忖度のススメ。

3月31日曇りのち雨

 

花冷え

天気が崩れ、雨とともに気温が下がると言う天気予報はまさにバッチリ当たっており、朝の散歩より昼間に事務所にこもってデスクワークをするときの方が寒いというおかしな一日でした。「明日から4月だと言うのになんてこったい、」と花冷えの寒さに悪態をついておきました。

 

 

年度末。

すみれは決算が12月末なので、あまり関係ありませんが、それでも国の政策も参加している団体も多くは4月1日の明日から新たな年度を迎えるわけで、やはり何かと締め切りがあったりで気持ちは忙しい1日となりました。私も区切りを機とした各所への連絡や、期限を終えたクラウドファンディングのお礼のご連絡など年度末らしく一応バタバタとしておりました。

 
朝日新聞デジタルより拝借。


流行語大賞候補。

昼食をとりながら、見るとはなしにに見ていたテレビの情報番組でで最近旬の忖度問題についてお笑い芸人さんや、子役出身のタレントさんが熱く議論を交わされておられました。今年の流行語大賞は忖度で決まりやな、なんて軽口を言いながら聞いておりましたが、皆さんなかなか面白いことを言ってたので少し取り上げておきたいと思います。

そんたく【忖度】

( 名 ) スル〔「忖」も「度」もはかる意〕

他人の気持ちをおしはかること。推察。 「相手の心中を-する」

 

噛み合わない議論。

私が面白いと思ったポイントを整理してみると、

  1. 安倍首相は森友学園に対して全く関与してないし、妻を含めて関与していたら政治家を辞めると公言。
  2. 野党は直接の関与がなくても、首相夫人が名誉校長に名前を貸しているだけで忖度があったでしょう!と追求。
  3. 松井大阪知事が安倍さんは忖度があったと認めるべきだと発言。
  4. 民主党の野田元総理大臣が損得などあってはならぬ、公務員は絶対に市民に対して公平性を持たればならない。と松井知事を批判。

実に面白い。

 

 

それぞれの正論。

大の大人が、しかも国のトップリーダーの人たちが真面目な顔してそれぞれ自分の正しいと思うことを一生懸命語るんですが、それぞれの視点はそれぞれにバラバラで、全く噛み合っていないことを分かりながらも同じ様な議論を延々と続けることが非常にばかばかしくも面白いと思いました。

  1. 安倍首相は相手が忖度しようがしまいが、自分が行動として関わっていなければ関与はないと言ってるし、
  2. 野党の人たちは安倍総理や夫人の実際の行動ではなく現実の忖度があったでしょと言ってるし、
  3. 松井大阪府知事は安倍首相は悪くないけど影響力はあった事は認めたほうがいいと言ってるし、
  4. また元首相は現実のことをわかっていたとしてもそれを言っちゃあおしめえよーと言ってるし、

それぞれ個別に聞くとそれぞれ正論に聞こえてしまいますが並べてみると全部が実に馬鹿馬鹿しい。視点やパラダイムの違いを皆さん認識されていると思いますが、あえて前言を翻して調整をかけたりしないのが今の時代の独特な風潮ではないかと思うのです。

 

 

ややこしい時代。

(完全に私見ですが)実は、皆さん今の大きな時代の変化に気づかれて、どのように対処するべきかを測りかねて言動に躊躇されているのだと思うのです。今までとこれからでは全く違うパラダイムに世界がシフトした事は誰しもが感じられていると思います。Twitterでつぶやく人がアメリカの大統領になったり、Facebookで拡散されて始まったデモで政権が倒されたり、SNSの悪口から始まった情報で大統領が弾劾されたり逮捕されたり、土地を安く購入できたと言う噂の人が事業そのものをひっくりがされたり、ほんの10年前には絶対にありえないようなことが次々と引き起こされているのを誰もが目の当たりにしています。

 

 

適法だけではダメ。

とりわけ、今の忖度問題で大きな影を落としているのは舛添前都知事が辞職した事件ではないでしょうか。忖度すること自体が違法でないのは明らかですが、正しいかと言うとあながちそうでもないことも誰しもわかっていて、この世の中にはそんなことがいくらでもあります。「法的に問題なければいいんじゃないのか」というのが一昔前までの基本的なルールというか判断基準だったのが、それを居丈高にいい続けた舛添前東京都知事は法的には問題ないと声高に叫ぶ叫ぶほど細かな批判が次から次へと噴出して、「人としてどうやねん」とのダメ出しに防御しきれず結局辞職をしてしまいました。1つずつは大した問題ではないことばかりでしたが…。

 

 

新しい時代の幕開けを宣言。

「違法ではないけれども不適切」という迷言を残されて表舞台から姿を消した舛添前都知事。彼が残されたのは、「法律に触れんかったらええやろ。」と言うこれまでのパラダイムが終焉し、リーダーとして、政治家として不適切だと世論に判断され攻撃され続けるとありとこれまでの人生の中であったあらゆる不適切なことが暴露されるようになり、結果的にそのポジションには居続けることができないという新しい時代の幕開けの宣言です。現在国会で延々と続けられている忖度問題はその影を色濃く引きずっているのだと思うのです。

 

 

忖度のススメ。

そんなことを思いながら、今日の社内勉強会ではクレームの完全撲滅をテーマに『気遣い』をすることについて話し合いました。公務スタッフの現場で気遣いをした事例を一人ずつ発表してもらいながら、要するに気遣いとは、相手の立場に立って物事を考えること。常に先回りしてリスクを回避する、相手に喜んでもらえるように行動することだと再定義しました。これって今流行の忖度だよね、なんて思いつつ。(笑)

賛否両論あるとは思いますが、私たち工務店の永遠のテーマであるクレームの撲滅には忖度は欠かせないと思っています。スタッフには常日頃から「みなまで言わすな」と強く忖度を行うように言い続けていますし、自分自身の保身のための忖度ではなく、相手に喜んでもらうため、お互いに嫌な思いをするリスクを回避するためにはこれからも強く忖度をススメたいと思います。

 

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