古来からの大工の伝統文化を守りつづける祝い唄。

またまた夏は蒸し暑く冬は底冷えするといわれる京都に来ています。
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昨日参加していた京阪神の工務店が集まって情報交換と情報共有の機会を持ちながら学び合う研修会での事でした。
京都で創業80年という長い歴史をもち代々大工の棟梁としての伝統と文化を受け継いで来られた(同じ歳の!)社長のお話を聞いて、大変感銘を受けたのです。
その社長は動画付きのパワーポイントで自社の取組を紹介されたのですが、その中で上棟祭の折りに披露される祝い唄なるものを公開してくださいました。
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その節回しといい、歌詞といいそれは感動的なもので、田舎のお葬式で死者を弔いながら皆で延々と歌いつづけるエンカにも少し似た郷愁を誘うこの祝い唄、昔の工務店は皆、建前が終わって宴会が始まると拍子木をうちながら、唄いはじめたといいます。
今ではすっかり見なくなった風習ですが、この京都のT永建設さんは今もなおその伝統を守って上棟祭を執り行われているとのこと。
そして奇遇にも今日が上棟の現場があり、この祝い唄を披露するのですよ、
と、おっしゃって頂き、これは一期一会やな、とピン!ときた私は早速(無理矢理)京都までやってきて、上棟祭に参加させて頂きました。
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手水をとってお清めをしてから現場に入るとか、80年間使い続けている祝い槌を使われたりとかなるほど、と今では省略してしまっている多くのことを見直すきっかけにもなりました。
モチロン、お祭り事だけではなく吉野の産地にこだわった桧の柱を使った家の組み上がりも見せて頂きましたし、無垢材を使った金物工法の可能性についてのレクチャーもしっかりと受けたり、木造軸組工法における許容応力度の計算の必要性と計算することによってのメリットなど、工務店新時代の幕開けには知っておかねばならない情報の糸口に触ることも出来ました。
T永社長!本当に勉強になりました、有難うございました。
Nムラさん、運転お疲れ様でした、本当にありがとうございました。
ご縁に心より感謝致します。
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帰りに12年前、平成の大改修を始める前の大法要のステージ作りの応援に(職人として)やってきていた本願寺の前を通りかかりました。
親鸞聖人いわく、
今、命があなたを生きている。
本当に京都は示唆に富んでます。
グリーンリモデル診断と、私達の環境へ考え方です。
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今日のECO=帰りはね ちゃんと電車で いにました
行きはN村さんのご好意に甘えてしまいました。
話も伺いたかったしね、(笑)
重ね重ねありがとうございました。

今年のテーマは
『橋』
235個目の架け橋=工務店 すごい人たち だらけです
最近つくづく思います、そしてご縁に感謝します。
もっとしっかりしなければ、、と思うこともしきりです。
今日の会長のように堂々と人様の前で唄いあげるには30年はかかりそう、、
がんばれ、俺!

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またもや転落しております、、(涙、)
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「古来からの大工の伝統文化を守りつづける祝い唄。」への2件のフィードバック

  1. 牧野眞一です。お世話になります。
    上棟式の祝い唄、私も聴いてみたいです。
    温故知新の温故を、地でなさっておられる会社さん、何者にも代え難い強い存在なのだと思います。
    ありがとうございました。

  2. 牧野さんこんばんわ
    そのうち、私が披露する域に達した時にお聞かせするように致します。
    私には30年早いと言う事が京都まで行ってつくづく分かりました。
    (大工だった)ひい爺さんの頃はきっと唄っていたのだと思いますが、完全に途切れてしまっている事をただ、残念に思います。
    そのうち、ご披露できるようにがんばります。
    ありがとうございました。

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