8月15日 曇り時々雨
雨の甲子園。
火曜日は朝活の日。なのですが、今朝は長野の経営者仲間のご子息が甲子園でエースとして活躍されているのを応援に行きたくて、しかも第一試合ということで倫理法人会はお休みをさせてもらいました。しかし、朝目を覚ましてみると空は雨模様で、怪しそうな天気を心配しながら身支度を整えて出て行こうとしたところ、雨天中止、順延の連絡が飛び込んで来ました。雨は今日一日で上がって明日は晴れるようなので、私も応援は順延して今日は事務所でしっぽりとデスクワークの1日に切り替えました。
世間様と逆の行動。
世間様はお盆の真っ最中なようですが、すみれ事務所はシフト制で水曜日の定休日以外は順番に誰かしら出社してくれており、今日も設計スタッフが3名出社、全く普段通りの平常営業な感じです。毎年、お盆は私も普段通り以上に事務所にいることが多いような気がします。(笑)
ビジネス系メルマガ日本一の鮒谷さんがいつも世間様がゆっくりしている時ほど、がっつりと働くことを推奨されておりますが、(よく言えば)私も同じ思考ということになるのかも知れません。
日々刻々を配信する力
さて、その鮒谷さんは「平成進化論」なるメールマガジンを毎日欠かさず配信し続けておられまして、5000回を超えているとのことですから足掛け14年くらいになるのでしょうか。私もずいぶん昔から愛読させていただいておりますが、日々刻々の気づきや学びの記録を残し、配信することでご自身のビジネスのコアを作っておられる姿、発信したことを実際の行動に移し、成果を挙げられているのには甚く感銘を受けると共に尊敬してやみません。(セミナー等には日程が合わず、会ったことはありませんが、)私の憧れの人物の一人です。
積み重ね、継続して得るもの。
私の場合はメールマガジンの配信も(月に2回程度の低頻度ですが)一応、「職人起業塾通信」という名前で行っておりますが、日々刻々の気づきや学びを書き残し、発信する場の中心はこのブログとなっておりまして、来月でとうとう丸10年を過ぎて11年目に突入します。自分でも毎日よく続けて来たなーと思いますし、2年ほど前からは日曜日の更新をお休みすることにしましたが、それまでは文字通り365日欠かさず更新を続けておりました。振り返って読むに値しない稚拙なブログも多く書いており、今読むと恥ずかしい限りではありますが、それでも書き続けたことで様々なことが進化し、変容できたと思っています。ブログの書き方一つ(内容ならもっとですが)にしても、10年前に比すると別人の文章のように思える程、日々の積み重ねって人を変えるのだと改めて思います。
他力本願での成長。
このように書くと、進化、変容はまるで自分の力で積み重ねて来た努力の成果のように聞こえますが、その実、全くもってそんなことはなくて、数年に一度、様々な人の影響を受けて、その真似をすることによって変わって来た、変えて来たというのが正直なところです。別に繰り返し同じことを積み重ねて来ただけで独創性が生まれて自然と変わっていく訳ではないと思っていて、前述の鮒谷さんもその一人ですが常に他者の情報発信を見て、自分を比べて劣っているところ、欠落しているところを戒め、補完することを心がけて来たからで、重要なのは新しい変化を自分に起こそうと思えるような人とのご縁を頂くことであり、常にその刺激を求める姿勢を保つことだと思うのです。
新しい世界に触れる重要さ
そんな観点から見た時、先日のしまなみ海道の大三島にてオープン準備を進めているオオミシマスペースを主宰される徳見さん、増田さん夫婦や私も参加してそのビジネスモデルをワークショップで考える機会を与えてくれたUXKANSAI、今回のワークショップにも参加くださったUXKANSAI運営メンバーを中心とするコミュニティのメンバーさん、そして講師であり、UXの世界で第一人者の浅野先生との出会いは近年では非常に大きな出来事だったように思います。建築業界とは全く縁のなさそうな研修会に飛び込み参加して本当に良かったと心から思っているし、お陰で先行き不透明に過ぎる建築業界においての未来に向けての展望が少しずつ見えて来たような気がします。
当事者になって初めて気付くこと。
そんな深い学びを頂けたと思えるのも、研修やイベントでことある毎に皆さんがブログやfbで振り返りの感想、気づき、今後に生かすポイントをアウトプットしてくれるからであり、その精度が非常に高く、同じ体験をしている自分の気づかなかったところに気づかせてもらったのも一度や二度ではありません。浅野先生が「ブログを書くまでが研修」と口を酸っぱくして言われているのは自分自身がアウトプットすることにより考えをまとめて理解を深めることもありますが、同じ事象を多方向から見て自らの理解をじっくりと検証することが出来るからだと改めて実感しました。全く同じ仕組みをすみれ本社で開催している【元祖】職人起業塾でも以前から行っておりますが、自分が学ぶ当事者になって改めてその重要さに気づいた次第です。
愛すべきヒーロー、小田さんのブログのご紹介。
そんなこんなで、先日のしまなみ海道のワークショップでの振り返りを書いてくれた小田さんのブログを紹介したいと思います。こちら→DIYワークショップ@オオミシマスペース
ついでのその前週に開催した富士登山ご来光ツアーにも小田さんは参加してくれており、そのブログも非常に秀逸だったので、紹介させて頂きます。こちら→2017夏の富士登山ご来光ツアー
そんな小田さんが私のfb投稿にコメントしてくれた言葉が非常に素晴らしく、私がワークショップで伝えたかったことを参加者として理解、アウトプットしてくれたのには少しばかり胸が熱くなりました。以下に転載、感謝です。
一歩先も視界に入れながら、目先にある半歩先に手を打つ。
繰り返す釘打ちでは、埋まった釘の先端方向を意識しながら、確実に釘の頭を打つ。丸ノコでは、ノコ先端の切り欠きを罫書きに合わせながら、木材と当たる刃先を合わせる。
認知的に難しいことでしたが、他のシーンでも引き出して活用したいです。ご鞭撻ありがとうございました。:小田哲也語録
職人的思考の汎用性。
私は現在、神戸の小さな工務店の経営と同時に全国の職人や現場監督といった現場実務者の教育事業を行っております。そこで伝えているのは実は職人的思考であり、小田さんが書いてくれていたような先をイメージする力とそれを実現する為に知識やスキルを身につける意欲とそこから生み出される習慣の重要さです。それがしっかりと理解してもらえれば顧客との最大の接点となる実際の現場での実務で大きな成果を上げて顧客満足を得て卓越した存在になれると思っているし、私自身も長年に渡って実践して来ました。この思考が無一文の大工職人から起業してなんとか17年に渡り事業を続けてこれた原動力と言っても過言ではありません。
実現力こそ、喜ばれる根源。
オオミシマスペースでのワークショップで例えると、開催前に現場の状況を写真だけで確認して、参加人数とタイムテーブル、スケジュールを訊いた上で2日間で予定通りの作業を終えることができるか否かを勘案し、無理だと判断したら前乗りして準備をするとか、道具の選択を2段構えで行うとか、それら目標達成に向けての実際の計画を立てるのは全て、やって見なければわからないことをシュミレーションし、イメージを観に行って人の動きや段取りを掴めてこそであり、この思考が想いをカタチに変える実現力を高めます。職人として最も重要であり、また現場で体を動かし、実際にモノづくりに携わっていればこそ身につく能力だとも思っています。これさえ出来るようになれば、どこに行っても喜ばれる人になれると思っていて、すみれの大工スタッフしかり、職人起業塾の塾生さんしかり、お付き合い頂いている皆さんには是非ともイメージ力と周りを思いやってのシュミレーションする能力を身につけてもらいたいと心から思っています。
頑張ってください。(笑)
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