現場マネジメント千本ノック。

10月13日 曇り時々雨

 

10年に一度のトラブル。

朝からドタバタとした1日になりました。つい先日、月末に予定している訪台の準備に航空便のチケットを購入しようと思ったら、あろうことかパスポートの期限が明後日で切れてしまうことに気がつきました。慌てて書類を揃えて、証明写真を撮りに行って、朝から三宮にある旅券事務所に飛び込むように駆け込んでなんとか申請を済ますことができました。後はパスポートが交付されるまで飛行機の空席がなくならないように祈るばかりです。(苦笑)
10年に一度のトラブルに見舞われたというか、もっと早くに気がついていれば三宮に出るついでに済むようなことが、うっかりしていると緊急性の高い最優先のタスクになってしまうことに反省することしきりです、、

 

 

もうすぐ発刊!

旅券事務所で申請を終えた後はすぐ近くにオフィスを構えるオフィス什器の商社さんに店舗工事の相談を受けての打ち合わせ。知り合いの女性コンサルタントからの紹介でしたが、行ってみると担当者さんは数ヶ月前にその会社の本社に企業訪問させていただいた折にご案内してくれていた方で、世間は狭いなー、と顔を見合わせました。思わぬ再会がいいご縁になれば幸いです。Kちゃん、ご紹介ありがとうございました。店舗の打ち合わせを終えた後はトンボ帰りで帰社して新築を検討中のお客様のヒアリングに同席して地場産木材の活用を強く勧めると共に、兵庫県産木材利用特別ローンと地域型グリーン化住宅の助成金の活用をご案内しました。住宅メーカーとは少し違うご提案ができたのでは無いかと思います。夕方からはリフォーム現場の完工引き渡しに同行後、神戸ハーバーランドに移動してひょうご木づかい王国学校のオリジナル雑誌の発刊を記念しての決起大会と付帯サービスの勉強会、そして懇親会と朝から晩まで内容の濃い1日となりました。

 

現場マネジメント改革100連発!

話は変わって、、昨日のブログでパターン化と概念化を行うことの重要性を延々と書きましたが、最近、私の中ではそれがちょっとしたブームになっておりまして、パターンの模索から実務の改善へのヒントを得るようにあれこれと試みております。そんな一つに、先日TOTO西神ショールームで開催したリモデル大学なる勉強会で講師を務めた際に建築現場の実務にその事例のパターンを見出して、概念化することによって落とし込む試みを行ってみました。題して、「現場マネジメント改革100連発!」この勉強会では、マーケティングを切り口に1時間半位の短い時間ではありますが、経営者や現場実務の方々と業務改善をするためのきっかけとなるワークショップやセミナーを継続的に行っています。今回のセミナーでは、兵庫県下の広い地域からも多くの参加者がこられており、白熱教室風の対話をしながら難しく考えがちなマーケティングやマネジメントについてわかりやすく紐解く時間を持ちました。

 

 

マーケティングはマネジメントが支える。

マーケティングの定義をピーター・F・ドラッカー博士が提言された「一切の売り込みをなくすること」と定義した時、行うべきは生涯顧客の創造であり建築業界においてそれを成すには現場で作り上げる建物、そしてそこに暮らす顧客の喜びがなければなりません。我々ものづくりに携わるものは、売って終わりではなく作りそして維持するところまでがセットのサービスだと考えるべきです。そして顧客満足とは初めの問い合わせから見積もり、プランニング、施工、アフターサービスと顧客との出会いから出来上がった建物に暮らし始めた後までの一環したマネジメントが必要です。結局マーケティングと言うのは、マネジメントが下支えしているということになります。

 

 

もし現場実務者がドラッカーを読んだら

セミナーではドラッカー博士の「マネジメント」とともにその有名な著書を誰にでも分かりやすくそして楽しく読めるようにした「もしドラ」でブレイクした」もしも女子高生マネージャーがドラッカーを読んだら」を紹介し、受講生のみなさんに「もし現場実務者がドラッカーを読んだら」を実践してもらえるようにと紹介しました。実際のワークショップでは、これまでうまくいったこと、うまくいかずににクレームになったり、お客様に叱られたりしたような経験を1人ずつ発表してもらいました。よかったことやよくなかった事を数多く事例を出してもらうことで、お客様によろこばれ、繰り返しの注文をもらったり、新たな顧客を紹介されたりした時はどんなパターンがあるのか、その逆にうまくいかずに顧客に満足してもらえなかったのはどのような時なのかを羅列してそのパターンを探ってもらいました。
 

千本ノックで見えてくるもの。

ワークを通して参加者全員に出してもらった成功事例も失敗事例も、上位下位関係分析法的に大きな概念にまとめていくと最終的には当たり前のことを当たり前にきちんとやり切ると言うことに行き渡るように感じました。100連発とまではいきませんでしたが、数多くの事例を知り、うまくいったパタンを踏襲し、失敗したことを教訓にすることができれば現場マネジメントは圧倒的に良くなるはずで、それが顧客満足に直結すると考えています。遠いところからの模倣はイノベーションを起こすのに必要だと先日このブログで紹介した「模倣の経営学」には書いてありましたが、千本ノックの練習をするように身近な等身大の事例を数多く知りそのパターンを読み取ることこそマネジメントの改善につながると思っています。そして、その入り口はやっぱり当たり前の事に尽きると思うのです。原理原則を守る意識、いかなる時も持ち続けたいと思います。

 

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