4月4日 快晴
新年度真っ盛り。
いよいよ春も本格化、暖かな1日になりました。今日は朝から神戸の北、三木市までドライブがてら?昨年(鉄骨だった計画を無理矢理木造に変更して提案した)事務所の新築工事をさせて頂いた工場の検査室への排気設備追加のご依頼を頂き、打ち合わせに行って来ました。
片道車で40分、あまりにいい天気だったのでもう少し早めに出て、自転車で来ればよかったと少し後悔をしましたが、麗らかな天気の下でのドライブも悪くないものです。
さて、4月。新年度ということで、巷では新入生や新入社員のフレッシュな姿を目にするようになり、漸く開花し始めたソメイヨシノと相まって新しい季節へ変わったことを実感させてくれています。新年度といえば、国の予算や自治体の施策も一新されるということで、たまには真面目に行政にまつわる新着情報を速報でお届けしたいと思います。(笑)
速報1 日本一低金利住宅ローンの金利更新されました!
実は、兵庫県で住宅を建てるのには全国でも類を見ない安心できるすばらしい制度がありまして、それは(私が知る限り、)全国のあらゆる住宅ローン商品の中で最低の金利を誇る長期固定金利のローン商品です。兵庫県と金融機関が協力して行なっている兵庫県産木材の利用推進の為の制度で、昨年の9月の金利見直しで0.8%と史上最低金利となっていたのですが、この4月でもその超低金利の継続が決定しました!
つい最近、住宅ローンが上昇傾向になったというニュースがありましたが、今年の9月までに住宅ローンの契約、実行ができればこの金利が適用されることになります。これから新築を計画される方には時間的に少し厳しいかも知れませんが、次回の見直し時期が来ても急に大幅に上がることは(今まで)ないので、間違いなくいいニュースだったと思います。このメリットを享受出来るのは兵庫県下で家を建てる人限定ですが、、
兵庫県のHPでチェックしてみてください→https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk14/af13_000000017.html
ひょうご木づかい王国学校の役割。
この兵庫県のHPの上位にひょうご木づかい王国学校のリンクが貼られているのには訳がありまして、この超低金利の固定長期住宅ローンは金利が安すぎて銀行は積極的に取り扱いをしたがらないという残念な背景があります。メガバンクも地銀も取り扱い金融機関として(付き合いで)名を連ねておりますが、実際に銀行の窓口に行って、「兵庫県産材特別ローンを使いたいんですが」と聞くと、「はあ?」と聞き返されて、大まか違うローン商品を勧められます。大体はもっと金利の低い変動金利のローンです。私が銀行の立場なら、金利ゼロでも変動金利で借りてもらいたいと思うくらい、25年(35年にも延長できる)超低金利の住宅ローンなど借りてほしくはないのです。そんなこんなで、日本で一番安心な低金利固定ローンは一向に利用者数が増えておりません。
そこで、ハーバーランドにある木育の施設でこのローンのメリットや実際の使い方を丁寧に説明する窓口が設置されているという訳です。現在新築を検討されている方だけではなく、そのうちマイホームを建てたいなーなんて漠然と考えておられる方は一度ひょうご木づかい王国学校の木の住まい相談窓口に立ち寄って頂ければと思います。ちなみに、この住宅ローンは新築だけではなく、リフォームにも使えますので、念のため。(笑)
速報2 人材育成助成金の抜本改革施行されました。
建設業界ではあまり使われておりませんが、厚生労働省の人材育成の助成金はこの4月で抜本改革をするとなっておりました。確かに、これまで職人起業塾で使っていただいているキャリア形成やキャリアアップ助成金では、受講費用よりも支給額の方が多いと言う逆転現象があり、(私が言うのもなんですが)冷静に考えるとおかしなことで、見直しをされるのも致し方がないかと思っておりました。
で、4月になり明らかになった助成金制度の変更点と、ついでに職人起業塾で活用頂く例をを簡単にまとめると、
1.新年度の変更点概要
〇キャリア形成促進助成金は、人材開発支援助成金と名称変更。
〇「労働生産性」が向上している場合には、助成率または助成額を引き上げます。
【生産性要件】
助成金支給申請を行う直近の会計年度における「生産性」が、その3年前に比べて6%伸びていること「生産性」=(営業利益+人件費+減価償却費+動産・不動産賃借料+租税公課)÷(雇用保険被保険者数)
2.職人起業塾でご利用頂ける事例
〇雇用保険に届けている主たる事業が「建設業」で、45歳以下の期間の定めのない正社員が受講される場合
人材開発支援助成金の訓練関係の助成メニュー「特定訓練コース・特定分野認定実習併用型職業訓練」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 75%(60%)※上限30万円 … 60万円 → 30万円(30万円)
・賃金助成 OJT 840円(665円)/1時間 … 400時間 → 33万6千円(26万6千円)
・賃金助成 OFF-JT 960円(760円)/1時間 … 100時間 → 9万6千円(7万6千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 73万2千円
・労働生産性要件を満たしていない場合 64万2千円
〇雇用保険に届けている主たる事業が「建設業」で、45歳以上の期間の定めのない正社員が受講される場合
人材開発支援助成金の訓練関係の助成メニュー「一般訓練コース」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 45%(30%)※上限15万円 … 55万円 → 15万円(15万円)
・賃金助成 OFF-JT 480円(380円)/1時間 … 100時間 → 4万8千円(3万8千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 19万6千円
・労働生産性要件を満たしていない場合 18万8千円
〇期間の定めがある有期契約の従業員が受講される場合
キャリアアップ助成金の「人材育成コース・有期実習型訓練」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 25万円
・賃金助成 OJT 960円(760円)/1時間 … 400時間 → 38万4千円(30万4千円)
・賃金助成 OFF-JT 960円(760円)/1時間 … 100時間 → 9万6千円(7万6千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 73万円
・労働生産性要件を満たしていない場合 63万円
3.主たる事業が建設業でない場合の利用
〇入社から5年以内で、35歳未満の期間の定めのない正社員が受講される場合
人材開発支援助成金の訓練関係の助成メニュー「特定訓練コース・若年人材育成訓練」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 60%(45%)※上限30万円 … 55万円 → 30万円(24万7500円円)
・賃金助成 OFF-JT 960円(760円)/1時間 … 100時間 → 9万6千円(7万6千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 39万6千円
・労働生産性要件を満たしていない場合 32万3500円
〇入社から5年以上、または35歳以上の期間の定めのない正社員が受講される場合
訓練関係の助成メニュー「一般訓練コース」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 45%(30%)※上限15万円 … 55万円 → 15万円(15万円)
・賃金助成 OFF-JT 480円(380円)/1時間 … 100時間 → 4万8千円(3万8千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 19万6千円
・労働生産性要件を満たしていない場合 18万8千円
〇期間の定めがある有期契約の従業員が受講される場合
キャリアアップ助成金の「人材育成コース・有期実習型訓練」を活用いただきます。
※ 労働生産性の要件を満たす場合(要件を満たさない場合)
・経費助成 25万円
・賃金助成 OJT 960円(760円)/1時間 … 400時間 → 38万4千円(30万4千円)
・賃金助成 OFF-JT 960円(760円)/1時間 … 100時間 → 9万6千円(7万6千円)
【合計助成金額】
・労働生産性要件を満たした場合 73万円
・労働生産性要件を満たしていない場合 63万円
企業は人なりの大原則。
簡単にまとめると、45歳以上の方に使われていた成長分野の助成金がなくなったことと、生産性向上の実績を助成率にに盛り込むと言うことが大きな変更点です。
「企業は人なり」と誰しもが口にされる原理原則に立ち返ると、社員教育ほど重要な事は無いと考えられます。とは言え、中小企業が従業員教育に時間とお金をかけるのは非常にハードルが高く、特に建築の現場実務者こそが顧客接点でもあるにかかわらず、その人材に対する教育することをおざなりにしてきたこれまでの経緯があります。末端までの社員の戦力化を考える時、厚生労働省が行っている助成金は非常に意味の大きいものだと思っています。
よく会社経営者の仕事はマーケティングと言う風に言われますが、10年以上もマーケティングを学び続けてその理論の実践を愚直に続けてきて私が思うのは、アイディアや仕組みではなく実務が重要ということです。いくら良いマーケティングプランを経営者が立てたとしても、それを実行し成果に結びつけるのは経営者自身ではなく、顧客接点の社員さんです。実務者に経営者と同じような感覚を持ってもらう意識改革ができなければ、どんな良いマーケティングプランも単なる机上の空論となってしまうと思うのです。
そんなわけで、建築の現場実務者にマーケティング理論を基礎から学んで頂いて、経営者意識にシフトする研修会、絶賛募集しております、お問い合わせお待ち申し上げております。(笑)
ちなみに、職人起業塾の研修費には補助金の受給申請手続のサポートも含まれております。実施報告書の作成まで責任をもってサポートいたしますので、これまで厚生労働省の助成金の活用をされていなかった事業所様もこの機会に是非ご活用ください。
なんか売り込みの様になってしまいましたが、政策とは予算を組んで国の流れをコントロールすることであり、中小企業の人材の戦力化、生産性の向上は国全体もですが、企業もひいては個人にも決して悪いことではありません。建築現場で活躍する実務者が戦力としての力をつけることに国費を投じることは決して無駄遣いではないと思っています。
そんなこんなで、助成金の活用に限らず、よろず相談受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください!(笑)
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山と街をつなぐ活動を通して森林の保全を目指すクラウドファウンディング多くの方の温かなご支援のおかげでプロジェクトの目標達成できました!
本当にありがとうございました!心から感謝いたします。
これから活動は本格化!引き続きご支援宜しくお願い致します!
神戸ハーバーランド木育施設「ひょうご木づかい王国学校」を存続させたい!https://camp-fire.jp/projects/view/21237
山と街を繋ぐ拠点『ひょうご木づかい王国学校』存続プロジェクト、目標達成しました!https://camp-fire.jp/updates/view/26884
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■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】絶賛受付中!
今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!
新年度になり政府の施策も変更や改正が発表され、3月以前のオープンセミナー時点では確定していなかった2017年度の人材育成に関する厚生労働省の方針が明らかにされました。事前のリリースでは抜本改革を謳っておりましたが、基本的な部分は大きく変わることはありませんでした。詳細についてご興味がある方はお気軽にお問い合わせください!
問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~1月12日 申込〆期4月末まで】
第9期生【中国地区:広島会場 10月13日~4月12日 申込〆切7月末まで】
各開催、定員20名です。現在続々と申し込み頂いております。
fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com
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■4.14 JACK中部勉強会in名古屋にて登壇します。
私の話はともかく、カリスマ蜘手理事長のレイヤーマネジメント論は必聴だと思います!
JACKメンバー以外での参加もOK!です。
https://www.facebook.com/events/513356432386024/
■4.18 業界の風雲児達と共にセミナーに登壇します。@大阪
ハウジング・アクティブ・ソリューションのセミナーに参加することになりました。
何と!参加費無料とのことです。ご都合が合えば是非ご参加ください!