地元産の木を使う意味と意義。@木の家相談カウンター

11月29日 晴れ

うれしいご指名

今日も昨日に引き続き、すみれ事務所にて内向きの仕事。昼からは超久しぶりにプランナーカナちゃんと一緒に、マンションリフォームのお客様宅に現場調査とヒアリングに向いました。
ここ数年は殆どリフォームの問い合わせを頂いたお客様宅に私がいく事は無くなっていて、すっかりスタッフに任せているのですが、今回は10年来のお客様から直接ケータイに電話が入り、「スタッフを行かせますね、」と言ったところ、「是非社長に来てもらいたい」との嬉しいお言葉。

喜び勇んで現地に赴き、お客様のあーしたい、こーしたいというご要望を聞いて、元大工としてイロイロとアドバイスをさせて頂きました。リフォーム事業って楽しいなーなんて、改めて感じる時間となりました。Kさま、出来る限りのご要望にお応え出来る様にスタッフ共々精一杯の努力を致しますので、引き続き宜しくお願い致します!

 

 

裁量労働制と役割等級制度導入

夕方からは工程会議に社内勉強会、そしてスタッフ全員を集めての来期からの賃金規程、社内制度の改革の説明会を顧問社労士の川西先生にお越し頂き行ないました。これまでも何度も繰返して来た社内制度改革はやればやる程、会社にとっては負担増(苦笑)、スタッフにとっては待遇改善となります。すみれでは10年勤続のスタッフが半数近くになったこともあり、建築実務の殆どを任せるようになった事を受け、スタッフにより一層の裁量を渡し、その役割に応じた報酬を渡す事にしました。

裁量労働制度は労働時間の縛りをゆるくして、成果に焦点を当てる年俸制度に近い報酬制度であり、見方によると働いても働かなくても同じ報酬をもらえると取れなくもありますし、評価をしっかりしなければならないと機能しない、経営側に取っては非常に大変な方式です。特に大工職の様な職人でそのような働き方をしている人は聞いた事がありません。(笑)
しかし、スタッフの主体性、自律性を信じて個人、会社両方の一層の成長を信じて新たな挑戦に踏み切りました。皆さん、宜しくお願いします。。

 

 

本格始動!木の家相談カウンター

話しは変わって、、
神戸新聞事業者のKさんから、12月から神戸新聞で告知される紙面のレイアウトを送って頂きました。今月から『ひょうご木づかい王国学校』内で新たにスタートした『木の住まい相談カウンター』での安心安全な資金計画・住宅ローン無料相談の告知でひと月に10回程度は神戸新聞の紙面上で告知して頂けるとの事です。

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これまで、兵庫県が地元産の木の良さを地域の方に伝えて、県産木材を利用した住宅の普及を目指した活動を行ってきたこの施設は、毎月1,000人以上、今年に入って既に12,000人もの人が訪れる大人気の施設です。人気の秘密は神戸の中心、ハーバーランドモザイクに位置し、桧のボールプール等、大小様々な木のおもちゃが置いてあり、子供達が走り回って自由に遊べる無料のスペースだからなのですが、残念ながら本来の目的である兵庫県にふんだんにある杉、桧の木材利用に繋がって来ませんでした。そこで、地元の工務店、地元産の木材を積極的に利用して山を、森を守ろうという志を持った仲間が集まり、本格的な啓蒙活動を展開する事になった次第です。

 

 

兵庫県の木を使う意味と意義。

そんななこんなで、すみれの若手大工衆がこれまで一年以上、毎月開催していたちびっ子向けの木を使ったワークショップを他社さんにもご協力頂いて更に活性化すると共に、しっかりと兵庫県の木を使って建築する意味と意義を一般消費者の方々にお伝えすることになり、神戸新聞事業者さんの御協力を得て、上記の告知分を頻繁に新聞紙面に出してもらえる事になりました。

山崎、宍粟、多可郡等、兵庫県には木材を産出する森林が多くあり、その多くが植林から50年程の年月が経ち、出荷を待っている状態です。しかし、もう長い間安い外国産の木材に押され、あまり使われていないのが現状で、兵庫県に限った事ではありませんが、林業自体が衰退の一途を辿ってきました。木材の利用がなされず、間伐等の整備が出来なければ山だけではなく、土砂災害等、里にも悪影響が広がります。地域を守る、そして地域を活性化する為にも地元の木材の利用は林業に従事している人だけの問題ではありません。

 

 

兵庫県産木材利用のメリット。

とは言え、消費者の方にとって、山を守るなんてあまり関係がなく、やはり実際のメリットがなければ誰も見向きもしてくれないが現実です。実際、木材の価格としては残念ながら外国の平原でバッサバッサと切り倒される木の方が日本の山奥から運び出す木材よりも安価になっています。
高い木材をわざわざ使いたいと思われる方は少ないのが悲しい現状ですが、その問題を解決すべく、兵庫県は様々な取り組みをしてきました。

その代表的な施策が、このブログでも繰返しご紹介している『兵庫県産木材利用特別ローン』です。なんと、現在の金利は25年固定で0.8%、10年延長しても最後の10年のみ1.8%と日本中どこを探しても並ぶものの無い、低金利固定ローンです。

モチロン、変動金利の住宅ローンの方が金利は安いですが、それでも0.2〜0.3程度の差しかなくなっており、マイナス金利の現状、これ以上金利は下がる事はなく、あとは金利上昇するばかりと考えると、リスクを消し去る固定金利を選択するべきですし、その中でも最も安心できる兵庫県特有のこの住宅ローンを選択するのは消費者に取って非常に大きなメリットだと思っています。

 

 

恐ろし過ぎる!金利上昇のリスク

ちなみに、金利によって返済金額の変化(というかリスク)を簡単に比較してみると、

1%の場合
借入金額:4,000万円 年間利子率:1.000% 貸付期間:30年
返済総額:46,315,920円 支払利息総額:6,315,920円

3%の場合
借入金額:4,000万円 年間利子率:3.000% 貸付期間:30年
返済総額:60,710,833円 支払利息総額:20,710,833円

5%の場合
借入金額:4,000万円 年間利子率:5.000% 貸付期間:30年
返済総額:77,302,201円 支払利息総額:37,302,201円

と、たかだか2%ずつ上昇するだけで、同じ借入金で支払い利息は、
600万→2000万→3700万円とそれこそ雪だるま式に増えて行きます。

本当に金利って化け物の様に恐ろしいモノですが、銀行ではなかなか説明を受けることが出来ない住宅ローンのシクミはイロイロとあり、木の家相談カウンターではその辺りの詳しい説明もさせて頂いており、ご相談頂いた方には、目鱗の衝撃だった!などと非常にご好評を頂いています。

 

地域を盛り上げる同志求む!

地産地消、地域活性化、共生の思想を理念に掲げたこの木の家相談カウンターですが、まだまだ仲間を募集しています。住宅事業はひいては地域の事業でもあります。住まい手の安心出来る暮らしの提供と共に地域貢献を標榜する事業者さん、大募集しておりますので、「よし、いっちょやったろか!」と思われた方は是非とも私までお声掛け下さい!

志を共にする仲間が増える事を通じて地域が良くなり、そこに住まう人々が安心して快適に暮らされる事を心から願いつつ、ご賛同頂ける方、お待ちしておりますっ!

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