『駅』の定義。

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比良山の上に青空が見えるなんて!
気持ちの良い秋空のした、昼からお休みを頂いて月に一度のお稽古に湖西の街まで行ってきました。
その帰り、京都駅で乗り換えるついでに前から気になっていた『駅ミュージアム』に立ち寄って来ました。
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お目当てはモーリス・ユトリロ展。
一杯のワインとひと時の酩酊のために傑作を描きつづけたと言われるご存知の通り20世紀を代表する画家です。
今回の展覧会は日本初公開の作品も多く、不安定で危険な感情を押し込めるように描かれた『白の時代』から晩年の魂を自由に解き放たれたような作品までを時代の変遷と共に辿れる展示となっておりました。
オススメですが残念、本日が最終日でした。
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それにしてもこの京都駅、行きはいつもホームにあるうどん屋さんで昼食を摂るし、夕方ミュージアムに行こうと改札を出ると、(何故か)メキシカン・コンサートをやってるし、
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空中通路では無料の『幕末の人物展』をやってるし、
かえりには3階でこんな真摯な催しも、
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原爆と人間展。
京都の市民団体が音頭をとり、忘れざる、いや、忘れべかざる出来事に目を向ける展示を繰り返し行っているとのことでした。
こうなってくると、『駅』はどこにでも行ける交通の拠点という定義ではとても間に合いませんが、それにしても刺激的なスポットになったものです。
その基本に大階段や空中通路をなどの『場』を作っている建築があるという事実を再認識するとともに、その偉大さにも気付かされました。
想いをカタチにするということはヒトモノカネの全てが集まり交わりそして生み出されて行く場を作ることであり、それは無限に広がる凄い可能性を秘めた(大きな責任を伴っての)所業なのだということでしょう。
造り手として今一度、心します。
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今日のECO=電車内 勉強仕事 進めれば
時間が掛かることはロスではなくなります。
今年のテーマは『橋』
287個目の架け橋=アダルトな 記念日の夜は やっさんに
繋がりは細く長くでも良いと思います、機会をしっかりと活かせることが肝要では。

「『駅』の定義。」への2件のフィードバック

  1. 牧野眞一です。お世話になります。
    確かに「駅」は、不特定多数の方々が、何かしらの用事で通過していきますね。
    そうした特徴を生かしたビジネスが少し出だしていますね。
    駅構内に出来ている、理髪店は、お客様心理を突いた素晴らしいビジネスです。しかも、公衆便所付近にあるのは、鏡を見て「もう、そろそろかな~」と思った所に店があり、行きたくなる心理をあおっています。
    中身の文面とかけ離れた事、お詫び致します。
    ありがとうございました。

  2. 牧野さんいつもありがとうございます。
    名古屋のきしめんやしかり、京都の九条ネギを載せる立ち食いうどん然り、簡単お手軽なメニューに少しだけその場所の独自性を付け加えるだけで凄い不可価値をつけることに成功してますね、駅ビジネスの醍醐味だと思います。
    ありがとうございました。

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