同時多発オファーの優位性と看板戦略。

5月25日曇り

 

裏通りの小さな名店

5月ももうすぐ終わり、今月は出張や団体の総会、理事会がてんこ盛りで随分と忙しい毎日となりましたが、それに輪をかけて6月のスケジュールはパンパン。昨日のひょうご木づかい王国学校の理事会で今後の研修会や会議の予定を入れると大まか全部カレンダーが埋まってしまいました。。大丈夫かしら、、

話は変わって、先日打ち合わせがてら神戸駅の近くの中華料理屋さんで食事をしました。神戸地方裁判所前の通りにある小さな中華料理店で普段なら絶対に歩く事がないような道路沿いにあり、神戸駅から歩いて10分近くかかり、決してロケーションが良い店とは言えません。

この店に行くのは2回目で、以前はランチに坦々麺を食しに伺いました。わざわざそこに行ったのは、知り合いから「あそこのお店の坦々麺がおいしいから一度、是非行ってみて」と勧められたからなのですが、それが1人ではなく全く関係のない2人の方から勧められ、また、「夜のメニューもみんなおいしいから!」とお二人ともが口を揃えて言っておられたのを思い出したからです。

 

 

 

人は忘れっぽくて、しかも新しもん好き。

自分自身は特にその傾向が強いように思っています。一度行ったお店を覚えていて少し歩くけどあそこに美味しいお店があるから行こうなどと言う事は滅多にありません。その意味ではこの中華料理屋さんは少し特殊となりますが、なぜ印象に残っていたか、思い出していくことになったかと言うと2方向からの推薦が強く記憶に残っていたからではないかと思います。実際に、坦々麺がおいしかったこともありますが、昼間に中華料理屋さんでラーメンを食って違う機会で同じ店に晩御飯を食べに行ったことなど今までないことを考えると単においしかっただけでは無いということです。

 

 

メディアミックスの時代

第三者的立場からの2方向、3方向からの情報は一人称からのみの情報に比べて信頼性を圧倒的に高めます。これはどんなビジネスでも当てはまると思っていて、メディアミックスの時代と言われる現代においてはずいぶん当たり前になっておりますが、様々なメディアを使って情報発信をしたところで情報を届けたい潜在顧客にうまく届くとは限りません。理屈は誰もがわかっているところですが、実際にできるかどうかはまた別の話で、全く別の分野での取り組みを同時に行う必要があります。
マーケティング的な観点で言うと口コミや紹介をもらえるように自社のサービスをブラッシュアップしていく事が何よりも重要となりますが、認知を広げる、存在を知ってもらうことの必要性も強く感じています。地域に密着するビジネスならばなおさらです。

 

 

野立て看板戦略

私たちが認知を広げるために行っている事の1つに地域の方々にに知ってもらうための看板戦略があります。アナログというか、ベタに過ぎる気がしますが、これがなかなかバカに出来ません。おらが町の駅前のメイン通りに位置する野立て看板は名刺と同じロゴを大きく描いている事もあり、神戸の西地区の人に名刺をきると、「どこかで見たことがあるような、」とか、「知っている気がしします、」とか、「あー、伊川谷の川沿いに看板がありますね」とか、非常に薄い認知ではありますが、非常に高い確率で親近感を覚えてもらえます。なので、事業所の近隣の住民への認知も非常に高く、「看板を見て来ました。」と飛び込んで来られる方も(業者さん含めて)少なくありません。看板で伝える事が出来る情報は少なく、強い印象を与える事は出来なくても、2方向、その方向からの同時多発的オファーの1つとして機能している事は間違いありません。

 

 

物言わぬ営業マン

そんなすみれの看板を本日5年ぶりにリニューアルしておりまして、「家は建ててからがスタート」と私たちの事業の方向性を表したスローガンをシンプルに掲げています。地域の人たちに私たちの存在と事業の方向性を認知してもらえるように営業マンのいない会社の喋らない営業担当として新たな活躍してくれることを祈ってます。(^ ^)

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