十日戎とヤンキーのトラ。

1月10日 晴れ

 

十日戎。

昨日の成人の日に続き、今日はえべっさん。

商売人として、ここはえべっさんにお参りに行くべきなのですが、ここ数年はなぜか行けてなくて、今年もどうも行けるかどうか怪しい感じ、年明けの気合の入る時期ということで、バタバタするのはしょうがありませんが、お参りに行くくらいの余裕は持たんとあきませんね。。

関西では今宮戎と西宮戎が有名ですが、私たち神戸っ子は基本的に柳原戎にお参りするのが多く、それなりに賑やかで、大勢の人で賑わいます。明日の残り福、お参りできればいいのですが、、

十日えびす大祭 - 兵庫・柳原 蛭子神社
十日えびす大祭 – 兵庫・柳原 蛭子神社

ヤンキーの祭り。

若い頃、柳原のえべっさんに行くと、知り合いのテキ屋さんが店を出しており、同級生の友達がそこでアルバイトをしていたりして、地元感満載で楽しんでおりました。商売繁盛の神様にお参りに行くというよりは、身内がいっぱいいるところに遊びに行く感じ。さすがに今では知り合いがお店をやっているということはなくなりましたが、毎年えべっさんの報道を見るとその当時の楽しかったことを懐かしく思い出します。

そんな風に考えると、私たちはいわゆる、ヤンキーやったんや、とハタと気づきます。今更ですが、(笑)
昨日の成人式の報道にもありましたが、ド派手な格好をした若者も普段は真面目に働くいい子たちで、決してヤンキーなんかじゃない、とのことでした。少し前、マイルドヤンキーという言葉が話題になったことがありますが、今はもう正統派のヤンキー?って絶滅したのかも知れません。

ちなみに、マイルドヤンキーとは、マーケティングアナリスト原田曜平博報堂 ブランドデザイン 若者研究所)が、2014年1月に定義した概念らしく、その特徴は以下、

マイルドヤンキーの特徴

提唱者の原田は2014年5月12日放送のNHK「NHKニュースおはよう日本」にVTR出演した際、マイルドヤンキーに多い傾向を以下のように上げていた[1]

  • 地元から出たくない
  • 「絆」「家族」「仲間」という言葉が好き
  • 車(特にミニバン)が好き
  • ショッピングモールが好き
  • 仲間のスーツ姿を煙たがる
  • 主に昔話が多い
  • 公共の交通機関は苦手
  • 地元の中でリスペクトされてる人の喋り方や口癖が伝染する
  • 1人で行動出来ない(車であれば可能)
  • 都会は未知の世界
  • 子供も同じ人生を歩む
  • 基本的に暇してる
  • スロット、パチンコが好き
  • 意外と寂しがり&強がり
  • テレビっ子
  • 親の離婚率が高い
  • 飲食店で店長を呼び出して飲食代を全部無料にしたエピソードを1つは持っている

一方、不動産投資家芝山元は以下のように述べている[2]

  • 生まれ育った地元指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
  • 郊外や地方都市に在住(車社会)
  • 内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
  • 低学歴で低収入
  • ITへの関心やスキルが低い
  • 遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
  • 近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
  • 小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
  • できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
  • 喫煙率や飲酒率が高い

出典:ウィキペディア

マイルドヤンキーはEXILEずき、との噂も。
マイルドヤンキーはEXILEずき、との噂も。

ウィキペディアにも反論として、以下の意見が書かれてありましたが、この特徴を見て若干、イラっとするのは私の中にまだヤンキーの血が残っているということなのかも知れません。(笑)

反論

作家の堀田純司は、隠然たる「日本のリアル」を東京の視線が勝手に見失い、勝手に再発見した気になっていると違和感を表明している[3]。また、山手線内側のエリートが地方を見下してるだけとの指摘もある[4]

特徴の項にあるような傾向を持つ層の存在を認めつつ、その全てが当てはまる人物は決して多数派ではないこと、そして未来は地方の「マイルドヤンキー」層と都会のエリート層で二極化するという予想には慎重な立場を取った意見などが『普通の未来(さそねっと)』というブログマガジンで紹介されている[5]

 

ヤンキーの虎

マイルドヤンキーという若者を指した括り方とは別にもう一つ、『ヤンキーのトラ』という概念もありまして、これも一部ではそこそこ話題となりました。特に私たち建築関係の経営者にはヤンキーのトラに当てはまる人が少なくないと、業界では結構ウケたのです。(笑)

なんでも、ヤンキーのトラには2種類あるらしく、一つは文字通り、子供の頃からやんちゃで、ガキ大将がそのまま大人になって会社経営者となり、地域のヤンキーを雇用して、地元ならではのつながりを武器に強い営業力を発揮して会社を発展、持続させているパターン。
どっかで聞いたことがあるような、(笑)

もう一つは、いわゆる地元の名士で、先代から引き継いだ会社を守るべく、大学や就職先が都会であっても地方に帰ってきて地元の雇用の確保、活性化に尽力しているパターン。
これも建築業界アルアルですね。(笑)

※東洋経済オンラインの関連記事→http://toyokeizai.net/articles/-/114849

https://www.amazon.co.jp/ヤンキーの虎-藤野-英人/dp/4492396187
https://www.amazon.co.jp/ヤンキーの虎-藤野-英人/dp/4492396187

 

トラになるべし!

そんな風に考えると、工務店、建築会社、リフォーム会社などの大手に属さない独立系の会社の経営者って全員ヤンキーの虎と言っても過言じゃないのかな。なんて思います。(笑)
そして、2パターンあるヤンキーの虎の経営者の共通点は、船井総研や盛和塾といった勉強会に参加して熱心に経営の勉強をするところだそうで、その分析にもなるほど、と得心してしまうところがありました。

ネーミングについての賛否両論はあるかと思いますが、我々地方で地域に密着して営業している会社の経営者はいっそ、虎と言われるくらいに強い存在になり、地域の(マイルドヤンキー達の、笑)雇用を守り、地域活性化に尽力するべき、いや、できるようになるべきではないかと思うのです。

 

 

自立循環型社会の実現を目指して。

地方分権が叫ばれ、地方創生の政策が発表された割には、やっぱり東京一極集中の感が否めない現在の日本ですが、国の政策、バラマキだけでで地方が元気になるわけでなし、地方に散らばる中小零細企業の経営者が、そしてそこで働くヤンキーも(ヤンキーじゃない人も)自助の精神を持って努力しなければ、いつになっても地方に主権が移る、もしくは地方独自の経済圏を作り上げることもできないのではないでしょうか。

地域で雇用と消費を作り、地域の安全、安心に寄与しながら、しっかりと地に足をつけてコミュニティを形成していくのも、私たち建築業者の役割だと思いますし、そんな志を持つ企業が集まることで、地域に循環型の経済が発展するのだと思います。

ヤンキーのトラの皆さん、気張って参りましょう!(笑)

 

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