野に咲く黄色い花が教えてくれるセンスの磨き方。

10月14日曇り

 

カメレオン的一日。

今日も朝活、昨夜のひょうご木づかい王国学校オリジナル雑誌発刊に際しての決起大会&懇親会の余韻を若干引きずりつつ、朝の6時から工務部による月次現場精算と工程確認のミーティング。倫理法人会やBNIに参加しだしたことがきっかけで、朝の時間の活用が非常に良いと認識したこともあり、最近になって夜にやっていたミーティングを早朝に切り替えてます。朝6時に集合して皆が現場に向かう前にミーティングを終えるのはなかなか良いものです。(工務店経営者として)サクサクとミーティングを終えた後は、私も(統括現場管理者として)工場の改修工事の着工に立ち会い、相変わらず細かなことをチクチクと指摘してきました。午前中は(ひょうご木づかい王国学校代表として)篠山の地場産木材を活用する方法論を模索している方との情報交換、昼からは(職人起業塾 塾長として)加東市へ来年1月開講の職人起業塾@大阪に新たに参画される企業に訪問して研修講座の目的や意義などの内容と助成金活用の説明、夕方からは(店舗工事会社の担当者として)ご紹介いただいた姫路の焼肉店のオープン予定地の現場調査と今日もめまぐるしくいろんな役割をこなす慌ただしい1日を過ごしました。(笑)

 

セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウ

野に咲く黄色い花

姫路への移動の途中、あまり通ることのない田舎道を延々と走りながら目に入ったのは、大量に群生しているセイタカアワダチソウです。いわゆる外来種の雑草の1種であり、誰も水をやったり肥料を与えたりしていないにもかかわらず、あちらこちらに一面に咲き誇る黄色い花を見て自然の力のたくましさを改めて感じました。そういえば、最近アレルゲンとしてよく耳にするようになったブタクサって同じようなイメージやけど、一緒の草の呼び名違いやったっけ?なんてことを考えながら走っていたら、そういえば!と以前このブログで同じようなことを書いたような記憶が蘇りました。2008年に書いていたその記事を読んでみると、なんとセイタカアワダチソウと麒麟草を間違えていた、という内容になっており、(同じアキノキリンソウ属ですがもちろん勘違い)しかもついでに調べてみたらブタクサとセイタカアワダチソウとは全く違う種(同じアキノキリンソウ属みたいですが)とのこと。自分ながら、あまりの記憶の曖昧さというか、適当さというか、9年前とはいえ、自分が以前に書いたことをこれだけよくも忘れていたな、と驚きました。(笑)
これ→単なる思い込みと勘違いで、絶滅に追い込んだりすることが、あると思います。

 

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

日本の素晴らしさに気づく

麒麟草とセイタカアワダチソウとブタクサを混同していたついては、どーでもいいことではありますが、昔のブログを振り返って読んで見て、「おー、なるほどー」と思ったことが幾つかあります。一つ目は私のような花に縁のないおっさんが、曲がりなりにも野に咲く花に興味を持ってしまったという事実です。これはどうゆうことかと申しますと、季節の移り変わりに敏感になったということで、日本というと世界でも珍しい四季の移ろいを美しい風景で楽しめる国ですが、長年そんな「美」に縁がなかった私のようなおっさんがその素晴らしさに気がつく感性を育てているということです。これは完全に10年以上にも渡って毎日このブログを書いているからこそで、(ネタ探しに)日々刻々と変化する事象に目を向け、書き留める習慣の賜物です。残念ながら以前に調べたことはすっかり忘れてましたが、それでも、黄色い花を見て、外来種の花だとか、花粉がアレルギーの原因になっているとか、同じ属にあたる違う種の花だとかわかるようになったこと自体、すごいことです。(笑)

 

ブタクサ
ブタクサ

体験を経験に転換

私のようなおっさんが野に咲く花のことに詳しくなったからって、どーってことない、と思ってしまいますが、実はこれって花のことに限ったことではなく、このブログに取り上げるあらゆることについて、単なる体験をしてきただけではなくログを書き残し、書く前に知らないことを調べて確認する習慣をもつことで経験として蓄積することができていると思うのです。セイタカアワダチソウ以前の記事についてはぼんやりとしか覚えておりませんでしたが、黄色い花について書いたことは覚えておりましたし、以前の(拙い)記事を読むことでその当時何を考えていたのかを振り返ることができます。見たこと、聞いたこと、知ったことを自分のものにするには、インプットした内容をアウトプットすることが最も効果があると言われており、セミナーで聞いたことは自分で同じセミナーを誰かに説明することで咀嚼され、理解が深まるのは自分自身の経験則でも間違い無いと思っています。その意味で、10年以上にも渡って毎日ブログを書き続けてきたことは今振り返ると非常に大きな財産になっているのかも知れません。

 

 

センスとは感性

「経営はセンス」という言葉をこのところやたらよく耳にしたり、目にしたりするようになりました。技術でも知識でも無いセンスとは、ウィキペディアによると、「英語で五感の意味。転じて、美的感覚や感性のこと。才能と似た意味である。」とのことで、ロジカルな論理の組み立てでは磨きようが無いぼんやりとした位置付けのセンスを磨くというのは額面通りに受け取ると感性を磨くしかないようです。私の場合、あまり意識して感性を磨いてきたことはありませんが、上述のようにブログを書き綴り続けることで(ネタを探す習慣が身につき)野の花に興味を持つことや繰り返しそれにまつわることを調べたり、情報発信したりするようになったこと自体が四季の移り変わりなど全く眼中に無く我武者羅に働いていた時から比べると、少なくとも感性は豊かになっており、センスも少しは身についているように思います。

 

 

感性は経験が磨く

全くの私見ですが、「センスがいい」とは感性が高いという他にも、垢抜けていたり、バランス感覚が優れていたり、才能があったりとスマートに成果を出すスキルのような意味合いもあると思います。それらを考えた時にまず初めの必要条件に、多くの知識があること、経験を積んでいるということがあると思うのです。建築の世界でセンスがいいデザイナーや建築士と話すと、圧倒的に持っている豊富な情報量に驚かされます。意匠の世界ではなく施工品質においてもセンスのいい計画をする人、センスのいい施工をする人も経験の豊富なこと、ありとあらゆる事例を知っていることが大前提にあるように感じます。なんでも知っている、選択肢を数多く持っている。その上で最高のチョイスが出来ることがセンスがいい仕事につながるのでは無いかと。その意味からすると、ブログを毎日書き続けて、体験を咀嚼して経験に変換して書き残すことはなかなか目に見えた成果には結びつきにくいかも知れませんが、センスを磨くのに大いに役立つのでは無いか、なんて思ったのです。ただ続けりゃ良いってものではありませんが、真面目に取り組みめば、思いも寄らない力が身についたりするのかな、なんて思うのです。あと、10年、このブログ、頑張って書き続けて見ようかと思います。(笑)


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