理屈を理路整然と並べたところで、人の心を掴み、心に火を灯して行動に駆り立てる様なことは難しく、特に勉強が苦手だと思っている若者、子供たちにとってはなおさらです。自分自身の読書経験からしても、面白おかしく、ワクワクドキドキするストーリーの小説に仕立てた方が絶対に伝わると思ったのです。と、そんな事を言っていたら、大事な事を小説仕立てにした良い本があるよ、と紹介されたのが、加藤秀視さん 著の「自分を愛する技術」です。著者の加藤さんは、現在教育評論家として活躍されておられ、ご自身が虐待、暴走族、裏社会の経験を経て、その後ビジネスでも100億円企業を手がけるなど大きな実績を残された方で、不良少年の更生に大きく寄与されるなどの他にも、年間1万人への講演を行い、国から数々の表彰を受ける「人材育成アーティスト」とも呼ばれておられる方で、私などは経歴を見ただけでも共感してしまいます。(笑)

セルフイメージが全て。

この「自分を愛する技術」はまさしく人生において大事な事を分かりやすく小説仕立てにした本で、非常に読みやすい上に、著者の加藤さんが伝えたい事がスッと頭の中に入ってきます。要点はタイトル通り、自分を愛することによるセルフイメージの書き換えの重要性であり、誰しもが自分が誰にも代わりのきかないかけがえのない存在である事に気づき、自分に与えられた使命を知る事で素晴らしい人生を歩む事が出来る。という人間尊重、そして人間賛歌を高らかに歌う一冊です。私は若手職人の研修を行う際にいつも、志を高く持ち、オレはこんなもんじゃない!とセルフイメージを上げろ!と言い続けており、それが人生を主体的にコントロールする入り口だと言い続けています。この本を読んで、私が描きたいなーと思っていた本が既に存在している事を知り、小説を書くモチベーションは下がりましたが、多くの若者にこの本を紹介したいと思います。是非手にとって見てください。(^.^)
ネットで買うならこちらから→https://honto.jp/netstore/pd-book_26211534.html


【絶賛募集中!】信頼され選ばれるリーダーのための職人起業塾 マネジメント革命研修
〜経営の未来をつくるイノベーション〜

コロナ禍の下、大きく世界が変わってしまった今、生き残るには、マス・マーケットに広く浅くアプローチするセールススキルではなく、狭く、深く質の高い顧客との関係を築くマーケティング思考です。理論と想いを仕組みに転換し、社内に落とし込んで運用できる様にリーダー向けに少人数での研修を開催する事にしました。経営者、経営幹部、リーダー候補の方に一緒にご参加頂き、マーケティング思考のマネジメントを社内に根付かせて頂きたいと思います。
詳細はこちらから→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/koza-2/management/

影法師。

 令和2年6月2日快晴

灼熱の現場。

今日もいい天気すぎる位いい天気になり、進行中のインターナショナルスクールの新築工事の基礎工事の現場に出ると体感は完全に真夏のそれでした。今日はコンクリートの打設も終わり、昨日型枠の解体も終わって、埋め戻しと整地だけの予定だったので、現場事務所でデスクワークに励むつもりで現場へと向かいましたが、いざ現場に行ってみると気になることや、やることが色々とあるもので、結局灼熱の太陽の下、1日中作業にかかりきりになってしまいました。ま、現場担当者になるとしょうがないよね。と割り切って、夕方まで真っ黒になって汗を流しました。(笑)

悪いことばかりではない。

とは言え、緊急事態宣言も解除され、東京ではまだ感染者数が増えているとの報道もありましたが、それでも自粛の緩和もうステップ2に移行して世の中は急速にコロナ前の暮らしへと戻ろうとしています。私もこの週末からは久々に東京への出張となっており、コロナの影響で対外的な活動が制限され、現場に入り浸り、建築実務に集中できるのもそろそろ終わり、少し残念ですが、現場は担当者に引き継ぐタイミングが近づいてきました。今振り返ってみると、このひと月間は何年かぶりに現場に復帰できて悪くなかったような気がします。

本との出会いの場。

コロナの影響で悪くなかった事の1つに、SNS上でブックカバーチャレンジなるチェーンメール的な取り組みが流行したことが挙げられます。私自身も参加して、是非とも人様に紹介したいと思う本を7日間配信し続けて、これまで自分が影響受けた書籍について振り返る機会を持てましたし、友人や知り合いのオススメ本を数多く知る機会にもなりました。おかげで書店に行っては本を買い漁り、読んでいない本の在庫が一気に増えました。(笑)  今日は、そのブックカバーチャレンジをきっかけに、読んでみた本のご紹介です。

当代随一の多読家のオススメ本。

私の身の回りの経営者さんは一概に読書家の方が多いのですが、その中でも一段抜けて小説を多く読んでいる多読家というと、現在、NPO法人ひょうご安心リフォーム推進員会の理事長をされている岡橋社長です。これまで彼に紹介された書籍はハズレなしで、胸が震えるような良書を数多く教えてもらいました。そんな訳で、今回のブックカヴァーチャレンジで岡橋社長が勧められた本は全て購入、読むことにしようと思い、私から岡橋社長にバトンを渡した次第でした。その岡橋社長のオススメ本で初めに投稿されたのが、百田尚樹氏の「影法師」でした。手に取ってみると、私の想像していた通りの感動的なストーリーと、人間としての本質を考え直させられる示唆に富んだ良書でした。作者の百田さんは(エッセイは読むに耐えないものもありましたが、)この手の時代小説を書かれると天下一品だと改めて思った次第です。(笑)

商品説明

生涯の契りを誓った2人の少年。1人は異例の出世を果たし、1人は貧困のなかで朽ち果てた。国家老となった名倉彰蔵は、竹馬の友・磯貝彦四郎の不遇の死の真相を追うが…。単行本未収録の「終章」を袋とじで収録。〔2010年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】

「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。

「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」
勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。
単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!【商品解説】

出典:honto https://honto.jp/netstore/pd-book_25217286.html

人生の目的を考え直す。

以前、岡橋社長に紹介された高橋克彦さんの東北3部作の「火怨」では電車の中で読んでいたら涙が溢れ出て非常に困りましたが、この小説も久しぶりに何度もウルウルと涙が止まらない現象に、人前で読むのを控えなければと思う胸を突く作品でした。江戸時代の太平の世に行きた武士の苦悩を間接的に体験できたのは素晴らしいことだと感じました。個人主義の今の時代、マズローが提唱した人間の5段階欲求の頂点に立つのは自己実現とされており、自分を殺して人生を賭けて他の人に貢献するという価値観は皆無になっていると感じます。私自身、金や物への執着はあまりありませんが、なりたい自分になる、自分の責任を果たす、人生に価値を見出したいと、自我への執着が強くあるのを自覚しており、その在り方に対して疑問を感じることさえなかったのが正直なところですが、この物語を読んで、アドラーが自己実現の上位概念だと定義した他者貢献の本質について考え直す機会になりました。是非、手に取られることを強くお勧めします。岡橋社長、素晴らしい本のご紹介、ありがとうございました。


一般社団法人職人起業塾 WS再開します。

【現場人材戦力化の人事システムの運用編のWS】
これからの圧倒的な職人不足時代に備える職人・施工管理者の採用、育成に必要な組織体制構築についてのワークショップの第2弾運用編です。きになる方はお気軽にお問い合わせください。
https://www.facebook.com/events/381671006123733/

古典的マーケティング理論を学ぶ場、一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトにセミナー、WS等の情報を集約しています。
原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。
全12回の実践型現場マネジメント理論のpdf、動画なども公開しています。
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ブックカバーチャレンジ 7daysをやってみた。

令和2年5月16日雨

采配的中!

近年、天気予報の精度が圧倒的に上がったのは気象衛星を打ち上げたからだと認識していますが、それにしてもバッチリよく当たります。今日は雨の予報を受けて基礎工事の現場をストップし、天気が回復する日曜日に型枠大工さんに出動してもらうように依頼をしましたが、現場監督としての采配がズバリ的中したぜ!とニンマリするほど今日は朝から夕方までしとしと雨が降り続く1日になりました。これで明日カラッと晴れてくれたら言うことありません、宇宙から観測してくれている天気予報の精度を信じたいと思います。(笑)

Book cover challenge  7days

先週から今週にかけての7日間、ブックカバーチャレンジ7daysなる取り組みを行なっておりました。「7日間ブックカバーチャレンジとは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間SNSにブックカバーを投稿するというもの。本についての説明はなしに表紙だけの画像をSNSにアップして、そして毎日1人のInstrgram、Facebook友達を招待してこのチャレンジに参加していただくようお願いします。」と言ったもので、一種のチェーンメール的なSNS上の遊び?です。私個人としては、チェーンメール的なのはあまり好きでは無いのですが、本屋の息子に生まれて、これまでの人生を本で助けて貰ったと思っている私としては、読書の文化を広げるのには諸手を挙げて賛成する立場であり、何かと懇意にして頂いている三重の大先輩、神田社長からのお誘いのバトンを喜んで受け取りました。

良き意図は良き影響を及ぼす。

単なるSNS上でのお遊びだと、軽い気持ちで取り組み始めましたが、これまで読んできた数知れない本の中で、心に残っていて、人にオススメしたい本を7タイトル選ぶ作業は、これまでの読書人生を振り返り、自分自身が本から受けた多大なる影響を再認識する機会になりました。また、7日間に渡り、私からバトンを渡した読書家の皆さんが次々とこのチャレンジを拡散し、Facebookのタイムラインがブックカバーで埋め尽くされるのは、なかなか壮観で、毎日読みたくなるタイトルを紹介されてテンションが上がりました。チェーンメールは良くないですが、良き意図を持って、良きことの拡散はやっぱり良いなーと、認識を新たにした次第です。ご協力下さった皆様、ありがとうございました。凄く楽しませて頂いてます。(^ ^)

オレのブックカバーチャレンジ!

そんなこんなで、楽しみながらやってみたブックカバーチャレンジ7daysはあっという間に終わってしまい、本当はもっとたくさん、多くの人に手にとって貰いたい本があるのに、、と若干の消化不良も感じながら、これまで読んで深く印象に残った本を紹介し終えました。せっかくなのでここでそれらをまとめて再度ご紹介しておきたいと思います。上から2冊は両方とも小説仕立ての体を成しながら、それぞれ論語を紐解いたり、自己欺瞞と向き合って対人コミュニケーションを根本的に変革しようという概念を学べる良書です。続いての4冊はいずれも小説で、私が大きな影響を受けて、本を読んで実際に行動に変化を起こした人生形成に深く関わっている本で喜多川泰先生のもの以外は比較的古い、しかも長編大作ばかりですが、手に取ってみられることを強くお勧めします。7daysの最後を飾ったのは、本当なら私の人生を大きく変えた「7つの習慣」になるはずでしたが、その裏バージョンのもう一つの7つの習慣で、唯一の実務書ですが、習慣を脳科学の面から検証した、非常に読みやすい本です。これは絶対に読まれるべきだと思います。
以下にブックカバーを羅列しておきます。体験されるのを強くオススメします!

 

 

 

 


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